2008年8月 3日

●フォーカス・リーディング 寺田 昌嗣 (著)

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術 寺田 昌嗣

先日、この本の著者である寺田さんの速読体験講座に出席してきました。(シゴタノの大橋さんとも同席させていただきました。)

通常3日間の講座を6時間に短縮して、そのエッセンスを知るのがこの講座の目的です。

一言でいえば、寺田さんの速読は技術を教えるものだと感じました。
個人的にはフォトリーディングと通じるところはあると思うのですが、寺田さんの速読術は全て寺田さん個人の経験に加え、心理学や脳神経に関する学問も学んだ裏付けの上に成り立っているように感じます。

トレーニングでは意味のないひらがな、アルファベット(ロシア語?)、漢字が並んだ文章を高速に目で追う訓練を行うのですが、びっくりしたのは、寺田さんはその受講者の目の動きでどこを読んでいるのか分かってしまうことです。私の場合、「一行の下5文字は飛ばしてるでしょ」とか、意味のないアルファベットの行だけを飛ばして読んでいたら、「飛ばさずに追ってくださいね」って指摘されて、もうホントびっくりです。

おそらく、人が本を読んでいる姿を見れば、その人がどこを読んで、何を考えているかも分かってしまうのだと思うほどです。(たぶんわかるのだと思います)

「そんなばかな」と思われたら、寺田さんの会社の web に速読教室の様子が YouTube でアップされているので、そのビデオをご覧になってください。これは本当です。

正直に言うと、お勧めなのは、3日で10.5万円の速読術講座を受けて、そこで目の動きを見てもらうのが一番なのですが、残念ながら今年はもういっぱいのようです。
しかし、寺田さんの講座内容はこの「フォーカス・リーディング」にすべて記載されていますので、まずはこの本をお読みになる事をお勧めします。

特に、いままで数々の速読を試して失敗した方、この本を読んでもできなければ、あとは寺田さんの講座に出るしかありません。

amazon キャンペーンは今日(8/5)までです。詳しくはこちらをご覧ください。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年6月24日

●3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術 マーク富岡(著)

10年愛」第1期、卒業プレゼン優勝者であるマーク富岡さんが、満を持して本を出版されます。それが、こちら「3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術」です。

本の題名を見る限り、どんな強面(こわもて)な人かと想像されるかもしれません。でも実際は、顔はとても柔和で、気遣いの多い方で、それも嫌みなく、他人を幸せな気分にさせてくれる人です。もちろん、その対象は女性のほうが圧倒的に多いのですが、私を含め、男でもファンは多いのです。私も何度か朝までお酒をご一緒させていただいて、すっかりファンになりました。

そんなマークさんの処女作である「3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術」ですが、もし書店で見かけたらプロローグとエピローグだけでも読んでみてください。マークさんの熱い感情が伝わると思います。私があとがきでグッと来たのは、滝井秀典さんの1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方と島田紳助さんのご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する以来です。(島田 紳助さんの本は実際にはあとがきではなくて、最終章の最後なのですが)

もし、今日が2008年6月24日(火)ならば、amazonキャンペーンで購入し、出版記念講演会に参加してみることをお勧めします。私個人としてもあの楽しかったプレゼンをもう1度見られるかと思うと、今から楽しみです。

amazonキャンペーンは 24日(火)24:00 までです。
http://www.yemcojapan.co.jp/markbooks/

Posted by ten at 01:44 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年3月30日

●先週購入した本(2008/3/23~2008/3/29)

先週の反動が来て、今週はなし。

Posted by ten at 00:00 | Comments [1] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年3月23日
2008年3月 9日

●先週購入した本(2008/3/2~2008/3/8)

スパルタ読書塾の紹介で気になって購入。
なかなかストレートな題名。

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年3月 2日

●先週購入した本(2008/2/24~2008/3/1)


石垣・竹富・西表島&那覇 てくてく歩き21 (ブルーガイド―てくてく歩き)
石垣・竹富・西表島&那覇 てくてく歩き21 (ブルーガイド―てくてく歩き)


家族旅行の行先は久米島でした。。。。
この本には久米島は載ってません。
後で気づいたことですが。

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年2月24日

●先週購入した本(2008/2/17~2008/2/23)

教えというより、経営単語帳。

1つ1つの言葉に対し経営者目線で解釈。

サラリーマンOSを経営者OSに入れ替えるのに最適?

 

 

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年2月17日

●先週購入した本(2008/2/10~2008/2/16)

しばらく書籍の購入は停止中。読みたい本が見つからない。

Posted by ten at 00:07 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年2月10日

●先週購入した本(2008/2/3~2008/2/9)

勝間さんのグーグル化。雑誌バージョン。
鮒谷さんの放談会でも話題に。

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年2月 3日
2008年1月30日

●先週購入した本(2008/1/13~2008/1/19)

今週もなし

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年1月27日

●先週購入した本(2008/1/20~2008/1/26)

未読本の処理中

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年1月13日

●先週購入した本(2008/1/6~2008/1/12)

今週の購入はなし

Posted by ten at 00:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年1月12日

●先週購入した本(2008/1/6~2008/1/12)

今週の、購入は無し。

Posted by ten at 21:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2008年1月 5日

●先週購入した本(2007/12/30~2008/1/5)

元旦にお台場の書店で購入し、お台場のホテルで3時間かけて最後まで一気読みした一冊。
何歳になっても学び続ける楽しさを教えてくれる。

 

 

 

深い教え。あまり人に教えたくない本。

Posted by ten at 21:00 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年12月29日
2007年10月14日

●先週購入した本(2007/10/7~2007/10/13)

夢を叶える夢を見た (幻冬舎文庫)
夢を叶える夢を見た (幻冬舎文庫)

先日購入した「夢をかなえるゾウ」の作者である水野敬也さんが、サイトでお勧めしていた本。


紳竜の研究
紳竜の研究

「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」では、紳助竜介のアドリブのような漫才は一字一句台本通りだった書かれています。このDVDではNSC(吉本総合芸能学院)で芸人の卵に対して1時間40分にもわたり熱く語られたその理論が収められています。


Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年5月21日

●すぐに稼げる文章術 日垣 隆(著)

すぐに稼げる文章術
すぐに稼げる文章術

 この本の目的は、原稿料で生活費を稼ぐことではなく、”別の職業を持っている人が、文章で数万円の小遣いを稼ぐ”レベルに文章力を上げることです。

 私には、耳の痛い話が多かったです。

 例えば書評について。

書評とは①本を買いに走りたくなる、②エッセイ自体が面白い、そのどちらかの要素を満たさなくてはなりません。

 確かにそうです。本を買いに走らなくとも、amazon一発ですけどね。私もたまには、まぐれで何冊も本が売れることもあります。しかし、ヒットを増やすためには、まず文章を読みやすくする必要があります。

 以下の基本をおさえるだけでも、文章はかなり良くなるでしょう。

①接続詞の多用に注意
②「です」「ます」調は大リーグ養成ギブス

 面白いたとえです。これは、「です」「ます」だけにすると、変化が乏しく、文章が単調になってしまうからです。自然に文章のレベルが高くなります。

③句読点は呼吸のリズム

- 略 -

⑤引用は一字一句正確に

 引用は《 》でくくると良いそうです。原文の「 」もそのまま引用できるからです。

 雑誌名は「 」、本のタイトルは『 』でくくるのだそうです。これは知りませんでした。

 

 実は、ここまで殆ど本の引用ばかりだというのに、30分くらい書くのに時間がかかりました。それは、1つのルールを課していたからです。(久しぶりにブログを書いたというのも時間がかかった1つの理由ではあります)

 そのルールとは「~が」を使わないということです。

 「~が」を使うことで一文が長くなります。他にも「今日はとても暑いですが、雨にならなくて良かったですね」といった、関係のない文章をつなげることができてしまいます。「~が」で文章をつなげることによりリズムが悪くなります。だから、途中で切るのが良いのです。

 このルールを使うと、自分がいかに「~が」を多用していたか分かります。むだな文章をつなげていたのだということも分かります。でも、慣れていないと書きづらいです。

 このしんどさは一度試してみると分かります。追加として「~で」は絶対に使わないというルールもあります。

 正直しんどかったです。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年3月18日

●先週購入した本(2007/3/11~2007/3/17)

 先週も購入した本は 0 冊でした。

 現在抱えているプロジェクトのカットオーバーを2週間後に控え、また「10年愛」の企画書準備もあって、最近は以前読んだプレゼン系、文章系の書籍を再読ばかりしていました。

 ちなみに、ダイヤモンド社からマンション関連のすごい暴露本が出版されたっぽいいです。 明日の日経新聞にも広告が出るとか。すごい。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年3月10日

●超地域密着マーケティングのススメ

超地域密着マーケティングのススメ
超地域密着マーケティングのススメ

 土井さんのクリエイティブ講座の卒業プレゼンでの優勝者、平岡さんの処女作です。毎週金曜日の夜、わざわざ和歌山から東京まで飛行機で駆けつけ、渋谷で講座を受けた後は、次の日にまた帰っていくという、それを全10回の講義をこなし、見事最終プレゼンテーションで優勝されました。

 ワークでご一緒したことはありませんでしたが(残念)、ある吞み会の後、朝まで喫茶店でお話ししたことを覚えています。あの時はまさか、こんなネタを持っているとは思ってもいませんで、正直「明るくて前向きな、にーちゃん」位にしか思っていなかったのですが(笑)

 この本は、まだ購入しておりませんが、あの卒業プレゼンの感動がもう1度よみがえることを信じて、あとで購入し、じっくり読ませていただきます。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月25日

●書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡 マーク リービー (著)

書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡
書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡

 おそらく、絶版となった本。私はヤフオクで購入しました。

 頭で思うそのままの言葉を紙へ書き出す手法。自分で読める限界まで字を崩して書けばいい。ウーンウーンと唸って書くより、何も考えずに、手を止めず、書き続けるとその中からいいネタが出てくる。ひとりブレストと言ってもいいかも。この方法がうまくいくのは、私が先日行った結果を考えても明らかです。場合によっては、マインドマップを使っても良いのかもしれません。

 実はこの方法、神田昌典さんの「魔法の文章講座」で紹介していた方法と通ずるものがあります。自分の独り言でも何でも全部書き出してみる。筆は止めずに30分くらいは止めずに一気に書く。

 ひとつだけ注意事項。これをやるとかなり疲れるので定期的に休んだほうがいいです。私は15分~20分の間、水分とブドウ糖を取りながらウロウロ歩いてました(笑)

 個人的には、かなりお勧めの本。いまのところ、Amazon マーケットプレイスでも高値になってません。

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月24日

●ほぼ日手帳の秘密 2007 ほぼ日刊イトイ新聞(著)

ほぼ日手帳の秘密 2007
ほぼ日手帳の秘密 2007

 2007年度版は20万部を超える勢いと言われる「ほぼ日手帳」。その秘密も面白いのですが、私が参考にしたのは色んなユーザのさまざまな使い方です。

 スケジュール管理に使っている人がどれだけいるのか、大きなを感じざるを得ないほど、使い方は様々です。1日1ページでこのサイズの手帳はなかなかないので、メモ帳代わりに使っている人も多いのではないでしょうか?

 中身は罫線ではなく方眼なので、絵を描いている人が多いかも。それこそ、家の間取り図を書いている人も。

 ちなみに私は、スケジュールはPDAで、Todoも別の手帳にまとめているので、このほぼ日手帳は日々の記録や思ったことだけ付けています。まぁ、日記みたいなものです。

 この本のインタビューで糸井重里さんが、こんなことを言っています。

メモ帳やノートじゃなくて、手帳にメモするということについては、ひとつ、おおきなよさがあります。それは「なにを思った」っていうことのほかに、「いつ思った」っていう情報がくっついてくることなのです。

 これ、ほんとに大事だと最近思うようになりました。一応、「やったこと」も時間軸に付けるようにしているので、どんなことをやった時に、どんなことを思って、どんな行動をとってきたのかのパターンが見えてくるようになります。

 でも、最近困っていることがあって、たまに1日/1ページでは収まらないことも多いのです。手帳を変えるか(1日2ページだとかなり重くなってしまうのですよね)、字を小さく書くか(電車で立ちながらだと、小さな字は書けないです)、紙を追加するか(また、ぶ厚くなりそう)思案中です。

 まぁ、ゆるーく使えるのがこの「ほぼ日手帳」の良さなのでしょう。持ってない人も参考になる手帳の使い方だと思いますよ。もし気に入ったら、今年から4月はじまりも出るそうなので、購入してみてはいかがでしょうか?

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月22日

●先週図書館から借りた本(2007/1/7~2007/1/13)

 しばらく個人的にも、仕事的にもバタバタしておりまして、ちょっと手抜きな感じのエントリーです(笑)

 そんな、バタバタしているにもかかわらず、図書館から本を何冊か借りてきました。

 「図書館で借りてきました」というのは若干語弊があって、私の住んでいる千葉県浦安市では、インターネットで図書館の本を予約すると駅前の出張所で受け取れるのです。しかも夜9時まで。

 ということで、自宅でピッ!ピッ!っと予約して2日後受け取ってきました。 どれも、土井さんご紹介の本ですね。

人生論集
人生論集

土井さんの「成功読書術」からの1本。すでに絶版なのですが、Amazon では 9000円なり

天才の精神病理―科学的創造の秘密
天才の精神病理―科学的創造の秘密 天才の精神病理―科学的創造の秘密

土井さんがBBMで紹介してから一気に価格が高騰した本。こちらは新しい文庫版ですが、なんと 31000円から

私が借りたのは、こちらの単行本(天才の精神病理―科学的創造の秘密)のほうですが、それでも19000円です。

豪閥―地方豪族のネットワーク
豪閥―地方豪族のネットワーク

こちらは絶版ではないですが、ちょっとお高め。実はあの会社と、この会社、そして、あの政治家も、みんなこんなネットワークでつながっていたんだという話を家系図つきで紹介している本。それにしてもよくここまで調べました。

ほんと、便利な世の中になりました。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月19日

●コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する 石井 裕之(著)

コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する
コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する

 ご存知、コールドリーディングでおなじみの石井裕之さん。「心のブレーキ」の外し方が超ベストセラーになってらっしゃるようですが、私はかわりにダイナマイトモチベーション聞いてます。

 この本は、石井さんの処女作です。石井さんが、自分のために書いたものが周りの人の評判を呼び、ついには出版社の耳に入るまでになったという話は以前、メディア交流会という講演会で伺いました。

 処女作だけあって荒いところはあるのですが、逆に今の石井さんなら複数の本に分けてしまいそうなネタが1冊に凝縮されているように感じます。最近は、NLPを勉強している人も多いですから、普通の人も常識として覚えていたほうが良い基本知識だと思います。

 たとえば、誘導法として、ダブルバインド、イエスセット、分離法、結合法、混乱法など、方法自体の名前は忘れていても、この本の例は分かりやすいためか記憶に残りやすいです。ずいぶん前になりますが、私もダブルバインドとイエスセットを見破って、途中で「ヤダッ!」って言ったら相手はびっくりしていました。相手を騙すためではなく、防衛するために、やり方くらいは読んでおいたほうがいいです。

 あと、いまでは有名な Meタイプ/Weタイプの話も、呼び名こそPタイプ/Eタイプとなっていますが、この本で紹介されています。このMeタイプ/Weタイプも実生活でかなり使えます。少なくとも相手を見てその人が手を組んでどちらの指が上になるかを8割の確率で当てられます。(って、本当は逆で、手の組み方や髪の分け方、鞄の持つ手で本人が Weタイプか Meタイプかを判断するのですが(笑)

 この本の帯には「合コンに営業に、効果絶大。」とありますし、内容も「セックスやナンパなどの下世話なテーマ(まえがきより)」も書いてありますが、じっくり最後まで読んでみると、そんな軽い話ではないことが分かります。逆に下世話な話を入れたほうが、個人的には読みやすいし、記憶も定着しやすいのだと感じた次第です(笑)

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月18日

●凡人の野望 平 秀信(著) 廣田 康之(著)

凡人の野望
凡人の野望

 正直言って、著者である平さんのマーケティング手法は好きではありません。たとえば、Amazon のレビューだって、今現在137件、ほとんど5つ星です。おそらくこれも、何らかのオファーを用意して書いてもらっているのでしょう。

 本の内容も、楽しいけれど、日常の生活とあまりにもかけ離れているためか、それほどありがたみを感じられませんでした。第3章を除いては。

 で、その第3章、たった40ページしかありませんが、ここだけでこの本の定価の何倍もの価値を持っています。(私見ですけど)

 人生に迷っている時、方向を見失ったとき、この第3章を見てワークをやってみると良いと思います。騙されたと思って、本屋で立ち読みしてみてください。ちなみに、この中のブレインダンプは神田昌典さんが「文章講座」で説明していた方法ですね。

 この本を読んで、平さん本人の事は好感を持てるようになりました。神田昌典さんの語録によれば

┃--神田昌典365日語録-- No.344
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
┃ 使わない筋肉は、衰える。使わない知識も衰える。
┃ 毎日30秒で、あなたのビジネスを刺激する言葉。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…

キーワード:
成功者は、対極の自分を演出している。

解説:
傲慢な人は、謙虚さをもつと、
「あー、あんなに実力があるのに、謙虚なんだ」と人は魅了される。
謙虚な人は、傲慢になると、
「あー、あんなに繊細なのに、とがっているんだ」と人は魅了される。
一番、手に負えないのは、そもそも傲慢な人が傲慢になること。
繊細な人が、繊細になること。

 ということ。付録のCDを聞けば、根は謙虚な人なんだなということが分かります。

 さいごに、ある講演録での平さんの話によればこの本は全て廣田さんが書いたとのこと。まぁ、どっちでもいいですけど。

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月17日

●本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男

本田宗一郎生誕100周年記念出版 本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男
本田宗一郎生誕100周年記念出版 本田宗一郎本伝 飛行機よりも速いクルマを作りたかった男

 たががマンガ本と侮るなかれ、この漫画は読み終わるまでゆうに2時間はかかります。

 本田宗一郎氏の本は今まで1冊も読んだことがなかったのですが、その生涯はかなり刺激的です。

 鍛冶屋の家に生まれた宗一郎氏は、あとを継ぐことを拒否し、自分でエンジンを作る道を選択します。エンジンの音でクランクの緩みを判断したり、18歳でフォード車のエンジンを新しく鋳造したりと、もともと天才肌ではあるのですが、それでも、28歳にして突然大学へ入学したり、自社株をすべて豊田織機に売却したり、ある夜、アイデアがまとまりそうな時に夜泣きそばの笛がうるさいからとそばを全部買い占めて店を閉めさせたりと、変わった武勇伝も数々お持ちのようです。

 この本は、本田宗一郎が主役ではあるのですが、逆に私が感銘を受けたのはパートナーであった藤沢武夫氏の活躍です。ご存じ超ベストセラーのカブの販売店戦略や、もう一歩飛躍するために会社の存続が危ない時期にもかかわらず宗一郎氏を海外レースへ向かわせたり、自らアメリカへ渡り「世界のホンダ」の下地を作ったりなど、本田氏に負けず劣らず剛腕です。

 ホンダの歴史を知らない方は(私も含めて)ぜひ読んでみてください。エンジニアとしての心意気、経営者としての心構えを知るには良い入門書となることでしょう。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月16日

●「頭がいい」と思わせる文章術 仕事で結果を出す“稼ぐ書き方” 竹内 謙礼(著)

「頭がいい」と思わせる文章術 仕事で結果を出す“稼ぐ書き方”
「頭がいい」と思わせる文章術 仕事で結果を出す“稼ぐ書き方”

 ずいぶん前に読んで、ばっちり使わせていただいている本です。遅れましたがご紹介します。

 竹内謙礼さんの文章は本でも、メルマガでも「読みやすいなぁ」と思っているのですが、そのコツが書かれています。

 私がこの本を読んで実践していることは

  • できる限り文章は短くすること。
    短いほうが見やすいですし、分かりやすいです。
  • 分かりやすく構成すること
    文章じゃなくてもよいところは箇条書きにします
  • 何度も読み直すこと
    これは、私のやり方ですが、文章を書いたあとに一度、頭を速読モードにして読んでみます。つっかえるところがあれば書き直します。

あとは、文章を書きだす前に下書きをするようにしたいですね。なかなか定着しませんが。

 最後に誰にもできるコツを1つ。メールををもらって、受け取った旨のお返事だけしたいとき。最後に「取り急ぎ」を付けるようにしました。その理由を本から引用します。

「急いでいるから短めにメールを書かせていただきました。ご無礼をお許しください」
そのような気配りが「取り急ぎ」という短い文章に込められているのです。


 これを私がするようになって、評判が良かったのか、私の周囲の人が「取り急ぎ」を付けるようになりました。おかげで、だんだんと効果は薄くなっているのですが、まだまだ使えます。(汗)

 他にも流用できる考え方が盛りだくさんで、再読したい本の1冊です。


目次
第1章 「頭がいいと思わせる文章」が書ければ、どれだけ得か?
第2章 文章が上手い人なんて100人に1人ぐらい
第3章 頭が良くみえる文章テクニック
第4章 お客様がお金を出したがる文章には必ず法則がある
第5章 ブログやメールマガジンで賢そうな文章を書く方法
第6章 相手が気持ちよく働いてくれる「メール文章術」
第7章 社長や上司から絶対に好かれる「社内キラー文章術」
第8章 作文を書かせれば、頭が良いか悪いかすぐに分かる
第9章 3ヶ月で「頭がいいと思わせる文章」を書く!

Posted by ten at 23:59 | Comments [10] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月15日

●ウェブ人間論 梅田 望夫(著),平野 啓一郎(著)

ウェブ人間論
ウェブ人間論

 ご存じウェブ進化論で有名な梅田望夫さんと、芥川賞作家の平野啓一郎さんによる対談です。

 実はまだ最後まで読んでません。1.5時間かけて、結局113ページまで。まだ半分残ってます。やはり、対談物は時間がかかります。確かにお二人の対談は面白くて、ためになって、時間も忘れて読みふけってしまうほどなのですが、「で結局、何を伝えたいの?」というのがよく分かりませんでした。もちろん、話している内容は分かります。進化するインターネット、ウェブで生活はどう変わるかが話の中心です。でも結局は、ビルゲイツとバフェットじゃないですが、たぐいまれなる才能を持ち合わせた異分野のお2人が旬のお題に対して話し合う様を遠くから眺めるというのが私の読み方です。

 平野さんは、インターネットの歴史あるいは技術的な意味については、それほど明るくはないのですが、さすがに芥川賞作家であって、ご自分のフィルターでネットを語られてしまうと、それだけで読み応えがあるというか、「そういう見方があるのか!」と驚くことさえあります。逆に梅田さんは想像以上にネット住民の方であり、1日8~10時間ネットにつながっていたり、1日300~400のブログを見たり、「ウェブ進化論」の書評に至っては20000~25000ものエントリーを自ら見たといいます。そんなどっぷりとネットに使った生活もしてみたいとおもう、実は根が引きこもりの私です。

 ひとつ、強く反応したいところがあって、それは、梅田さんがおっしゃる匿名性という部分なのですが、「子供に有名人と同じ名前を付けておけば検索エンジンに引っかからないようにできる」ということが語られています。私もここは自分の子供に名前を付ける際は、かなり意識しました。ただし、梅田さんとは逆で、少なくともインターネットの世界では苗字と合わせると一意になる漢字を付けました。しかも読み方も一意であり、別の読み方をされないように気を使いました。つまり、読み方が間違われず、漢字でも、アルファベットでも日本で1人になる名前にしたのです。(今後は分かりませんが)

 これから、子供に命名する際にはコンピュータやインターネットの世界で、その子供の名前がどう扱われるか、きちんと考える必要があるのではないかと考えています。

 ちなみに、私自身も、プライベートでは漢字をちょっとだけ変えています。(読みは同じです)会社などの正式な場面では、旧漢字を、プライベートな場面では新漢字を使っています。ご存じのとおり、コンピュータは旧漢字、新漢字は別々に認識しますので、表と裏を使い分けることができるのです。(別に偽名を使っているわけではないので、やましいところはありません) このあたりは、個人情報の登録の際、名前を一部平仮名にしたり、カタカナにしたりといった技を使っている人は多いと聞いています。

あと半分、また時間のある時にゆっくり読みたいと思います。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月14日

●先週購入した本(2007/1/7~2007/1/13)

 先週は正月前に注文したいくつかの本が届き、休み中にリアル書店でも何冊か購入です。

企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得
企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得

 土井さんの講座(10年愛されるベストセラー作家養成コース)の年末課題本。こちらも、まだ読んでない(汗)

自由と規律―イギリスの学校生活
自由と規律―イギリスの学校生活

 以前、BBMで土井さんお勧めだった本。

ほめ言葉ハンドブック
ほめ言葉ハンドブック

 ほめ言葉って、案外知らないもの。ちょっとはボキャブラリー増やそうと思って。

魔法のように片づく!見つかる!超ファイルの技術
魔法のように片づく!見つかる!超ファイルの技術

 Life Hack 系の続きで。

注目のヒット情報!〈2007年度版〉
注目のヒット情報!〈2007年度版〉

 紹介されている商品がなかなかユニーク。

書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡
書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡

 おそらく絶版本。Yahooのフリマから購入。

会社のつくり方
会社のつくり方

 まさに、実戦で鍛えた内容。年代別起業の方法から、辞表の出し方、会社の初日まで。

ママのやさしさが、学力を伸ばす
ママのやさしさが、学力を伸ばす

 ママだけじゃなくてパパにも通じるかと。

P.S. 
そろそろ未読本も消化しないと(汗)

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月12日

●IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 原尻 淳一(著),小山 龍介(著)

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

 お約束(になっていたかどうかは分かりませんが)の、昨日の投稿に引き続き関連本のご紹介です。

 すでに、多くの皆様がレビューされているので、かなり売れているのではないかと思います。こちらも89の濃いアイデアが紹介されていますが、実際その殆どは私が今まで見聞きしてきたもので、それほど新しいアイデアはなかったように思います。

 それでも、この本(著者)が素晴らしいのは、おそらく大量のアイデアを実際に試したうえで、自らの血や肉となったものを紹介している(と思われる)ところです。89のアイデアはそれぞれ関連性が薄いようにも見えますが、決して別々のアイデアではなく、著者2人の一貫性のある HACKS となっています。だから納得できる内容なのでしょうね。逆に、そういう読み方をしたので、そのアイデアが2人の著者のどちらのかは書いて欲しかった。Aさん、Bさんだけでも良かったと思いますけどね。

 最近、書店では季節ものの「仕事術」に関する本が多いですが、別々の人の HACK の寄せ集めを個々に試すよりも、誰かの仕事術をそのまま真似してみるのがいいと思います。(って、誰に言ってんだか(笑)) そんなことを言っている私が最初に仕事術を意識したのは、3,4年前に「7つの習慣」を読んでからです(おそっ)

あと、この本を読んで次にチェックする小道具を決めました。
・キャスター付きバック→移動オフィス用
・テンピュールのアイマスク→昼寝用
・万年筆→久しぶりに使ってみたくなった

 ちなみに、この本や、昨日の本にも時間管理術の方法が出ていますが、内容はかなり薄いので本格的に勉強したい方は、ぜひこちらをどうぞ⇒時間管理術研究所 仕事と生き方、幸せの研究所
簡単ですし、お勧めです。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月11日

●TIME HACKS! 小山 龍介(著)

TIME HACKS!
TIME HACKS!

 今年に入って(といってもまだ11日ですが)、仕事術の本3冊目です。実はこれ以外にも GTD や Life Hacksのムック本など何冊か本棚から取り出しては、読み返したりしていました。

 ここまでいろんな本を読んでくると、半分は聞いたことがあったり、自分が既にやっていたりするものです。この TIME HACKS! は 89 のアイデアが載っていますが、その半分としても初見の40数個の中から、今後の自分の生活に役に立ったり、分かりやすいところでは時間の節約ができれば安い投資となります。

 TIME HACKS!はその名の通り、時間管理に関するコツが主体ではあるのですが、この本の良いところは「どう気持ちよく仕事をするか」が具体的に書いてあるところです。

 私はこの本を読んですぐに、エアスプレーを買いに行きました。缶のスプレーで空気が「シュー」とでるあれです。集中力を高めるためにそうじをするのですが、このエアスプレーでキーボードや机の上のほこりを一気に飛ばしてしまうと、気持ちの切り替えもできてなかなかお勧めです。

 あとは、メール処理は一気にやるのもいいですね。でも、こうやって一気に書いたメールは誤字脱字や文章が分かりにくいことが往々にしてあるので、一度は下書きにでも保存しておいて、あとで見直してから送信したほうが良いと思います。

 ちなみに、私が考える最大の時間短縮方法は禁煙と禁酒です。禁煙は半年前にしましたが、それまでかなり無駄な時間を使っていたのだなと、今になって思います。当時は1時間おきに5分の喫煙が自分にとって必要だと思っていたのですが、関係なかったです(笑) あと、禁酒はぜひやってみたいです。が、禁煙と違ってなかなかやめられないのですよね。

 明日はもう1冊の関連本をご紹介する予定です(笑)

目次
1 ToDoハック―一瞬と一生
2 スケジュールハック―リズムとメロディ
3 時間効率ハック―ジャズとトランス
4 時間投資ハック―効率と効果
5 チームハック―足し算とかけ算
6 計画ハック―微分と積分

Posted by ten at 23:59 | Comments [7] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月10日

●ノート&ダイアリースタイルブック

ノート&ダイアリースタイルブック
ノート&ダイアリースタイルブック

 昨年末、銀座の伊東屋(東京で有名な文具店です)へ、ノートを買いに行ったはいいけれど、あまりに数が多すぎて、迷って、結局、文具店なのにそこで本を買ってきたのがこれです。

 あの、伊東屋で(かなり種類は豊富な店です)陳列されていたアイテムが、ほぼこのムック本に載っているというか、あなたの知っているマニアックな手帳もたぶんここに載っています。(あ、フランクリン・プランナーは伊東屋にもこの本にも無かった気がする)

 全160ページ、ほぼすべてのページがカラーです。しかも、単にページを埋めるための製造者、利用者へのインタビューとか、どこで集めたか分からない利用者アンケートといったありがちのページもほとんどありません。

 もう、手帳の時期は終わってしまいましたが、手帳好きな方は見てて楽しい本だと思います。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 9日

●夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル(著) 池田香代子(翻訳)

夜と霧 新版
夜と霧 新版

 1956年の初版から続く超ベストセラー。ユダヤ人である心理学者が第2次世界大戦中のナチス強制収容所体験をつづった手記です。もともと、土井さんの「成功読書術」で知っていましたが、昨年の THE21 で堀紘一さんも座右の書の1冊として勧められていました。

 この本は、作者自身が戦時中、強制収容所で経験したことであるにもかかわらず、当事者としてというよりも、心理学者としての第3の視点で書かれています。このため、その内容は生々しく、決して口で朗読することもはばかれるような悲惨な出来事であっても、単に悲しい物語としてではなく精神分析、あるいは哲学書として読むことができます。

 全体を通して感じたのは、極限状態に置かれた人間の行動は、突飛なものではなく現在の人間生活の延長、あるいは増幅したものであるということです。

 この話は、昔の出来事、昔話として語り継がれるだけではなく、今後場面は変わっても(戦争でなくても)ありうる話として、バーチャルな経験を積んでおくために読んでよかったと思える本です。

 でも、元気のない時、つらい時には読まないほうがいいです。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 8日

●社長のベンツは本当に4ドアなのか? 知らなかった!世の中のカラクリ 朝日放送「ムーブ!」制作班(編集)

日本一わかりやすい「ムーブ!の疑問」の大発見
日本一わかりやすい「ムーブ!の疑問」の大発見 社長のベンツは本当に4ドアなのか? 知らなかった!世の中のカラクリ

 今日も2時間近所の書店で、本を漁ってしまいました。

 3日間で30冊~40冊くらいは手に取っていると思うのですが、その中で2,3日前に立ち読みしたけど買わなかった(汗)1冊です。

 もう、題名の通り、「本当に4ドアなのか?」というのですから、「4ドアじゃなかった」というのが結論です。

 以下、数日前の記憶なので、間違っているかもしれませんが、その辺はご了承ください。

 結局、30社ほど中小企業の社長さんにアンケートを取ったものの、その中でベンツを乗っているのはたった1社だった。それも、4ドアじゃなくて、2ドアだったということです。

 まぁ、ベンツの話は本を売るためのツカミみたいなもので、そのほかにも社会的な疑問に答える形式をとっています。雑学として知っておいても損はないです。

 結局、他にもいろいろ本を抱えていたので、こちらは購入しませんでした。 こういう売り方もありだということで。

P.S.
 昨日、家の1台のパソコンが壊れました(立ち上がらなくなりました)。このパソコンは今までにも、壊れたり、古くなった部品を交換しながら使ってきたもので、古いパーツは10年くらい前のも入っているかもしれません。(CPUはPentiumIIIの800Mhzだし)

 以前は、それでも故障個所を調べてその部品だけ交換していましたが、今回はケースを開けることもせず、スパッと新しいパソコンを買うことにしました。 明日届きます。

 といっても、メインPCじゃなくて、インターネットの外部公開用なので 25,000円です。(もちろん新品です) まだリンクが残っているかは分かりませんが、こんな感じです。(HP proliant ML110 G3)

 一生懸命調べて部品交換するほうが、地球にはやさしいですが、体力的にも辛いのでもうやめます。(笑)

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 6日

●できる人だけが知っている 成功する「話し方」 7つの黄金律 吉野 真由美(著)

できる人だけが知っている 成功する「話し方」 7つの黄金律
できる人だけが知っている 成功する「話し方」 7つの黄金律

 著者である吉野真由美さんの事は、今まで「テレアポの人」だと思ってました。だから、テレアポしない私には関係ないと、書店で手に取ることもありませんでした。

 先日、たまたまリアル書店でパラパラとめくったところ、目から鱗のノウハウが盛りだくさんで、そのまま(他の本と一緒に)レジへと向かっていたのが、この本です。

 特に私が「やってみよう」と思ったポイントを書きますね。

■セミナーでの人脈作り

 人見知りな私はセミナーや、そのあとの懇親会でも人に積極的に声をかけることは少ないのですが、そんな方はまず講師との名刺交換の列に並びましょう。そして、その列に並んでいる受講生と名刺交換しちゃいましょう。列に並んでいる人は、ポジティブで、積極性、行動力がある人たちばかりです。何を話したらよいか分からない方はこう言いましょう。「今回はどういうきっかけで、ここにいらしたんですか?」です。それだけで、相手はいろんなネタを披露してくれます。

