●月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」 丸山学(著)
月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」DO Books
「資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法」の著者丸山学さんの新刊が発売されるそうです。現在、アマゾンキャンペーン実施中です(2/27~3/5)
プレゼントの詳細はこちらにあります。丸山学書籍 『月100万円のキャッシュが残る10の利益モデル』
山田真哉さん、経沢香保子さん、金森重樹さん、臼井由妃さんと、そうそうたるメンバーの推薦文が帯に書かれていますが、その中でも気になったのは、金森重樹さんの推薦文。以下引用します。
金森重樹 様 通販大家さん代表「もはや売上を誇示する時代ではない―売上などM&Aによって、いくらでも増やすことが可能になった現代、いくら稼げるかではなく、いくら手残りがあるかが大切なのだ。本書は、日本版『ザ・プロフィット』として示唆に富む内容であり、今まさにあなたが必要な書と言えるだろう」
「ザ・プロフィット」は最後まで読むのを諦めた本なのですが、この本を読んでからもう一度トライしてみようかと思っています。
それにしても、丸山学さんのWebで紹介されている『利益モデル』構築に役立つ書籍の5冊のうち、3冊持っているのですが、どれもちゃんと読んでません。。。。。利益モデルは私にとって鬼門なのかも。。。。(というか、ページすら開いてないのもあるのですが)
関連書籍
●勝ちたければ現場をつかめ ! 藤巻幸夫(著)
元伊勢丹のカリスマバイヤー、最近では民事再生法を適用した福助の社長に就任し、1年で黒字転化させ、現在はイトーヨーカ堂取締役執行役員の藤巻幸夫さんの著書です。
火曜日に中島孝志先生の「原理原則研究会」でジャンケンに勝ち(笑)、戴いてきました。そこでも人気の高かったこの本、藤巻氏が直接自分に話してくれるような口語体の文章が親近感を沸かせてくれます。
ここでもまた私が目にしたのは、時間をメモる事。藤巻さんはその日の出来事を見開き2ページのスケジュール表の右側に何でもメモしておくと言います。1週間後に再度見直し、内容を整理分析し、それを1枚のシートにする。
「読むべき(読んだ)本」「気に入った言葉(だれそれの発言)」「素敵な店」・・・分類は自分流でかまわないから、ポイントを整理して1枚のシートにするといい。1年間この作業を続けると、53枚のシートができる。
(略)
1年間の思考内容、行動パターン、生かした情報や生かせなかった情報、積極的にかかわったことやそうじゃなかったこと・・・・全て53枚のシートから読み取れる
まさに、経営者の条件 や 私はどうして販売外交に成功したか で言っていたことと同じ。記録の重要性はここでもいやおう無しです。
さすがカリスマバイヤーだけあって、伊勢丹のバーゲン売り場を担当していた下積み時代はテストの連続です。5分に一度ディスプレイを替えて、お客の反応を見る。仮説を立てたらすぐにやってみて、1つずつ結果を実証していく毎日。コンサルタントの言うことや本に書いてあることをそのまま鵜呑みにするのではなく、全て実証してみるという行動はまさに「勝ちたければ現場をつかめ!」そのものです。
文章の間隔も広めで、とても読みやすいのですが、見返してみるたびに新しい発見があります。さりげなく書かれていて最初は気にも留めていなかった文章が何度目かに急に目に入って来ます。自分ブランドの作り方、目標設定のやり方、色々な視点で何度も読み返しています。
●私はどうして販売外交に成功したか フランク・ベトガー(著)
先日、ドラッカーの「経営者の条件」を読み、強く印象に残ったのが、「自分の時間をどう使っているか、定期的に記録し再検討する事」でした。
そういえば、同じ事を言っていた本があったと思い出し、書棚から取り出したのが、この「私はどうして販売外交に成功したか」です。確か、半年以上前に買いました。この本はご存知の方も多いと思いますが、営業マンにとってはかなり有名な名著であり古典です。
■自分の行動を記録する
著者であるベトガーは、記録をとることで契約の70%まではたった1回の面談によって得たものであること、50%の時間は契約高の7パーセントに相当する取引を得るために費やされていたことに気がつきます。この事に気づくことで、次は自分の時間を契約率の高い顧客に注力することができるようになります。