 懇親会では、講師や、講師以外でも「人の輪ができる人物」がいるはずです。あなたはその人のそばにいましょう。しばらくすると、その人にいろんな人があいさつにきます。あなたは、その人たちのあいさつや話が終わったら自分もさりげなく名刺を出し、ごあいさつしましょう。パーティーの後半になったら、今まで名刺交換した人を覚えておいて、新しくあいさつした人に、以前知り合いになった人を紹介しましょう。人と人を引き合わせる役回りに転じることで、あなたはとても貴重な人(いわゆるハブですね)になります。

 名刺交換の際の自己アピールも重要です。「真由美流30秒自己紹介」はとても参考になりますよ。

①最初の10秒 自分のすごさを語る
②次の10秒 相手に対するメリットを語る
③最後の10秒 自分の志を語る

です。平野友朗さんの本にも書いてありましたが、名刺交換の際の自己アピールはとても重要です。

■男性を味方につけるSOS話法

 「すごい(S)」、「おかげ(O)」、「さすが(S)」は、特に男性に有効です。 これは私も納得です。

■女性を自動的に働きものにするオートマチック話法

 「ありがとう(A)」、「うれしい(U)」、「助かる(T)」、「お願い(O)」は女性に効きます。決して、「ゴジラ言葉」を使ってはいけません。「ゴジラ言葉」とは「ご苦労さん」、「ダメ!」、「ライバルと比べる言葉」の3つです。

■ウォーキング仕事術

20分以上ウォーキングすることで、ドーパミン、ベータエンドルフィンという脳内物質が放出されます。 歩きながら考えるともっといいですね。

 

 今回は、大量に引用してしまいましたが、まだまだ参考になるノウハウがたくさんあります。特に話べたな方や、なかなか人脈を広げられないなぁと思っている方には超おすすめです。

P.S.
 男性では思いつかない視点に気付かされたので、他にも女性が書いた話し方の本を読んでみようと思いました。

目次
第1章 「すごい人脈」を作る話術
第2章 苦手な男性を味方に付けるSOS話法
第3章 女性を自動的に働き者にするオートマチック話法
第4章 注意!女性との関係をぶち壊す「ゴジラ言葉」
第5章 売れる営業の話し方
第6章 成功を引き寄せる会話術
第7章 ウケる話のネタが飛び出すウォーキング仕事術

Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 5日

●頭がいい人、悪い人の仕事術 ブライアン トレーシー(著)

 頭がいい人、悪い人の仕事術
頭がいい人、悪い人の仕事術

 前回に引き続いて、仕事術に関する本です。こちらは、以前から気にはなっていたのですが、本日リアル書店で購入したものです。 帯には日本版18.2万部突破と書いてあります。

 この本は、156ページと薄いですし、文章も短編が多く、長くても15~20ページ程度なので気軽に読めます。

 個人個人で仕事の方法は異なりますので、1つの本だけをうのみにするのではなく、できるだけ多くの本を読んで自分に合うやり方を見つけられればと思っています。この本の内容自体に若干の矛盾もありますし。

 たとえば仕事を早くするためのアイデアのくだりでは、「重要でない仕事から先に手をつける」のと「重要な作業を先にやり遂げてしまう」の逆の方法が載っていたり、まぁ全体をよく見ると 整合性が合っているとは言い切れない部分もあるわけで、自分のピンとくる事を見つけてさっさと試してみるのがいいのではないかと思います。

 とはいっても、私はこの本の9割は納得です。前述のとおり、本も薄いですし、たまにはこの本を広げて、自分のやり方と比べてみるのも良いのではと思います。

 ちなみに、この本もブライアントレーシーだったのですが、読み終わるまで気がつきませんでした。最近、結構(と言っても数冊ですが)買ってます。

目次
1 つきあいも仕事のうち!は、大まちがい。
2 大事なのは、早さじゃないんだよ!は、大まちがい。
3 夢は、心のなかにしまっておくものだ!は、大まちがい。
4 片づけるヒマがあったら仕事しろ!は、大まちがい。
5 大小にかかわらず、すべての仕事に全力を注げ!は、大まちがい。
6 格好つけてたって仕事ははかどらない!は、大まちがい。
7 仕事を人まかせにするな!は、大まちがい。
8 失置の原因を徹底的に分析しろ!は、大まちがい。
9 成功するには情報ばかり追いかけていてはダメだ!は、大まちがい。
10 石の上にも三年、継続は力なり!は、大まちがい。

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 4日

●なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 ケリー・グリーソン(著)

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣
なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣

 世間はすっかり正月気分も抜けたというのに、年末年始休暇7日目の私です。

 年も明けたし、せっかくの休暇なので部屋の整理をしています。昨年末40冊の本を売ったのも、その流れです。

 ということで、もう一度基本をおさえようと古い文庫本を引っ張り出してきたのがこちらです。それでも、今年の4月にムック本(図解版)も出たので、覚えてらっしゃる方もおられるかもしれません。

 世界で延べ200万部を売ったベストセラー(by NIKKEI NET)ですので、ご存知の方も多いと思いますが、斎藤方式にならっていくつかポイントを引用します。

 この本で最も主張しているのは「すぐやる」ということでしょう。書類やメールは目に触れたときにすぐに処理すること。一度脇にやると、何度も読み直すことになるので時間の無駄だということです。

 最近はやりの、GTD的には、2分で処理できるものであれば実行しなさいということになるでしょうか。私の場合、メールや書類にどうしても逃げてしまう傾向にあるので、2分という判断基準があるGTDの考え方も取り入れたいです。(この本では、メールを見る時間も決めなさいとあります)

 次は整理です。今の仕事に必要のないものはすべて机の上から移動します。きれいにすることで、必要なものがすぐに見つかるというメリットもありますが、ストレスが減るという効用もあるようです。現在、私も少しづつですが、奇麗にしています。

 3つ目は、この本の本論ではないと思いますが、ものごとの決定方法。ベンジャミン・フランクリンのテクニックだそうで、以下に引用します。

 18世紀の著名な発明家であり、政治家で哲学者でもあるフランクリンは、決断をくだすのに役立つ手だてを持っていた。1枚の紙を真ん中で半分に折り、ふたつの欄をつくる。

 片方の欄には、その決断を下す理由をすべて書き出す。もう片方には、反対の理由をすべて書き出す。ふたつのリストを比べると、自分の進むべき方向がはっきりしてくることが多い。

これは使えるテクニックだと思います。

 この本は、日本語版で出たのが6年も前ですが、仕事術、いまでいうところの Life Hacks の基本を押さえていますので、もう1度読んでみる価値はあると思います。ちなみに、GTDだって、日本語版は5年以上前に出版されてますから、決して新しい考えではないのですよね。

P.S.
 最近、特に私が、仕事のやり方で気をつけているのは横道にそれないことです。特に、Webサイトを見ていたり、本を読んでいたりすると、どうしても気になることが出てきて、インターネットで調べたりすることがよくあります。ひどい時には全然別の事にシフトしていたりして。

 これは、その「気になったこと」を頭で覚えておくのが面倒くさいので、その場で解決しようとしているためで、まさに、インターネットで常時接続できるようになってからの悪習ですね。

 これを避けるために、何か他の事をしたくなったら、いったん紙に書いて、今の仕事を終わらせて時間ができてから、もう一度見返すようにしました。その時には気になっていたことでも、後で見てみると大した事でなかったりすることも多いです。性格的に、簡単な作業へ逃げてしまいがちな私には良い方法かなと思っています。

目次
序章 能率向上プログラム(PEP)とは何か
第1章 すぐにやる!
第2章 すぐに整理する
第3章 機械的に行なう作業を決める
第4章 すぐに計画する
第5章 再確認と仕上げ
第6章 すぐに正しくやる
第7章 歩きまわりコミュニケーション
第8章 すぐに整備する
Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2007年1月 2日

●齋藤孝の速読塾 斎藤 孝(著)

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!
齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

 smoothさんのブログで超お勧めだったこの本、私も早速読んでみました。

 で、個人的な感想としては、「自分と考えていることが同じで安心した」です。(この本によるとそれは新しい気づきや概念をゲットできないのだとか(汗))

 私なりに要約すると

・読んだ後のアウトプットを意識し、
・読む時間をあらかじめ決めてから、読書を始めます

・本の2割だけ読めば良いと感じながら、
・まずは、タイトルや、帯、裏表紙などを見て重要なテーマにあたりをつけ、
・そのキーワードを意識しながら読んでいきます。

・重要な文章、段落を3つあげることを目標にし
・いい引用文を見つけるという観点で読みます。

 結局、斎藤先生の速読術でも、フォトリーディングでも、わらし仙人の速読術でも、和田先生の読書法でも、本田直之さんのレバレッジ・リーディングでも、高島さんの「朝5分」速読勉強法でも共通しているのは、いかにしてその本の重要なポイントを素早く見つけ出すかです。

 じゃ、どうやってその技術を身につけるのか?

 それは、慣れです。 (きっぱり)

 ちょっと端折りすぎました(笑)。著書によっては、同じ本を50回読めとか、同じ著者やテーマの本を何冊も読めとか、1日1冊必ず読めとか色々方法はありますが、ようは慣れです(笑)。

 最近、読書量が減ってきたために、本を読む速さもかなり落ちている私には身にしみる話です。

 話がそれたので元へ戻しますが、斎藤先生のこの本は実践的ですし、読書中の感情まで踏み入れたところが新しいです。

 「本当に、2割読んだだけで理解できるのだろうか?」 とか 「その2割って、そもそもどこを読めばいいの?」 と思われる方には、この本はお勧めです。太字の部分(たぶん全体の2割程度)だけ読めば、30分くらいで8割理解できることがお分かりいただけると思います。

目次
第1講 何をどこまでめざせばいいのか―速読・多読の目標
第2講 勇気をもって飛ばし読み―二割読書法とは何か
第3講 誰でも今すぐできる速読
第4講 速読上級者用プログラム
第5講 速読を生活にうまく組み込んでいく方法
Posted by ten at 23:59 | Comments [9] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年12月18日

●あなたの悩みが世界を救う! 神田昌典(著)

あなたの悩みが世界を救う!―不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル
あなたの悩みが世界を救う!―不条理な世の中を生き抜くための人生バイブル

 ホントかウソかはわかりませんが、著者の神田さんいわく「ビールを飲みながら書いた」そうで、勢いのあるストレートな文章は心に響きます。

 この本では、189通の悩み相談の中から50通を選んで神田さんが回答をしています。たしかに今をさかのぼること6ヶ月前の6月初旬に神田さんから質問募集の号外メールが送信されていました。あの時、寄せられた相談が今回の書籍の元ネタになったのでしょう。私も相談すればよかったです(汗)

 とはいえ、神田さんも本の中で書かれていますが、悩みというのは集約されるので、私の悩みもこの本を読めばかなりの部分は完結されるはずです。

 さすがに「ビールを飲みながら書いた」だけあって、時々思わぬ展開に発展することもありますが、これもまたいい味出してます。かなり、突飛なことを言われている場面もありますが、神田さんのキャラクターだから許してしまいます。

 それにしても、初版5万部って、かなり大胆です。でも、たぶんすぐに売れるのではと、素人マーケッター(笑)の私は予測します。

 この本で個人的に好きなのは、ちょうど200ページにある 47歳男性・警備会社営業 の方の質問です。

中一の娘から「人生とは何?」「数学って何のために勉強するの?」と聞かれました。
何と答えればいいのでしょうか。

 この質問に対して、神田さんは以下のように答えます。

こういう時に万能な表現があります。キーワードは"ロマン"です。
天井のほうを見上げて、眼をパチパチしながら、答えればいいのです。たとえば・・・・・、
「お父さん、人生とは何?」「それは、ロマンだよ」
「お父さん、何のために仕事をするの?」「深いな・・・・・それはロマンのためだよ。」
「数学って何のために、勉強するの?」「それは、ロマンのためだよ」

 って、これには続きがあるのですが、私も娘から聞かれたら使ってみようと思います。6歳にロマンが通じるかは微妙ですが。。。。(笑)

 まぁ、神田さんファンは必読ですね。

 神田昌典さんの情報はこちら

Posted by ten at 23:59 | Comments [14] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年10月26日

●絶妙な話し方の技術 橋川硬児(著)

 絶妙な話し方の技術
絶妙な話し方の技術

 題名は「絶妙な話し方の技術」ですが話し方は書いてありません。もう少し具体的に言うと、たとえば、「論理的に話せ」とか、「子供にも分かるように易しい言葉で」とか、「目線は参加者全員に広く」と言った一般的なテクニックではありません。それよりもNLPを使って周りや自分の感情までも良い方向に変え、コミュニケーションを円滑にする方法が書かれています。

 その約30のテクニックは、「ダブル・バインド」や「イエスセット」といったおなじみの方法もありますが、ほとんどは私にとって初めて聞くものばかりでした。

 たとえば、口べたな人がなぜ話せなくなってしまうのか?それは、話した相手の反応を勝手に悪いと解釈してしまうから。その「相手から自分がどう思われているか」はあくまでその人の妄想であって、真実ではありません。そんな感情をこの本では思考ノイズと呼び、いかにコントロールするかが書かれています。

 口べたな人は概して繊細な人。その繊細さを逆に利用し、相手のありのままを観てみるのがディラベル・トレーニング。

 「相手がよそよそしかった」といった思考ノイズを感じたら、「なぜそう思うのか」を自問自答し、そのたびに手首に巻いた輪ゴムを「ぱちん」と弾く方法がクラッシュ・アンカー。

 若干スパルタ的な方法もありますが、やってみるとかなり効果的です。Amazon では最初の数ページが読めますが、それだけでも雰囲気はつかめますので、ご参考にされてはいかがでしょうか?

 口べたな人は読んでみると「ピン!」と来るかもしれません。(私も含めて)

Posted by ten at 01:03 | Comments [9] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年10月24日

●ハゲない、ナエない、デブらない 30代男のメシの食べ方 海老 久美子 (著)

ハゲない、ナエない、デブらない 30代男のメシの食べ方
ハゲない、ナエない、デブらない 30代男のメシの食べ方

 もう、30代と言うには崖っぷちではありますが題名にひかれて読んでみました。

 そういえば、今まで食事についてきちんと本を読んで学んだ事は1度もありませんでした。確かに「食事の量は減らしなさい」とか、「塩分や脂肪は減らしなさい」とか「毎日少しでも運動しなさい」といった話はテレビや雑誌で当然知ってはいるのですが、「じゃ、何を食べればいいの?」というと実は全然わかっていないのです。

 この本では、

  • 午後の長時間の会議で眠くならないためには、どんな食事をとればよいのか?
  • 夜の残業で食事が遅くなる時には、いつどんなものを食べればよいのか?
  • コンビニ、ファミレス、ファーストフード、居酒屋での食事は?

といった、おやじ特有の疑問に答えてくれます。

 はっきり、さっぱりとした文章はアネさん的で、なかなか心地よいです。ただ、本の題名にある「ハゲない、ナエない、デブらない」はあまり期待しない方が良いでしょう。

 食事に関するコラムの集合体として読むと楽しいのではないかと思います。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年10月14日

●Amazonマーケットプレースで購入した本

 最近、立て続けに絶版本を安く購入したので、そのご紹介をします。

 まず1冊目はこちらです。(画像なし)

ほめ言葉の辞典―手紙・スピーチ・セールストーク・コピーライティングetc.で決まるフレーズ集
ほめ言葉の辞典―手紙・スピーチ・セールストーク・コピーライティングetc.で決まるフレーズ集

 鮒谷さんの「平成・進化論。」の第973号 で紹介され、あっという間に品切れ&マーケットプレースで高騰しました。(当時1,200円の本が5,000円~10,000円近くしていました)。現在、1,500円程度の価格で4冊くらい出ています。(すでに無くなっていたらすいません。)

 2冊目はこちらです。

そんなマーケティングなら、やめてしまえ!―マーケターが忘れたいちばん大切なこと
そんなマーケティングなら、やめてしまえ!―マーケターが忘れたいちばん大切なこと

 土井英司さんのビジネスブックマラソンで紹介され、安い中古本はすぐになくなり、3,000円くらいの高い本しか残っていませんでした。今は600円台でも、9冊くらい出回ってきました。(売値を下げた方もいると思います)

 ちなみに、絶版本の価格を定期的に確認する方法ですが、ウィッッシュリストに入れておくといいです。ユーズド品の価格も同時に表示されるので目につきやすくなります。おそらく、価格を見張るソフトもあると思うのですが、私の場合 欲しい時=読みたい時 なのでそのようなソフトは使用していません。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年10月 5日

●カリスマ 人を動かす12の方法 石井 裕之 (著)

カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?
カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?

 コールドリーディングですっかり有名になった石井裕之さんの新刊ですが、ご紹介するのが遅くなりました。

 こういった心理学的な本は、なかなか方法が覚えられず、結局使いこなせないといった印象を持ったことはないでしょうか?

 相手がこういう態度をとったら、反対にこう切り返すというように、反射的な対応が書かれていても覚えるのが難しいです。

 この本では、カリスマになるための12の方法を易しく解説していますが、それほど難しいことを言っているわけでもなく、反射的に対応しなければならない方法もありません。

 たとえば、「ゆっくりあいづちを打つ」「でも、しかし、を だから、そして に言い換える」「相手を包み込むように見る」など、まずは1つ実施するだけなら簡単にできます。一つ一つはかなり納得する方法で、あいづちの例にしても、確かに頻繁にあいづちを打つ人よりも、ゆっくりタイミングを見て深くうなずく人を信頼しようと思いますよね。

 でも、そもそもなぜカリスマ性が必要なのか疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。人を騙して自分だけ偉そうにして何がいいんだと。

 この本はカリスマ性を身につけることによって、チームのパフォーマンスを上げ、メンバーのやる気を上げさせるための方法が書かれています。決して自分のためだけではない事は、この本を読めば伝わってくると思います。

 ちなみに、明日は土井英司さん主宰のベストセラークラブ・メディア交流会で石井裕之さんとお会いする予定です。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年10月 3日

●神田昌典さんの英語手帳 - My English Organizer

 ついに、神田昌典さんの「英語手帳」が予約開始になりました。

 今回は楽天ブックスとの独占契約のようで、Amazonにはまだ出ていません。(後日買えるようになるのだと思いますが)

 イエローバージョンは楽天ブックスオリジナルのようですが、すでに200冊?は予約で完売したようです。

 その他の色も着実に売れていますが、今すぐに予約すべきかは良くわかりません(汗)

 一応、Rakuten のリンクも(アフィリエイト付きで)置いておきます。

【予約】 英語手帳(イエロー)My English Organizer 【予約】 英語手帳(レッド)My English Organizer 【予約】 英語手帳(アイボリー)My English Organizer 【予約】 英語手帳(ブラック)My English Organizer

以下、説明文を引用します

1:英語学習のモチベーションを上げる
2:英会話の実力をアップする
3:語彙を増やす
手帳に3つの機能がついた新しい『英語手帳』ができました。毎日持ち歩く手帳を『英語手帳』に換えることで、一年後にはうれしい成果が待っているはずです。

【特徴】
・元外交官、経営コンサルタント、そしてベストセラー作家の神田昌典氏の執筆。毎 月のアドバイスが、英語学習の励みになります。
・この手帳の大きな目的は、『自分だけの英語の台本』を作ること。毎週一つの質問に答えていくだけで、一年後には英語で自分を表現する台本ができてしまいます。「自分のこと」が英語で話せるようになれば、話の幅がぐんと広がります。
・毎日一つ、英単語が掲載されています。週のテーマに関連した単語だから、頭に残りやすいのが特徴です。
・イラストは、女性に人気の奥原しんこさん。洗練された、デザイン性の高い手帳です。

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年9月20日

●気まずい二人 三谷幸喜(著)

気まずい二人
気まずい二人

 三谷 幸喜さんといえば、皆様ご存じの人気脚本家。「古畑任三郎 VS SMAP」がゴールデンで再放送されるそうですが、今回それとは関係ありません。

 三谷さんをテレビで見たことがある人であれば、お分かりいただけると思いますが、かなりの口べたです(個人的にはあれも計算ずくのキャラクタと思っているのですが)。その口べたの著者が大物の女性(女優、アナウンサー、歌手など)と対談をこなしていく様子を戯曲的にまとめたのがこの本です。

 対談自体はかなり古く、今から10年近く前でしょうか?

 この本の読み方として、あえてお勧めしたいのは、口べたな方(私を含む)にとってどう話を進めればよいのかを参考にすることです。13名の女性と対談をこなしていくわけですが、ネタは同じでも何とかなっています。(枝豆ともやしはおなじ大豆であるというネタは、ほぼ必ず出てきますし。)

 単に笑うもよし、きまずい雰囲気を一緒に感じるのもよし、でも1つ気をつけなければならないのは、この対談で2人は雑誌から単行本化する際に許可が下りなかったこと、そして1人は途中で怒って帰ってしまった挙句に雑誌への掲載すら断られたことを忘れないことです。それを対談の失敗と考えるのか、まんまと三谷ワールドにはめられて自分のキャラが負けてしまったと取るのか(私は後者だと思いますが)、それは読んだ方の判断にお任せします。

P.S.
単に笑いたい人はこちらの本もお勧めです。

オンリー・ミー―私だけを
オンリー・ミー―私だけを
Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年9月11日

●本のプレゼントやってます

月曜日の午後8時締切です。

よろしければどうぞ。

>>「起業家の本質」プレゼントのお知らせ

Posted by ten at 20:00 | Comments [1] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年9月 8日

●「起業家の本質」プレゼントのお知らせ

起業家の本質
起業家の本質

 皆様こんにちは。しばらくのごぶさたでした。

 突然ですが、最近久しぶりにマインドマップを書いてまで、その教えを深く記憶したくなった本「起業家の本質」を、このブログの読者の方3名に差し上げます。

 と言いますのも、本日(9/8(金曜日))の日経新聞の朝刊、第4面に、この本の広告が掲載されていますが、そこで私のレビューを引用していただいています。

 そのようなご縁がありまして、今回出版社様よりプレゼント用として3冊いただきました。(英治出版様ありがとうございました)

 この本の題名は「起業家の本質」であり、帯にも「起業家以外読むべからず」とあります。もし、あなたが(わたしも)起業家でなくても読むだけの価値と読むための資格は十分あります。

 かのトム・ピーターズはブランド人になれ!でこんなことを言っています。

 朝、出社して机の前にすわったら、まず自分にこう言い聞かせよう。

 「私はたしかに、この会社で働いているが、私はフリーエージェントで、ここには助っ人に来ているにすぎない。そして、その期限を決めるのは、他のだれでもない、この私だ」

 私が勤めている会社ではない。私が会社だ!

 そう、だれであれ(私も含めて)自分は自分自身という会社のCEOであり、起業家です。

 そんな起業家の皆様に是非読んでいただきたく、興味のある方はご応募ください。

 月曜日の午後8時締切、その場で抽選。当選された方から住所をお伺いし、順次発送したいと思います。(すべて私の手作業です(笑))

 このブログは、トップページの閲覧数は毎日50ページビューくらいですから、当選する確率はかなり高いのではないかと思いますが、こればっかりはわかりません。

 では、ご応募お待ちしております。

>>>「起業家の本質」プレゼント応募フォーム

 

 P.S.

今回の日経新聞の広告は、ペンネームではなく本名で出していただきました。そのうえ、誰にも言っていなかったのですが、当日の夕方 smoothさんに見つかっちゃいました(笑) ご連絡、ありがとうございました!密かにに嬉しかったです。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月29日

●ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

 この本(ヤバイ経済学)は出版直後くらいに読んでいたのですが、改めて感想を書いてみます。

 内容は多くの方がご存じのとおり、経済学の視点で世の中の仕組みを解き明かす本です。人はインセンティブで動くということ。それはお金だけではなく、道徳感も1つのインセンティブとなりえます。

 この本に対して多くの方が高い評価を上げるのは、みんな同じことを思っていたにもかかわらず、ここまで事例を挙げて分析した本は無かったからでしょう。

 いろんな事に対して比較をしてしまうのは私の悪い癖ですが、たとえば

○○さんにお願いする(店員さんとか、友達とか)のと、○千円の損のどちらが良いかを比較したり

逆に見栄を張って高いものを買ったりする

のも一種のインセンティブですよね?

 そんな風に考えるとまだまだネタは尽きないように思えます。

 ちょっと話をずらして、インセンティブといえば、会社員が真っ先に思い浮かべるのはボーナスでしょう。いくつかの会社の評価システムを見ていつも思うのは、詰めが甘いということです。結局、その仕組みを決めた人の意図にかかわらず、仕組みをうまく利用した人の方が評価が高いなんてことは、多くの会社で起きていることです。少なくとも、より多くの社員の視点でその制度を吟味する必要があるのにそれすら満足にシミュレーションしていない事が多いです。

 私はインセンティブの比重は会社が社員に求める仕事と同じであると思います。

 たとえば、顧客満足度の向上と言いながら、働いた時間の多さ(顧客への請求の多さ)がインセンティブの殆どを占める方へ変更する会社なんて何をかいわんやです。

 最後はちょっと愚痴ってみました。(笑)

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月17日

●仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成(著)

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

 ボストンコンサルティンググループのシニア・ヴァイス・プレジデントであり、ディレクターを務める内田和成氏による発想法の本です。

 内容はそれほど難しくはありません。題名が表すとおり、(最初は少ない情報で)仮説を立て、その仮説を立証するために作業を進めていけば、早く仕事ができるということです。

 ここでは、棋士の羽生善治氏の本から「直観の7割は正しい」との言葉を引用しています。もちろん、最初は失敗する可能性も高く、7割の成功率もないのかもしれません。しかし、その経験も蓄積され、感がさらに良く働くようになると言います。

 この辺はまさに「第1感」を読むと理解も深まります。

 

 この本で述べられていることは、私にとって、とても納得いく話でした。逆を言えば、「あたりまえじゃないの?」という話も多いのです。

 例えが悪いかもしれませんが、たとえばITのシステムを構築する場合、はじめに(概要)設計書を作成するのですが、これは仮説思考です。ある1つの目的に対し、あれとこれとそれを組み合わせて、スケジュールをこう引いて、何人くらいでプログラミングやテストをすれば出来上がり。と。

 実際に手を動かしていくと、予想していなかった動作をしたり(バグとも言います)、やることが思ったより増えてお金が足りなくなったり、そもそも最初に決めた目的、ゴールが変わったりすることも。

 ITに限らず、どの業界でも仮説思考なのではないかなと思ってみたり。

 そうは言っても、自己流の仮説思考ではなく、この本のやり方を取り入れることで、もっと早く、もっと確実に、もっと説得力のある結論を出せるようになると思います。

 難しそうに見える本ですが、文章はとても読みやすいですし、事例も身近な例が多いので、論理的思考をつけたい方、どうすればトレーニングできるか知りたい方にはお勧めしたい本です。

 

目次

序章 仮説思考とは何か
第1章 まず、仮説ありき
第2章 仮説を使う
第3章 仮説を立てる
第4章 仮説を検証する
第5章 仮説思考力を高める
終章 本書のまとめ

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月16日

●藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門 藤巻健史(著)

藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門
藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門

 先日のカンブリア宮殿で藤巻氏が出演されたのを見て、書棚にあった本をあわてて取り出してきました。

 本の題名は「5年後にお金持ちになる」とありますが、少なくともバブリーなお金持ちになることが目的ではありませんし、5年後の経済を大胆に予想しているわけでもありません。

 この本は「2005年11月に品川女子学院で行われた金融講座の授業に、加筆修正したもの」とあります。ということは、高校生を相手に資産運用の話をしているわけです。また、講義のほか、グループワークとして5,000万円をどう運用するか、ポートフォリオを作成する宿題も出されていたりして、なかなか侮れません。

 藤巻氏は、資産減らさないためにも資産運用は必要だと説きます。たとえば、老後のために3,000万円の貯金を銀行に預けていたとします。もし、これからインフラになって、5年後物価が10倍になったらどうなるでしょう?タクシーが初乗り6,600円になったらどうなるでしょう?今の3,000万円の価値はその時300万円の価値しかなくなるのです。つまり、貯金をすることがすなわち堅実であるとは言えないのです。(もちろん。デフレの場合には逆です)

 逆に、昔のバブルのように資産がインフレを起こしている場合、貯金ではなく株や土地を買う必要があるのです。

 内容は消して難しくはなく、相手が女子高生ですから、藤巻さんが解説するレベルもやさしいですし、女子高生の質問も、なかなか大人では聞けないような純粋、ストレートで「そうそう、それが知りたかった」と、思わず膝を売ってしまうような事に対しても藤巻さんはやさしく解説しています。

 

 そういえば、いまから15年ほど前、私が大学4年生で就職活動真っ盛りの頃を思い出しました。

 就職先の会社を検討している私たちに研究室の教授はこんなことを言いました。

 「産業の基本はモノを作ること。銀行や証券会社のようにお金を右から左へ流すだけで何の価値も生まない職業にはつくな。世の中には何人も必要な仕事ではない。職業の花形は営業である。営業がいなければ物も売れないし、社会も回らない。」と。

 その教授は、有名国立大の大学院を出てそのまま別の大学へ就職したので、営業経験はもちろん、民間会社へ就職したこともありませんでした。正直いって、その教授の教えを2,3年前まで、本音を言えば、この本を読むまでは完全に払拭することはできていませんでした。

 今ならはっきり言えます。その教授の教えは間違いであると。投資家がいなければ資本主義は始まらないということを藤巻さんはこの本で優しく解説してくれます。

 そんな、私にとってのトラウマを取り除いてくれたこの本は、金融の基本、資産運用のイロハを知りたい方にお勧めします。

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月 7日

●小さな会社の富裕層マーケティング 坂之上博成(著)

小さな会社の富裕層マーケティング
小さな会社の富裕層マーケティング

 先日ご紹介した中谷彰宏さんによる富裕層本では、急激にお金持ちになった人を「準富裕層」と呼んでいました。

 この本では、同じカテゴリーに属す人を「後天的な富裕層」と呼び、この本のターゲット顧客になります。逆に「先天的な富裕層」は、馴染みの店かデパートの外商からしか買いませんから、これから富裕層マーケットに新規参入するのであれば「後天的な富裕層」をターゲットにする方が楽だということです。

 この本を読んで感じるのは、富裕層であろうが、私のような一般人であろうが、自分を丁寧に扱ってほしいのは、みな同じであるということです。本書では、身なりや、言葉遣い、教養を身に着け、品性を大切にすることの重要性が述べられています。しかし、それは富裕層相手に限らず、多くの営業マンに身につけてほしいものです。

 私も仕事では1時間で3万円以上のコンサルフィーをいただいていますが、技術力だけではなく、身なりや言葉遣いも相当気を使うべきだと感じています。会社では、ジーンズを履いたりしていますが(笑) お客様にしてみれば、3万円のコンサルタントが安っぽい服装では、それだけでありがたみも無くなります。そのために、給与に見合わない物理的な自己投資をする事もありますが、それも必要な経費だと考えています。 (3万円もらっているのはあくまでも、会社のバックがあるからで、私個人に対する金銭的評価ではありません。念のため)

 本書は、富裕層というよりも、品の良いお客様とお付き合いするために、自分の格をどう上げるべきかのヒントが書かれている本だと思います。「こんな方々とビジネスをしたいなぁ」 と感じた1冊です。

目次

1章 富裕層ビジネスは21世紀に生き残るためのキーワード
2章 富裕層を顧客にするために必要なこと
3章 富裕層販売システムの構築―基本編
4章 富裕層販売システムの構築―インターネット活用編
5章 富裕層ビジネス最前線
6章 さあ、あなたも富裕層とビジネスをしよう
7章 あなたの心を解き放つための富裕層ビジネスの心得

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月 3日

●デキる人の法則 ティム サンダース(著)

デキる人の法則
デキる人の法則

 鮒谷周史さんのご著書である「仕事は、かけ算。 」の中で一節だけ紹介されていた本。先日、鮒谷さんの本で引用されていた本を全て購入した際の1冊です。

 この本を読むと、鮒谷さんが、ご著書の中で「ビジネス人生に多大な影響を与えてくれた本」と言い切られるのもよく分かります。またこの中の教えをかなり実践されてきたであろう事もメルマガや本を読めば伝わってきます。

 Amazonのリンクをクリックしていただけるとわかりますが、この商品を買った人はこんな商品も買っていますを見れば、まさに「仕事は、かけ算。」を購入した人は「デキる人の法則」も買っているケースが多いことがわかります。みんな同じような購入パターンだなぁと思いますね。

 ちなみに、簡単に内容をご紹介すると、デキる人をこの本ではラブキャットと呼び、そのラブキャットになるための三つのステップが、それぞれ細かく解説されています。三つのステップは

・知識の共有
・ネットワークの共有
・思いやりの共有

 知識を共有するためにはまず、自分の知識を蓄えること、そのためには本を読むこと。効率的に本を読み、活用する方法も書かれています。この方法は私もかなり納得のいくものでした。

 ネットワークの共有ですが、「二一世紀は、誰を知っているかで成功が決まる」という教え通り、どうネットワークを広げるかの方法が書かれています。自分の信用を上げながら人と人を繋げるための方法が書かれています。

 そして最後に、思いやりの共有。どう人と接し、どう気持ちを伝えるか。目線の方向から、声をかけるタイミングまで。これはかなり参考になります。

 付録には、ラブキャットになるための必読書十冊の紹介。また食指が(笑)

目次
1 ラブキャットへの道
2 知識
3 ネットワーク
4 思いやり

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月 2日

●3つの成功サイクル 川西茂(著)

3つの成功サイクル
3つの成功サイクル

 元フランクリン・コヴィー・ジャパン副社長にして、ご存じ「7つの習慣」の翻訳者の一人でもある、川西茂さんによる成功本です。

 「7つの習慣」の翻訳者としては、ジェームス・スキナー氏が有名で、彼の著作「成功の9ステップ」は10万部を突破したとか。 川西さんにもぜひ頑張っていただきたいところです。

 この「3つの成功サイクル」では、ジャームス・スキナー氏との出会いから、(名前は出ていませんが、日本語を流ちょうに話すアメリカ人講師と言えば、彼しかいないと思います)普通ののサラリーマンであった川西氏が39歳にして会社を独立した話など、中年世代へ勇気を与えてくれる体験談が心に響きました。

 この本は、500ページを超え、非常に厚い本ですが文章は非常に読みやすく、普通の読み方でも1日かければ読了できるのではないかと思います。ただ、内容はやや初心者向けであるため、成功本オタク(私か?)の方にとっては物足りないこともあるでしょう。

 本書の特徴として、載っている逸話は、日本の一般の方による話であり、身近な例として、すんなり心に響くのがいいです。

 この中に「3日後日記」という方法が紹介されているのですが、とても参考になりました。3日後日記とは、ノートの左ページにその日の出来事を書き、右のページは開けておきます。3日経ったら、3日前のところを見直し、その頃を振り返ります。3日経つと当時の自分を客観的にみることができ、本当の感情を思い出すというのです。その「判断」を右のページに書きます。そういえば、同じようにブログで日記を書き、定期的に見直すことを勧めているのが「手帳ブログ」のススメですね。考え方は似ているのかもしれません。

 事例も豊富で、文章も易しく、加えて優しさを感じさせてくれる本でした。ただし、「この話○○○と似ているな」などと他の本と比較しながら読むような(私だ(笑))、成功本オタクには物足りないかもしれません。

目次

序章 最高の成果をあげる人「ベストパフォーマンスパーソン」とは?
第1のサイクル パフォーマンスサイクル
第2のサイクル パワーサイクル
第3のサイクル キャラクターサイクル
終章 真のベストパフォーマンスパーソンになるために
まとめ 『3つの成功サイクル』―まとめ

Posted by ten at 23:53 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年8月 1日

●富裕層ビジネス 成功の秘訣 中谷彰宏(著)

富裕層ビジネス 成功の秘訣
富裕層ビジネス 成功の秘訣

 久しぶりに購入した中谷さんの本。基本的に中谷さんの本は題名や帯に惹かれて買う場合が多いです。

 ちなみに、前回購入したのは大人のスピード勉強法。「本は買ってきた日が、一番早く読める」という一文だけで買いました。

 今回の本は、「富裕層ビジネス」。表紙には以下のように書かれています。

この本は、3人のために書きました。

1)「富裕層ビジネス」をしていて、苦戦している人

2)「富裕層ビジネス」をこれから始めたい人。

3)「富裕層向けサービスマン」を、育てたい人

 でも、私は「富裕層とはどんな生活をしているのかを知りたくて」買いました。

 今回は書店で購入して、その日のうちに一気に読みました。

 中谷さんは、富裕層と、準富裕層を定義しています。巷で言う富裕層は、真の富裕層である中谷さんからしてみれば単なる準富裕層です。

 富裕層と準富裕層のレベルは明らかに違います。プラチナカードやブラックカードで喜ぶのは準富裕層、富裕層は会員証なんか持ち歩きませんし、顔パスじゃないお店には行きません。富裕層は、名刺を持ち歩きませんし、渡しません。危険だからです。写真もとらせません。危険だからです。富裕層は割引券が嫌いです。そんなクーポンを使うような庶民向けホテルやレストランには行きません。どんな高級ホテルも、レストランも責任者へ連絡すれば予約も割引も優先してくれます。

 こんな話は今までどの富裕層関連本にも書いてありませんでした。まさに、真の富裕層であり、富裕層のお仲間も多いと思われる中谷さんだからこそ、書ける話なのでしょう。

 いつか、真の富裕層になりたいと思いつつ、ゴールドカードをありがたがる私です。(ヨドバシカメラのじゃないですよ(笑)

目次

1 富裕層を「知る」
2 富裕層の「ライフスタイル」
3 富裕層の「気質」
4 富裕層が求める「サービス」
5 「準富裕層ビジネス」
6 富裕層の「集客」
7 富裕層の「タブー」
8 富裕層の「料金設定」

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月31日

●起業家の本質 ウィルソン・ハーレル(著)

起業家の本質
起業家の本質

 手にとってすぐに一気読みしたのは久しぶりでした。

 それも、出だしの強烈な一言に心動かされたからです。その節を引用します

 会社を設立すると、あなたは極めて特殊なクラブに所属することになります。自動的に加入が決まり、入会を申し込む必要もありません。会員資格は無期限に有効です。みなさん、恐怖のクラブへようこそ。

 この本の原題は「For Entrepreneurs Only」。起業家以外読むべからず。そう謳うだけあって、内容はかなり生々しいものです。

 裁判を避ける話や、幹部が離反する話などを筆頭に、神田昌典さんの成功者の告白小阪 裕司さんの本でも、たびたび報告されていた事例がここでもいくつか挙げられています。

 そしてこんな教えもありました。

「どんな起業家にとっても、最良のパートナーは配偶者であるということ。」

配偶者とは、「もし世界中の人間があなたのことをバカと言っても、あなたを愛してくれる人のこと」

 そして、最初は会社を手伝っていた配偶者が会社を去るべき時期についても明記されています。

 今まで公に語られてこなかった起業家の生々しい事実。その事実が真実であるかは、折口雅博さん、堀義人さん、松田公太さん、西川潔さんなど、そうそうたる推薦人を見ていただければ推して知るべしです。

 この本の目的はアメリカ政府の起業家に対する理不尽な処遇に対して抗議し、起業家の一致団結を求める事、しかしその本質は起業家に対するエールなのだと理解しました。(ちなみに、この本の原本は今から10年前に書かれていますので若干の時代のズレはあります)

 とはいえ、「起業家」と「注意欠陥障害」の特質は同じと言い切ってしまうような、毒舌たっぷりでストレートな文章は時に笑いあり、時に心にズシリと響く交互のリズムが心地よく、久しぶりに一気読みをしてしまった本です。

目次
1 起業家の本質
2 旅を始める
3 夢を成長させる
4 危機を管理する
5 起業家の創出
6 未来の起業家へ

久しぶりのマインドマップと一緒に
Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月17日

●ダイエットしないとね

 タバコを止めて1か月。その間の食欲はあまり制限せず過ごしていました。ところが、1か月で2キロの増加。もともと、増加傾向だったのですが、この1年で5,6キロの増加です。最近は食事や間食の回数が増えていたので、分かっていたことではありますが、ちょっと反省しました。

 いざ、ダイエットと言いたいところですが、ダイエット経験も無く、やり方が分からないので、事前に書店でリサーチを。

 ところが、ダイエットの男性向けの本は殆ど無いのですね。女性向けの本が並ぶ中、本を探す姿はちょっと恥ずかしかったです。

 しかたなく、Amazonでいくつか購入したのが以下の本です。「禁煙セラピー」に味をしめて「ダイエットセラピー」はうまくいくのでしょうか?

 ということで、ちょっと運動でもしようかなと、フィットネスクラブの会員になりました。(これも初めて)
久しぶりに運動すると、結構気持ちのいいものですね。ちょっとくせになりそうです。

体脂肪が落ちるトレーニング―1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造
体脂肪が落ちるトレーニング―1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造

スロートレーニングで体脂肪を燃やす!!―今日から28日完成!
スロートレーニングで体脂肪を燃やす!!―今日から28日完成!

ヘルシー・デイズ―私のカラダ・エディション
ヘルシー・デイズ―私のカラダ・エディション

ダイエット・セラピー―読むだけで絶対やせられる
ダイエット・セラピー―読むだけで絶対やせられる

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月15日

●あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール 堀内伸浩(著)

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール
あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール

 先日のamazonキャンペーンの時にもご紹介した堀内さんの本。 アマゾンでの最高順位は12位だったそうですが、かなりの健闘ぶりだったのではないでしょうか?

 当時は先に入手していたものの、ちゃんと読んでいなかったので、あらためて最初から読みました。

 この本で解説されている文章のルールは、基本から応用まで網羅されています。それこそ、句読点のうち方から始まり、相手の誉め方まで、押さえておくべき101のルールです。

 特に、私自身が気をつけなければと思った個所を以下にピックアップします。(これは個人的な覚書です)

23.修飾語は修飾される言葉の近くに置こう
38.なるべく肯定文で書こう
44.表記を統一しよう
51.慣用句は正しく使おう
55.「引用」してみよう
58.「頭痛が痛い」のような重言は避けよう

 先日の土井英司さんのセミナーでも、「これからは実務家が情報を発信していく時代である。そのためには、言葉や文章力を徹底的に磨く必要がある」とおっしゃっていました。そして、「文章力は才能ではなく、訓練で鍛えられる」とも。

 まさに文章力を上げるための基本知識が書かれているのが、この本です。堀内さんの文章は本当に読みやすいです。その読みやすくするために考慮しなければならない事がこの本の前半に書かれています。最初はチェックしながらなので時間がかかりますが、いつかはスラスラと上手な文章を書けるようになることを信じて、ブログへの書き込みを続けたいと思います。

目次はこちらのリンクから読めますが、追記に引用します。

 

目次
1.文章を難しく考えるのはやめよう
2.何のためにその文章を書かくのかハッキリさせよう
3.書くべきことを5W2Hでピックアップしよう
4.書きたいことを箇条書きでピックアップしよう
5.読む側の立場になって知りたいことを考えてみよう
6.ピックアップした項目の取捨選択をしよう
7.全体の構成を考えよう
8.導入部分のネタをストックしておこう
9.わかりやすい文章の順番を覚えよう
10.目的に合ったまとめの一言を書こう
11.追伸を入れよう
12.とにかく書けるところから書いていこう
13.基本的な文章作法は覚えておこう
14.カッコは正しく使い分けよう
15.常に主語を意識しよう
16.主語と述語の一致を意識しよう
17.同じ語尾が続かないように気をつけよう
18.体言止めや倒置法を使って文章にメリハリをつけよう
19.「の」「も」「に」が続かないように気をつけよう
20.「は」と「が」を正しく使い分けよう
21.接続詞を正しく使いこなそう
22.句読点の打ち方をマスターしよう
23.修飾語は修飾される言葉の近くに置こう
24.「です・ます調」と「だ・である調」の混在は避けよう
25.「あれ」「これ」「それ」を使うときは注意しよう
26.「れる」「られる」を使うときは注意しよう
27.「~たり」を使ったら、次も「~たり」を使おう
28.辞書を使いこなそう
29.ワープロの校正機能を使って文章チェックをしよう
30.文章を書き終えたら、必ず声に出して読み返そう
31.敬語の種類を知ろう
32.尊敬語を正しく使おう
33.謙譲語を正しく使おう
34.丁寧語を正しく使おう
35.二重敬語はなるべく使わないようにしよう
36.尊敬語と謙譲語を混同しないようにしよう
37.誰の行為なのかをよく考えて敬語を使い分けよう
38.なるべく肯定文で書こう
39.二重否定など誤解を招く表現は避けよう
40.専門用語や業界用語を使うときは注意しよう
41.むやみにカタカナ語を使うのはやめよう
42.カタカナにした方が効果的な場合もあることを知ろう
43.難しい漢字はひらがなにしよう
44.表記を統一しよう
45.一文の長さは60文字を目安とし、長い文章は2つに分けよう
46.適度に改行し、小見出しも入れよう
47.小見出しの付け方を覚えておこう
48.箇条書きを使いこなそう
49.「以下」と「未満」は正しく使い分けよう
50.係り受けをきちんと覚えておこう
51.慣用句は正しく使おう
52.文章をわかりやすくする5つの技法をマスターしよう
53.「例示」しよう
54.「比較」してみよう
55.「引用」してみよう
56.「比喩」を使ってみよう
57.「エピソード」を書こう
58.「頭痛が痛い」のような重言は避けよう
59.用件のみの、そっけないメールはやめよう
60.相手の宛名はきちんと書こう
61.自分の名前はきちんと名乗ろう
62.「拝啓」から始まる書き出しはやめよう
63.敬称は必ずつけよう
64.署名は必ず入れよう
65.適度に改行し、行間を空けよう
66.件名はわかりやすくしよう
67.送信者名を工夫しよう
68.相手のメールに返信するときは、相手に合わせよう
69.書き出しを工夫しよう
70.スピーディーに対応しよう
71.相手の質問にはすべてきちんと答えよう
72.文字化けに注意しよう
73.自分のメールスタイルを確立しよう
74.自分のキャラクターに合った文体を選ぼう
75.「笑い」を入れてみよう
76.メールの全体構成を決めておこう
77.メールをデザインしよう
78.感情的な文章はやめよう
79.マイナス言葉をプラス言葉に言い換えよう
80.相手のミスをやんわりと指摘したいときはこう書こう
81.名を捨ててでも実を取りたいときはこう書こう
82.感想を求められたときはこう書こう
83.希望の感想がほしいときはこう書こう
84.初めての人に仕事の依頼をするときはこう書こう
85.断られにくいお願い文はこう書こう
86.お願いした仕事が完成したときのお礼文はこう書こう
87.相手のモチベーションを上げたいときはこう書こう
88.やる気を引き出したいときはこう書こう
89.叱るときはここに注意しよう
90.実際に叱るときはこう書こう
91.断るときはここに注意しよう
92.上司の依頼を断りたいときはこう書こう
93.取引先からの要求を断るときはこう書こう
94.仕事の依頼を受けたいが、条件が合わないときはこう書こう
95.謝罪文はこう書こう
96.お願いしてある仕事の催促をしたいときはこう書こう
97.再三の催促にもかかわらず返事がないときはこう書こう
98.少し納期を延ばしてほしいときはこう書こう
99.印象に残る御礼メールはこう書こう
100.誉め方の5つのポイントを押さえておこう
101.誰かを誉めるときはこう書こう
 
 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月13日

●「手帳ブログ」のススメ 大橋悦夫(著)

「手帳ブログ」のススメ
「手帳ブログ」のススメ

 シゴタノ!というLifeHack系ブログで有名な、大橋悦夫さんによる本。

 内容は簡単に言えば、「ブログというツールを使って、日々の生活を向上させましょう!」という感じでしょうか?

 「手帳ブログ」というのは、著者によると以下のように定義づけられています

「手帳ブログ」という名前の由来は、文字通りブログを手帳のように活用したい、という思いから来ています。

私は

ブログを手帳のように毎日書き続け、定期的に自分を振り返り、得意分野を見つけ、自分自身の成長と共に、その情報を読者と共有しましょう

というのが、この本の骨子だと理解しました。

 まずは、4行日記から始めてみる。その一歩から世界は大きく開けるでしょう。たとえ、人気のないブログになったとしても、その4行日記は必ず自分へのフィードバックとなるはずです。まさに、自分のためのブログです。

 この本の最後には、ブログを長く続けるためのコツが具体的に、わかりやすく書かれています。すでにブログを始めている人でも日々の更新がままならない人にも(私だ(笑))参考になります。

目次
1日目―ブログをはじめるには何が必要?~1週間―とにかく毎日書き続ける!
~2週間―書きっぱなしではもったいない!
~1ヶ月―スタート!マイブログ
~3ヶ月―視点を変え、可能性を掘り出す
~半年後―長く楽しく続けるには?

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月12日

●今日購入した本(7/12)

本日は会社から帰宅後、無性に本が欲しくなり、10時の閉店間際の書店で3冊、自宅へ戻ってからも、amazon, Rakuten,  BK1 の中で一番早く到着する会社を選びながら10冊ほど注文しました。

で、注文した本の一部がこちらです。

一倉定の経営心得
一倉定の経営心得

愛は脳を活性化する
愛は脳を活性化する

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか

デキる人の法則
デキる人の法則

何かお感じになりましたでしょうか?

実は、これらは鮒谷さんの仕事は、かけ算。の中で紹介されている本の全部です。

もともと、紹介されている本はそれほど多くないのですが、その中で私もすでに読んだ本が2冊ありました。

今回は、鮒谷さんがご紹介されているこれらの本を全て自分のフィルタを通さずに買ってみました。どういう本なのか、今から楽しみにしています。

最近、時間が無くて全然本が読めてないのですが、最近、本を購入するペースを落としていたこともあり、その反動が出ているのかもしれません。

良く数えてみると、未読の本が70冊くらいあるのですが、すでに読むことを放棄している本もあるような気がします。

先日、本の保管先を新しく作って、満杯だった書棚の本を30冊ほど移動しました。そのおかげで、書棚にはちょっとすき間ができたのでそこを埋めたい衝動に駆られているのかもしれません。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月11日

●ある広告人の告白[新版] デイヴィッド・オグルヴィ(著)

ある広告人の告白[新版]
ある広告人の告白[新版]

 先日、土井英司さんのスパルタ読書塾で大絶賛だった本。

 表紙には「広告人のための教科書」とありますが、広告人でなくても読んでOKです。そうじゃないと、一般サラリーマンはフォレスト出版の本は読んではいけないことになります(意味不明)

 確かに、1度読むと、広告人に向けた本だと感じます。2回目は、経営者に対して書かれた本だと感じます。そして、3回目には、まさに自分に対して書かれた本のように感じます。

 読む立場を変えることによって、気づく点が異なってくる不思議な本です。

 この本には刺激的な言葉がたくさん書かれています。

「ピーナツしか撒かないようなところへ寄って来るのは、せいぜいサルくらいのものだ」
「犬を飼っているのに自分で吠える奴がいるか?」
「自分より能力のある人間を雇うべし」
「バントをするな。場外ホームランを狙え。不滅の会社を築き上げることを目標にせよ」

など、基本的に、書いてある事は誰もが「その通り!」と思うことです。にも関わらず「自分にはできないよね。」とか「取引先が悪いんだよね」って言いそうな教訓がちりばめられています。

 どんな視点で読んだとしても、最終的には「こんなかっこいいこと言ってみたいな」と思うことでしょう。経営者として、仕事や顧客に真正面で接している姿は見習いたいものです。

P.S.
smoothさん記事の方が詳しくご紹介されていてお勧めです。

目次

序文
本書の裏話新版のためのまえがき
まえがき
1 広告会社の経営手法
2 クライアント獲得の秘訣
3 クライアントとの関係を持続させるには
4 クライアントに贈る「15のルール」
5 成功する「広告キャンペーン」とは?
6 「強烈なコピー」作成法
7 人を惹きつけるイラストレート法
8 視聴者の心を動かすTV・CMの条件
9 「食品」「観光地」「医薬品」キャンペーンのポイント
10 一流の広告人への道案内
11 広告への批判に対する私の回答

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 6日

●最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと マーカスバッキンガム(著)

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

 たったひとつのことってなんだろう?と思ってずいぶん前に購入した本。 未読本が約40~50冊ある中で、やっと読む番が回ってきました。

 はじめに結論から言ってしまうと

・すぐれたリーダーは、「よりよい未来に向けて人々を一致団結させること」ができる。
・すぐれたマネージャーは「個人の特色を発見し、活用すること」ができる。

 まさに、正反対とも言うべき特性の違いが明確に示されています。マネージャは1対1で部下と向き合いますが、リーダーはメンバーを引っ張っていきます。

 このように、「たったひとつの」普遍的な法則を、本書は膨大なデータを元により具体的にわかりやすく解説しています。

 そして、「たったひとつのこと」を見極めるための3つの判断基準として書かれているのがこちらです。

  1. さまざまな状況に幅広く応用できなければならない。
  2. 乗数のような働きをしなければならない
  3. 行動の指針にならなければならない

 この3つの条件がそろってこそ、その「たったひとつのこと」は幅広く応用でき、効果が高いと言えるのだそうです。

 久しぶりに、とてもためになる自己啓発本を読みました。本書から「たったひとつのこと」を探し出すのも面白いですが、その「たったひとつのこと」を実行するための心構えや方法を探す方が、もっと参考になると思います。何度も繰り返し読みたくなる良い本です。

目次
第1章 「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと
第I部 組織の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと
 第2章 マネジャーとリーダー――どうちがうのか?
 第3章 すぐれたマネジャーはチェスをする
 第4章 すぐれたリーダーは未来を描く
第II部 個人の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと
 第5章 何をするかではなく、何をしないか
 第6章 3つの主張
 第7章 これで成功は継続しない
 エピローグ アンバランスであることをめざして
謝辞
訳者あとがき

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 5日

●会社の寿命10年時代の生き方 道幸武久(著)

会社の寿命10年時代の生き方
会社の寿命10年時代の生き方

 道幸武久さんの2冊目の本。今日書店で見かけて、パラパラとめくっただけですが、まさに私自身が感じていること、知りたいことがストレートに目に入ってきて、そのままレジへと進んでいました。

 読んで感じたのは、経営コンサルタントとしての道幸さんの鋭い視点が随所にあらわれているということです。
・会社の寿命は10年と考えて、そのための準備を今から始めなさい
・40代から50代の高所得者がリストラの対象となる
・今後の所得は山を描くカーブになる

今後の人生の設計図を描くために
・1000万円の貯め方を本気でシミュレーションすることで、人生を自分で設計できるようになる
・「お金」「能力」「人脈」の資産を棚卸しする
・大学を出てからの「履歴書」を休日に書きあげる
など、とてもためになりそうなワークも載っています。

 ただ、最後まで読んでみて感じたのは、私の浅い本の読み方では最初に感じたワクワク感や大いなる疑問を解消してくれる解を見つけることはできませんでした。本音を言えば、もう少し突っ込んで欲しかった。

 以下は、自分の年収が下がる前に、そして「負け組」になる前に、事前に手をつけておくべき仕事として挙げられていた方法でしたが、これも私には、しっくり来ませんでした。
1)インターネットオークション
2)情報起業
3)MLM
4)株式投資
5)不動産投資

 著者の未来予測は決して間違っていないと思いますし、鋭い視点は「その通り!」と膝を打つものではありますが、その解決策は自分で考えるべきなのでしょう。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 3日

●非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣 神田昌典(著)

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣

 何をいまさらと思われるほど古典的な名著。最近、また再読しています。 何度読んでも刺激があって、やる気が出る本です。

そういえば、

図解 成功ノート―非常識に儲ける人々が実践する
図解 成功ノート―非常識に儲ける人々が実践する

こちらも、薄いムック本にもかかわらず、かなり刺激を受けた本なのですが、最近文庫化されたそうで、これで簡単に持ち歩けます。

 「非常識に儲ける人々」が実践する図解 成功ノート 知的生きかた文庫

今ではかなり言い尽くされた感もありますが、現在でもそのエッセンスや考え方は十分使える内容です。 

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月29日

●ひらめき脳 茂木健一郎(著)

ひらめき脳
ひらめき脳

 最近テレビのコマーシャルで、アハ!体験なるゲームが、紹介されていて、今はやりの「大人のDSトレーニング」のパクリかと思ってました。

 実際この本を読んで、実はそうではないということに初めて気がつきました。

 アハ! 体験とは、簡単に言うと、脳のひらめきのことです。そのひらめきを脳に体験させることで、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が放出されます。そして、この一連の作用は脳にとってはとても重要なもので、「脳内の快楽の泉を刺激することでもある」と著者である茂木博士は述べています。

 では、このこのひらめきは、どのようなときに、起こりやすくなるのでしょうか。それは、リラックスできている環境、座っているときよりも歩いているとき、またスランプであるときに、ひらめきは生まれやすいそうです。それこそ、「アイデアの作り方」や「アイデアのヒント」で言われている、"ユーレカ!"状態のことを言うのでしょう。

 また、これはまさに、脳にとっての報酬であるドーパミンを放出している状況で、おそらく上のゲームは、そのアハ!体験をすることによって、脳にとっての栄養を与えるゲームではないかと想像しています。

 次に、ど忘れの状態に関しても、この本では詳しく脳の状態が解説されています。少なくともど忘れというのは、コンピュータやロボットには決して起こりません。 何かを思い出せないという感覚は、脳にとっても非常に良い状態であると言えるのです。

 最後に、ひらめきとは、若干話がずれますが、安全基地について、ここで引用しておきます。

 そうした探索を子供が自由に行うことができるようにするためには、1つの条件が必要です。その条件が「安全基地」なのです。

 「安全基地」とは、両親などの保護者が子供に対して与える安心感のようなものです。たとえば、子どもは、困ったときに、「どうしたらいいの」とでも言いたそうに、親の顔を見たりしますが、そのようなときに知らん顔をしないで、ちゃんと見かえしてあげる。あるいは、危ないことをしそうになったら注意する、トラブルになったら助けてあげるなど、子供が安心して探索できるような心理的インフラをつくってあげることが大切なのです。

 また、この安全基地がひらめきを生むとも書かれています。創造性は「体験x意欲」で決まる、その体験を自由にさせてあげるための安全基地を親として子供に与えてあげたいと思います。(安全基地と、過保護は紙一重なのですが。。。)

■参考資料

川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング

脳に快感 アハ体験!
脳に快感 アハ体験!

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月28日

●人生計画の立て方 本多静六(著)

人生計画の立て方
人生計画の立て方

 この本は、本多静六氏の3部作の中の1冊です。タイトルは人生計画の立て方。まず、人生計画について、本多氏は、以下のように述べています。

 「計画何々」なんて、近頃ははやらないよ、と言われるかもしれない。
 計画という言葉は、ともすると自由と相反するもののように聞こかれがちである。(略)人生計画は、決して人生の自由を束縛するものではなく、かえってその拡大充実をはかる自由の使徒だといっても誇張ではない。計画なくして、自由なしとも断ずべきである。

 ここでは、計画を立てることによって、窮屈になるのではなく、逆に自由度が増すと述べられているのです。

 では、氏の人生計画とはどういうものだったのでしょうか。実は、最初は70歳までの人生計画しかありませんでした。しかし幸いにして、85歳の生涯を送った本多氏は、途中で人生計画を立て直すことになります。ここでは、120歳を目標とし、その歳までどのように生きていくべきかが記されています。

 20歳までは働く為の準備とし勉学に励むこと。
 20歳から45年間は身のため国のために働くこと。
 66歳から20年は世のため人のために働くこと。
 そして86歳以降は改めて勉学や簡素な生活を楽しみつつ後進の相談に乗るというものです。

 また、この計画実現に望ましい生活態度として、9つの処世が示されています。
時間厳守。
功は人に譲り、責は自ら負うこと。
常に収入の4分の一を蓄えること。
受けた恩は必ず返すこと。
個人間に金銭貸借を行わぬこと。
などなど、分かっていてもなかなかできないその生活態度が本多氏の答えなのです。

この本を自分のバイブルとし、これからの人生計画を立てていきたいと思います。

 

 

と、締めれば良いのでしょうが、残念ながら今の私には無理です。なぜ、このような生活を選ぶべきかの判断基準が今の私にはありません。もう1度この本を読むか、私の財産告白を再読する必要があるのかもしれません。まだまだこの本のレベルには達していないようです。。。。

 ただ、私が大きく心に残ったのは氏が、「職業の道楽化」と呼ぶ考え方です。 ぜひとも、自分の仕事を道楽と考えられる局面を迎えたいものです。

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月26日

●ストレスフリーの仕事術 デビッドアレン(著), 田口元(監訳)

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

 こちらは、GTDで有名なデビッド・アレンの原作を、これまた日本では百式サイトで有名な田口元さんが翻訳した本です。

 GTDをご存じない方は、以前ご紹介したこちらのエントリーをご参照ください。

 この本を読む前にはまずGTDを理解する必要がありますが、ご存じない方も心配ありません。監訳の田口さんが、本の一番最初に解説していますので、まずはそちらを読んでから、本文へ進めばOKです。

 この本は52のエッセイからなっていますが、基本的にはGTDをベースとしています。そして、ありがちな日々の仕事や人生の課題をGTDでどう解決するかが解説されています。

 そして、田口さんのあとがきや、本文にも書いてある事ですが、GTDはあくまで「型」であり、型を会得した後は各自が好きなようにアレンジしていけばよいのです。

 それぞれが、独立したエッセイなので、最初から最後のページまでを簡単に読み進むことはできません。また、たとえが多いため、しっかり読まないと、大事な教えに気づかない可能性もあります。 それが、単に同じことを言い換えているような部分もたまにあったりして、それこそ、著者のデビッド・アレンが日々思っていること、コンサルの言葉をそのまま本に書いたという感じもします。(元々は、ウェブサイトに掲載した文章だそうです)エッセイはそれぞれ3~4ページくらいなのですが、短い分、1つ1つが著者の含蓄のある教えだと感じられます。

 いくつか、メモした個所を引用します

時々刻々と変化する現実に即して考えるための想像力を効果的に引き出し、利用しやすくするためには、まずは心のメモリの空き容量を増やしてやらなくてはならないのだ。
何かをうまくやることができる人はつねに整理をしている。考えてみよう。絵描きはつねに筆と絵の具をきれいに整理している。キャンバスに向かってから「さあ、絵の具を整えるぞ」などとは考えてはいない。
(略)
創造性を発揮できる人は「整理をする」。そしてそのための整理は意識せずに、自然になされていなければならない。
あなたは自分にとってうまくいく、仕事の「型」をもっているだろうか。そしてその「型」を意識しなくていいぐらいのレベルで習得できているだろうか。
GTDの手法である、収集・処理・整理・実行をしている時に気分が良くなる理由は、なにもそれによって仕事が減るからではない。その作業をすることで、自分が人生の運転席に座ることができるからなのだ。

 私がお勧めする読み方は「飛ばしてもいいから、何度も読んで好きなところを取り入れる」です。何度読んでも新しい発見がある本です。私はかれこれ1週間持ち歩いています。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月24日

●禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる 。。。か?

 最近誰にも宣言せずに、タバコを止めています。

 最後のタバコを吸ってから、かれこれ10日間くらいになります。でも、禁煙したとは思ってません。とりあえず、ストップしてみようかなと。いまのところ、特に大きな禁断症状もなく、毎日過ごしてます。

 ただ、タバコをやめるとお金が浮くというのは、私には逆です。念のため、毎日ガムやフリスクを売店で買うようになって、逆にタバコ代より高くなってます。(ガムやフリスク無くても過ごせるような気もするのですが)

  タバコはかれこれ20年以上吸ってました。しかも、今まで一度も禁煙しようと思ったことはありません。今回が初めてです。 そんなこともあって、いまのところ、私がタバコを吸わないことに気づいたのは、同じ会社のある1人だけです。実は家族も気づいてません。(毎日、自宅で10本くらいは吸ってたのに)

 そもそも、止めてみようと思ったのは、外出した時などにタバコを吸う場所を見つけるのに疲れたからです。最近のドトール(コーヒーショップ)とかは、殆ど喫煙者ばかりですよね? なんだかそんな真剣に灰皿を探す自分が惨めに思えて、とりあえずストップしてみました。

 ストップした翌日読んだのがこの本。「本を読み終わるまで、タバコはやめるな」と書いてあったので、また吸って、本を読んで、また止めました(笑)

禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられるムックセレクト
禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる

 それから、いままで約10日間、いまのところ禁断症状も出ず、といったところです。

 変わったところと言えば、寝つきが良くなったかも、という感じです。(同時期にコーヒーも夕方以降飲まなくなったので、それも原因としてあるかもしれません)

 とりあえず、家族にバレると変なプレッシャーをかけられるので、今のところ内緒で進めてます。。。。(笑)

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月23日

●「脳力」をのばす!快適睡眠術 吉田たかよし(著)

「脳力」をのばす!快適睡眠術PHP新書
「脳力」をのばす!快適睡眠術PHP新書

 この本は、元NHKアナウンサー、衆議院議員秘書、医師にして、現在は月曜日から金曜日までの朝6時30分から2時間のラジオ番組をもつ吉田たかよしさんによる、快適に睡眠をとる術を書いた本です。

 ご存じの方も多いと思いますが、著者である吉田さんは土井英司さんに言わせると「資格オタク」。灘高校、東京大学大学院卒業、2年連続国家公務員試験合格、NHKアナウンサー、衆議院議員秘書、そしてラジオパーソナリティーと、1つだけでも十分に自慢のネタになるほどすごい経歴の持ち主です。

 その吉田さんが医師の視点、学習者の視点で睡眠について書いた本がこの「快適睡眠術」です。

 この本ではそれほど突拍子もないことは書いてありません。非常にオーソドックというか、テレビや、雑誌、本で見て聞いた内容ではあります。とはいえ、私もうろ覚えだったり、間違って理解していたりで一度きちんと睡眠について整理して学ばないとと思っていました。

たとえば、こんな例が載っています

・朝食の取り方
・土日の寝だめを避ける方法
・ぐっすり寝る方法
・寝つきを良くする方法
・カフェインの効果は何時間?
・自分はショートスリーパーか、ロングスリーパーかを知る方法

などなど

 私がこの本の中から現在実施しているのは、今のところこれだけです。

・寝る6時間前からカフェインは取らない
・睡眠日記を付ける(睡眠時間と、その日の体調を記録する)

 それでも、夕方からカフェインを取らなくなったことによって、若干寝る時間は早まったように思います。

 現在の平均睡眠時間は3.5~4.5時間くらいです。

 最近寝起きは良いのですが、たまに昼の会議などでフッと寝てしまうことがあって(たぶん1分くらいだと思うのですが)、これを何とかしないとなぁと思ってます。寝不足なのかもしれませんが、それ以外は特に眠くなることもないので。。。。。。


 勉強と睡眠の関係については、同じく吉田たかよしさんの「仕事脳」もお勧めです。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月22日

●そのまま使える起業の武器! 西村 和弘(著)

そのまま使える起業の武器!
そのまま使える起業の武器!

 この本は、これから起業する方、特に20代の若い方、会社を作るのに何が必要なのかの知識が少ない方にとっては非常に有用な本です。(私も同じ1人です。20代じゃないけど(笑))

 逆を言えば、難しいことはあまり書いていません。たとえば、資金計画表や、損益計算書は、たった2ページです。この本が他の起業本と違うのは、著書である西村さんの経験に基づいた事例が具体的に載っている点です。

 西村さんは、漢字をテーマにしたTシャツブランド「Anything」を脱サラで始められました。

 西村さん自体多くの方を読まれたのか、それともご経験あるいは他の経営者の方からのアドバイスなのか分かりませんが、有名な本に載っている定石も良く押さえられています。たとえば、自社の特徴をよりはっきりさせること、家族や知り合いからではなくお客様からのアドバイスをよく聞くこと、何らかでNo,1になることなどなど、ランチェスター経営もしっかりと。

 ちなみに、西村さんも、トム・ピーターズのブランド人になれ!をたまに読み返すそうです。鮒谷さんと同じですね。

 この本で気づかされたのは、会社の失敗とは自社の事業だけではなく、起業時の魑魅魍魎の中で足を救われることもあるということ。

 たとえば、大手企業との取引で振り回され大きな損失を出したり、異業種交流会参加してみたらセールスマンやネットワークビジネスの勧誘だったとか。

 他にも資金を狙った勧誘につかまったり、前の会社や知人から紹介された仕事を受けることになり、結局なんのために会社を辞めたのかわからなかったり、と確かにそういった障害もできるだけ事前に排除しておくことが必要でしょう。そんな等身大の目線で起業について優しく書かれています。

 すでに会社をお持ちの方、あるいは、十分勉強した方にとっては、簡単な内容かもしれませんが、もっと現実的な話も知りたい方にはお勧めの本です。

目次
第1章 「3年間1人で続ける」これが起業の“武器”となる!
第2章 これが実践で役立つ“起業の武器”だ!
第3章 起業のネタの見つけ方 成功キーワード編
第4章 自己資金だけは十分に用意しよう!
第5章 起業に面白いほど役立つインターネット活用術・仕事術
第6章 お金も名声もすべて自分に返ってくる!だから起業は面白い
第7章 起業に役立つビジネスセンスを磨く用語集
第8章 会社はこんなに簡単に作れる!