まずは自分の行動を知ることから始めることの重要性が、ドラッカーもフランク・ベトガーも述べる共通の成功法則ではないかと感じました。
■影響力の武器
この本では「影響力の武器」で示された心理テクニックも自身の経験と合わせて紹介されています。ちなみに、「私はどうして販売外交に成功したか」の方が30年も前に書かれています。
例えば、顧客に紹介状を書いてもらう方法や、名前を反復する方法は、「影響力の武器」で言うところの「好意」ですし、服装に関する記述は「権威」、顧客に対して売込みではなく質問に徹し、顧客自ら答えを見つけ出すその方法は、まさに「コミットメントと一貫性」です。
もちろん、この本は題名のとおり、営業マンがいかに契約率を高め、顧客の信頼を得るかについて書かれている本ですが、今回のように別の視点で読んでも多くの気づきを得ることができる名著です。
P.S.
今回は以前読んだ際に貼ったポストイット部分だけを読みました(約10分)
ひとこと: 実はいま思考と行動における言語を読んでいるのですが、なかなか先に進まないです。。。。。
●経営者の条件 P・F. ドラッカー (著)
恥ずかしながら、今までドラッカーの名前は知っていても本を読んだことはありませんでした。ドラッカー氏亡き後、いくつもの本が出版されていますが、新刊を読む前に基本となる本書を先に読んでおいたほうが良いと思い手に取りました。
今まで縁が無かったのは、ドラッカー氏の本は経営者向けに書かれていると「勝手に」思っていたからで、この本を書店で手にとり、パラパラとめくった時にそうでないことを初めて知りました。本のタイトルは「経営者の条件」ではありますが、文中に頻繁に出てくるエグゼクティブは訳者も意図的に executive を「経営者」ではなく「エグゼクティブ」と訳しているように、経営者のみを指しません。ドラッカー氏の定義ではエクゼクティブは「知識労働者として、自らの組織の業績に貢献すべく行動し、意思決定を行う責任を持つ、あらゆる人」としています。 「トップであろうと、新人であろうと」エグゼクティブなのです。
この本で私が印象に残ったのは、時間管理と意思決定の方法です。
まず、時間管理ですが、「エグゼクティブの時間は、全て他人の自由にされてしまう時間である」という前提のもと、どう時間を有効に使うかに多くのページを割いています。初めに行うべき事は、自分の時間をどう使っているか、定期的に記録し再検討する事です。そして、その時間を排除するか、他人に委譲するなどの対応策を検討します。何はともあれ、自分の時間を、まずは記憶に頼らず記録する事から初めなければなりません。
次に、意思決定の方法ですが、以下の文を引用します。
行わなければならない意思決定は、満場一致で行えるようなものではない。相反する意見の衝突、異なる視点の対話、異なる判断の間の選択があって、初めてよく行いうる。したがって、意思決定においてもっとも重要な事は、意見の不一致が存在しないときには、意思決定を行うべきではない と言うことである
加えて以下のように忠告しています。
ここで、絶対にしてはならないことがある。「もう一度調べよう」という誘惑に負けてはならない。それは臆病者の手である。そして臆病者は、勇者が一度死ぬところを、1000回死ぬ。
いまから40年も前に書かれた本であるにもかかわらず、少しも古臭さを感じません。事例自体は古いものですが、現代のエグゼクティブにとっても重要な基本概念が丁寧に説明されています。今までこの本を避けていたことを悔しいと思うと同時に他のシリーズも続けて読んでみたいという衝動に駆られます。
既に2回読みましたが、それだけで全ての内容を理解するに至っていません。別の本を読むか、この本をもう一度読むか、思案のしどころです。
目次
第1章 成果をあげる能力は修得できる
第2章 汝の時間を知れ
第3章 どのような貢献ができるか
第4章 強みを生かせ
第5章 最も重要なことから始めよ
第6章 意思決定とは何か
第7章 成果をあげる意思決定とは
終章 成果をあげることを修得せよ
●コリン・ローズの加速学習法 の CD買いました
先日ご紹介したこのCD買って聞いてみました。CDに添付されているテキストには各レッスンの説明がマインドマップで描かれているのですが、マインドマップ自体は書籍とほぼ同じです。
内容も書籍と同じで復習するにはよいのですが、結局本を読んだほうが早いという感じです。(私が速聴のメリットを生かしきれてないのかもしれません)