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月21日

●「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 中山マコト(著)

「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本
「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本

 この本は、最初の数ページで衝撃を受けた、久しぶりの本です。(衝撃を受けた理由は文末に)

 本を読む前に裏表紙の著名な方の推薦文を見たのですが、正直言ってかなり持ち上げ過ぎているように見えて、本当っぽさが弱い気がしました。

 しかし、実際に本を読んでみると推薦文の一言はその通り! 嘘じゃなかった。

 推薦者の木戸さんが言われる「二度とキャッチコピー本は買う必要ないですね。」すらも納得です。

 この本は、キャッチコピーを考える立場にある人だけではなく、自分ブランドを作るすべてのビジネスマンにお勧めします。自分をどう磨くかも必要ですが 、どうブランド化するか、アピールするかも重要な事です。

 この本を読めば、人々の何気ない一言をネタに、どんなキャッチコピーが口コミを広げるのか、そして、どう自分をブランド化するのかも分かります。自分で考えるより、周りの人の言葉を使ってコピーを作るということは、それ自体がコアエッセンスであり、レッテルであり、ブランドであるということです。つまり、まわりの人が抱くイメージとコピー(自分の主張)を一致させることで、より強力なブランドになるのではと思います。

 うまいキャッチコピーを使うことは、より口コミをしやすくなりますし、口コミを誘発させる手助けをする方法なのだと、この本を読んで感じました。

P.S.
 衝撃を受けたのは、この本に書かれた10の法則です。(以下の目次にもその10の法則が書いてあります) すべて共感し、「自分にもできるかも?」と思わせてくれます。

 もし、書店で手に取ることがあれば、是非最初の25ページだけでも見てみてください。おそらく、その場で納得し、レジへと向かっているはずです。

目次
第1章 バカ売れキャッチコピーがみるみる書ける方法、教えます!
第2章 いい材料を30秒で集める方法、教えます!
第3章 バカ売れするキャッチコピーの書き方 10の法則
 ①いじらずに、訊き出したコトバをそのままコピーにする!
 ②「?」をつけてみる
  ③組み合わせてみる!  
 ④縮める!            
 ⑤言い切ってしまう!         
 ⑥独り言にする!          
 ⑦見てきたように書く!        
 ⑧ザックリまとめて言い換える!    
 ⑨いつも使うコトバで「シャレ」をつくる!
 ⑩買った後のストーリーを書く!    
第4章 実際に、キャッチコピーをつくるところをお見せします!
付録 文字の大きさ、飾り方、工夫してますか?
巻末付録 キャッチコピーの材料を集める魔法のシート

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月20日

●日本一やさしいネットの稼ぎ方 平賀正彦(著)

日本一やさしいネットの稼ぎ方―ネットで稼ぎ続ける人は何が違うのか
日本一やさしいネットの稼ぎ方―ネットで稼ぎ続ける人は何が違うのか

 正直に告白します(笑)。

 この本は、インターネットで稼ぐための技術的なテクニックというよりも、著者である平賀氏が、今では有名となった菅野氏、榮島氏をどのように育ててきたか、その一部始終に注目すべきであると思います。

 はっきり言って、技術的には今でも利用可能なテクニックはほとんどありませんし、そのような注意書きが所々に書かれています。たとえば「現在は○○が理由で、○○できない場合があります」あるいは「○○年上旬の時点では○○が○○していたため○○でもOKでした。」といった但し書きが多いことからもお分かりいただけるでしょう。

 それでもこの本がすごいのは、ほとんど素人のクライアント2人が先生の平賀さんといっしょになって、ともに成長し、現在は成功を収められているということです。このお2人の特長は何事も前向きであること、そして、言われたことを素直に実行することです。ここでは、売れそうなコンテンツや技術があれば、あとは前のめりになって倒れそうになってでも前に進むことで未来は開けることを教えてくれます。

 それこそ、最初の頃はお二人は本当に素人で(あるいは今の人からすればそれ以下かもしれません)逆にいえばそれくらいの人であっても、このインターネットの世界はまだまだ挑戦できる土壌があると思わせてくれます。

 これは、単に生徒(クライアント)の立場としてではなく、先生(コンサルタント)としても同様です。たとえばこんなくだりがあります。アドワーズの広告が、ストップした事例について広告が配信されない原因をアカウントやIPアドレスを疑ったうえで、最終的に、パソコン自体を認識している。というくだりがあります。以下引用します。

 その手のことに詳しい友人に聞いたところ、IPアドレスはリセットすれば変わるので、、あまり関係ないだろう、とのこと。そうなるとやっぱりドメインがブラックになっているのだろうか。

 あらゆる実験を繰り返した結果、パソコンを変えると広告が掲載されることが判明した。つまり、まったく別の人が、私のサイトを推薦のような形で、広告掲載すると問題がないのである。いずれは、これも何らかの方法で規制されると思うが。

 どういう仕組みになっているのか分からないが、、アカウントを開設する場合、パソコン自体を認識しているみたいだ。もちろん、いくつかのチェック項目があって、その中の1つにパソコンがあるのだろうと思う。

 これは、クライアントのお二人ではなくコンサルタントである著者の平賀氏の文章です。普通、「クッキーでは?」と真っ先に思い浮かべても良い内容ですが、この本はわざと難しい仕組みは言わないようにしているのか、それとも本当にご存じなかったのか。そこは謎のままですが、少なくともネットで稼ぐためには、インターネットに精通している必要はないと言うことだけで、技術的なハードルの高さに(勝手に)委縮している人の背中を強く押してくれます。

 これからネットの社会で稼いでいこうとする方には、成功の軌跡としてご覧になってはいかがでしょうか?

目次
1 ゼロからのスタートは1本の電話から始まった
2 お金をほとんど使わずに月収40~80万円稼ぐ
3 マーケティングを仕掛けて月収100~150万円稼ぐ
4 必ずくる落とし穴を克服して月収100万円を確保する
5 最終ステージで月収500~1000万円稼ぐ
6 最低10年は月収500~1000万円稼ぐ
7 もしもあなたがゼロからスタートするのなら…

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月10日

●ダメな自分を救う本 石井 裕之 (著)

ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック
ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック

 2か月前に購入した本ですが、先週ふと目に入って読みました。ダメな自分とは全然思っていないのですけど(笑)、苦手なところは数々ある私には使えるテクニックや考え方が満載です。Amazonでも好評価な理由もわかります。私も今まで読んだ3冊の石井さんの本の中で一番好きな本ですね。

 この本の骨子は表紙にもあるように、自分へのアファメーション(自己暗示)テクニックです。テレビで見る催眠術のように、「あなたはつよくな~る。つよくな~る」といった言葉ではなく、考え方です。

 特に私が気に入ったのは、真ん中の緑のページに書かれている「自己コントロール篇」です。
たとえば、対人関係において自分をリラックスさせたい場合、向かい合う相手に対し想像で自分の手をのばし、相手の両肩においてみたり、ついカッとなってしまったときには、第3者の視点から自分と相手をみてみたり、苦手な人と接するときには相手に「ハゲづら」をかぶせてみたりと、即効性のありそうな技がいくつも載っています。まさに、本の帯に書いてあるとおり、「まずは"緑のページ"を開いてみてください!」と自信をもって書いてあるだけあります。

 もちろん、ためになるのはそれだけではありません。この本に書いてある事は他の自己啓発書の内容とかぶる部分もありますが、より具体的に、そして石井さん特有の優しい文章で書かれているため、素直に意見を受け入れることができます。

 最後のワークは、自分の前に立ちふさがるハードルを越えるためのアファメーション(これは、TVで良く見る催眠術に似ているかも)ですが、著者の石井 裕之さんが吹き込まれた音声が出版社のサイトからダウンロードできます。サイトには期限は書いてありませんが、本には 6/15 までと書いてありますので、もし気になる方はお早めに購入されたらいかがでしょう?(パスワードは本の裏にあるバーコード番号です)
大きなハードルが自分の前に立ちふさがったときには何度も聞いてみたい自己暗示の音声です。

P.S.
 しばらく、出張などでまた更新が滞っておりました。とりあえず、今週末まではこんな状況が続くと思います。

目次
●第1章 ダメな自分からスタートしよう  
・キミは真珠だ  
・潜在意識は倍倍ゲームで成長する  
●第2章 なりたい自分が入るポケットを作る!
・ダイエットしてもすぐにリバウンドしてしまう本当の理由 
・本気で成功するための潜在意識活用テクニック   
●第3章 なりたい自分にふさわしい行動をとろう  
・催眠術のカラクリ  
・潜在意識を萎縮させてしまう最大の原因  
●第4章 スグに効果が出る!ダメな自分を救う21のテクニック   
・モチベーションが湧かない   
・嫌な思い出が浮かんできて消えない      
・恋愛運が悪い      
・対人関係で緊張してしまう   
・相手の警戒心を解きたい  
・相手の好きな異性のタイプを探りたい          
・どうしても苦手な人と接するとき       
●第5章 好きな自分になるための処方箋   
・他人の期待に応えるな! 
・自分を愛せない人は、他の誰をも愛せない  
●第6章 人間関係をスムーズにするテクニック 
・初対面の相手を味方にするテクニック 
・親しい人との関係がこじれたときの処方箋   
●第7章 キミはデカいか? 恐怖心を克服せよ!    
・一〇〇人の前でも緊張しないで話せるようになるテクニック 
・人生の悩みにつぶされないために 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月 7日

●仕事は、かけ算。 鮒谷周史(著)

仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる

 ご存知、平成・進化論。のメルマガでおなじみの鮒谷周史さんによる初の著書が、この「仕事は、かけ算。」です。

 メールマガジンは、ほぼ毎日拝読しておりますが、この本ではそのメルマガから厳選した50のコラムが加筆修正されて掲載されています。そのどれもが今の自分にとって、気づきとなり、やる気を起こさせてくれます。

 本の題名となっている「仕事は、かけ算」とは、成果物=労働の質×労働の密度×労働時間 という考え方を表しています。つまり、労働時間がいくら長くなろうとも、その時間に比例した結果しか得られず、労働の質や労働の密度を上げていくことによって、結果はその何倍にもはね上がっていく事です。

 本を読んで感じるのは、鮒谷さんのこだわりのすごさです。たとえばビジネスモデルにしても200本、300本は見たことありますが、鮒谷さんは1000本ノックです。また、生活の時間単位にしても、1日を3分割したり、時間単位15分間単位まではイメージできますが、鮒谷さんは5分単位です。

 私が勘違いしていたのは、鮒谷さんのメルマガを拝見していると既に相当な成功者で、それは本来の才能なのだというイメージがあったのですが、加えて日々のたゆまぬ努力があったのだと気づかせてくれます。

 この本はすでに申し上げた通り約50のコラムにより成り立っています。それぞれのコラムは3ページずつ。非常に読みやすく気づかされることも多いのですが、その書かれている意味を十分理解するのは、自分が行動してみて始めて分かるのだと感じます。

 amazonでもすでに第1位となったこの本(まだ、近日発売 予約可になってますが)。さすが15万部発行のメルマガです。これは、メルマガによる告知の威力もさることながら、読者のロイヤリティーの高さもうかがい知れます。

 おそらく、鮒谷さんのメルマガを読んでらっしゃらない方は、殆ど居ないと思われますが、もし購読してない方いらっしゃいましたら、1度登録してみることをおすすめします。 (もちろんこの本も)

(目次は追記に)

目次

第1章 かけ算発想をするだけで突然、成功のサイクルが回りだす
1人の倍は働いているのに認めてもらえないとしたら
2たくさん勉強しているのに、結果が出ないときの抜け出し方
3勉強や仕事をやめたくなったときは
4準備不足が不安で、なかなか第一歩が踏み出せないとき
5次の戦略を立てるときに重要なこと
6本当のプロフェッショナルになるには
7大きな課題を短時間で解決するには
8仕事で行き詰まってしまったときの方向転換
9利益を増やすために、根本から発想を変えてみる
10自分の決断に自信が持てないとき
<コラム>ビジネスモデル1000本ノックでアイデアを磨いた

第2章 人の半分の時間で、最大の成果を得るためのオキテと習慣
1なまけぐせを直してテキパキ動く
2動くからやる気が出るのか、やる気が出るから動くのか?
3朝からスタートダッシュをかける
4自分の時間の使い方を正確にチェックしておく
5最短最速で成功ノウハウを手に入れる方法
6学習の効果を高める時間の使い方
7勉強する時間の取れないときにはどうするか
8仕事が遅くて残業ばかりしている人の抜け道は
9「忙しくて頭がパニック」になる人のための傾向と対策
10「フットワークの軽さ」の正しい身につけ方
11だらだらした生活から抜け出すためのヒント
<コラム>日記を書くことで夢は見つけ出せる

第3章 20倍速で仕事ができるようになる、自分のすごい変え方
1周囲に自分を強烈に印象づける
2まずは最初に自分の殻を打ち破る
3自分の市場価値を知ることが先決
4自分自身に魅力がないと思い込んでいる人は
5収入の目標はあっても、何をすべきかがわからない人は
6夢があるのに具体的な行動がともなわない人がすべきこと
7これまでの人生に決別して、新しい自分に出会える方法
8いつまでも進化し続けるためのパワーとは
<コラム>私がセミナーで手に入れる、人には教えたくない価値とは

第4章 人的ネットワークこそ、かけ算で無限大に広がる
1ビジネスで役に立つ人脈を確実に広げる方法
2大きな成果を上げている人と、親密にお付き合いするには
3立場の違う人とうまく付き合っていく考え方
4相手に自分の意図を上手に伝える
5メールやブログを書くときの最大の注意点
6人間関係で、泣きたくなるほど辛いとき
7探している情報や会いたい人がいるとき
<コラム>新しいビジネスを生み出すための情報発信術

第5章 どんな言葉を口にするかで、自分の結果に天地の差がつく
1仕事で苦しくて、くじけそうなとき
2起業したいけど、資金がないとき
3目標に向かって自分を励ますとき
4目の前の壁、難題にぶつかったとき
5人のマネをすることに抵抗を感じるとき
6リストラ、倒産などの不運に見舞われたとき
7成果主義に疲れてしまったとき
<コラム>私の人生が大きく変わった一冊の本

第6章 誰よりも早く成長し続ける自己投資の法則
1お金や仕事。将来の不安をなくすための勉強とは
2読書の効果を10倍に高めるワザがある
3速読術を身につけることの最大のメリット
4読書の習慣がなかなか身につかない人は
5セミナーのコストパフォーマンスを高める方法
6本やセミナーで学んでも、内容が頭に残らないとき
7お金をかけなくても勉強はできる
8自分を変えるために、いますぐやるべきこと

Posted by ten at 23:59 | Comments [7] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月 3日

●原稿用紙10枚を書く力 斎藤孝(著)

原稿用紙10枚を書く力
原稿用紙10枚を書く力

 原稿用紙十枚を怖がらない人を「文章が書ける人」と定義する斎藤孝先生。読むこと自体には抵抗はないのですが、書くことにはかなりの抵抗を感じる私。どうすればそこまでできるようになるのでしょうか?

 質を上げるにはまず、量をこなすこと。量をこなすには一日のノルマを決めてその枚数をこなすことだと斎藤先生はおっしゃいます。毎日ブログを書いたとしても、原稿用紙1, 2枚がいいところの私としては厚い壁として立ちふさがります。

 十枚の原稿を書くためには日頃のトレーニングも必要です。読書は書くことを前提にして読む。ということは、アウトプットを意識すること。この本でも80対20のパレートの法則の重要性が述べられています。

 そして、本人のオリジナリティを出すためには、自分が書きやすい立ち位置を見つけることだと言います。これは、土井さんのセミナーや、前回の樋口裕一先生の本で言われていたことと同じですね。

 ということで、なぜ突然このような本を読んだかと言いますと、それはあのクリエイティブ講座の事前課題があるからなのです。その課題とは、10000文字の原稿を書いてくること。原稿用紙にしたら25枚?そんなの今まで顧客資料以外で書いたことないし、あと2週間しかないしで、かなり焦ってます。

 もう、時間はありませんが日々の時間をその課題に割り当てることにしました。ということで、しばらくブログの更新は休み休みになるかもしれませんが、ご了承ください。

目次
プロローグ 書くことはスポーツだ
 なぜ十枚書く力が大切か
 「量から質」が文章上達の近道 ほか
第1章 書くことは考える力を鍛える
 書く前に考える
 思考力を鍛える
 書くことは価値の創造だ
第2章 「書く力」とは構築力である
 「引用力」をつける
 「レジュメ力」をつける
 文章は「3の法則」で構築する
 トレーニングメニュー 映画の活用
第3章 「文体」を身につける
 文体が文章に生命力を与える
 文体は立ち位置で決まる
 オリジナルな文章を書く
 トレーニングメニュー 日記の活用

Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月31日

●「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術 樋口裕一(著)

「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術

 「スパルタ読書塾」での課題本とされるこの一冊。残念ながら私は出られませんでしたが、最近言葉を磨かないとと思って購入しました。

 なぜ話が伝わらないのか? 著者である樋口裕一先生は「頭が悪い人は、話を短くまとめられない」と言います。確かに話しているうちに脱線し、結局「何を話していたんだっけ?」と周りに聞いてしまう人はいますよね?(私もそうですが)

 まず、「短い話ほど、相手に伝わりやすい」ということ。相手もわからなかったら聞いてくるし、長く話すと正確に覚えることも出来なくなってくる。相手を信頼し、最初に伝えたい事を1分間だけ話す。相手が興味ありそうだったら続ければいいし、そうでなければ話の内容を変える。それが相手の立場に立ったコミュニケーションかもしれません。

 時間を決めて話すということは、わかりやすく話すための最高のトレーニングになります。私も社内会議ではよく「2分で説明します」と言って話し始めることがありますが、だんだんと時間の感覚もついてくるようになります。

 この本ではわかりやすい説明の方法として以下の4つのステップを上げています。

ステップ1 相手の立場を確認する
ステップ2 相手の不安を探る
ステップ3 自分のスタンスを決める
ステップ4 話の構成を決める

 この本が一貫して述べているのは、自分のスタンスを決めること、自分の意見をしっかり持つことの重要性です。とかく相手の意見に押し流され、途中であちこちに意見がぶれるようでは、聞いている方は時間の無駄です。ただし、途中で意見を変えることは問題ありません。

 大事なのは、「賛成」でも「反対」でもいいから、とにかくスタンスを決めることだ。議論の展開で、逆の方が正しいと思えば、その時点で「すいません。考え直しました」と言えばいい。

 ということなのです。

 このスタンスを決めることは難しく、日々の訓練が重要です。特に、

・討論番組を見るときは、最初に自分の意見を決めておく
・新聞の投書に「賛成」「反対」の両方の根拠を考えてみる
・物事をつねにイエスかノーで考える習慣を持つ

 などは印象に残ったアイデアです。

 ちなみに、「物事すべてを好きか嫌いかに分ける。そして、その理由を考える」は土井さんから教えていただいた方法ですが、たまにやっています。だんだんと自分の考えが明確になるし、主張がはっきりしてきます。この方法はオススメです。

目次
第1章 サクッと話をまとめられると、仕事も人生も劇的に変わる!
第2章 話を長く、わかりにくくしている9つの盲点
第3章 この4ステップ話法で、「わかりやすい説明」が今すぐ可能に!
第4章 相手がいつの間にか納得している説得トークの裏ワザ
第5章 1日10分、論理力を磨いてさらにデキる人になる

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [7] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月30日

●デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか エドワード・ヨードン(著)

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

 仕事に関係ありそうだからと何気なしにamazonでカートへ突っ込んだこの本。最初に読んだ感想は「かなり笑える」ということです。

 デスマーチとは「死の行進」を意味し、いずれは破たんすると分かっていながら足を突っ込んで、いずれは崩壊するプロジェクトのことです。ちゃんとした意味はIT用語辞典が参考になるかと思います。

 では、なぜデスマーチ・プロジェクトは発生してしまうのか?著者は以下のように分析します。(・は本書からの引用です。оは私の感想です)

  • 政治、政治、政治
    • 政治的な理由で決まってしまうこと。上からの命令でやらざるを得ないプロジェクトってよくありますよね。
  • 営業部門、経営陣、プロジェクト・マネージャーの天真爛漫な将来展望
    • あまりにも慎重すぎる計画も困りものですが、楽観視しすぎるのも困りものです。そういう場合に限って受けた方は大赤字になるのですよね。
  • 若者のカワイイ楽観主義:「土日に出てくれば出来ますよ」
    • これ、私も良く言ってましたし、やってました。土日を計算に入れちゃうんですよね。

などなど、経験した者からすれば、全部あるあるといった感じです。

 次に、そんな怪しいプロジェクトと分かっていながら、なぜ参加してしまうのか?このように解説されています。(同じく、・は本書からの引用で оは私の感想です)

  • リスクは大きいが、見返りも大きい
    • これを成功させれば、社内に認められる、報酬も貰えると思って参加するのですが、最後まで健康なまま残れるかは神のみぞ知るです。(だいたい、プロジェクトの最後になると倒れていたのは私です(笑)
  • 「エベレスト登頂」症候群
    • 未開の地を開拓したいという冒険心でしょうか?
  • 若さゆえの純真と楽観
    • 若い時は何でも「やる!」という気持ちは必要ですが、何カ月その気持ちが続くかですね。

などなど、これも全部、昔の自分を思いだしたりして(笑)

 この本は、軽快な語り口ではありますが、デスマーチプロジェクトをどう判定し、修正していくかが、きちんと真面目に、説得力をもって書かれています。膨大な実例を元に、まさに現場に深く入り込んでいないとここまでの分析はできないでしょう。

 また、ここから知識労働者の生産性を上げるために何をすべきかも得られるでしょう。

 たとえば、外野からどのように身を守るか。未使用のスペースを確保したり、自宅勤務で、たまの定例ミーティングはマクドナルドに集まったり、深夜勤務へ変更したりと、かなり荒っぽい方法ではありますが、そこまでして雑音を排除するには理由があるからです。

 この本はソフトウェア開発のプロジェクトについて書かれていますが、その分野に関わらない方でも読めると思います。

 書店ではおそらくコンピュータ書の棚に並んでしまい、普段立ち寄らない方は眼にも触れないと思いますが、もし見かけることがあったら第1章だけでも読んでみてください。たぶん、みなさんの業界でも同じことが起こっているはずです。

目次
第1章 はじめに
第2章 政治
第3章 交渉
第4章 デスマーチ・プロジェクトの人々
第5章 デスマーチ・プロセス
第6章 プロセスのダイナミックス
第7章 クリティカルチェーンと制約条件の理論
第8章 時間の管理
第9章 進捗の管理と制御
第10章 デスマーチのためのツールと技術
第11章 シミュレーションと「戦争ゲーム」

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月27日

●モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム(著)

普及版 モリー先生との火曜日
普及版 モリー先生との火曜日

 先日読んだ「3週間続ければ一生が変わる」で、ぜひ読みなさいと勧められていた「モリー先生との火曜日」。 現在、Amazon では 4~6週間以内に発送となっていますが、bk1だとすぐに届きます。

 死が迫ったモリー先生が、元教え子である著者に対して最後の講義を行います。毎週火曜日、それは学生時代講義が行われ、研究室やカフェテリアで話し合った曜日です。

 モリー先生の病気はALSといい、宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキングと同じです。日々衰えていく体力に正面で向き合い、あるがままに受け止めます。それこそ、歩けなくなり、手が上がらなくなり、咳も出来なくなる、段々と自分ではなにも出来なくなってくる恥ずかしい状況も、考え方を変え「他人頼りを楽しむ」、その「人間的なふれあい」を楽しむかのようにふるまいます。

 人は死の直前、何を考え、何を求めるのか。そして、何を準備しなければならないのか。

 モリー先生は言います。「いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかも学べる。」 これは、まさに今を生きる私たちにとって、人生最大の目標は何なのかを考える事の重要性を意味します。そして「いずれ死ぬことを認めて、いつ死んでもいいように準備すること」です。

 あたかも、自分がモリー先生のベットの前で講義を受けているような、そんな感覚さえ受けるこの本は、心を安らかにさせ、またこれからの人生のあり方を考えさせてくれます。

P.S.
DVDも出ているようですので、こちらも見たいと思います。

モリー先生との火曜日Tuesdays with Morrie
モリー先生との火曜日Tuesdays with Morrie

 目次
カリキュラム|恩師の生涯最後の授業は、週に一回先生の自宅で行われた。
講義概要|モリーは死を人生最後のプロジェクトに据えた。私に学べ。
学生|夢破れてからぼくは、仕事に夢中になった。
視聴覚教室|モリーは有名なインタヴュアーの番組に出演した。
オリエンテーション|モリーとの再会。ぼくは昔のような将来のある学生ではなかった。
教室|私は今でも君のコーチだよ。
出欠確認|モリーの過ごしている時間の質が、うらやましくなった。
最初の火曜日|世界を語る
第二の火曜日|自分をあわれむこと
第三の火曜日|後悔について〔ほか〕

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月25日

●ケアの本質―生きることの意味 ミルトン・メイヤロフ(著)

ケアの本質―生きることの意味
ケアの本質―生きることの意味

 正直に言うと、この本は読むのに非常に苦労しました。たった180ページ(付録を入れても215ページ)の薄い本なのですが、3度4度と読み返しました。 おそらく、土井英司さんが七田眞先生との対談CDで「この本は、素晴らしいと人に紹介しても2割も読まない」と話していなければ、途中で挫折していたでしょう。半分、、意地です(笑)

 一番最初に読んだときには、「本当に現代語?」と思いました。

 2回目に読んだときには、「何でこんなに読みにくいんだ」と、半分怒りを覚えました。

 そして、3度4度と読んでいくと、全てとは言わないまでも、スーっと頭に入ってくる感覚になります。

 1時間で読み終えてみて「ケアとはこういうものだったのか」と、今までの自分の浅はかさ、無神経さを反省すると共に、このような本を出してくれた著者と訳者に感謝の気持ちすら起きます。

 では、なぜカタカナでケアと訳されているのか?直訳すれば、「世話をする」、「面倒をみる」、「構う」、「援助する」といった言葉になると思うのですが、そこには少なくとも上から見下ろす意味が含まれていると思います。

 この本では、ケアを通して自己実現することの意味が具体的に書かれています。そのためには、決して自分の方針を人に押し付けたり、見返りを期待したり、相手を見下したり、逆に見上げたりしないこと。そして、相手を信頼し、忍耐強く成長を信じ、そのうえ、相手以上の知識を習得するように努めることが必要なのだと理解しました。

 まさに、教師が生徒を、医者が患者を、そして親が子供をケアするために必要な心構えです。

 ちなみに、「ゆみる出版」は、医療、医学書を得意とする出版社のようで、本の中に入っている出版案内も「医療」、「死」、「病院」、「ナース」、「医者」の言葉が入ったタイトルが並んでいます。私にとっては初めての出版社です。

 もし、皆さんが医者や看護師でなくとも、人をケアすることによって自らの成長を考えている方にお勧めしたい本です。

P.S.
 でも、すごく読みづらいのは覚悟しておいてください

Posted by ten at 23:59 | Comments [13] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月24日

●人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」 舛田光洋(著)

人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」

 いつになっても片付かない部屋。綺麗にしないとと思いながらも、内心は「きれいにすると、物が置いてある場所が分からなくなってしまうんだよね~」と真剣に思っている、私とあなたに贈る本です。

 こんなエピソードが載っています。

 あの突撃レポーターとして有名だった東海林のり子さんが、以前テレビで言っていたことがあります。

 犯罪が起こった家に取材に行くと、たとえばそれがマンションで起こった場合、そのマンションの外観を見ただけで、どの部屋で起こったかが分かるそうなんです。
 なぜなら、ベランダに出してあるうえ木が枯れていたり、遠目に見てもごちゃごちゃしていたりと、とにかく他の部屋と比べて明らかに汚いので一発で分かるらしいのです。

 確かに、その通りかもしれません。実はマンションの外観だけでなく、その人の外面を見ただけで分かってしまうかもと思うと、ちょっと恥ずかしくもなります。

 どの本でも重要なこととして説いているのが「捨てる」こと。この本では「過去の思い入れを捨てる」「未来への期待と不安を捨てる」とあります。

 でも、捨てられない自分にとって「使わないもの」ではなく「何カ月か、何年に一度か、本当に困った時」に使うものなので始末が悪いです。たとえば、パソコンの分解部品。パソコンの調子が悪い時に、そのガラクタ箱から取り出したCPUを入れ替えるとまた動きだしたりして、「やっぱり、古い電源やディスクやメモリも念のため取っておこう」と思いなおしたりして。

 おそらく、部屋を探せば、ノートは10冊、ボールペンは20本、ポストイットは30個くらい出てくるんだろうなと思うのですが、本当に必要な時にちょっと探しただけで出てきたりして、重宝することもあります。

 結局、困ったときには近くのデパートやお店に買いに行けばあるものばかりなのですが、それこそ貧乏性のなせる技なのでしょう。

 とはいえ、きれいな部屋と机で得られるメリットの方が大きいことは分かっています。

 そうじの第一歩は「毎日一回は努めて自然換気をしてください」とのこと。まずはそこから始めます。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月23日

●あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール amazonキャンペーン

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール
あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール

 以前、ライティングセミナーでもお世話になった堀内伸浩さんの新刊のお知らせです。

 明日 5月24日(水)0:00~24:00 までにアマゾンで購入するとプレゼント(e-book)がもらえます。購入した冊数に応じてもらえる e-book の数が増えていきますので、詳しくはキャンペーンの告知サイトをご覧ください。

 実は、私はすでに購入して読ませていただきました。告知文をそのまま引用します。

 本書は、主に若手ビジネスパーソンを対象としたもので、
 ビジネスシーンにおいて、報告書やメール等の文章を書くうえで、
 最低限これだけは知っておいた方がいいというルールやマナーを、
 101項目ピックアップしてまとめたものです。

 101項目(目次はこちらです)もあるので、いきなりすべてを覚えるのは難しいのですが、すでに追伸の書き方はメールで何通も応用させていただきました。

 知らないと恥ずかしいルールが書かれていますので、若手に先を越される前にオジサンこそ読んでおいたほうがいいです。自戒を込めて。。。。

 詳しい書評はsmooth さんの記事が参考になりますので、是非ご覧ください。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月22日

●王様の速読術 斉藤英治(著)

王様の速読術
王様の速読術

 表紙には「1冊30分でも必要な知識は吸収できる」との文字が。さすがに速読の本だけあって10分で読めました。

 というのは半分冗談で、既にフォトリーディングの本を読んでらっしゃる方、実際に何100冊も読んで自然に速読を身につけた方にとっては、見に覚えの箇所が多いのでホントに10分くらいで読めます。逆に、「フォトリーディングって、胡散臭いなぁ」と思われる方でも、この本を読めば何倍も早く読めるようになると思います。

 ようは、まずはじめに読む時間を決めた後(この本では30分)、本をパラパラめくって、読む目的を決め、目次を見て大体の構成を頭に描いた後、もう一度パラパラめくる。そのあと、重要な二割で本の八割の情報を得るパレートの法則を思い出して、大事そうな箇所だけを読む。全部読んでるか不安になったらまた繰り返せばいいだけのこと。どうせ忘れるんだから、後日また読み返せばいい。

 最近感じているのは、本を読むのも、新聞を読むのも同じ要領でやってるなという事。新聞は朝の10分しか読まないので、1面を見てから、最後の社会面までパラパラめくって、そのあと自分にとって面白そうな記事だけ読む。それも最初のセンテンスだけが殆ど。記事の書き方って大体同じなので、誰でも高速に読めているはず。それを本に適用すれば良いだけではないかと。

 残念ながら、文体が異なる本(特に古典レベルの本)、コラム集、ワークのある本などは今でも読むのに時間が掛かっていますが、それでも前よりはずいぶん早くなりました。最近は、朝の15分くらいで今までに読んだ本を数冊再読したりもしています。(ポストイット貼っているのですが、読むたびに抜いたり、追加したりしています)

 この本では、アウトプットの重要性も説いていますが、まさに読んだ感想をブログにアップする事をお勧めしたいです。誰も読んでくれなくても、自分が後で当時の気持ちを振り返るのには最適ではないかと思います。

 「これから本を読み続ければ、いつか早くなるさ」と思うより、一度この本を読んで試してみてからでも遅くないと思います。文体も読みやすいですし、お勧めです。

 (目次は追記で)

 

 

目次 

はじめに

第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
 王様は忙しい。限られた謁見時間で知識を吸収したい!
 なぜ、家来の時間に合わせるのか?
 本は、わたしたちに知識をもたらす最良の家来
 本こそがいちばん役に立つ理由
 読む行為より、大切なのは知識の吸収
 主体は自分。本の家来から脱出すべし
 速読は役に立つ? 立たない?
 速読で挫折するのは、当たり前?
 速く読むだけでは、知識として活かせない
 50冊の中から10冊を選んで、1週間以内にレポートを出すには?
 大統領は残業をしなくて済むようになった
 これまでの速読術から、いいところを最適化して組み合わせる
 まず、挑戦してみよう!
 コラム 速読術30年の歴史――第一世代から第四世代へ

第2章 30分で1冊を読破――王様の速読術
 この本と付き合う時間は30分と決める
 30分でどこまでわかるか挑戦してみよう
 第一段階――プレビューの5分間
 プレビューの極意
 表紙やカバーから何を読むか
 目次には時間をかけよう
 ひととおり、見出しや図表を見ていこう
 本の構造を理解しておこう
 著者の気持ちを察知しよう
 第二段階――見開き2秒ですべてのページをチェック
 写真読みの極意
 どこが大事そうか見当をつけよう
 優良は、最良の敵
 第三段階――スキミングで、重要な二割を読んで、八割を獲得する
 スキミングの極意
 平等主義より公平主義で謁見
 自分が何を得たのか確認しよう
 忘れても大丈夫。本は家来、また謁見すればよい
 まとめと活用のヒント

第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
 速読術を使いこなそう
 専門書を短時間で読む
 試験に備える
 資格王になるには
 優秀な知的創造人――ナレッジワーカーになる
 1週間で専門家になってしまおう
 幅広い分野に短時間で精通する
 英文書籍や資料を読む
 とにかく最新情報は頭に入れたい
 日々溜まる読みたい本や雑誌を片づけたい
 インターネット、メール、新聞は逆三読みで読む
 ルーブル式、アーサー式で小説を読む

第4章 錬金術でアウトプットしよう
 読んだだけで満足してちゃダメ
 頭の中で創造的に活用する
 3つの知性を働かせよう
 ダイヤモンド級の情報から、ダイヤモンド級のアウトプットを
 多くの本に接して、いい本を選ぶコツを知ろう
 自分にとって必要な本を見分ける
 必要な本は買って手元に置いておく
 知識の錬金術とは
 早食い・大食いは身にならない
 インプットしたらアウトプットせよ
 たらたら時間を引き延ばすのはマイナス
 すばやく知識を入れて、すばやく発想し、形にして残す
 目的意識を持つことで厚みが増す
 王様の読み方が、光り輝く結果に

第5章 大王様への道
 TPOに合った速読術を極める
 キーワードだけを読む
 メインアイデアを探し出す
 トピック・センテンスで要点把握
 文章をパターン認識する
 自分の読みたい本で、訓練・趣味・実益の一石三鳥
 知識の王様が本当の王様
 アウトプットが増えれば豊かになる
 本当の余暇の楽しみ
 高速知識発信の良循環サイクルへ
 王様の速読術は、仕事にも応用できる

おわりに

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月20日

●価格の決定権を持つ経営 酒井光雄(著)

価格の決定権を持つ経営
価格の決定権を持つ経営

 まずはじめに、この本の価格は¥15,750(税込)です。私のような一般人が買えるような価格では無いので図書館から借りてきました。とはいえ、経営に関わっている方、これから起業する方にとっては購入して損は無いと思います。

 この本の初版は2003年の1月。今から3年半近く前の本ではありますが、書かれている内容はまだまだ使えます。文章も分かり易く、無駄な記述もありません。国内外の事例を元に、いかにして成功しているか、その戦略を具体的に示していきます。

 価格の決定権を持つという事は、その分野でナンバーワン(オンリーワン)になること。それは決して価格を下げる事ではなく、市場を見極め、強みを光らせ、口コミを活用し、超ごひいき顧客を作り出すこと。そのために、場合によっては製品も絞り、顧客もえこひいきする。

 現在のインターネット時代においても十分応用可能で、特に固有名詞を作り出すこと、キーワードを使うこと、口コミを起こすこと、そして情報がコピーされやすいインターネット時代に向けて参入障壁を作る方法まで具体的に記述されています。

 まさに価格の決定権を持つための戦略が1冊にまとめられており、いまでもオンリーワンの本であることに間違いは無いと思います。

 出版元の経営合理化協会のサイトには目次まえがきが載っていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月17日

●箱―Getting Out Of The Box ジ・アービンガー・インスティチュート(著)

箱―Getting Out Of The Box
箱―Getting Out Of The Box

 既に日本語版は絶版となり、amazon のマーケットプレイスでは8000円で取引されているこの本。私は図書館で借りてきました。

 「自己欺瞞」の状態であることをこの本では「箱の中に入っている」と呼び、自分を正当化するためにあらゆる手段を講じ、相手も箱に入るよう仕向け、現実を見ることもできなくなることを意味します。

 本書では、ある会社に入社したばかりの上級管理職に対し、副社長、引退した創立者が対話形式で講義を進めていきます。

 なぜ箱に入るのか?どうすれば箱から出ることが出来るのか?箱から出る状態を維持するにはどういう感情が必要なのか?をゆっくり言い含めるように、時には自分で答えを出すように、同時に我々に教えてくれます。

 箱に入ってしまうのはたった一つの事がきっかけであり、それは自分への裏切りです。「自分が他の人のためにすべきだと感じた事にそむく行為」であり、この行為を正当化するため相手を陥れ、いつかはそれが自分の性格であると感じるようになります。

 箱から出るには、自分で気づくしかありません。それには、相手に逆らうことをやめること。そして、自分が間違っていないだろうかと考えること。それは決して全てを相手に委ねるのではなく、「相手を自分と同じようにちゃんと尊重されるべきニーズや希望や心配ごとを持った一人の人間としてみること」。

 残念ながら、この本は要点だけを摘むのは困難です。自分が講義に参加しているように思えるほど、何度も読んで、実践して結果を得て初めて内容を咀嚼できるようになるのではと思います。

 もし古本屋や図書館で見かけたら一度手にとって見ることをお勧めします。8000円を払って購入すべきかどうかは微妙ですが。

 続きはまた書くかもしれません。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月15日

●3週間続ければ一生が変わる ロビン シャーマ (著)

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知
3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知

  この本は、先週入手済みでしたが、昨日、別の記事でコメント&トラックバックいただいた「ちょいハピ」さんのブログの記事を見て、「これは読まなければ」と手に取りました。

  ちょいハピさんの書評のとおりで、同様な自己啓発書と比べると文体も柔らかですし、(これは、日本語訳のうまさもあるでしょう)「自分はこうやって成功したのだから、あなたもこうしなさい」ではなく「自分はいままでこのような学びや気づきがあった。だからあなたも試してみたらどうですか?」という感じで、必ずしも自分だけではなく偉人の名言も数多く含まれています。 

 逆に言うと、グサッっとくるような内容を期待している方には刺激が少ないかもしれませんが、この本にある101の英知の中から「やってみよう」と思うものがあれば試してみると良いと思います。

 ちなみに、この本の題名である「3週間続ければ一生が変わる」は、あくまでも101の英知の中の1つであって、この本で述べられていることを3週間続けなさい、という事ではありません。(私は勘違いしていました)  もちろん、3週間続けることで習慣化されるという話は、昨年私がフォトリーディングの講座を受講したあとの3週間、本を読み続け、マインドマップを書き続けることで得た結果そのものですから、それはそれで重要な話です。

目次
「できない自分」から行動型人間へ―行動力
「時間のムダづかい」から有効活用へ―時間管理
「弱気な自分」から一歩前に出る自分へ―ポジティブ思考
「不満・くすぶり」から能力開花へ―自己実現
「気分屋」から意識的な生き方へ―意識改革
悪いストレスから心身のリフレッシュへ―癒しと健康
とめどない忙しさから心の豊かさへ―発想力
「つきあいべた」から積極的な人脈づくりへ―人間関係
「仕事人間」から賢い家庭人へ―家族愛
無目的人生から「実りの人生」へ―目標実現型人生

 

P.S.
 この本には、いくつか気になる本が紹介されていますが、「モリー先生との火曜日」はぜひ読みなさいと書かれています。早速、amazon のウィッシュリストへ加えました。DVD も出ていますね。

普及版 モリー先生との火曜日
普及版 モリー先生との火曜日


モリー先生との火曜日Tuesdays with Morrie
モリー先生との火曜日Tuesdays with Morrie

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月11日

●UNDER35“プチ富豪”への道 『1週間』編集部(編集)

UNDER35“プチ富豪”への道
UNDER35“プチ富豪”への道

 smoothさんの記事に刺激されて購入。タイトルこそプチ富豪ですが、実際にはすでに庶民から見れば富豪と呼ばれる方々のインタビュー記事です。

 いままでこのような編集本はいくつか読みましたが、この本の特徴はQ&A集の質問の秀逸さ。私にはツボにはまる質問が多数です。

 庶民にとっては、成功者の生活を見てみたい、まねしたいと思うのは普通の感情であって、ここを見事に突いてるなと思います。

例えば、

  • 自宅の所在地(賃貸?持ち家?マンション?)
  • 起業前のお金は?
  • 家族構成は?
  • 1ヶ月あたりのお小遣いは?(何に使う?)
  • 今までで一番高い買い物は?
  • 財布内の平均金額は?
  • 趣味は?
  • 平均睡眠時間は?
  • 休日の過ごし方は?
  • 愛読書は?
  • 成功して手に入れたものは?
  • 成功して失ったものは?
  • 人生の師(メンター)は誰?
  • 気分転換の方法は?

 などなど、全ての方に同じ質問をしているわけではありませんが、こういった質問は自分と重ね合わせ、多くの気づきを与えてくれるものです。

 一人にかけるページ数はそれほど多くありません。この本をきっかけに心のメンターを探してそのメンターを徹底的に調べてまねしてみるのも良いのではと思います。

【この本に登場する16人のプチ富豪たち】
杉本宏之(エスグラントコーポレーション) 
小森伸昭(アニコムインターナショナル)
直江文忠(サンクチュアリ) 
経沢香保子(トレンダーズ)
尾崎友俐(オリエンタルダイニングアンドリゾーツ) 
高島勇二(MCJ) 
野尻佳孝(テイクアンドギヴ・ニーズ) 
神原弥奈子(ニューズ・ツー・ユー) 
青木陽介(リラックス) 
長谷部文康(ロマンドーロール)
吉田博高(虎の穴) 
前橋靖(エム・クルー)
鮒谷周史(セカンドステージ/ルールズバスターズ) 
吉田隆徳(CQパワーキッチン)
瀧口浩平(ゲマインシャフト) 
甲田英司(ロイズ・インベストメント・パートナー)

 ■その他に読んだ起業家、成功者特集、インタビュー本

プロ論。
プロ論。

  プロ論。2
プロ論。2

逆転 バカ社長―天職発見の人生マニュアル
逆転 バカ社長―天職発見の人生マニュアル

続・かなり不揃いの起業家たち2+―起業家の数だけ空がある
続・かなり不揃いの起業家たち2+―起業家の数だけ空がある

みんな変わり者だった
みんな変わり者だった

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 9日

●起業・独立の強化書 増田紀彦(著),DREAM GATE(編集)

起業・独立の強化書
起業・独立の強化書

 こちらは長い間、本棚に眠っていた未読本なのですが、突然読んでみようと言う気になりました。

確か今年の2月頃に買って、それをきっかけに DREAM GATEの大挑戦者祭にも行ったのでした。
大挑戦者祭 2006 レポートその1(大挑戦者祭 2006 田坂広志さんのスペシャル公演
大挑戦者祭 2006 レポートその2(金森 重樹さんのセッション

 これは、起業するための実践書というべき本です。

「起業するためのネタはそろった」
「やる気もある」
「で、起業した」
「でも、つまずいた(あるいは、うまく行った)」
「なぜ?」

という感じで、読者にもその答えを考えさせます。

例えば、

「事前の競合店チェックは、同業種だけではなく、異業種も調査する必要がある」とか

「他店がやっていることをやらないことでも差別化になる」とか、

「1年間の収支予測をする」とか、

「ブレインストーミングでアイデアを出す方法」などなど

 おそらくDERAM GATEで実際に起きたであろう事例を元に作った多くのテストケースをネタに、その解決策(や成功した理由)が事細かに記述されています。

 これから起業しようとする方はもちろん、すでに起業している方にもお勧めです(って、起業してない私がお勧めするのもなんですが)

 ちなみに、この本はメールマガジンが元ネタになっていますが、こちらのサイトで見ることが出来ます。

Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 8日

●成功の教科書 熱血!原田塾のすべて 原田隆史(著)

成功の教科書 熱血!原田塾のすべて
成功の教科書 熱血!原田塾のすべて

 この本は、中学校で7年間に13回の陸上日本一を達成した「カリスマ体育教師」による「成功のための技術書」です。

 著者である原田さんは、成功は「技術」であると言います。その技術自体は簡単で理解しやすいものですが、成し遂げるには、それなりの意気込みが必要です。

 心がまえは「ネバー・ネバー・ネバー・ネバー・ネバー・ネバー・ギブアップ!」です。(ネバーが6回)

 一見、体育会系にも見えますが精神論ではありません。目標を設定し、どう継続していくか。目標の立て方と、継続の方法が、まるで中学生に教えるかのように具体的に書かれています。

 例えば、目標を立てるにしても、「最高の目標」、「中間の目標」、「絶対達成できる目標」と難易度を自分で設定し、そして「今回の目標」を決める。基本は着実に自分の目標をクリアし続けることにあります。

 巻末には「長期目標設定用紙」と「ルーティンチェック表」が付いていますが、とりあえずはだまされたと思ってやってはいかがでしょう?

 わたしも、とりあえず、はじめました。

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 6日

●ビジネスカバンスタイル (2006SPRING)

ビジネスカバンスタイル (2006SPRING)Gakken MOOK
ビジネスカバンスタイル (2006SPRING)Gakken MOOK

 今のビジネスカバンも買って2年になるので、そろそろ買い換えようかと思ってこのムック本を購入しました。

 ここに載っているのは、吉田カバン、トゥミ(TUMI)、ゼロハリバートン、リモワ(RIMOWA)というビジネスカバンでは定番中の定番です。

 私はたまに「どこに出張ですか?」と言われるほど重い荷物なので、最近は軽いナイロン製のバッグを持ち歩いてます。それでも、先日バッグの重さを量ったら7.5キロでした(涙)。まぁ、中にはノートパソコン(約2.3キロ)、電源アダプタ、PDA、資料、その他もろもろの他に本を2~3冊常時持ち歩いているので、この重さはしょうがないのですが。

 この本には、スーツに合わせて鞄を替えなさいとありますが、たまに入れ替えるともっとスリムになるんだろうなと思いつつ、毎日同じ重いカバンで出勤です。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 4日

●想いー三茶の焼肉、世界をめざす 西山知義(著)

想いー三茶の焼肉、世界をめざす
想いー三茶の焼肉、世界をめざす

 牛角、am/pm、成城石井を子会社に持つ、ご存知レックス・ホールディングス社長、西山知義さんの手記です。喫茶店で約1.5時間、席も立たずに一気に読んでしまいました。

 不動産事業から始まったレインズインターナショナルは、その後「牛角」の前身となる焼肉店を、奥さんとまだ不動産業務をしていた社員で始めます。西山さんのお父様は不動産関係の仕事をされていたそうなので、ご本人も含めどなたも外食産業の知識は全く無い状態からのスタートです。

 マクドナルドのアルバイトで社員の評価制度やミッションを伝える大切さを学び、焼肉店を始める際にも肉屋さんから、肉の切り方を教えてもらい、店を出してからもお客様から様々なことを学びます。

 牛角がここまで伸びた大きな要因は、社長であった(今はグループ会社の社長です)西山さんの学ぶ姿勢にあるでは無いかと思います。大学を中退して入社した最初の不動産会社でも先輩社員の横でメモを取り続け、疑問があればひとつひとつ聞いて教えを乞う姿勢は見習わないといけないなと感じます。

 それでも、ここまで拡大してきた成長の裏にある、初めての店舗出店時の苦い経験や、社内アンケートによって明るみに出た「典型的な"ワンマン社長会社"」との指摘、そして奥様の脳腫瘍、様々な経験を超えてきた西山社長の想いが率直に語られています。

 自分の想いをどう社員、アルバイトに伝えるか、その真直ぐな想いを知りたい方にはお勧めの本です。

目次
1章 必ず生きて帰ってきてくれ
2章 父の背中、少年の眼
3章 念願の独立と裏切り
4章 企業「マクドナルド」との出会い
5章 三軒茶屋に「焼肉市場 七輪」を出店
6章 「感動創造」という理念
7章 終わりのないマラソン
8章 人を動かすのは“情熱と科学”である 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 3日

●サラリーマン長者 吉江勝(著)

サラリーマン長者 会社を辞めずに年収と幸せを10倍にする方法
サラリーマン長者 会社を辞めずに年収と幸せを10倍にする方法

 普段はサラリーマンでありながら、複業として経営コンサルタントの肩書きも持つ吉江勝さんが、会社を辞めずに10倍の年収をあげる方法を書いた本です。

 なぜ、副業ではなく、複業なのか? 副業は、本業の片手間にやるもので、それとは違い両方とも真剣に取り組んでいるから複業なのだと吉江さんは定義しています。この本では本業や副業という言葉はこの説明以外に出てきません。これは、サラリーマンと経営コンサルタントの両方の仕事に区別無く注力しているからなのでしょう。

 複業を持つことで、サラリーマンの仕事にも自分の得意分野を生かし、また気持ちに余裕を持つことによって好循環が生まれるのだと理解しました。

 吉江さんは本当によく勉強されています。情報のインプットのために、収入の30~40%(またはそれ以上)充てているそうですが、それに見合った収入も結果として得られています。

 この本では、その自己啓発によって得られた情報や、自ら実践して成功した結果とノウハウが惜しげもなく披露されています。成功法則自体はそれほど目新しいものではありませんが、実践し、効果を上げているところが素晴らしいです。

 残念ながら、個人的には複数の事に注力できない性格なので複業を持つことは無いと思いますが、すでに独立している方、サラリーマンで上を目指す方にとっても十分参考になる話だと思います。

 サラリーマン長者を目指す方も、そうでない方も、自分を奮い立たせるために読んでみてはいかがでしょうか?

目次
第1章 サラリーマンのまま幸せなお金持ちになる
第2章 成功した人はこう考えた
第3章 経験や知識をお金に換えよう
第4章 コンテンツビジネスで稼いだ私の方法
第5章 サラリーマン長者への思考法
終章 サラリーマン長者は現代における最高の選択

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 2日

●「物語力」で人を動かせ! 平野日出木(著)

「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法
「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法

 元日経新聞のデスクで、現在広報コンサルタントの平野日出木さんによる、人を感動させ、説得させる技法を解説した本です。すでに、smoothさんの blog でも記事がアップされていますが、先日あらためてご紹介いただき、拝読しました。

 実は、何度も書店で手に取ったのですが、見慣れないカタカナ単語があると敬遠してしまう私なので、そのまま平積みの上に戻してました(汗)。しかし、あらためて読んでみると、そのカタカナ単語さえ理解してしまえば、この方法は効果的で効率的であることが分かります。

 本書では、ロジカル(論理的)なものの伝え方は「対決モード」になると述べています。

 「対決」モードになっていれば、受信しながら頭の中で反論もします。だから内容は完全には理解されず、吸収量はさらに小さくなってしまいます。

 これは、まさにその通りで、分かりやすいように図式で表したり、反論されないようにMECEやピラミッド原則といった方法を用いるわけですが、これらの手法があくまで穴を無くすためであって、「対決モード」であることに変わりありません。

 「物語力」では、対決するのではなく、受け手は内容以上のものを想像し、感情移入し、そして共感することが出来るのです。

 では、どうすれば「物語力」を構成できるのか? 簡単に言えば、それは「型」にはめることです。本書では、V字型、逆N字型という「型」が出てきますが、まずは V字型だけ理解すれば十分でしょう。

 Vのとがった部分を過去とすれば、現在→過去から順に→現在 の流れで書く方法が V字型です。例えばこんな感じです。
1) オリンピックの柔道で優勝した場面(現在)
2) 9歳から柔道を始め、途中挫折も経験したが、ある事をきっかけに変わった(過去から現在にかけて)
3) 表彰台に上る選手の表情(今に戻る)

 障害をいかに乗り越え、決断してきたかを具体的に書くことで、物語力はより強力になります。

 この本を読む事でニュースレター、セールスレターを見る目が変わります。書いている人は「物語力」を意識しているのかは分かりませんが、結構、いろいろな場面で使われているのが分かります。私のいる業界で言うと、システムの導入事例などは、まさにこの手法が適用できます。

 提案力、文章力を上げたい方には是非お勧めしたい1冊です。

 smoothさん、良い本のご紹介をありがとうございました。

 

目次
1章 これが論理を超える「物語」の説得力!―なぜ、いま「物語力」が必要なのか
2章 「言いたいこと」を「物語形式」にするテクニック―ストーリーの「基本要素」をつかむ
3章 こんな「ストーリー展開」が、人の心をつかむ!―新聞・雑誌の「物語記事」に学ぶ
4章 実践 「物語法」をプレゼンに生かす!―「ビジネス物語」の作り方
5章 ビジネスリーダーのための「物語」活用法―自分自身を「物語」の中に埋め込む
6章 企画、営業、マネジメント 「物語」はこう生かせ!―達人に学ぶ「ビジョン」の伝え方
7章 「物語的な仕事」ができる人の共通点―仕事が面白くなる!成果も上がる!

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年5月 1日

●驚異の集客テク! 90日で鬼のように儲けるブログ術 林夏樹(著)

驚異の集客テク! 90日で鬼のように儲けるブログ術
驚異の集客テク! 90日で鬼のように儲けるブログ術

 なつきさんのブログを見ると、もっと毒のある内容かと思ってましたが、本の内容は基本に忠実です。

 自分の強みを生かして、読者に「先に与える」記事を書き続けること。その間にも、他のブログを参考にしたり、書籍、雑誌から記事をブラッシュアップしていく。あとは、トラックバックやコメント、掲示板への回答などで露出度を上げていく。

 ブログを書く側にとってのインセンティブはアクセス数やアフィリエイトの売り上げだったりしますが、なつきさんは加えて人との出会いも自分へのインセンティブとしているように感じます。まさにネットワーク思考的な考え方です。

 そのために、よく勉強してらっしゃることが本の隅々から伝わってきます。実際に他のブログを分析し、自分なりの価値を創造し、ダメならまた最初から作り直す。本は月に4~10冊だそうですが、おそらく、質の高い本を読んでらっしゃるのでしょう。

 トラックバックやコメントする際のエチケットも書いてありますし、特に初心者のブロガーにお勧めです。(って、私も初心者の域を出てないですが(笑))

 

目次
1 客がどっと集まるブログづくりの基本を知る
  ビジネスツールとして、ブログがどんどん利用されている!
  まず、集客できないブログはどんなブログかを知る ほか
2 1~30日目 しっかりとした土台をつくる!
  人気が高く、競争相手の少ない分野をみつける
  ライバルのブログを分析する ほか
3 31~60日目 小さな売上げを発生させる
  無料でできるアクセスアップ術を駆使する
  トラックバック、コメントを活用してアクセスをかせぐ ほか
4 61~90日目 大きな売上げを発生させる
  ヤフーオークションを利用する
  大本命!「メールマガジン」を活用する ほか
付録 必ず役に立つ「インターネットツール」と「ワークシート」

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月29日

●通販成功マニュアル 白川博司(著)

通販成功マニュアル
通販成功マニュアル

 金曜日の土井さんのセミナーでも値付けの一例として話題に出た本。仕事でもプライベートでも通販に全く関係の無い私はとてもじゃ無いけど買えないので(定価:31500円(税込み))、先週地元の図書館から借りてました。

 読んで真っ先に思ったのは、「色んなところで使われてるな~」ってこと。通販サイトではもちろん、このノウハウ自体も加工されて、いくつもの本や情報商材でコピーされています。(もちろん、ノウハウが一致している事もあるでしょうし、自分なりに応用した結果で、パクってるという意味では無いです)

 このマニュアルが一般書籍と違うのは、そのデータの豊富さ。そして、読者(通販業者)に対してもデータ取得と分析の重要性を説いています。(分析の仕方も解説済み)

 そして、パッケージの作り方、顧客フォローの仕方、DMの作り方、広告媒体の使い方など、大量の事例とともにポイントも詳しく解説されています。

 逆に顧客の立場になってみると、「まさにこの手法で買わされているなぁ」という感じ。

 セミナーで土井さんが、高い本を買いなさいと。高い本は誰も買わないので情報自体に希少価値があるのだと、おっしゃってましたが、これを読むとまさしくその意味が分かります。

 もう少し詳しく知りたい方は出版社のWebを。通販成功マニュアル

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月27日

●イノベーションのジレンマ クレイトン・クリステンセン (著)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすときHarvard business school press
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき

 経営本やMBAに関する書籍では何度も引用されているこの本。先日、土井さんのクリエイティブ講座でも話に出たこともあり、改めて読んでみました。

 ここでは、「すぐれた経営こそが、業界リーダーの座を失った最大の理由である」とし、その理由として以下のように述べています。

これらの企業は、顧客の意見に耳を傾け、顧客が求める製品を増産し、改良するために新技術に積極的に投資したからこそ、市場の動向を注意深く調査し、システマティックに最も収益の高そうなイノベーションに投資配分したからこそ、リーダーの地位を失ったのだ。

詳細は著書をお読みいただくとして、気になった点を挙げておきます。

■「すぐれた経営者による健全な決定が、大手企業を失敗へと導く理由」

 ここでは、優良企業が新興企業にとって変わられた理由が分析されています。まず、2つの技術を定義しましょう

「持続的技術」

製品の性能を高めるもの。持続的技術の中には、断続的なものや急進的なものもあれば、少しずつ進むものもある。

「破壊的技術」

少なくとも短期的には、製品の性能を引き下げる効果を持つイノベーション。破壊的技術は既存製品の製性能を下回るが、低価格、シンプル、小型で、使い勝手が良いために、少数の新しい顧客に評価される

 破壊的技術とは必ずしも既存の技術より性能が高いわけでもありません。それでも延びていく理由を本書ではハードディスクを例に挙げ、その技術とメインプレーヤーがどう変わってきたのか克明に解説しています。


■ハードディスクの例

 ディスクのサイズは12インチから、8インチ、5.25インチ、そして2.5インチと変化していきますが、大きなディスクの方が容量もアクセス速度も優れています。それでも小さなドライブが主流になったのはコンピュータ自身が、メインフレームから、ミニコン、デスクトップパソコン、ノートパソコンへとシフトしていったからです。
そして、最初は割高だった小さなドライブも出荷台数が増えることによりコストが下がり、次第には上の市場を侵食していく事になります。


■今は無きDECの例

 もう1つ、Compaqに買収され、今はHPになったDECの例を挙げておきます。(DECとは? from Wikipedia)

 (もう10年近く前になりますが)元社員としてこの話は、かなり理解できます。当時、メインフレームが主流であった時代に、ミニコンで対抗したDECは順調に、その売上高でIBMに次ぐ存在となりました。しかし、結局その座はデスクトップパソコンに明け渡すことになります。

DECがデスクトップパソコンへの参入を失敗した理由として、こんな記述があります

「DECは、主流組織の中からデスクトップ・パソコン市場へ参入しようとしたため、二つのバリュー・ネットワークに伴う二つの異なるコスト構造を両立させなければならなかった。同社は、高性能製品では競争力を保つためコストが必要だったので、下位のパソコン市場で競争力を保てるほど間接費を削ることが出来なかった」

 DECは何度と無くパソコン市場に進出しますが、結局メインビジネスとはならず、その後Compaqに買収されることになりました。私も在籍していた間、パソコンはメインビジネスとは思っていませんでしたし、おそらく他の社員もそう感じていたのでしょう。会社全体の意識を変えるのも破壊的なイノベーションが必要なのだと思います。


■HPのインクジェットプリンタ

 成功した例としてはHPのインクジェットプリンタがあります。
 この本では、「自殺による生き残り」とされていますが、当時HPはレーザージェットプリンタで圧倒的に市場をリードしていました。インクジェットプリンタは(今もそうですが)レーザージェットより遅く、解像度は低く、1ページあたりの印刷コストは高く、そして粗利益も低い。しかし、プリンタ本体はレーザージェットよりはるかに小型で、価格も低く今後の主流になるかもしれないと思われていました。

 結局HPは既存のプリンター部門の中でインクジェットプリンタを開発しようとせず、別の地域に完全に独立した組織を新設し、インクジェットプリンタを開発します。これが、DECとの大きな違いです。

 その後のHPはアメリカではご存知の通り、大きなシェアを取っています。インクジェットはレーザージェットのユーザを奪ってしまっているかも知れませんが、その決断が無ければ、今のHPのプリンタシェアはこれほどまでにはならなかったでしょう。


■デジタルカメラは?

 最近の例としては、デジタルカメラも大きなイノベーションです。既に銀塩カメラはデジタルカメラに取って替わったといって良いでしょう。かつて小西六、後にコニカ、現在はコニカミノルタと、輝かしい歴史を持つ同社もフォト事業からも撤退しました。

■ネット証券は?

 今後の変化として、土井さんも言ってましたが、ネット証券はどうなっていくのか。大手証券会社が得意とする富裕層はネット証券へ流れていかないのか?その動向を見て行きたいです。


■自分のコア・コンピタンスを見つめるために

 この本は技術的な記述が多いため、特にコンピュータ業界をご存じない方は読みにくいかもしれません。しかし、その分からない部分を飛ばしてでも、読む価値はあると思います。自分(自社)のコア・コンピタンスは何なのか、既に活躍している企業(や人)にもイノベーションのジレンマはあります。進出したくても出来ない、その裏を読むにも、この本は有効です。(って、これは土井さんの受け売りですが)

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月26日

●1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 滝井秀典(著)

1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法

 先日出版記念セミナー(滝井さんのブログ)が行われ、有名社長、起業人が多数出席されたと言われる滝井さんの本。amazon キャンペーンに乗り遅れたばかりか、今頃読んでいます。

 この本は、タイトルこそ簡単に稼げそうに思わせますが、中身はなかなか極太です。全部で221ページ、ほとんど検索キーワードに関する内容です。おそらく、仮説を立てた上で、何度も何度もテストを繰り返し、反応を計測し、またテストを繰り返す。そんな労力をかけて生まれたのが、この著書では無いかと思います。

 内容はまさにタイトルどおり、稼ぐためのキーワードをどう見つけ、広告し、顧客を獲得していくかの一部始終が書かれています。インターネットで物を売るにはSEOではなく、検索キーワードの広告。それも、顧客の気持ちを考え、インターネットで検索している人は今どんな状況なのか、ホームページにたどり着いた人は次にどんなアクションを起こすのか、その行動パターンを自らテストした実績を公開した上で説明しています。

 ここまで公開してよいものだろうかと、心配になるほど充実した内容で、滝井さんの言うとおり、この本を読んでビジネスを少し考えれば1,2年で1000万円単位のお金を稼ぐことも出来るでしょう。

 ただ、勘違いして欲しく無いのは、滝井さんがこの本を出した意図を汲み取ることです。「楽して儲ける」ためではなく、その利益を本来の自分自身の事業に再投資し、より多くの人を助けるために使って欲しいと。実は私が一番納得したのは、そのあとがきでした。


目次

序章 キーワード需要からネットビジネスをはじめるという発想
第1章 手段に翻弄されて失敗し続ける人たち
第2章 売れる検索キーワードの方程式
第3章 「売れない言葉」の4パターン
第4章 クリティカル・キーワードの8パターン
第5章 キーワードビジネスを成功させる穴場の条件
第6章 「言葉の市場」でライバルに圧勝する3つの方法
第7章 今日からはじめるキーワードマーケティングの5ステッププログラム

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月25日

●そんな新事業なら、やめてしまえ! セルジオ・ジーマン(著)

そんな新事業なら、やめてしまえ! 既存の資産と能力を活かす6つの原則
そんな新事業なら、やめてしまえ! 既存の資産と能力を活かす6つの原則

 元コカ・コーラ社マーケティング最高責任者であり、現在はコンサルティング会社の会長を務めるマーケッター、セルジオ・ジーマンによる著書です。

 本の要旨としては、企業はイノベーション(革新)ではなくリノベーション(改善・修復)に取り組むべきであるとし、自社ののブランドをリノベートするための手法が書かれています。

 しかし、この本は土井さんのクリエイティブ講座、第1回目での教材で、コア・コンピタンシーコア・エッセンスとは何かを説明するために使用されました。

 リノベートするためには、自社のコア・コンピタンシー、コア・エッセンスを理解しなければ始まりません。これは人のキャラクター作りにも必要な考え方です。

 では、両者の違いとは何でしょうか?