CDの朗読は他のシリーズと同じく2倍速です。このCDには他のシリーズとは違って、最後には1倍速の朗読(催眠誘導)が入っています。これは、すでに2倍速を聞いているからなのか、催眠誘導だからなのかは判断できませんが、かなり遅いと感じます。
悪いことを書いてしまいましたが、満員電車で本も読めない方、コリン・ローズの本を読んだけど再度復習したい聴覚型の方(特に、本を口に出して読んだほうが記憶しやすい方がそうです)にはお勧めのCDです。私も何度か電車で聞いています。
P.S.
ちょうど、smoothさんのブログでも速聴(と言ってはいけないのかな?)についての記事を書かれています。シンクロしてしまいました。
サクセス・オーディオ・ライブラリー一覧(私は Vol.2 も持っています)
サクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版 Vol.1 「野心を抱け」ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.2 トップ・ゲティング・プログラムナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.3 シンプル・ライフ (CD付)ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
(CD2枚) サクセス・オーディオ・ライブラリー Vol.4 あなたから また買いたい!ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
●コリン・ローズの加速学習法 の CD
「コリン・ローズの加速学習法」は、フォトリーディングを学んだ方なら必ず紹介される本です。中にはマインド・マップ(のようなもの)やフォトリーディング(のようなもの)も詳しく紹介されていますし、他にも自己暗示のやり方(アファメーション)も載っています。今となっては、かなり有名になった方法もありますが、一度まとめて理解するには良い本です。日本語にあわせた無理やりのゴロあわせがちょっと気にはなりますが。
この「コリン・ローズの加速学習法」テキストのエッセンスをCDにしたのが、上にご紹介したオーディオライブラリです。
amazon の評価も(少ないですが)良いようです。このシリーズは1つ買いましたが、2倍速でも元々朗読が遅いようで聞くには全く問題ありません。初めてのCDは内容が確認できないのでのは結構躊躇するのですが、amazonの評価を信じて買ってみようと思います。
P.S.
最近、ちょっと時間が無いのと、電車に乗る時間が短くて、本を読めていないので。。。。。(言い訳)
●ツキを超える成功力 あなたが今よりもっと稼げて、もっと大きくなれる理由 西田文郎(著)
ツキを超える成功力 あなたが今よりもっと稼げて、もっと大きくなれる理由
この本の著者である西田文郎さんの本は全て読んできました。今回は、もっとお金を稼ぐことに集中した本といえます。
西田さんはツキに関してはとても前向きで、何事もツキがあると考えられる方です。ご本人の写真はどの本でも何枚も見ることができるのですが(それも必ず、有名人と一緒)、見事にハゲあげっています。若いころからハゲていたそうですが、これもツキと考え、「ビジネスにも役立っているハゲなのだ。もし、髪がふさふさだったらと考えると、ゾッとする」(「ツキの大原則」より)とまで言われる方です。私もハゲてれば良かったと、ちょっと悔しい思いもしました(笑)
著者の公式サイト:西田文郎公式サイト
このツキの専門家、西田さんの最新刊がこの「ツキを越える成功力」です。本書では成功者になるための心構え、考え方を順を追って解説していくのですが、最終的に行き着くのは「無欲になりたいという究極の欲求」だと言います。そして「自分のための成功もいいが、自分だけではつまらない。そう思えるまで、がむしゃらに稼げ。とことん努力せよ。」と結論付けます。
勝ち負けにこだわり、恋人も捨て、悔しさをばねに強欲に稼ぎに走る。その先には使命感が芽生え、最後には無欲になる。本当の成功者とは最後には無欲になるのだと。99.99%の人はそこにはたどり着けないが一部の人にはその心理レベルがやってくる。ヤマト運輸の小倉氏のように。
この本で著者が一番言いたかったのは、みんなもそのレベルを目指してみないか?と、一緒に仲間にならないか?と、問いたかったのだと感じました。
自分もその域に達してみたいと強く思わせるほどの印象を与えてくれた本です。
ひとこと:全財産を捨てても人のために「無欲になりたい」と思う日はいつ来るのだろう?