 コア・コンピタンシーとは以下の4つのファクタに基づくものだと言います

  • 知識 - あなたが知っていること、習得してきたこと
  • 経験 - これまでにやってきたこと
  • 資源 - 持っているもの
  • 人 - 行っていることと、そのやり方

つまり、あなたのコア・コンピタンシーとは、ほかの誰よりもあなたが得意とすること、どうやればいいか知っている分野のことだ。

 そして、コア・エッセンスとは何か? 以下のように書かれています。

企業あるいはブランドとして、あなたはいったい何者か、ということだ。これは顧客とそれ以外の人が等しく持っている、あなたのブランドとの関係だ。

 結局は、コア・コンピタンシー(自分が持っているもの)とコア・エッセンス(周りが感じているもの)が一致したときに強いブランドとなるのです。コア・コンピタンシーをいくら強めても、コア・エッセンスが一致していないと、顧客は付いてきません。

 この本では、コークによるエビの養殖事業の進出や、マクドナルドのホテル建設の例が挙げられていますが、どれも成功しませんでした。それは、コア・コンピタンシーとコア・エッセンスが一致していないからです。逆にマクドナルドのコア・エッセンスである、手ごろな価格とホテルを結びつける必要があったのです。

 もうひとつ、コア・エッセンスに関する忠告としてこのように書かれています。

コア・エッセンスについて最も肝に銘じるべき事は、「これがコア・エッセンスだ」とあなたが言っても、何ら正当性を持たないと言うことだ・消費者と顧客が、これがそうだと認めるものがコア・エッセンスなのだ。

 これは、その後のクリエイティブ講座で、「自分のブランドを作る」ことにつながっています。

 新しい分野を創造することも大事ですが、自社(自分)のコア・コンピタンシーとコア・エッセンスを見直すことで十分顧客(相手)への影響度を上向かせることが出来るのだと思わせる本です。

目次

第1章 イノベーションの5つの落とし穴
第2章 いますぐ、すべきはリノベーションだ!
第3章 原則1 思考パターンをリノベートせよ
第4章 原則2 ビジネス・デスティネーションをリノベートせよ
第5章 原則3 競争的枠組みをリノベートせよ
第6章 原則4 セグメンテーション手法をリノベートせよ
第7章 原則5 ブランド・ポジショニングをリノベートせよ
第8章 原則6 顧客のブランド経験価値をリノベートせよ
第9章 すべてを連動させろ

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月24日

●ゆとりの法則 トム・デマルコ(著)

ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

 ピープルウエアで有名なトム デマルコによる著書。ソフトウェア開発やプロジェクト管理に関わる方は良くご存知かもしれません。

 先日の土井さんのクリエイティブ講座でも一言だけ話題に出たこの本ですが、妙にピピッっと来て購入しました。

 効率化という命題の元で逆に生産性を悪くし、スピードの変化に対応できない現場を良く表しています。忙しく働いている時間が少ない秘書をパートに切り替えたり、秘書の仕事を増やしたりすることは結局敏速に対応できなくなります。そして「一日の中からあらゆるゆとりを排除し、労働者を効率よく使うと、対応の速さを犠牲にすることになり、組織の動きが鈍くなる」 とはまさにそのとおりです。

 切符やホテルの手配、旅費精算、会議室の予約や名刺の発注(やデザインまで)も社員が自分でWebで処理できる会社もありますが、(どこだ?(笑)) このようになんでもITを導入すれば良いと思っている発想では、逆に生産性を悪くすることに気が付かなければならないと思っています。

 また、ロスについてもこのように述べられています。「経験から言って、知識労働者が時間によって複数の仕事を切り替えることによるロスは、15%を下る事は無い

 これもまさにそのとおりで、私の場合のロスは30~50%になるかもしれません。私はどうしても集中したい時には、外の喫茶店や、レンタルスペースなどへ逃げる事もあります。自分は、複数のことを同時に処理できないんだと、半ばあきらめていたのですが、そんなに特殊な事では無いのかもと感じました。(他人よりマルチタスクが苦手なのは間違いないですが)

 そして組織によくありがちなプレッシャーについても、「プレッシャーによって完成までの時間を短縮できる可能性はかなり限られており、せいぜい10~15%である。また、過剰にプレッシャーをかければ、すぐにパフォーマンスは悪化しはじめる」とし、ついには転職先を探し始めるようになると。

 メンバーにプレッシャーを掛ける事によって「やれるだけやった」と言い訳にする管理者もいますが、少しは工夫が欲しいものです。先日ご紹介した、目標を突破する 実践プロジェクトマネジメントは、メンバーにやる気とゆとりを持たせるための知恵が詰まっています。

 この本は、プロジェクト管理に関わる人に向けて書いていますが、1人でも十分応用可能だと思いますよ。

 

 

目次(追記へ続きます)

第Ⅰ部 ゆとり
          
第1章 斧を持った男
自信喪失の危機/「立て直し」をはかった代償/それがどうした

第2章 忙しさの意味
忙しい労働者/複数の人間が一緒に働くには

第3章 人材は代替可能か
最も手っとり早い方法/マトリックス経営/仕事の切り替えにともなうロス/チームへの影響/仕事の切り替えにともなうロスの数量化/ロスが意味するもの

第4章 「急げ」と言うと遅くなる
「急げ、急げ」/複数の人間が一緒に働くには

第5章 イブを管理する方法
イブを部下にもつ/NPO(非営利組織)の場合/情報の管理/管理と個人の成長/違った意味の「ゆとり」

第6章 忙しさよりビジネスを
新しい世界/流れのなかの組織/人的資本/人的資本の価値はいくらか/人的資本と資本の損失/流れをつかめ/組織の自己投資能力/1円節約すれば‥‥


第Ⅱ部 本当に速く仕事をするには

第7章 プレッシャーの代償
プレッシャーとその影響のモデル/リスターの法則/適切なモデル/どういう意味があるのか

第8章 強気なスケジュール
できない約束の倫理感/信条/責任の所在

第9章 時間外労働
スプリント/だらだらとした時間外労働/生産性を低下させる方法/品質への影響/ゾンビ/人材の移動/時間の浪費/管理者の時間外労働

第10章 生産性計算のからくり
生産性と見かけ上の生産性/異常な進化形/しかし実際の世界では‥‥

第11章 掃除機の意義
労力を節約するか、体面を保つか/雑用係の問題点/トップの生活

第12章 間違った管理の第二法則
だれもが犯す愚行/管理者についてのジョーク/挑戦からの逃避/管理がむずかしい理由

第13章 恐怖の文化
神の賜物/怒っている管理者/人員過剰のパラドックス

第14章 訴訟
訴訟ゲーム/責任転嫁の手段としての訴訟/責任について/契約書の欠陥/けんか両成敗/訴訟とゆとり

第15章 プロセスへの執着
ハウツーの規格/テーラーリズムを超えて/スター社員/自動化の導入/所有意識と権限委譲

第16章 品質管理
過去最高のソフトウエア製品は‥‥/企業の品質向上プログラム/品質とスケジュール/品質と数量/品質低下プログラム

第17章 効率と効果
両方を手に入れるのがむずかしい理由/リスクによってさらに複雑に

第18章 目標管理
目標管理入門/停滞状態/ディスファンクション/追伸


第Ⅲ部 変化と成長

第19章 ビジョン
ビジョンと変化/ビジョン宣言

第20章 リーダーシップの「リーダーシップ」
リーダーシップとはなにか/力の問題/階層の経路とリーダーシップの経路

第21章 ディルバート再考
アメリカのヒーローへの攻撃/だれがリーダーシップをとるべきか/フォロワーシップ

第22章 恐怖と安全
変化に必要なもの/ふたたび恐怖について/棒と石と言葉と

第23章 信頼関係を築くには
信頼を得る方法――通常のモデル/新しいリーダーが信頼を得る方法――現実的なモデル/リーダーシップと相手への信頼

第24章 変化のタイミング
変化に立ち向かう/上げ潮に乗る

第25章 中間管理職の存在意義
中間管理職の重要な役割/ゆとりを取り戻そう/孤立/ふたたび安全について/まとめ:再生の必須条件

第26章 学習はどこで起きるか
人間は学習する機械である/学習プロセスの典型的なモデル/青ざめる学習/チームが重要なわけ/管理の方法を学習する/管理チーム/空白地帯に目を向けろ

第27章 空白地帯の危険
「多少の健全な競争は害にならないだろう」/内部の競争にはコストがともなう/防御行動/見えてくるパターン/訓練/学習しない組織のための処方箋

第28章 変化の管理
ルールの違い/ゲームは始まる前に終わっている/工場と家庭のモデル


第Ⅳ部 リスクとリスク管理

第29章 常識の誤り
リスク管理の問題点/それでもリスク管理が必要な理由/不確定性と向き合う/「できる」型の管理

第30章 リスク管理の基本
全体リスクと部分リスク/リスク管理とはなにか/リスクの抑制/リスクの軽減

第31章 危険速度
恥ずべき事実/安全速度

第32章 リスクとつきあう法
リスク回避/そもそもリスク管理などしていないのでは/リスク管理のチェックリスト

あとがき

第33章 干草の山から針を探す

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月20日

●意思決定12の心得 田坂広志(著)

意思決定12の心得―仕事を成長の糧とするために
意思決定12の心得―仕事を成長の糧とするために

 ついにsmoothさんも読んだ、田坂広志さんの本。講演会も本に増してお勧めなので、是非アンテナ張っておいてください。

 これで、田坂広志さんの本は6冊目。私にとって、田坂さんの本は疲れたときの一服の清涼剤になりつつあります。

 では、本のご紹介です。今回は「意思決定」に関わる心得についてです。

 意思決定には3つの能力が必要であると田坂さんは言います。著書をそのまま引用します。

 第一は、理屈だけでは答えの出ない問題に、正しい答えを見出すための「直観力」です。言い換えれば、「勘が鋭い」ということです。

 第二は、組織内での合意を得て、組織を動かしていくための「説得力」です。言わば、「言葉に力がある」ということです。

 第3は、意思決定に伴うリスクを取り、その結果に責任を取る「責任力」です。すなわち、「腹が据わっている」ということです。

 
 この本では、どうすればこの3つの能力を身につけることが出来るのか、田坂さん独特の読みやすい文面で書かれています。

 私が理解したままの言葉で以下にまとめてみます。

 直観力を養うのには経験ではなく、十分な体験が必要だということです。体験とは、反省をすること。経験を深く反省することで体験として身につくと言います。そして、その体験を通じて自ら意思決定を行うことです。

 次に説得力。論理的である事は「説得力がある」こととは違います。「相手が何を聞きたいか」を感じ、相手を操ろうというエゴを捨て、相手を一人の人間として大切にする姿勢を持つことの重要性を理解しなければなりません。

 そして、責任力。それは、決意の固さと強い意志です。責任を取るという事は、問題が生じたときに謝ったり、辞めることではありません。本当に責任を取るという事は、その失敗した原因を追究し、組織のメンバーと学ぶことなのです。

 私の稚拙なまとめでは、この本の素晴らしさは1%も伝えることが出来ません。単なるハウツーではなく、これからどう成長していくかの心構えを知りたい方にとって、是非読んでいただきたいです。

 

■他にも読んだ田坂氏の本の感想
使える 弁証法
知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得
なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得
仕事の思想―なぜ我々は働くのか
なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得

■田坂氏の講演会の感想
大挑戦者祭 2006 田坂広志さんのスペシャル公演

目次
意思決定に必要な三つの力を身につける
衆知を集めて、独りで決める
感覚を磨くのではなく、論理を究める
経験を積むのではなく、体験に徹する
ただ進むのではなく、退路を断つ
論理を語るのではなく、心理に語りかける
説得するのではなく、納得をしてもらう
計画への信頼ではなく、人間への信頼を得る
リスクを避けるのではなく、リスク体質を改める
リスク分散だけではなく、リスク最小化の手を打つ
失敗を恥じるのではなく、失敗を率直に語る
意思決定を精神の成長の機会とする

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月19日

●33歳で資産3億円をつくった私の方法 午堂登紀雄(著)

33歳で資産3億円をつくった私の方法
33歳で資産3億円をつくった私の方法

 この本の著者である午堂 登紀雄さんは、1994年末まで戦略系コンサルタント会社で働いていました。その会社は20代でも年収1千万円以上は当たり前ですが、毎日朝から深夜まで土日も無く、働き尽くめだったといいます。そんな著者が決断を下したのが2003年8月のこと、預金70万円から1年で資産3億にした方法をまとめたのがこの本です。

 現在では、不労所得が月に100万、年間にして1200万円の収入を得ています。

 基本は、株、投信、為替、そして不動産への投資ですが、その成功法則のほとんどは今まで私が読んだ本にも書かれていることで、目新しいことは余りありません。不動産投資は、金森さんの著書で述べられているような法則そのままです。

 この本の特徴は、その目線の低さです。元庶民であった著者の視点で書かれています。(今は庶民ではないでしょうが)

 例えば、節約術にしても、車を手放したり、年会費無料のクレジットカードに切り替えたり、飲み代はフリーペーパーのクーポン券で割引、そして金券ショップも利用します。そんな元サラリーマンが資産を持つようになってから得た気づきは「お金持ちのところにはおいしい情報が、一般の人にはカスのような情報しか行かない」ということなのです。

 サラリーマンでいながら、投資で年収と同じレベルの不労所得を得ようと考えている人の背中を押してくれる本です。


目次

1章 サラリーマンの僕が「金持ちになる!」と決意した日
2章 これが金持ちの「常識」だ!
3章 “節約・節税・レバレッジ”こそ、金持ちへの近道
4章 不動産投資でアーリーリタイアも夢ではない!
5章 株、投信、為替…この「儲けの絶対法則」に学べ
6章 サラリーマンが“ローリスク&ローコスト”で起業する賢い方法


Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月16日

●先週購入した本

 先週、amazon, 書店で購入した本です。

 これでamazonは1万円を超えました。次は奥さんに頼んでます。 家族カードなので、私もちです。。。

 先週はちょっと本の分野が偏ってます。(いつもとちょっと違います)


成功の教科書 熱血!原田塾のすべて
成功の教科書 熱血!原田塾のすべて

近所の書店で平積みだったこの本。どのように目標を立てて、どうこなしていくかが分かり易く書かれています。


携帯サイトで給料の3倍稼ぐ方法
携帯サイトで給料の3倍稼ぐ方法

携帯サイトは全く見ないのですが、今の現状を知るために。


自分らしく稼ぐ。
自分らしく稼ぐ。

「自分らしく」とはどういうことかを知るために。


人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」

そうじをすればリセットできるのかな?と思って。


となりの億万長者―成功を生む7つの法則
となりの億万長者―成功を生む7つの法則

安かったので、初めてマーケットプレイスで購入。個人的には新品の方がモチベーションが上がるなと感じましたね。



未読本はますます溜まって行きます。と言いながら、また5冊注文してしまいました。 

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月10日

●第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい M・グラッドウェル (著)

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

 一度、英語版を読もうとして挫折したこの本、再度邦訳でチャレンジです。(チャレンジって程でもないですが(笑)

 この本では、私自身、今まで読んだいくつかの本が頭に浮かんできました。

 まず、15分の話し合う夫婦の会話ビデオで、今後の2人の結婚が続くのか、離婚するのかを当てる話です。心理学研究所のゴットマン博士は1分間の夫婦の会話を見ただけで95%の確率で、その夫婦の15年後を予想できると言います。ただ、ゴットマンは独自の理論でいくつかの夫婦のサインから、その未来を予測します。逆に夫婦の2人のやり取り自身が直感で判断する動作そのものではないかと考えさせられます。そのゴットマンが書いた本が愛する二人別れる二人―結婚生活を成功させる七つの原則ですが、夫婦でこの本を読むにはかなり気恥ずかしい内容で(淫らな内容ではないです)、夫婦を見つめなおすには最高の本ではないかと。

 次は、プロのテニス選手を指導する話。こんなくだりがあります。「一流選手に聞いてみても、自分のプレイについて常によく分かっていて、正確に説明できる選手は一人もいなかった。聞くたびに答えが違ったり、無意味なことを答えするんだ
これは、言葉で説明するには限界があり、それでも答えを説明しなければならないときには、もっともらしい答えで取り繕ってしまう事を意味しています。これについては、「無意識から生まれた思考について説明を求めたときは、答えが返ってきても慎重に解釈する必要がある」と述べています。

 これもまさに、田坂広志さんの言われる暗黙知であり、言葉で説明するよりも経験で感じるしかないと言う話(参考:なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得 田坂 広志 (著))や、思考と行動における言語 S.I.ハヤカワ (著)で言われている言葉で伝えることの難しさ、曖昧さをに通じます。

 そして、アメリカのCEOはほぼ全員背が高かったという話。CEOの平均は182センチで、アメリカ人の平均は175センチだから、平均より7センチ高いとのこと。この件については、別の本でも同じような話がありました。同じ身長の男性に、政治家、社長、教授などの異なる肩書きをつけ、その人の身長が何センチに見えるかアンケートをとったところ、位が高いと思われている人ほど高く見えるのだと。背が高い人は実質何10万ドルも得をすることになるとは、うらやましい話です。

 そのほかにも、人は見た目で判断する事例や、瞬時の判断力をつけるには、頭で理論的に解釈しているのでは間に合わず、トレーニングが必要である話など、フンフンと気づかされる話が満載です。

ちなみに、「第1感」って絶妙な命名ですね。あわよくば「第一感」とした方が検索エンジンに易しいかも。




目次
第1章 「輪切り」の力―ちょっと情報で本質をつかむ
第2章 無意識の扉の奥―理由はわからない、でも「感じる」
第3章 見た目の罠―第一印象は経験と環境から生まれる
第4章 瞬時の判断力―論理的思考が洞察力を損なう
第5章 プロの勘と大衆の反応―無意識の選択は説明できない
第6章 心を読む力―無意識を訓練する
Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月 6日

●超カンタン!時間管理術読みました

 一昨日お知らせした「超カンタン!時間管理術」、本日無事書店で購入しました。

 今まで買ったムック本って、それこそ30分から1時間で簡単に読めるものが多く、本書も表紙には 1時間で分かる と書いてあります。確かに1時間で文字は読めるでしょうが、1時間で物にしたかというと?(ハテナ)というのが正直なところ。

 では、なぜそんなに時間がかかったのか?

 それは、時間管理はあまりにも身近なテーマであり、文章を読むたびに納得し、自分の行動を思い出して反省し、その改善策を本の教えとともに自分に適用すればどうなるだろうか考える時間が必要だからです。そういう意味では、本書はアルアル感が非常に高く、かなりのノウハウが詰まっています。また、今までの本とは違った視点で書かれている事もサラッと読み流せない理由のひとつです。

 本書にも書いてありますが、いきなり全てを適用しようとするよりも、ひとつずつステップを踏みながら実践していくのがよいのではと思います。

毎日タスクを処理していくだけの仕事は楽しくないなぁ

とか

目標を立てろと言われても、その目標シートはただのシオリになってるなぁ」(私のフランクリンプランナーがそうでした)

とか

1週間の流れを見ながら仕事したいなぁ

と思っている方にはお勧めです!

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月 5日

●アイデア・ブック スウェーデン式 フレドリック・ヘレーン (著)

アイデア・ブック スウェーデン式
アイデア・ブック スウェーデン式

 この本は、元々神田昌典さんの英語教材でのインタビューゲストだった著者に興味を持って購入しました。

 CDインタビューでは、こんな逸話が話されています。

  • このアイデア・ブックを日本で売るために、まずスウェーデンで1人の日本人に翻訳してもらい、それを1000部印刷したあとに来日し、出版社へ持ち込んだ
  • 車を運転中、ちょうど隣に止まった車が欲しくなり、販売店に行く事を考えるより先に直接その車の持ち主に「いくらなら売ってくれるか?」と聞いたところ、ちょうど売るタイミングを探していたところで、安価に購入できた
  • 冬の季節はずれの時期に、島を売りたがっていた人から30%の値段で購入した。(夏であれば300%の値段はしただろうとの事)

 そんな、 普通の人であれば考え付かないようなことを平気でやってみるのも、ノーと言われても、笑われてもめげない著者のポジティブさなのでしょう。

 この、アイデア・ブックはまるで絵本のような装丁で、30ものアイデアのヒントが書かれています。

ひとつだけピックアップすると

囚人用ベビーフード
別の方向から考えてみる

 アメリカのフロリダ州。とある街の警察署長には、毎年春になると決まってあることに悩まされてきました。春休みを楽しむ学生の一部が羽目をはずしすぎるのです。酒をしこたま飲み、煙草を吸い、思いつく限りの馬鹿をしでかします。

 署長と部下たちはこの時期、泥酔した学生や酒の勢いで問題を起こした学生の取り締まりに追われ、大忙しでした若者たちを留置場に放り込んでも、問題は一向に減りません。それどころか、留置場で夜を明かすのは「クール」で「マッチョ」であり、あとで仲間に自慢できることだったのです。

 警察は、罰則を厳しくすることにしました。拘留を二晩に延ばしたり、食事をパンと水だけにしたり、パンを取り上げたりもしました。それでも事態は変わりません。

 そのとき、罰則を厳しくしたところで無駄だと署長は気づきました。アメリカでは、どちらかと言うと、「うまくいかなけりゃ、もっと強く頭を壁にぶつけろ」式に物事を考えるのが一般的です。禁固刑1000年が、あたかも500年より犯罪抑制効果があるかのように存在します。しかしこの署長は、典型的な考え方にはまりませんでした。

 学生たちを一人前の大人として扱うのではなく、小さな子供として扱い始めたのです。学生たちを一晩だけ留置し、食事にはベビーフードを与えました。留置場から出てきても、もう何の自慢にもなりません。ベビーフードを食べさせられたと仲間も知っているのですから。留置場に入っても、もはや「クール」でも「マッチョ」でもないのです。

ちょっと、長く引用しすぎました。。。。

 この本はページ数も少ないですし、すぐに読めるのですが、読むたびに別の新しいアイデアがわいてきます。ちょっとしたスキマ時間のアイデア出しにお勧めです。

 ちなみに、著者のサイトにもうひとつのアイデアブックが販売されています。300ページのうち、30ページ分がPDFで読めるのですが、こちらも面白いです。サイトはこちらですIDEABOOK



目次

針を探す
はてなタクシー
世界初の創造性テスト
メタファーで表現する
エジソンのアイデア・ノルマ
組み合わせ妙
いつものやり方
アイデアは潰されやすい
満腹病
メキシコ・オリンピック〔ほか〕
Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年4月 4日

●超カンタン!時間管理術 水口和彦(著)

超カンタン!時間管理術―1時間でわかる図解
超カンタン!時間管理術―1時間でわかる図解

 私のブログ友達(ご本人了承済み(笑))の水口さんによる初の著書のご紹介です。

 水口さんは、ブログをはじめられてからまだ10ヶ月、そのブログをきっかけに出版社からお声がかかり、本の出版、そして手帳まで販売される予定だとか。勤めていた会社も退職され、これからは多方面でのご活躍が期待されています。

水口さんのブログはこちらです。 時間管理術研究所 ― 仕事と生き方、幸せの研究所 ―

 およそ半年前、私のつたないブログにコメントをいただき、その後東京での起業セミナーでもご一緒させていただきました。そのときに分かったことですが、その数ヶ月前の5月に行われた神田昌典さんと、主藤孝司さんの1泊のセミナーにも同じく参加されていたことが分かりビックリ! それでも、普通の人(ではなかったのかも知れませんが(汗))が、波に乗って行かれる姿を見るのは嬉しいものです。

 実は、最近書店へ寄る機会もなく(土日はずっと寝てましたし(笑))残念ながら本はまだ購入出来ていないのですが、明日は時間を取って書店へ行きます!(だめならamazon)

 ブログをご覧頂くとわかりますが、記事も分かりやすく、理解を深めるには的確なたとえ、そして時間管理や手帳術に関する本は、ほとんど読まれたとおっしゃる水口さんの著書には期待してます。

また、購入したらご報告いたします。

 あと、東京池袋での出版記念トークショーも開催予定です。これは私も伺う予定です(明日電話しないと)

開催日時:4月21日(金) 19:00から20:30終了予定
開催場所:リブロ東池袋店内 カフェリブロ
参加費:2,000円(ワンドリンク付き)
定員:50名
お申込み:リブロ東池袋店まで、お電話ください 03-5954-7730

 参考ブログ:超カンタン!時間管理術 秀和システム刊 水口和彦さんトークショウのご案内(by inaba)

Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月30日

●凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール 浜口 直太 (著)

凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール
凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール

 この本は、国際「ベンチャーコンサルタント」として、日・米・アジアで1200億以上の資金調達と50社以上の上場を支援してきた著者が、今までの成功事例を元に90の黄金ルールにまとめたものです。

 それでも、もっと簡単にまとめると、

 凡人が起業するためには、「会社を辞めたくなったら、あれこれ悩まず、家族や友人から反対されても、好きなことを勇気を持ってすぐに起業しよう。とはいえ、事前に人脈を作って100件以上のネタ探しをして、3年たっても芽が出なかったらその事業は諦めよう。」ということでしょうか?(かなり端折り過ぎました)

 体力・気力・知力に最も優れている20代、それも前半で起業すればよかったと著者は述べていますが、残念ながら私はそんな年はとおに過ぎてしまいました。(20代なんて、な~んにも考えてなかったなぁと今にして思います)

 まとめてみて分かるのは、それほど突飛なことは言っていません。残念ながらなぜそうなのかの理由付けが弱い気がしますが、それでも、起業に迷う凡人の背中を押してくれるでしょう。

 著者の浜口氏のサイトも参考になります。浜口直太の独り言

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月27日

●Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術

Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~
Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~

 巷で話題のこの本。(って、私が見ているサイトが偏っているのかも(笑))

 私は百式の田口さんのGTD(Getting Things Done という英語の本の頭文字で、日本語訳の本も出ています)の記事を目当てに買ったのですが、新しい気づきがありました。

 田口さんのブログはこちらです(idea*idea - Lifehacks by 100SHIKI.COM
 以前紹介した GTD 日本語訳の本はこちらです(仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法)


 気になることのリストって、3時間もかけて全部出して、頭を空っぽにするんですね。

 中途半端に、フランクリンプランナーとか使いながら GTD で応用しようとするから、うまく行かなかったのだなと。

 今はどちらも使ってません。あえて言うなら、メールで依頼が来たものは Outlook 2003 でフラグつけて、終了したらクリアするのと、それ以外は毎日キャンパスノートに Todo を書いて、順番に処理しているだけです。カテゴリわけも何にもしてません。逆にそれが効率よかったりして。

 他にも、メモを持ち歩くための文房具の紹介や、Google の使えるサービスの紹介 プレゼンテーションの方法、マインドマップ(FreeMindも)、ブログやRSSリーダーでの処理方法など Life Hacks と言ってしまえばそれまでですが、ある意味脈絡の無い記事をまとめたムック本です。(全部気になる私は、まさに Life Hacks 好きなのかも)

 デジタルなサービスや道具を使って、仕事を改善させてみたいと思う方は一度お手にとって見てはいかがでしょう?(って、すでに購入済な気がしますが)

 書店によっては、ビジネス書コーナーに近かったり、パソコン書コーナーだったり、雑誌コーナーだったりで、見つけにくいかも知れませんが、そのときにはアマゾンで注文すればOKです。(1500円超えているので送料無料ですし)

 今度の土日、3時間かけて気になることリストを作ってみようと思います。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月25日

●東京ルール 都会生活研究プロジェクト (著)

東京ルール
東京ルール

 金曜日のクリエイティブ講座でも話題に上っていたこの本。早速買ってきました。

 内容もさることながら、ありそうでなかった、この本のコンセプトがユニークです。

土井さんはこんなことを言ってました

 ・田舎出身者なら誰でも書ける
 ・その人のブランドになる → 一生食べていける
 ・マーケットが大きい

 ユニークな視点ということでは、以前通勤電車で座る技術!を紹介しましたが、発想を変えることで開拓できる市場がまだあるということですね。

 私も東京へ来て、もう15年以上、逆に田舎のルールを忘れてしまいました。

 それでも、私が思う東京ルールは

 「どんな店へ入るときでも、店員が案内するまでは席に座らない」
 「エレベータに乗ったら「閉」のボタンを何回も押さない」
 「高いビルがあっても上を見上げない」
 「雪が降っても傘をさす」(雪国の人はさしません(笑))

 なんてのもあるかと。

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月23日

●チャンスと出逢うための 人脈大改造 後藤芳徳(著)

チャンスと出逢うための 人脈大改造 フツーの人でも成功できる実践法則
チャンスと出逢うための 人脈大改造 フツーの人でも成功できる実践法則

 そもそも、私に成功する力があるかはさておいて、人に自分のレベルを上げてもらおうと思って書店で手に取ったこの本ですが、いきなり目に入ったのは「自分には何も無いから人脈を作ろう」という発想はおかしいのです。何も無ければ人脈も作れません。との戒めが。ガーンガーン。それはまさに私のことだと思いつつ、レジに並んでました。

 著者の後藤 芳徳さんって、水商売で成功して、口説き方の本を出している方という印象しかなかったのですが、中身はなかなか硬いです。著者自らの考え方も当然かかれていますが、それよりも多くの人から聞いた言葉や、本から得た知識がふんだんに取り入れられていて、本の内容そのものが人脈や努力から得たものであると感じます。

 人脈を広げるためには、相手をサポートするように勤め、と同時に以前の友達とも長い付き合いを続けながら、決して危ない人を友人に近づかせない。そんな心構えが必要なのだと理解しました。

 最後にうーんと唸ったあとがきを転記します。

 人脈を作るときには、いきなり意中の相手に飛び込みでアタックをかけるより、まず自分の親しい人にステップアップしてもらって、その紹介で合う方がスムーズに事が運びます。(略)

 自分が親しい人たちを活用し、自分も活用してもらう。それが人脈作りの早道です。

 なんか、どこかで見た記憶が。と思っていたら、smoothさんのお言葉でした。

このブログの常連の皆さんも早くビッグになって、私をティーアップして下さい(爆)!

 するどい。。。。

ひとこと:自分はまず人を助けることからはじめないと。

目次

第1章 ピンチ人脈を斬る―あなたの周りにはどんな人がいますか?
第2章 チャンス人脈と出逢う―あなたは自分が成功できると思えますか?
第3章 新規人脈をつかむ―あなたは付き合う価値のある人間ですか?
第4章 未来人脈を動かす―あなたは他人に自分を伝えられていますか?
第5章 必要人脈を描く―あなたはゴールをイメージできていますか?
第6章 理想人脈を極める―あなたには無償で応援したい人がいますか?


Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月22日

●目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント 岸良裕司(著)

CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント

 久しぶりに、自分の仕事に直結する本を読みました(笑)。元はIT関連のコンサンタルトを生業としているのですが、最近はプロジェクトマネージメントの仕事ばかりしています。PMBOK とか OPM3とか、EVA とか、プロマネしている人にはお分かりの単語かと。

 そんな、はやりの手法を理解し適用してもやっぱりハマってしまうのは、プロジェクトマネジメントの難しさたる所以でありますが、この本はそんな悩みを抱えるプロマネにとって、福音となるかもしれません。

 TOCとかCCPMって、残念ながら初耳だったのですが、この本によると、各タスクのサバ(バッファー)を全部、親方(プロマネ)に任せてしまう事によって、プロジェクトの納期を管理し、人間のやる気を起こさせる方法です。

 おそらく、元々の概念は難しいのでしょうが、この本では「プロジェクトの害虫」達を使って分かり易く書かれています。サバよみ虫、パーキンソン虫、一夜漬け虫、ていねいな仕上げ虫、マルチタスク虫。

 サバよみ虫は人間であれば誰でも持っているもので、「何日でできる?」と聞かれれば、担当者はサバを読み、その上に報告する管理者も加えてサバを読む。仕事が早く終われば、ていねいに仕上げるタスクを追加し(ていねいな仕上げ虫)、逆にぎりぎりにならないとやる気が出ない(一夜漬け虫)。

 ここにはチョーやる虫になるため(させるため)の極意があります。いつもプロジェクトが綱渡り(たまに落下する)方にはお勧めの本です。

目次

1 プロジェクトが遅れるわけ
2 科学的サバ取り段取りと親方バッファ
3 「あと何日」の進捗管理
4 実践編 実践的工程表の引き方「科学的段取り八分」
5 マルチプロジェクトマネジメントの極意は「経営」そのもの
6 TOCを使えば「当たり前のこと」ができるようになる
7 事例紹介


Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月21日

●でこちゃん わたしのえほん つちだ のぶこ (著)

でこちゃん わたしのえほん
でこちゃん

 ビジネス書読むのがのがつらくなって、次は絵本に手をのばしたか? と思われそうですが、いやいや、最近の休日はたまに子供相手に本を読んでたりします。童話や、心温まる話が多いのですが、こちらは大人でも笑える絵本のご紹介です。

 主人公のてこちゃん(でこちゃんではなくて、てこちゃんです)は日曜日にお母さんに髪の毛を切られて、この表紙のようにおでこ丸出しになってしまいます。てこちゃんは恥ずかしくて、ねこのニャゴやお兄ちゃんからおでこを目立たないようにするアイデアをもらいますが、それがまた笑えます。

 翌日は幼稚園への登園の日。1日たったら直っているかと期待して寝ますが、もちろん元に戻るはずもなく。最後はお姉ちゃんのアイデアでハッピーエンドに終わります。

 子供向けの絵本ではあるのですが、大人も楽しめますし、絵のすみずみにも笑いが隠されていたりと、何度も楽しめます。

 著者は元々イラストレータだとか。出版社も絵本とはあまりなじみの無い PHP研究所。他の絵本とは違うと言う事はそれだけでお分かりいただけるかと。

 ビジネス書を買いあさるお父さん、たまにはこんな本も一緒に買うと、自分もお子さんも楽しめますよ。

 あと、絵本を買うときにはこちらのサイトがレビューも豊富で参考になります。(絵本ナビ) 

Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月20日

●思考と行動における言語 S.I.ハヤカワ (著)

思考と行動における言語
思考と行動における言語
思考と行動における言語
(本の表紙はamazonには無かったので、出版元からのリンクです)

 この本は土井英司さんの「成功読書術」からの1冊です。成功読書術に紹介されている本は30冊のうち、やっと15冊読み終えたというところでしょうか。

 この「思考と行動における言語」は、ページ数が少なく、行間もあり、重要な箇所は太字で書いてあるような最近のビジネス書とは全く逆で、簡単な本に慣れすぎた私にとっては非常に読みにくいです。目で文字を追っていながらも、頭に入ってこないことも何度もありました。それでも、一通り読み終えたのは、この本に書かれている内容が核心を突いているからです。

 日本語訳の初版は今から50年以上前に書かれたようですが、その内容は今でも古くありません。逆に、情報過多になりつつある現代だからこそ、必要な事柄ではないかと思います。

 残念ながら、全てのページを理解するにいたっていませんが、いくつかピックアップして内容をご報告したいと思います。

■報告、推論、断定

 私たちは、「お互いは驚くほどお互いの報告を信頼し合っている」と言います。たとえば、「かれは怒っていた」と言えば、本当は話し手の推論であるにもかかわらず、本当に怒っていたのだと思うでしょう。

 また、ちょっと色付けをするだけでウソをつかないでウソをつくこともできます。好ましくない言い方を加えることによって、受け手に勝手に悪い印象を想像させることもできるのです。

■分類

 人は物に対して必然性があって名前を付けています。

 例えば、頭の形、体の大きさ、尻尾が少しだけ違う動物が村を走り回っていたとします。もし、小さな体の動物が家の穀物を食べてしまった、頭が四角い動物は人に噛み付くなどの特性があるとすれば、人はそれぞれの動物に名前をつけて区別しようとします。

 このようにして、動物だけではなく、自分に関連するもの全てに対し、名前をつけて分類しようとします。危険なのは、人はこの分類によって物事全てを定義づけしようとするということです。この一度貼ったレッテルによって、人は長い間理解し続けると言う話は、土井さんの「クリエイティブ講座」でも話されていたことです。

 物は言葉で言い表す事はできません。この本では、表現するためには「自分の口を手でふさいで、指でさせばいい」と言います。つまり、それ以外で表現する事は受け手によって異なる想像をすること、話し手にとっても受け手に対して意図的に想像力を操ることができるのです。

■広告のキャッチフレーズ

 当たり前の事実を述べる事で、その製品は独特なものであると見せかけることができます。その事実は他の競合製品でも同じでは無いのかなどとは考えませんよね?


 この本は「ああしなさい、こうしなさい」という結論は簡単には書いていません。どう捕らえるかは読者にゆだねられているのでしょう。事実を受け止め、自分の例と重ね合わせて理解することが必要なのだと思います。この本を理解すれば、言葉で完璧に説明、理解できると思っている人の心を操るのは難しくありません。逆に操られないよう受け手が理解する必要があります。

ひとこと:
ほんとに読むのは辛かったですし、この本を単純化して説明することも難しいです(私の読解力が弱いから?)が、読むことによって得るものは大きいはずです。


Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月17日

●相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング 石井 裕之 (著)

相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング
相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング

 いままで何冊かNLPの本を読んできましたが、言っていることは分かるものの、実践となるとなかなか身につきません。それはおそらく、方法が複雑すぎたり、相手を観察する必要があるために、会話のレスポンスが遅くなるし、話に身が入らなくなってしまうからではないかと感じています。

 コールドリーディングは、この本の定義で言えば「話術や心理テクニックを駆使して、本当は相手のことをまったく知らないのに、知っていると思わせる「騙しの技術」 」でありますが、良いことを言っているのに話し方のせいで損をしている人もたくさんいます。自分の気持ちを適切に相手に伝えるためにはある程度のテクニックは必要です。そのためには相手の壁を取り除く必要がありますが、単に騙すのではなく以下を目的に本書は書かれています。

 「コールドリーディングで使われている技法を応用して、相手の心にあなたというビジネスマンの好印象を刻み込むためのテクニックを公開しようというのです。」

 本のタイトルは非常に刺激的ですが、それほど強引でもないというのが私の本を読んでの印象です。

 この本に書かれていることは非常にシンプルです。テクニックも分類すれば10個もありません。しかし、まずはこの本からはじめれば身につくのではないかと思います。

 最後の章には「自分の中のカリスマを呼び覚ます1ヶ月プログラム」として、以下の4つのプログラムを1週間ごとに行うよう書かれています。これはおすすめです。

WEEK1:ゆっくり食べる

WEEK2:走らない

WEEK3:議論しない

WEEK4:自分の気持ちを明確に伝える

 先日、自分の意見をしっかり相手に伝える「アサーティブ」という本を読みましたが、アサーティブになる前に相手に信用してもらうため、自分自身の壁を越えるためのトレーニングとして、この1ヶ月プログラムは有効ではないかと思わせてくれます。

ひとこと:石井 裕之さんの本は他にも2冊持っていますが、この本も含めてすべてアマゾンキャンペーンで入手しました。どれも、音声セミナーがついてくるのですが、どれも面白いし、ためになる内容です。Webで販売されているCDも購入してみようかと思っています。

著者の石井 裕之さんサイトはこちらです。 + SUBLIMINATION + 


目次

1 まずはこれだけを頭に叩き込め!WeタイプとMeタイプ
(「誰に言うか」ということを明確に意識すること
人間は感受性で二つのタイプに分けられる ほか)

2 コールドリーディングでファーストコンタクトはここまで変わる!
(最初が肝心!ビジネストークの入口に活かすテクニック
イエスセット・ノーセットで自分の流れを作り出す ほか)

3 考え方一つでどんなトラブルもエレガントに乗り越えられる
(面倒なお客さまなんかいない!ピンチをチャンスにするテクニック
結局は、自分が強くなるしかない)

4 自分の中のカリスマを呼び覚ます一か月プログラム
(パーソナルカリスマの時代
「自分という壁」を越えるために)


Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月16日

●月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」 丸山 学 (著)

月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」DO BOOKS
月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」

 昨年出版された「資格で起業」にも利益を向上させるノウハウが書かれていましたが、この本はより「利益モデル」に特化された本です。エイドリアン・J・スライウォツキーのザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのかを読むのを途中で挫折した私でもすんなり読めます。

 まずは、利益を上げることと「労働の対価」の違いを理解すること。その上で利益を上げるための10のモデルが分かりやすい事例と合わせて紹介されています。

 付加価値をつけることで、利益率を今まで以上に向上させ、その上、お客様が離れられなくなる仕組みを作ることができます。それは、商品の価格や質だけではなく、売る側をハブにした顧客同士のコミュニティも買う側にとっては大きな付加価値となりうるのです。

 売る側にも効率化を上げる仕組みは必要です。一例としてノウハウを複数の異なる顧客層に売る考え方で、本書では「コピー型利益モデル」と呼んでいます。それ以外にも分かっているようで、実は理解していない仕組みが Yahoo! や金森重樹さん、トレンダーズの経沢香保子さん他、最近の成功例をその利益モデルに当てはめて説明しています。

 この本を読んで、いくつもの事業アイデアがわいてきました。それもワクワクするくらいに。既に事業をされている方には改善策も見えてくるでしょう。

 言われてみれば納得なのですが、このように分かり易く体系立てて解説された本は少ないと思います。この本を読んで、いろんなアイデアを考えるのは楽しいです。それが現時点では自分の妄想であっても。

 まさに、丸山さんが言われる「利益モデルがある会社は美しく稼ぐ」ための本です。

目次

1 フライングスタート型利益モデル
 ―ライバルがようやくスタートの体勢に入ったとき、その横をTOPスピードで駆け抜ける
2 小さなYahoo!をめざそう型利益モデル
 ―狭い業界で玄関(ポータル)になれ!
3 信頼貯蓄型利益モデル
 ―キャッシュ・ポイントをずらせば利益が生まれる
4 引力増大型利益モデル
 ―価値が集まり出すと、そこにさらなる価値が生まれる
5 顧客継続成功型利益モデル
 ―顧客を2階に上げてハシゴを外す!?
6 コピー型利益モデル
 ―ひとつの資源を、余すところなく使いまわせ!
7 安心快適型利益モデル
 ―無形の空気を利益に変えろ!
8 顧客密着型利益モデル
 ―顧客の自己重要感を満たせば利益が生まれる
9 ブランド型利益モデル
 ―差異性がないビジネスでは苦戦必至
10 その他の利益モデル

Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月15日

●1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法 金森重樹(著)

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法
1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法

 昨日に引き続き、金森重樹さん関連です。この本は昨年買っていたのですが、計算式が多くて避けていたために、未読となっていました(結局、難しい部分は飛ばしても面白いです)。今回、金森さんのセミナーを受けて書棚から引っ張り出してきました。もう、既にかなりの方が読んでらっしゃると思いますが。

 この本では、アパートを1棟単位で購入し財産を築く方法について書かれています。

 まず、私たち庶民がが目にする不動産投資といえば、ワンルームマンションの広告が多いのですが、この危険性についてです。ワンルームマンションは「0か100かの丁半博打」なんだとか。自分で返せるだろうと考える数千万円の物件であっても、それは価値を生まないものであり、税務上の特典も無い。部屋を貸し出せるかどうかは、まさに0%か100%であり、自分でコントロールをすることもできない。

 逆にアパートの1棟物件を買った上で、管理を良くしたり、リフォームするなどすれば、物件自体の価値も上がり大きな利益を得られると言うのです。

 数千万円の物件を買っても、結局自分が体を壊してしまえば返すことはできなくなってしまうわけで、そのうえ、空き室のリスクも高まります。逆に1棟買っておけばリスクも分散すると。貸す銀行側も、500万だろうが2億だろうが、かかる手間は同じであり、それは他の取引コストも同じ事。であれば、個人(ワンルームマンション)ではなく、事業主(1棟)になったほうがよほど効率的であると述べられています。

 この本を読んだからといって、すぐに投資しようというのは危険だと思います。エリアリサーチや未来の人口増加を読むなど、それこそ入念な計画が必要です。しかしながら、ワンルームマンションに投資しようと思われた方は、まずこの本を読んでから考えても遅くはないと思います。

目次

第1章 億単位の借金をしなさい
第2章 投資における心構え
第3章 危険なワンルームマンション投資
第4章 巨額の自己資金なんて必要ない
第5章 RCはアクセル、木造はブレーキ
第6章 エリアマーケティング
第7章 物件の選び方
第8章 不動産投資の体験談


 
Posted by ten at 23:59 | Comments [9] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月10日

●上司の すごいしかけ 白潟敏朗(著)

上司の すごいしかけ
上司の すごいしかけ

 正直言って、この本はアマゾンキャンペーンにつられて購入しました。いままでのアマゾンキャンペーンの本は読まないことも多いのですが、本書は違いました。

 まず、内容が非常に分かりやすいこと。190ページの薄い本ですが、イラストも多用され文章も読みやすい。さっと見るだけなら10分で概要は理解できます。1時間もあれば全部読めるでしょう。

 ただ、この本が他の類書と違うのは、本当に現場で鍛えられたノウハウであること。紹介されているしかけをいくつか実行してみたことがあるのですが、陥りやすいわなとその回避策は、実践してこなければ得られないもので、それこそ納得いく内容です。

 本の題名は「上司の」とありますが、人の上に立つマネージャーだけではなく、一般社員レベルでも活用できますし、会社以外のサークルなど、企業でなくても応用できるノウハウです。それも簡単に実行できます。

 また、帯には社員を「やる気」にさせるとありますが、この本に紹介されている方法は、「社員が勝手に楽しく仕事を自ら行うための手法」です。こんな会社ならば楽しく仕事ができるになぁと、おそらく皆さんが感じることでしょう。

 この本を読んで、以前読んだ小阪 裕司さんの本の一フレーズを思い出しました。

「魂のごちそう」

 まさに、社員を快にさせるためにすぐできるノウハウが詰まった本です。

ひとこと:この本にはポストイットは1つも貼っていません。後から読み直すのも簡単にできると思ったからです。

関連本:「仕事ごころ」にスイッチを!―リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術


目次

第1章 「やりたいことができる」(やりたいことをやろう
やりたいことアンケート ほか)
第2章 「認めてほめる」(みんなの前でパチパチ表彰(みんパチ)
一石二鳥のお客さまの喜びの声 ほか)
第3章 「仕事を通じて成長させる」(結論から先に言え
あなたはどう思うの? ほか)
第4章 「尊敬できる上司」(できる上司は「なんで」を言わない
ぼけぼん上司にならない)
第5章 「社内を活性化」(ナンバーワン社員評価シート
感動の朝礼 ほか)

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月 9日

●なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得 田坂広志(著)

なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得
なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得

 昨日のエントリーで、予告させていただいた時間管理の本質に関する本、それはこのブログではおなじみとなった田坂広志さんの著書、5冊目です。

 毎度のことではありますが、この本でも何度もガツンと頭をたたかれます。

 この本ではタイム・マネジメントの技術は書かれていません。しかし、読んで初めに気づかされるのは我々がタイム・マネジメントの技術に熟達できない理由です。いくら時間管理の達人の本を読んでも、会得することができない。その理由を田坂氏は「「基礎体力」が無いからです」と言います。これこそが、まさに私がずっと疑問に思ってきたことに対する答えです。

 その基礎体力とはなんでしょうか?

 それは、「集中力」です。

 そして、集中力を高めるために必要な事は、自分自身にプレッシャーを与えること、そのためには上司や顧客に対して「曖昧語を使わない」ことだと言います。「逃げ」の気持ちを持つことにより、心理的に退路を断つことができなくなってしまうのだと。集中力を高めることによって、時間の密度も高めることができるのだと。

 この本は、自分を成長させ、時間を大切にするための方法が書かれています。これは、タイム・マネジメントを超えた「時間に処する心得」です。スキルばかり追っていても、結局ものにならないその理由と壁を越えるための心構えです。

 本の最後にとても大切なメッセージが書かれているので、まとめて引用します。

我々は、忙しい仕事と生活のなかで、 時間を大切にしたいと願っています。 そのため、タイム・マネジメントを始め、様々な努力をします。 しかし、どれほど努力をしても、時間を大切にできない。

気がつけば、無為に時間を過ごしてしまう。

そして、その無為に過ごした時を悔いる。

それはなぜでしょうか。

「努力」が足りないからでしょうか。

そうではありません。

それは、

「努力」が足りないのではない。

「覚悟」が足りないのです。

なぜ、我々は、時間を大切にできないのか。

それは、我々が、無意識に、

「時間は無限にある」と、思っているからです。

(略)

では、その「覚悟」を、いかにして掴むか。

「砂時計」の音に耳を傾けることです。

(略)

「なぜ、時間を生かせないのか」という問いは、究極、
「いかに生きるか」という問いに他ならない。

 あと、何年生きていられるか分かりませんが、「砂時計」の音に耳を傾けながら充実した生活を送りたいものです。

 最近、タイム・マネジメントの本を読み漁っていましたが、これで一旦終わりにして、自分のなかで整理したいと思います。

 時間管理といえば、ブログ友達(といって良いでしょうか?)のミナクチさんが今度、本を出されます。(時間管理術研究所) ミナクチさんのブログはいつも参考になるのですが、出版されたらすぐに買います。

 あと、先日お伝えした大挑戦者祭2006初日のオープニングイベントは田坂広志さんの基調講演です。

■他にも読んだ田坂氏の本の感想

使える 弁証法

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

仕事の思想―なぜ我々は働くのか


目次

なぜ、時間を生かせないのか―心得
いかにして「時間」を使うか―密度
いかにして「集中」をするか―夢中
いかにして「智恵」を学ぶか―感得
いかにして「経験」から学ぶか―反省
いかにして「反省」をするか―意味
いかにして「人間」から学ぶか―師匠
いかにして「自分」を見つけるか―個性
いかにして「関係」を築くか―自立
いかにして「成長」をするか―課題
いかにして「成功」を得るか―一瞬
かけがえのない「人生の時間」―覚悟


Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月 8日

●スキマ時間勉強法 和田秀樹(著)

スキマ時間勉強法
スキマ時間勉強法

 この本は年間50冊もの本を出版し、同時に精神科医、大学教授、コメンテーターと数々の仕事をこなしている和田秀樹さんによるスキマ時間を有効活用した勉強法です。

 71もの方法が時刻帯(朝、昼、夜)ごとに、あるいは5分、10分、15分、30分などの時間ごとに、そのノウハウが纏められています。

 全てをこなす事は無理だとしても、71もある方法のいくつかは自分に適用できるのではないかと思えます。私が感じた、もっとも重要な考え方は物事にかかる時間を把握すること。食事に何分かかるのか、レポート書くのに何分かかるのか、そしてブログを書くのに何分かかるのか。時間管理は簡単に言えば未来予測ですから、事前に予測可能である時間をできるだけ正確に計算することで有効的に時間を活用できるのではないかと思います。

 どれだけ時間がかかるのかを把握するには簡単で、自分で時間を計り記録をとることです。ドラッカーの著書やフランク・ベトガーの著書にもありますが、自分の行動を記録することの重要性です。最近、細々と記録をつけていますが、まだ30分から1時間単位であり、スキマ時間の有効活用までは行けていません。

 ただ、この本を読んで感じるのは、この方法はは著者の和田さんであるから実践できることで、私のような凡人では到底太刀打ちできない何かを持っているのではないかと思うのです。もちろん、全てをこなすことは無理な事は承知していますので、一部でも今後生活する上のヒントになればと思っています。

 では、和田さんとの根本的な違いとは何なのか?私が単に時間管理に慣れていないだけなのか?その本質がもう1冊の本を読んではっきりしました。それはまた明日、ご紹介します。


今まで読んだ関連本:

時間の教科書 おちまさとプロデュース

私はどうして販売外交に成功したか フランク・ベトガー(著)

経営者の条件 P・F. ドラッカー (著)

コリン・ローズの加速学習法 の CD

大人のための読書法 和田秀樹(著)

週末起業を超える成功のやみつき法則 藤井 孝一 (著)


目次

序章 スキマ時間しか勉強時間がない
第1章 スキマ時間を生み出す基本法則10
第2章 時間帯別スキマ時間の作り方・使い方(朝~昼)
第3章 時間帯別スキマ時間の作り方・使い方(昼~夕方)
第4章 時間帯別スキマ時間の作り方・使い方(夕方~夜)
第5章 大きなスキマ時間を作れ!
第6章 スキマ時間をどう使うか
第7章 移動時、出張時のスキマ時間活用術
第8章 時間を有効に使うための仕事と勉強の効率化のコツ
第9章 スキマ時間を有効に活用するためのツール

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月 6日

●時間の教科書 おちまさとプロデュース

時間の教科書―おちまさとプロデュース
時間の教科書―おちまさとプロデュース

 おちまさとさんプロデュースのシリーズ第3弾です。以前、セミナーで拝見したことがあるのですが、ほんとに急がしい方で、よくもあれ程の仕事をこなせるなぁと感心していました。この本でもおちさん独特のユーモアとともに時間管理の方法が述べられています。

  実は、最初読んだときには「自分でもやっていることばかり」と少々がっかりしました。4つの応用問題があるのですが、これも全問正解でした。(もし、書店で見ることがあれば皆さんも是非4つの問題やってみてください)

 しかし、もう一度読んでみると、この本の本質が見えてきました。

 私が2度目に読んで分かったのは「時間の操り方」です。時間管理は未来のことですから、ある程度予知して計画を立てる必要があります。その時の思考法が  ポジティブ・プランニング(PP)と  ネガティブ・シミュレーション(NS)なのです。この本では「最初からネガティブに可能性を否定せず、まずはポジティブ・プランニングで出発しましょう」とあります。

  例えば、仕事のオファーがあったとき「まず「できる!」というPPから全てを出発させます。まず、成功させたことを想定します。とにかく夢想レベルで考えちゃいます。」

 次に「PPでできる!と言っちゃったことを、今度は思い切りネガティブに、つまりハプニング満載の状況を設定して綿密に精査するのです」とあります。

 こうも言っています。「「PP, NS」がセットで身に付くと、早く間違いのない判断ができるようになります。それにより時間を巻き、歪め、倍に使えるようになるのです」

 では、このセットをどれくらいでやればよいのでしょうか?

 1分?

 30秒?

 いいえ、なんと3秒です。

 こう書かれています。「時間にして3秒、長くて5秒、深呼吸ひとつ分くらいの間合いで行いたいものです」 具体的には、本をご覧頂くとして、この方法はやってみる価値ありだと感じました。

 ちなみに、おちさんは他の著書やセミナーでも「逆から考える」事をよく言われます。これ、最近やってます。

関連リンク:
初対面の教科書―おちまさとプロデュース
http://10bai.jp/archives/2006/02/post_103.html

スカウト倶楽部 (第2回) おちまさと さんと サイバーエージェント 藤田晋 社長の対談http://10bai.jp/archives/2005/12/post_79.html

Tokyo Ochimasato Land(おちまさとの抜き打ち日記)http://ameblo.jp/tokyoochimasatoland/

 P.S. そういえば、最近○○の教科書って本増えてますね。

 目次

第1章 時間を正しく捉える
第2章 時間を上手に操る
第3章 人生の時間割を考える
第4章 時間使いの実践技術第5章 まだまだ知っておきたい時間の話

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月 5日

●人生を変えた贈り物 アンソニーロビンズ(著)

人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン
人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン

 amazonで34人のレビュー(3/5現在)、平均お勧め度4.5(最大5)とかなり評判の良い成功本、遅ればせながら読んでみました。

 内容は非常にシンプルです。目標を設定し、その夢を信じて前進する。壁に突き当たっても、求める現実にフォーカスを合わせ、考え方を変えれば乗り越えられる。そんな具体的な方法がとても読みやすく訳されています。おそらく、早い人で1時間もあれば読めるでしょう。(普通に読んでも2時間くらいだと思います)

 訳者は「ミリオネアの教え、僕の気づき」の著者でもある河本 隆行さんです。

 シンプルですが、この1年で成功本をかなり読んだと思っている私でも新しい気づきはいくつもありました。特に印象に残ったのは「正しい方向に意識のハンドルを切る」こと。例えば、スリップした車を立て直すには、壁を見るのではなく、自分の行きたい方向へ意識を向ける。嫌なことに気をとられるより、好きなことに意識を向けること。その具体的な方法である「問題解決のためのクエスチョン」も役にたちます。

 分かりやすくて、さっと読めますが、何度も繰り返すことでモチベーションを維持することができる本だと思います。

 こちらは、著者であるアンソニーロビンズのプロフィールですが、2年間で700冊の成功哲学本を読んで、さまざまなセミナーへ参加するところは、まさに今の自分がやろうとしていることと同じですが、同じようになれるかは今のところ未定です。。。。(笑)

アンソニー ロビンズ
1960年2月29日、アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ。貧困な家庭環境のため大学進学を断念、ビル清掃のアルバイトをしながら17歳からの2年間で約700冊の成功哲学や心理学に関する本を読破し、さまざまな講演やセミナーに参加、その後膨大に蓄積した知識と経験を活かした独自のスタイルでライブ・セミナーを展開し、24歳で億万長者となる。2メートルを超える長身からダイナミックに繰り出されるアクションで参加者を魅了する彼のセミナー・シリーズは、25年以上にわたり何千万もの世界中の人々に影響を与えつづけている。感情、健康、人間関係、ビジネスや経済、タイム・マネージメントのスキル・アップを提供する彼のオーディオ学習システムは現在までに3500万セット以上の世界的セールスを記録している。ビル・クリントン前大統領、故ロナルド・レーガン元大統領、投資家ジョージ・ソロス、クインシー・ジョーンズ、故ダイアナ元妃、テニス・プレイヤーのアンドレ・アガシなど、彼の教えを受けてきた世界的リーダーは多数

目次

1 押しつぶされそうな状況を一変させる
2 人生に失敗などない
3 もう立ち止まらない―決断のパワー
4 信じる力を築き上げて、さあ飛びだそう!
5 求める現実にフォーカスを合わせる
6 問題解決のためのクエスチョン
7 体を使って、最高の自分を感じよう
8 成功のためのボキャブラリー
9 メタファーで壁を打ち破る
10 正しい目標設定が未来をつくる
11 10日間メンタル・チャレンジ


Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年3月 2日

●アメリカ発 インターネットで儲ける教科書 磯一明(著)

アメリカ発 インターネットで儲ける教科書
アメリカ発 インターネットで儲ける教科書

 この本は在米10年、インターネット実践コンサルタントとして有名な磯一明さんの、まさに「インターネットで儲ける」ための「教科書」です。smoothさんのブログの記事を見てすぐにamazonのウィッシュリストへ入れました。

 最初読んだ時は情報商材かと思わせるほど具体的でノウハウを惜しみなく出されている印象を受けました(情報商材買ったこと無いけど)

 インターネット広告で顧客を誘導し、「目的を」意識したサイトで成約率を上げるための手法がとても具体的です。インターネット広告はクリックされるたびに広告料を払わなければなりませんから、集約率を上げるのは逆に広告費を上げてしまうことになります。集約率よりもいかに利益率を上げることができるかが重要で、その利益計算の方法も示されています。

 実際にこの本で解説されているアフィリエイトの方法、顧客誘導の方法、サイトデザイン、それらのエッセンスはまさに著者の磯さんのサイトに詰まっています。このサイトには本で紹介された広告効果計算機も乗っています。

 それにしても、インターネット広告も怖いもので、競合の広告予算を使わせてしまうためにキーワード広告の入札金額を吊り上げるためのソフトウェアもあるそうです。インターネットで生計を立てようと思われる方は事前にこの本に目を通しておいたほうが良いでしょう。

 これからインターネットで商売を始めようという方よりも、一歩を踏み出した方が実際に読んで応用する、まさに教科書的な本です。


目次

序章 『インターネットビジネスは寝ていて儲かる』ってホント?
第1章 これが在米事業家の目から見た、日本の起業ブームだ
第2章 これが本場アメリカのインターネットビジネスだ!
第3章 インターネットの利益計算
第4章 サイトの成約率を上げるワザ
第5章 『絞り込みマーケティング』の極意
第6章 アメリカのプロが使うワザ



Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月27日

●月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」 丸山学(著)

月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」DO Books
月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」DO Books

 「資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法」の著者丸山学さんの新刊が発売されるそうです。現在、アマゾンキャンペーン実施中です(2/27~3/5)

 プレゼントの詳細はこちらにあります。丸山学書籍 『月100万円のキャッシュが残る10の利益モデル』
 山田真哉さん、経沢香保子さん、金森重樹さん、臼井由妃さんと、そうそうたるメンバーの推薦文が帯に書かれていますが、その中でも気になったのは、金森重樹さんの推薦文。以下引用します。

金森重樹 様 通販大家さん代表

「もはや売上を誇示する時代ではない―売上などM&Aによって、いくらでも増やすことが可能になった現代、いくら稼げるかではなく、いくら手残りがあるかが大切なのだ。本書は、日本版『ザ・プロフィット』として示唆に富む内容であり、今まさにあなたが必要な書と言えるだろう」

 「ザ・プロフィット」は最後まで読むのを諦めた本なのですが、この本を読んでからもう一度トライしてみようかと思っています。

 それにしても、丸山学さんのWebで紹介されている『利益モデル』構築に役立つ書籍の5冊のうち、3冊持っているのですが、どれもちゃんと読んでません。。。。。利益モデルは私にとって鬼門なのかも。。。。(というか、ページすら開いてないのもあるのですが)

関連書籍

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月25日

●勝ちたければ現場をつかめ ! 藤巻幸夫(著)

勝ちたければ現場をつかめ ! フジマキ流突破力
勝ちたければ現場をつかめ ! フジマキ流突破力

 元伊勢丹のカリスマバイヤー、最近では民事再生法を適用した福助の社長に就任し、1年で黒字転化させ、現在はイトーヨーカ堂取締役執行役員の藤巻幸夫さんの著書です。

 火曜日に中島孝志先生の「原理原則研究会」でジャンケンに勝ち(笑)、戴いてきました。そこでも人気の高かったこの本、藤巻氏が直接自分に話してくれるような口語体の文章が親近感を沸かせてくれます。


 ここでもまた私が目にしたのは、時間をメモる事。藤巻さんはその日の出来事を見開き2ページのスケジュール表の右側に何でもメモしておくと言います。1週間後に再度見直し、内容を整理分析し、それを1枚のシートにする。

  「読むべき(読んだ)本」「気に入った言葉(だれそれの発言)」「素敵な店」・・・分類は自分流でかまわないから、ポイントを整理して1枚のシートにするといい。

 1年間この作業を続けると、53枚のシートができる。

 (略)

 1年間の思考内容、行動パターン、生かした情報や生かせなかった情報、積極的にかかわったことやそうじゃなかったこと・・・・全て53枚のシートから読み取れる

 まさに、経営者の条件私はどうして販売外交に成功したか で言っていたことと同じ。記録の重要性はここでもいやおう無しです。

 さすがカリスマバイヤーだけあって、伊勢丹のバーゲン売り場を担当していた下積み時代はテストの連続です。5分に一度ディスプレイを替えて、お客の反応を見る。仮説を立てたらすぐにやってみて、1つずつ結果を実証していく毎日。コンサルタントの言うことや本に書いてあることをそのまま鵜呑みにするのではなく、全て実証してみるという行動はまさに「勝ちたければ現場をつかめ!」そのものです。

 文章の間隔も広めで、とても読みやすいのですが、見返してみるたびに新しい発見があります。さりげなく書かれていて最初は気にも留めていなかった文章が何度目かに急に目に入って来ます。自分ブランドの作り方、目標設定のやり方、色々な視点で何度も読み返しています。



Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月22日

●私はどうして販売外交に成功したか フランク・ベトガー(著)

私はどうして販売外交に成功したかLife & business series
私はどうして販売外交に成功したか

 先日、ドラッカーの「経営者の条件」を読み、強く印象に残ったのが、「自分の時間をどう使っているか、定期的に記録し再検討する事」でした。

 そういえば、同じ事を言っていた本があったと思い出し、書棚から取り出したのが、この「私はどうして販売外交に成功したか」です。確か、半年以上前に買いました。この本はご存知の方も多いと思いますが、営業マンにとってはかなり有名な名著であり古典です。

■自分の行動を記録する
 著者であるベトガーは、記録をとることで契約の70%まではたった1回の面談によって得たものであること、50%の時間は契約高の7パーセントに相当する取引を得るために費やされていたことに気がつきます。この事に気づくことで、次は自分の時間を契約率の高い顧客に注力することができるようになります。

 まずは自分の行動を知ることから始めることの重要性が、ドラッカーもフランク・ベトガーも述べる共通の成功法則ではないかと感じました。

■影響力の武器
 この本では「影響力の武器」で示された心理テクニックも自身の経験と合わせて紹介されています。ちなみに、「私はどうして販売外交に成功したか」の方が30年も前に書かれています。

 例えば、顧客に紹介状を書いてもらう方法や、名前を反復する方法は、「影響力の武器」で言うところの「好意」ですし、服装に関する記述は「権威」、顧客に対して売込みではなく質問に徹し、顧客自ら答えを見つけ出すその方法は、まさに「コミットメントと一貫性」です。

 もちろん、この本は題名のとおり、営業マンがいかに契約率を高め、顧客の信頼を得るかについて書かれている本ですが、今回のように別の視点で読んでも多くの気づきを得ることができる名著です。

P.S.
今回は以前読んだ際に貼ったポストイット部分だけを読みました(約10分)

ひとこと: 実はいま思考と行動における言語を読んでいるのですが、なかなか先に進まないです。。。。。


Posted by ten at 23:59 | Comments [7] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月20日

●経営者の条件 P・F. ドラッカー (著)

新訳 経営者の条件ドラッカー選書
新訳 経営者の条件

 恥ずかしながら、今までドラッカーの名前は知っていても本を読んだことはありませんでした。ドラッカー氏亡き後、いくつもの本が出版されていますが、新刊を読む前に基本となる本書を先に読んでおいたほうが良いと思い手に取りました。

 今まで縁が無かったのは、ドラッカー氏の本は経営者向けに書かれていると「勝手に」思っていたからで、この本を書店で手にとり、パラパラとめくった時にそうでないことを初めて知りました。本のタイトルは「経営者の条件」ではありますが、文中に頻繁に出てくるエグゼクティブは訳者も意図的に executive を「経営者」ではなく「エグゼクティブ」と訳しているように、経営者のみを指しません。ドラッカー氏の定義ではエクゼクティブは「知識労働者として、自らの組織の業績に貢献すべく行動し、意思決定を行う責任を持つ、あらゆる人」としています。 「トップであろうと、新人であろうと」エグゼクティブなのです。

 この本で私が印象に残ったのは、時間管理と意思決定の方法です。

 まず、時間管理ですが、「エグゼクティブの時間は、全て他人の自由にされてしまう時間である」という前提のもと、どう時間を有効に使うかに多くのページを割いています。初めに行うべき事は、自分の時間をどう使っているか、定期的に記録し再検討する事です。そして、その時間を排除するか、他人に委譲するなどの対応策を検討します。何はともあれ、自分の時間を、まずは記憶に頼らず記録する事から初めなければなりません。


 次に、意思決定の方法ですが、以下の文を引用します。

 行わなければならない意思決定は、満場一致で行えるようなものではない。相反する意見の衝突、異なる視点の対話、異なる判断の間の選択があって、初めてよく行いうる。したがって、意思決定においてもっとも重要な事は、意見の不一致が存在しないときには、意思決定を行うべきではない と言うことである

 加えて以下のように忠告しています。

 ここで、絶対にしてはならないことがある。「もう一度調べよう」という誘惑に負けてはならない。それは臆病者の手である。そして臆病者は、勇者が一度死ぬところを、1000回死ぬ。


 いまから40年も前に書かれた本であるにもかかわらず、少しも古臭さを感じません。事例自体は古いものですが、現代のエグゼクティブにとっても重要な基本概念が丁寧に説明されています。今までこの本を避けていたことを悔しいと思うと同時に他のシリーズも続けて読んでみたいという衝動に駆られます。

 既に2回読みましたが、それだけで全ての内容を理解するに至っていません。別の本を読むか、この本をもう一度読むか、思案のしどころです。



目次
第1章 成果をあげる能力は修得できる
第2章 汝の時間を知れ
第3章 どのような貢献ができるか
第4章 強みを生かせ
第5章 最も重要なことから始めよ
第6章 意思決定とは何か
第7章 成果をあげる意思決定とは
終章 成果をあげることを修得せよ

Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月16日

●コリン・ローズの加速学習法 の CD買いました

サクセス・オーディオ・ライブラリーVOL.5加速学習ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリー VOL.5 加速学習

 先日ご紹介したこのCD買って聞いてみました。CDに添付されているテキストには各レッスンの説明がマインドマップで描かれているのですが、マインドマップ自体は書籍とほぼ同じです。

 内容も書籍と同じで復習するにはよいのですが、結局本を読んだほうが早いという感じです。(私が速聴のメリットを生かしきれてないのかもしれません)

 CDの朗読は他のシリーズと同じく2倍速です。このCDには他のシリーズとは違って、最後には1倍速の朗読(催眠誘導)が入っています。これは、すでに2倍速を聞いているからなのか、催眠誘導だからなのかは判断できませんが、かなり遅いと感じます。

 悪いことを書いてしまいましたが、満員電車で本も読めない方、コリン・ローズの本を読んだけど再度復習したい聴覚型の方(特に、本を口に出して読んだほうが記憶しやすい方がそうです)にはお勧めのCDです。私も何度か電車で聞いています。

P.S.
 ちょうど、smoothさんのブログでも速聴(と言ってはいけないのかな?)についての記事を書かれています。シンクロしてしまいました。

サクセス・オーディオ・ライブラリー一覧(私は Vol.2 も持っています)
サクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版 Vol.1 「野心を抱け」ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版 Vol.1 「野心を抱け」ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.2 トップ・ゲティング・プログラムナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.2 トップ・ゲティング・プログラムナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.3 シンプル・ライフ (CD付)ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリーVol.3 シンプル・ライフ (CD付)ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
(CD2枚) サクセス・オーディオ・ライブラリー Vol.4 あなたから また買いたい!ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
(CD2枚) サクセス・オーディオ・ライブラリー Vol.4 あなたから また買いたい!ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月14日

●コリン・ローズの加速学習法 の CD

サクセス・オーディオ・ライブラリーVOL.5加速学習ナイチンゲール・コナントサクセス・オーディオ・ライブラリー 日本語版
サクセス・オーディオ・ライブラリー VOL.5 加速学習

 「コリン・ローズの加速学習法」は、フォトリーディングを学んだ方なら必ず紹介される本です。中にはマインド・マップ(のようなもの)やフォトリーディング(のようなもの)も詳しく紹介されていますし、他にも自己暗示のやり方(アファメーション)も載っています。今となっては、かなり有名になった方法もありますが、一度まとめて理解するには良い本です。日本語にあわせた無理やりのゴロあわせがちょっと気にはなりますが。

 この「コリン・ローズの加速学習法」テキストのエッセンスをCDにしたのが、上にご紹介したオーディオライブラリです。

 amazon の評価も(少ないですが)良いようです。このシリーズは1つ買いましたが、2倍速でも元々朗読が遅いようで聞くには全く問題ありません。初めてのCDは内容が確認できないのでのは結構躊躇するのですが、amazonの評価を信じて買ってみようと思います。

P.S.
最近、ちょっと時間が無いのと、電車に乗る時間が短くて、本を読めていないので。。。。。(言い訳)

コリン・ローズの加速学習法実践テキスト―「学ぶ力」「考える力」「創造性」を最大限に飛躍させるノウハウ
コリン・ローズの加速学習法実践テキスト―「学ぶ力」「考える力」「創造性」を最大限に飛躍させるノウハウ

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月13日

●ツキを超える成功力 あなたが今よりもっと稼げて、もっと大きくなれる理由 西田文郎(著)

ツキを超える成功力 あなたが今よりもっと稼げて、もっと大きくなれる理由
ツキを超える成功力 あなたが今よりもっと稼げて、もっと大きくなれる理由

 この本の著者である西田文郎さんの本は全て読んできました。今回は、もっとお金を稼ぐことに集中した本といえます。

 西田さんはツキに関してはとても前向きで、何事もツキがあると考えられる方です。ご本人の写真はどの本でも何枚も見ることができるのですが(それも必ず、有名人と一緒)、見事にハゲあげっています。若いころからハゲていたそうですが、これもツキと考え、「ビジネスにも役立っているハゲなのだ。もし、髪がふさふさだったらと考えると、ゾッとする」(「ツキの大原則」より)とまで言われる方です。私もハゲてれば良かったと、ちょっと悔しい思いもしました(笑)
著者の公式サイト:西田文郎公式サイト

 このツキの専門家、西田さんの最新刊がこの「ツキを越える成功力」です。本書では成功者になるための心構え、考え方を順を追って解説していくのですが、最終的に行き着くのは「無欲になりたいという究極の欲求」だと言います。そして「自分のための成功もいいが、自分だけではつまらない。そう思えるまで、がむしゃらに稼げ。とことん努力せよ。」と結論付けます。

 勝ち負けにこだわり、恋人も捨て、悔しさをばねに強欲に稼ぎに走る。その先には使命感が芽生え、最後には無欲になる。本当の成功者とは最後には無欲になるのだと。99.99%の人はそこにはたどり着けないが一部の人にはその心理レベルがやってくる。ヤマト運輸の小倉氏のように。

 この本で著者が一番言いたかったのは、みんなもそのレベルを目指してみないか?と、一緒に仲間にならないか?と、問いたかったのだと感じました。

 自分もその域に達してみたいと強く思わせるほどの印象を与えてくれた本です。

ひとこと:全財産を捨てても人のために「無欲になりたい」と思う日はいつ来るのだろう?