目次
序章 商売繁盛の真理
第1章 本気―ぼちぼち稼ぐ人になれる成功力
第2章 他喜力―ぼちぼち稼ぐ人を抜け出る成功力
第3章 強欲―大きく稼ぐ人になれる成功力
第4章 使命感―もの凄く稼ぐ人になれる成功力
第5章 無欲―もう稼ぐのは十分な人だけが授かる成功力
終章 ツキと運の原理
私が今まで読んだ本:
面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
人生の目的が見つかる魔法の杖
No.1理論―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」
●実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか Harvard business school press
知識は存在するのになぜ行動に移せないのか、その課題について多くの事例を元にその原因と解決策を示したのがこの本です。
高いコンサルタントを雇い、社内で長期間にわたる議論を行い、全員の意識が一致し、結論も出たはずの課題がいつまでたっても実行に移せないのはなぜか?そこにはさまざまな落とし穴が存在します。すばらしいプレゼンテーション、スマートな発言の数々、計画立案、レポート作成、逆にそれが知識を得た、やった気になるという錯覚に陥ります。
この本では、「影響力の武器」の著者であるロバート・チャルディーニの指摘も引用されています。それは。「社会的証明」と「一貫性を破りたくない」の2点。すでにこの本を読んだ方であれば意味はお分かりですね。
では、どうすればその問題を解決することができるのか。ここで、私が感じたのは「暗黙知」の重要性です。これは田坂広志さんの本でも幾度と無く出てくるキーワードです。いくら言葉で説明しても、いくらよいアイデアを考えても、結局は実行してみなければ意味が無い。現場を知っているのはあくまで現場の人であり、言葉ですべてを上層部に伝えることはできない。だから、一番よい解決策は当事者を参加させ、恐怖心を取り除くこと(失敗しても悪いようにはしないことを確約するなど)がマネージメントとしての役割であると理解しました。
もうひとつ重要なのは個人に対する評価をできるだけ取り除くことです。個人に対して特別なインセンティブを与えるということは、それが相対評価である限り、人よりも成果をあげなくてはならなくなる。つまり、個人が知識を他人に伝えなくなります。
この本には他にも幾多の事例が載せられているのですが、私が特に印象に残った部分でした。
「その問題って、前にも同じ事話し合わなかったっけ?」といつも思っている方、皆様にお勧めの本です。
ひとこと:第2章「言葉を行動と錯覚してはいないか?」は、普段コンサルタントという立場でお客様と接している者として、何度も頭をガツンと殴られる感覚がありました。
関連する本
なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得 田坂 広志 (著)
知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得 田坂 広志 (著)
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか
目次
1 知識は実行してこそ価値がある
2 言葉を行動と錯覚してはいないか?
3 前例が思考を妨げる
4 恐怖心が行動をはばむ
5 評価方法が判断力を狂わせる
6 内部競争が敵をつくる
7 知識と行動のギャップを乗り越えた企業
8 知識を行動に変えよう