目次

序章 商売繁盛の真理
第1章 本気―ぼちぼち稼ぐ人になれる成功力
第2章 他喜力―ぼちぼち稼ぐ人を抜け出る成功力
第3章 強欲―大きく稼ぐ人になれる成功力
第4章 使命感―もの凄く稼ぐ人になれる成功力
第5章 無欲―もう稼ぐのは十分な人だけが授かる成功力
終章 ツキと運の原理

私が今まで読んだ本:
面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
人生の目的が見つかる魔法の杖
人生の目的が見つかる魔法の杖
No.1理論―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」
No.1理論―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月10日

●実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか Harvard business school press

実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのかHarvard business school press
実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか

 知識は存在するのになぜ行動に移せないのか、その課題について多くの事例を元にその原因と解決策を示したのがこの本です。


 高いコンサルタントを雇い、社内で長期間にわたる議論を行い、全員の意識が一致し、結論も出たはずの課題がいつまでたっても実行に移せないのはなぜか?そこにはさまざまな落とし穴が存在します。すばらしいプレゼンテーション、スマートな発言の数々、計画立案、レポート作成、逆にそれが知識を得た、やった気になるという錯覚に陥ります。


 この本では、「影響力の武器」の著者であるロバート・チャルディーニの指摘も引用されています。それは。「社会的証明」と「一貫性を破りたくない」の2点。すでにこの本を読んだ方であれば意味はお分かりですね。


 では、どうすればその問題を解決することができるのか。ここで、私が感じたのは「暗黙知」の重要性です。これは田坂広志さんの本でも幾度と無く出てくるキーワードです。いくら言葉で説明しても、いくらよいアイデアを考えても、結局は実行してみなければ意味が無い。現場を知っているのはあくまで現場の人であり、言葉ですべてを上層部に伝えることはできない。だから、一番よい解決策は当事者を参加させ、恐怖心を取り除くこと(失敗しても悪いようにはしないことを確約するなど)がマネージメントとしての役割であると理解しました。


 もうひとつ重要なのは個人に対する評価をできるだけ取り除くことです。個人に対して特別なインセンティブを与えるということは、それが相対評価である限り、人よりも成果をあげなくてはならなくなる。つまり、個人が知識を他人に伝えなくなります。


 この本には他にも幾多の事例が載せられているのですが、私が特に印象に残った部分でした。


 「その問題って、前にも同じ事話し合わなかったっけ?」といつも思っている方、皆様にお勧めの本です。


ひとこと:第2章「言葉を行動と錯覚してはいないか?」は、普段コンサルタントという立場でお客様と接している者として、何度も頭をガツンと殴られる感覚がありました。


関連する本
なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得 田坂 広志 (著)
知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得 田坂 広志 (著)
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか



目次

1 知識は実行してこそ価値がある
2 言葉を行動と錯覚してはいないか?
3 前例が思考を妨げる
4 恐怖心が行動をはばむ
5 評価方法が判断力を狂わせる
6 内部競争が敵をつくる
7 知識と行動のギャップを乗り越えた企業
8 知識を行動に変えよう

Posted by ten at 00:34 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 9日

●ハンバーガーを待つ3分間の値段 斎藤 由多加 (著)

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術幻冬舎セレクト
ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術

 皆様の評判がよいので私も読んでみました。この本は「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載が元になっていますが、著者は人気ゲームソフト「シーマン」の開発者です。それにしても、どうやったらこんな考え方が出てくるのだろうと、疑問を持つほど発想力が豊かな方です。

 おそらく、物事に対しての見方、特に疑問を持つ頻度が違うのではないかと、どんなものに対しても好奇心を持って見ているのではないかと思うのです。

 先日、発想法に関するトピックを書きましたが、アイデアのヒントは疑問を持つこと。そうすることで、その時は解決しなくても、頭の中で無意識に回答を探し続ける。疑問を持つからこそ普段何気なく見ている物事からアイデアがわいてくる。そういう感性をお持ちの方なのではないかと勝手に想像しています。


 ひとつ、仕事の改善につながりそうな印象に残った部分を引用します。

 シーマン開発中のこと、ゲーム主人公のシーマンが同じセリフを何度も返してしまう課題がありました。そのままでは他の問題と混じってしまうような課題に対して「バンテリン現象」という名前をつけます。(片言の日本語で「バンテリン」と話すCMが大量に流されていて頭に残ったから)この事によって誰もが話題にするようになり、この「バンテリン現象」は別の解決策を生むことになります。

 普段の仕事に関しても同様で、なかなか口で説明しづらい課題であるがためにどうしても忘れがちになってしまうことがあります。強制的に名前をつけることによって、メンバーの意識をその話題に向けさせる手法は非常に参考になりました。

ひとこと:そのネーミングのつけ方がセンスを問われますね


アイデアに関する記事
アイデア超・発想法 最初に浮かんだ案は今すぐ捨てろ
ポケット・アイデアマラソン手帳’06 とアイデアマラソンセミナー
アイデアのヒント
アイデアのつくり方

P.S.
ポストイット、参考になる箇所が少なかったわけではなく、まずやってみようと思う部分に貼りました。気づきはすべてのコラムで得られます。


Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [6] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 8日

●ウェブ進化論 梅田望夫(著)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる ちくま新書
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

 本日、予約していたこの本が届いたので、帰宅後久しぶりに自宅で本を読んでみました。(最近読書はほとんど電車の中です。しかも客先が近くなって電車で15分&朝は満員電車で読めないので、1日1冊は難しくなりました)

 著者の梅田 望夫さんはシリコンバレー在住、ITの世界では有名な方です。著者のブログはこちらです。My Life Between Silicon Valley and Japan

 この本では今後のインターネットの世界はどうなるのか、多くの書籍、Webサイトの情報を引用しながら著者の豊富な経験、知識を用いて解説しています。グーグルブログロングテールWeb2.0アマゾンなど現在の重要なキーワードについて、今までの歴史と今後どのように変化していくのか。ほんと、鋭い洞察力にはいつも感動します。専門用語もできるだけわかりやすく書かれているので、ブログを書かれているほどの知識をお持ちである方ならば比較的楽に読めるのではないかと思います。なぜこのキーワードが重要であり、今後未来を占うのに欠かせないのかが分かります。とは言え、元々のキーワードがかなり難解なので分からないところは飛ばしても十分得るものはあります。

 私自身、特に印象に残ったのは「こちら側」と「あちら側」という考え方です。「こちら側」というのは私たち利用者側、「あちら側」というのはインターネット側。例えば、マイクロソフトはこちら側、それに対抗したネットスケープもこちら側、そして急成長を遂げるグーグルはあちら側です。

 そして、マイクロソフトとグーグルは世代がまったく違うということです。ビルゲイツは現在50歳。大学時代に個人でコンピュータを所有することに感動して、後にマイクロソフトを作りましたが、グーグルの創業者はそのとき2歳、中学に上がるころにはコンピュータを個人で所有する事は当たり前であり、インターネットの無限の可能性に感動してグーグルを作りました。つまり、マイクロソフトは「コンピュータの私有に感動した」世代、グーグルは「パソコンの向こうの無限性に感動した」世代であり、この格差が非常に大きいということです。この差はなかなか埋められるものではありませんし、いきなりあちら側へシフトさせるのも難しいのです。

 梅田氏は「まだ、あちら側・信頼ありのボックスでの圧倒的成功例は出ていない」と言います。両社の年齢差が18年なので次に期待すべきは1991年生まれではないかと。もちろん、思考実験であるとの仮定付ですが。そして、以下のように結論付けます。

 2010年代に、グーグルを凌駕するコンセプトと新技術を引っ提げたベンチャーが、日本から、今の日本の中学生たちから生まれる可能性は、歴史から考えても十分に「あり得る未来」なのである。

 今日は時間が無かったので30分でざっと読んでしまいましたが、また改めて読んでみようと思う名著です。

 あと、今回の出版を記念したイベントの音声ファイルがPodCastで配信されています。こちらも今度聞いてみます。http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060207

ひとこと:私は「コンピュータの私有に感動した」世代で、なかなか「あちら側」に行けないです。。。。

 

目次
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [17] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 6日

●千円札は拾うな。 安田佳生(著)

千円札は拾うな。
千円札は拾うな。

 この本の著者である安田 佳生さんは株式会社ワイキューブの社長で、いままで「採用の超プロが教えるできる人できない人」などの著書でベストセラーを出している方です。

 本書購入のきっかけは私の自宅近くの書店でビジネス書No.1になっていた事もありますが、ニタさんのブログで「ちょっと、神田さんっぽい、発想の経営者だと、思います。」という一文です。(神田さん好きなので)

 確かに、神田昌典さんの本のように非常識に見えて実は理にかなっている内容ではないかと思います。本の題名自体、非常識ですが、千円札を拾ってはいけないのは

千円札を拾うと目線が下がり、他のものが見えなくなるから。

と、「一円を大切にすると大きなお金も寄って来る」と説く、斎藤一人さんが聞いたら怒りそうな成功法則です(笑)。

 本書が一貫して述べているのは「やめること、捨てることの大切さ」だと私は理解しました。
・頑張って働くことをやめる
・間違えたと気づいたらその事業をやめる
・電車を乗るのをやめる
・自分の価値観に固執するのをやめる
・重要なのはやめる決断
・過去の自分を捨てる
・自分に似合うスーツを捨てる

 今まで自分が良しと思っていた事を捨てることによって新しいステージが見えてくるのだと思います。今までの努力を無駄にしないことよりも、

自分の時間には価値があると思い、意識して時間を使っているか

こちらの意識にフォーカスを当て、これからの時間を大切にすることの重要性は納得です。

 しつこく、しつこく続けることが成功への道だと説く本も多く、私自身はその考え方のほうが好きですが、たまにはその努力の方向が間違っていないか一歩引いた目で見ることも必要なのではないかと感じさせてくれる本です。

 

目次
・男性アイドルの頂点は髪型でわかる・大きいことはもはや安定ではない
・一手先で「損」と見なすか、三手先の「得」を見越すか
・値切りは半額に、値上げは三倍に
・晴れた日にこそ傘をさす
・決算書に表れない投資のリターン
・彼氏は「彼女がいる人」のなかから選ぶ
・「似合うスーツ」は選んではいけない
・質の追求に限界はなく、量の追求に未来はない
・リスクという言葉の本当の意味

Posted by ten at 23:59 | Comments [15] | Trackbacks [9] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 5日

●ホームレスから1億円稼いだ成功法則 高木雅邦(著)

ホームレスから1億円稼いだ成功法則―How to be a billionaire
ホームレスから1億円稼いだ成功法則―How to be a billionaire

 著者である高木 雅邦さんは3年前、インターネット経由で全ての銀行預金を盗まれ、ホームレス生活を経た後に見事億万長者として復活された方です。

 以前、中島孝志先生のキーマンネットワークで高木さんの公演を聞いたことがあります。高木さんは見た目も本当に普通の方で、喋りもカンペを見ながらお話しするくらいで、プロのように上手ではありません。(ご覧になってたら、すいません)

 でも、その正直なお話がとても真実味を帯びていて、どん底からでも復活できるんだという希望を与えるには十分な内容でした。そのときの状況は中島先生のブログでも紹介されています。

 その公演でお話されていた内容がこの本に書かれています。ホームレス生活を続けながら、希望を捨てず、アルバイトをすることも無く、朝から晩まで書店で立ち読み、段ボール箱いっぱいのアイデア出し、チラシ拾い(キャッチコピーや市場調査のため)を続けた後、半年後にはインターネットで初めて商品の受注を得ることになります。

 高木さんの成功法則はご自身の経験によるところも多いですが、神田昌典さんなど成功本に書かれている方法も実践されています。書かれている成功法則自体は目新しいものではありませんが、より具体的であり、「やってみよう」という気にさせてくれる本です。

 この本を購入すると、インターネットからオーディオCDをダウンロードすることができます。こちらもお話自体上手ではないのですが(何度もすいません)、個人的にはとてもお勧めです

 ちなみに、億万ホームレスってすごくインパクトのあるブランディングです。一度聞いたら忘れないです。

参考:
ホームレスから1億円稼いだ成功法則 


目次 (は"続きを読む"を押してください)

プロローグ   ホームレスになった僕。
 
第1章 「億万のお金」が寄ってくる人、逃げていく人
1.「お金拒絶症」にかかっていませんか?
   あなたはお金が好きですか?
   「馬の耳に念仏」では意味がない
   「お金拒絶症」の営業マンは出世しない
   「お金拒絶症」はこうしてかかる
   「お金拒絶症」の人はお金が消えていく
   「お金拒絶症」のイエローカード
   「お金が好き」と「お金が欲しい」は別もの
2.お金が寄ってくる人、逃げていく人
   人間は3種類に分かれる
   【貧乏ソフト】だとお金にいじめられる
   【そこそこソフト】ではお金持ちになれない
   【億万ソフト】はお金のほうから寄ってくる
3.億万ソフトはこうして機能する
   「楽して儲ける」を必死に考える
   フリーターから月収100万円へ
   チャンスを嗅ぎ分ける脳
4.イメージングで潜在意識を鍛える
   「熱いヤカンに触るな」がお金を遠ざける
    間違った自己防衛本能がお金を遠ざける
   「できる」と思えることは本当にできてしまう
第2章 「億万ソフト」を脳にインストールする方法
1.お金に感謝する
   お札にアイロンをかける
   声を出して感謝の気持ちを伝える
   お金にも人格がある
   なぞのインド人の教え
   「お金に感謝」した翌日に現金収入
2.億万長者をイメージする
   億万長者の世界を思い描く
   書くことで脳を鍛える
   自分だけの隠れ家をつくる
   右脳イマジネーションマップを描く
   具体的に「億の夢」を描く
3.お金持ちと付き合う
   金持ちソフトに洗脳する
   お金持ちとの出会い方
4.お金儲けは必然です!
   原因のない結果はない
   「億万ソフト」が生む必然
   「運がないから…」という言い訳
第3章 「億万への道」をつくり出す
1.ターゲットを設定せよ
   「目標」と「ターゲット」は違う
   最終期日を決める
   空白カレンダーの威力
   サクセスへのキップ
   報酬も具体的にイメージする
2.現在地を確認せよ
   進むべき道の基点を見つける
   自分自身のたな卸し
   5年前の確認項目が現実に!
3.マイナスパワーを受け止める
   マイナスパワーも大きな力
   声を失ったDJ
   すべての人は大きなパワーを秘めている
   大きなマイナスは大きなプラスを呼び込める
4.マイナスパワーをプラスに転換せよ
   「ネガティブになるな」は無理
   一撃でリベンジを果たすマイナスパワー
   責任は自分で引き受けろ
   襲撃計画を立てる
   ストレスを客観視する
   遺書を書く
第4章 「億万を生む」アイデア構築法
1.「億万ソフト」を有効に使う
   ひたすらアイデアを考える
   左脳を鍛えて右脳を活性化する
2.400のアイデアを生む発想法
   浮かんだアイデアは書き留める
   トライアングル右脳アイデア構築法
3.やりたくないことにヒントがある
   自分の価値観に合わせる
   ミッションを明確にする
   やりたくないリストをつくる
   「自分にプライドを持ちなさい」
   人生観、価値観を守り抜く
4.脳内に化学反応を起こせ!
   ヒントはいたるところにある
   チラシは戦略の塊だ
   サンプルはガンガン申し込む
   本屋さんに通う
   電話帳も侮れない
   お金持ちと会う
   自己投資は惜しまない
   プログラムソフトを活用する
   成功モデルはどんどん真似る
   アイデアはどんどん漏らす
   情報は情報を呼ぶ
5.客の財布は空っぽにせよ
   「欲しい!」と思ってもらうには?
   痛みを緩和してあげる
   商品を最大限にアピールする
   ターゲットを絞る
   実体験から生まれた1億を達成したビジネスアイデア
   「自分のため」を商売にする
6.「楽」の中に成功の秘密がある
   自分が楽しくなることを探す
   「必要性」に「快楽ギャップ」を付け足す
   定期宅配という黄金のシステム
第5章 「億万への道」を実現するために、
    やってはいけない3カ条
●億万実現のための第1条  事業計画を立ててはいけない
   計画に縛られてはいけない
   熟成されるのを待つ
   やりたくなったときに行動する
●億万実現のための第2条  借金をしてはいけない
   予算内でできることを考えよ
   自分の力量を超えてはいけない
●億万実現のための第3条  失敗から学んではいけない
   決して反省会は開かない
   成功することだけをイメージする

エピローグ   パソコンを持ったホームレス

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 2日

●増補版 アサーティブ 岩舩展子(著), 渋谷 武子 (著)

増補版 アサーティブ
増補版 アサーティブ

 今日は、昨日に引き続きコミュニケーションスキルに関する本です

 アサーティブとは「アサーション」「アサーティブネス」と同様で自己主張を意味します。この本ではもっと踏み込んで「自分を大切にし、相手も同じように大切にする」ことをアサーティブな態度と定義しています。

 ちなみに、この本では人間関係のあり方として以下のように分けています。

1)自分のことだけを考えて、他人のことは考えない、他人のことは後回しにする関係 - アグレッシブ
2) いつも他人を優先し、自分を後回しにする関係 - ノンアサーティブ
3) 自分を大切にしながらも、他人への配慮もする関係 - アサーティブ

 アグレッシブは単に自分勝手ですが、ノンアサーティブな態度をとる人は意外に多いのでは無いでしょうか?そして、たまに疲れがたまって爆発すると。

 では、アサーティブにするには何が重要かというと

 アサーティブな態度をとるために一番重要なのは、「自分が言いたいことをきちんと把握している」ということです。

 そして、様々な問題を解決するには

 自分がどうしたいのかをはっきりと感じ取り、問題への対処を考え、関係する人々の意見を尊重して調整をしていきましょう。

 ということなのです。

 完璧主義であることは、たまに大きな挫折感を味わうことになります。そして、行動に制約がかかることになります。「○○をしてはいけない」と。そのパターンに決別るためには「アロウアー(許すもの)」が有効です。

 完全であれ ・・・・ 「あなたは今のままでいい」
 急げ・・・・・・・・ 「時間をかけてもいい」
 もっと努力しろ・・・ 「それをすればいい」
 他人を喜ばせろ・・・ 「自分のことを大事にしていい」
 強くあれ・・・・・・ 「弱い自分も味がある」

 これらの言葉を意識的に自分にかけることにより、、軌道修正することは可能です。

 また、自分の説明が足りないために、相手にいやな気にさせることも多いでしょう。「ちゃんとしてください」とか「しっかりしてください。」では相手に通じません。いつまでに、なにを、そして事実を伝えることが必要なのです。

 もうひとつ、

 自分の気持ちや要求を正確に伝えるための効果的な言い方として。「私」を主語にして話す「アイ・メッセージ(I Mesage)」があります。

 「あなたは、○○だ。だから・・・・」ではなくて、「私はこう思う」「私はこう感じる」「わたしはこのようにしてほしい」と表現することで、相手を攻めたり、傷つけたり、侮辱したりする言い方にはならない、ということです。

 この本は身近にありうる様々な事例を元に、どうアサーティブに対応すべきかが解説されています。もし、○○の対応をすれば、相手と自分はどう感じるか具体的に示しています。


 私自身はというと、自分で言うのもなんですが、アサーティブに過ごしているのではないかと。ちょっとノンアサーティブな面はありますが、それで鬱憤が溜まらなければそれで良いのではないかと最近思っています。でも、この本を読んですぐに応用できるかというと、人間の心理なんてそんな簡単には変えられないです。

 ひとこと:言うべきときはちゃんという(ちゃんと説明する)のも必要ですね。


目次

[Chapter 1]自由な自分になろう
[Chapter 2]感情がわかれば自分がわかる
[Chapter 3]問題解決力を身につける
[Chapter 4]コミュニケーション能力の向上をはかる
[Chapter 5]人間関係の危機からの脱出
[巻末付録]日常出会いやすい問題とその対処法

Posted by ten at 23:59 | Comments [9] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年2月 1日

●初対面の教科書―おちまさとプロデュース

初対面の教科書―おちまさとプロデュース
初対面の教科書―おちまさとプロデュース

 この本、書店で見たときはイラストたくさん、読みやすい自己啓発本かと思いました。

 が、しかし、それだけではありません。おちまさとさん特有のユーモアが随所にちらばめられており、まさに「おちまさとプロデュース」の意味が本を読んだ後に気づきました。この意味は実際に手に取っていただかないと、分からないと思いますので、内容だけお伝えすることにします。

 私も人見知りなので、初対面では黙ってしまうことが多いのです。多くの本では、黙ってお客の話を聞くのが良い営業だと、むしろ寡黙なほうが良いと言われていましたが、必ずしもそうではないと感じています。

 聞き上手と寡黙は違います。この本では、相手をリスペクトする事の重要性を説いていますが、「聞き上手」についても相手をリスペクトする視点から、その方法が書かれています。「聞き上手」とは、まず「本当に話を聞いている」事を相手に伝える必要があります。一番実践しやすいのは「メモ」と「相づち」です。相手が「ここで相づちを打ってほしい!」「ここでメモを取ってほしい!」という場面で的確にメモを取り、深く頷くことが重要なのです。タイミングを計るのが苦手な人は、まず真剣に相手の話を聞き、にこにこ笑ってメモを取り、深く深く頷く。まずはそこから始めましょう。ということなのです。

 「聞き上手」が初級編であるならば、その後は「まとめ上手」、「たとえ上手」へと進んでいきます。

 他にも初対面にありがちな、失敗、疑問を、おちまさとさん独特の口調で分かりやすく、解説されています。

 ひとこと: やっぱり、ネタは事前に仕込まないといけないんだなぁ。

関連リンク:
●スカウト倶楽部 (第2回) おちまさと さんと サイバーエージェント 藤田晋 社長の対談
http://10bai.jp/archives/2005/12/post_79.html


Tokyo Ochimasato Land(おちまさとの抜き打ち日記)
http://ameblo.jp/tokyoochimasatoland/



目次 (は"続きを読む"を押してください)

第1章 初対面の正体を知る
1 これまでの初対面を振り返る
初対面とは何か?
「アガり」のメカニズム
2 初対面の心構え
目標は高く、気持ちは謙虚に
失敗は取り返せる

第2章 初対面のお作法
1 前日までの準備
ネタを8つ準備する
安心するためのシミュレーション
2 初対面当日のお作法
結局は「空気」
リリースタイミングをはかる
聞き上手は初対面上手
オカメハチモク など

第3章 初対面力を鍛える
1 初対面力アップの即効テクニック
応接室でアガらない
対人関係に政権交代なし
2 初対面力アップのトレーニング
初対面ジムに通う
偶然磁石になる

第4章 シチュエーション別! 実践初対面
1 恋愛系の初対面
女性と会っても緊張しない
恋愛を長続きさせる初対面
2 ビジネスの初対面
1対多数はキーパーソンをおさえろ
3人での初対面
3 その他のいろいろな初対面
合コンでの決め技
面接だって初対面
電話・メールでの初対面 など

第5章 初対面裏技集
第ゼロ印象
言葉尻強制変化
第2初対面を意識するなど

補章 初対面にまつわるエトセトラ
ジーンズで余裕
百戦百勝を狙わない
イニシアチブ風船
ナチュラルボーン初対面

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月27日

●気くばりのすすめ―心のある社会をつくる「思いやりの技術」 鈴木健二(著)

気くばりのすすめ―心のある社会をつくる「思いやりの技術」
気くばりのすすめ―心のある社会をつくる「思いやりの技術」

 今から20年以上前に書かれ、430万部の大ベストセラーとなった「気くばりのすすめ」。
すでに古典といわれる領域にあるこの本が復刊されています。

 出版当時、私は高校生ぐらいでしたか。もちろん、題名は知っていましたが、本を読む習慣は無かったので、この本も目を通すことはありませんでした(たぶん、実家にはあったはず)。当時NHKのアナウンサーだった著者の鈴木健二氏は頻繁にテレビに登場していたことを覚えています。

 人の心を思いやることの重要性はいつの時代でも変わらず、この歳になって、あらためて読んでみようかなと思う本です。

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月26日

●通勤電車でイライラしない技術

通勤電車でイライラしない技術
通勤電車でイライラしない技術

 この本では、通勤電車でありがちな人を観察し、その対応策を考えます。

 例えば、新聞を大きく広げて読む、通称 Mr.新聞 には新聞をゲンコツか指で叩いて当事者の怒りを誘うとともに、新聞を読みづらくするなどの対処法が解説されています。(そこまでしなくてもいいと思いますが、やりたくなるのは事実ですね。(笑)

 私は現在、通勤時間1時間です。朝は遅いので、ゆったりと通勤できるのですが、たまに朝のラッシュ時に電車に乗ると、皆さんピリピリしているのが肌で感じます。それこそ、人にぶつかっても、それが日常のように、振り向きもせず、エスカレータに向かって我先にと急いでいます。私を含めてですが、時間の余裕を持ってゆったりとした通勤をしたいですね。

 そういえば、以前通勤電車で座る技術!という本がありましたが作者も、出版社もまったく違います。しかも、翻訳本です。


出版社のWebからの紹介文

 電車の中の迷惑人間をイギリス流の皮肉っぽいジョークを交えて分析する本。撃退法を学んで、明日からの通勤電車を快適にやり過ごそう

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月24日

●Mind Hacks が購入可能になりました

Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム
Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム

 特に IT系にご興味のある方ならよくご存知のオライリー社(O'REILLY)の本。表紙には本の内容には関係の無い動物や、鳥、虫などが描かれているので、それだけ覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

 そのオライリー社の本で昨年から買おうと思っても在庫が無く、絶版ではないにもかかわらず、amazon.co.jpでは、1.5倍の値段がついていたのがこの「Mind hacks」です。

 書店やオンライン書店でもずっと探していたのですが、ようやく増版となり amazon.co.jp で先ほど注文しました(昨日まではどのオンライン書店でも注文さえできませんでした)。それでも4~6週間以内に発送とのこと。→ "発送されて自宅に届きました(1/30現在)
 オライリー・ジャパンの Mind Hacksの紹介ページにはいくつかのサンプルが紹介されています。
Mind Hacksリンク集も公開されており、参考文献、Webが紹介されています。

 まだ実際の本を読んでいないので、正確なことはいえませんが、いわゆる人のこころを読むような心理学の本ではなく、実際に自分で実験しながら脳のはたらきを知ることができるようです。いまから到着を楽しみにしています。自宅へ届いたらまたレビューする予定です。

 定価も2940円と決して安くは無いのに、元々の印刷冊数が少ないのか、それとも人気がかなり高いのか分からないこの Mind Hacks。書店で見かけたら是非手にとってみてください。


出版社の紹介ページより引用(長くなってすいません)

概要

本書『Mind Hacks』は、最新の脳科学を基にした解説と簡単な実験で、脳と心のはたらきを知る、まったく新しい脳の本です。たとえば、目には「盲点」が あり、その部分は何も見えないはずなのですが、いつもはそれに気づくことはありません。それは目が高速に移動し、脳がそこから得た映像を滑らかにつな ぎ合わせているからです。本書では長い間かけて進化してきたこのような脳のはたらきを、Webサイトの動画や身体を使った“ハッキング”で明らかにしま す。脳がどのように自分を「ごまかして」いるのか、それを知ったとき、世界 はまったく違うものに見えるでしょう。本書で扱うテーマは「脳の構造」「視覚」「聴覚」などの基礎的なものから、それらを統合して行われる「運動」 「推論」「記憶」、さらに実生活に必要な「他者との関係」まで。自分の頭の なかでは何が起こっているのかを知りたい方、心の成り立ちを知り、その知識を仕事に役立てたい方におすすめです。池谷裕二氏推薦。


目次

はじめに
1章 脳の構造
  1  脳のはたらきを外から調べる
  2  EEG
  3  PET
  4  fMRI:最先端の映像化技術
  5  TMS:脳内の電気的活動を人為的に操作する
  6  10%の神話と神経心理学
  7  中枢神経系
  8  大脳の4つの葉と大脳皮質
  9  ニューロン
  10  脳の活動と血流の関係
  11  人間とエレベータの違い
  12  感覚性ホムンクルスを作ってみる
2章 視覚
  13  視覚系の仕組み
  14  解像度
  15  能動的な視覚
  16  盲点を探す
  17  視覚信号の停止
  18  時間が止まる
  19  視点の固定
  20  平面に奥行きを見る
  21  光源は動かない
  22  三次元認識
  23  明るさと輝度
  24  プルフリッヒ効果
  25  動かないものが動く
  26  順応
  27  動かないものを動かす
  28  閃光遅延現象
  29  足踏み錯覚
  30  蛇の回転
  31  想像の世界
  32  衝突の回避
  33  役立つノイズ
3章 注意
  34  注意を向ける能力の限界
  35  サビタイジング
  36  物体の追跡
  37  無意識の注意
  38  後ろは振り返らない
  39  注意の瞬き
  40  変化盲
  41  不注意による盲目
  42  オオカミ少年は信じてもらえない
  43  テレビゲームによる訓練
4章 聴覚と言語
  44   「タイミング」に敏感な聴覚
  45  音源の位置の特定
  46  音の高さ
  47  三半規管
  48  ランダムなパターンから意味を読み取る
  49  言語の理解
  50   「音」の持つ意味
  51  フレーズとバッファ
  52  エラーに強い並列処理
5章 感覚どうしの関係
  53  視覚と聴覚の連携
  54  感覚と方向
  55  ストループ効果
  56  方向への反応
  57  複数の感覚情報の組み合わせ
  58   「見ること」の効果
  59  目で聴く(マガーク効果)
  60  2つの声の聞き分け
  61  独り言
6章 運動
  62  故障エスカレータ現象:脳の予測機能
  63  体の各部分の位置を把握する
  64  身体図式
  65  自分で自分をくすぐってもくすぐったくないのはなぜか
  66  視覚情報の2つの経路
  67  扱い方は物が教えてくれる(アフォーダンス)
  68  右利き? 左利き?
  69  右脳と左脳
7章 推論
  70  人間は数字が苦手
  71  確率より頻度
  72  論理的思考
  73  プラシーボ効果
  74  現状維持のバイアス
8章 構造を知る
  75  ゲシュタルト原理
  76  共通運命の原理
  77   「人間」の認知
  78   「生命」の認知
  79  因果関係の認知
  80   「自分の意志」の認知
9章 記憶
  81  プライミング
  82  サブリミナル効果
  83   「見覚えがある」という感覚
  84  記憶の出所
  85  偽物の記憶
  86  文脈干渉効果
  87  記憶を助けるコンテキスト
  88  想像力によるトレーニング
  89  道筋を使った記憶術
  90  一人称視点と三人称視点
  91  入眠状態
  92  コーヒーの味はカップで変わる?
10章 他者との関係
  93  顔の認識
  94  感情の表現
  95  表情の感情に与える影響
  96  感情の記憶への影響
  97  視線
  98  人は真似をする
  99  気分を左右するもの
  100  ステレオタイプ
索引
訳者あとがき

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月23日

●アイデア超・発想法 最初に浮かんだ案は今すぐ捨てろ! 二木紘三(著)

アイデア超・発想法 最初に浮かんだ案は今すぐ捨てろ!―「頭がいい人」の発想力が身につく本 パンドラ新書
アイデア超・発想法 最初に浮かんだ案は今すぐ捨てろ!―「頭がいい人」の発想力が身につく本

 ちょっと刺激的な題名ですが、いくつアイデアが浮かんでも、最初に出たアイデアはどうせ誰でも考え付くことで、独創的では無いので捨ててしまっても問題ないと。本当に良いアイデアは「もうこれ以上何も浮かんでこない」状況から始まるのだということです。

 この本は多くのアイデア発想法が紹介されています。私も何冊か発想法に関する本を読んだ事がありますが、初めてお目にかかる方法も多いです。

 いくつかポストイットでメモした箇所を紹介します。

■発想法

「アイデアを発想する前に、まず問題が何かをはっきり認識せよ、さらに問題の特性を具体的に絞り込め」

 具体的な目標を考えることによってアイデアは出やすくなるということですね。

視野を広げるために「積極的に異文化の人たちと交流し、異文化の情報を入手することです。これを続けることによって、視野が広くなり、アイデアが生まれやすくなります」

 確かに、普段の生活でお会いできない方とお話しすると、後でいろんな発想がわいて来るようになります。

「質が高いかどうかにかかわらず、数多くアイデアを考えているうちに、新しいことを考える回路が脳の中に形成されます」「自分のなかに新しい事を考える回路ができていないと思う人は、エジソンやその部下たちと同じように、「アイデア・ノルマ」を自分に課したらどうでしょうか?」

 まさに、ポケットアイデアマラソンの方法ですね。ほんと、この方式に慣れるとアイデアが出やすくなります。

「独創的なアイデアが特に必要なアイデア生産は、歩きながら行ったほうが成果が得やすくなります」

 これも確かに歩いている時のほうが突飛なアイデアが出てきますね。問題は、すぐメモる事をしないと、すぐに忘れてしまうということです。

■A・F・オズボーンのチェックリスト

 A・F・オズボーンは有名なブレインストーミングの考案者です。オズボーンが提唱したのがこのチェックリストで、アイデアがほしいときに以下の切り口で1つずつ照らし合わせながら試していく方法です。本書ではオズボーンの9項目のほかに「切り取り」という項目を加えて10項目にしています。

転用 - 他の使い道は?
応用 - 成功例を真似したら?
変更 - どこかを変えたら?
拡大 - 拡大したら?
縮小 - 縮小したら?
代用 - 取り替えたら?
再配列 - 入れ替えたら?
逆転 - 逆にしたら?
結合 - 組み合わせたら?
切除 - 切り取ったら?

 どのような課題に対しても適用できるという方法ではありませんが、このような切り口で考えれば面白いアイデアが浮かんでくるのではないでしょうか?

■中島孝志先生の原理原則研究会

 ちょうど先週火曜日の原理原則研究会で、発想力について講義を受けて来ました。(中島先生のブログでちょっと触れてらっしゃいます)
 その中の話で、「ふしぎに思う」とそのテーマがなぜか目についたり、飛び込んでくるようになるというのがあったのです。今回この本を手にとったのは、私がその時のテーマであった発想法について気にかかっていたからなのだと思います。

 この本にはオズボーンのチェックリスト以外にも面白そうな方法がいくつも載ってますので、発想法に興味のある方にはお勧めです。事例も豊富で文章も読みやすいです。


■このブログで関連したエントリー

ポケット・アイデアマラソン手帳’06 とアイデアマラソンセミナー
アイデアのつくり方
アイデアのヒント


目次

第1章 アイデアはどのようにして生まれるか
(アイデアは「問題の認識」から生まれる;アイデアが生まれるプロセス ほか)
第2章 発想力がどんどん伸びる生活習慣
(自分の創造性のタイプをチェックしよう;発想力は鍛えれば鍛えるほど伸びる ほか)
第3章 煮詰まったときパッと「ひらめく」考え方
(切り口を決めてから考える;ほかに使い道はないか考える ほか)
第4章 アイデアを次から次に量産する発散思考
(発想法を使えばアイデアが出やすくなる;まず発散思考、次に収束思考 ほか)
第5章 収束思考で抜群のアイデアを抽出する
(収束思考の基本的な方法;アイデアをどんどんカードに書いていく―KJ法 ほか)


Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月22日

●プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造

プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造 ウォートン経営戦略シリーズ
プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造

 全米初のビジネススクールであるペンシルバニア大学ウォートン・スクールの本です。

 今まで初心者ながらもいくつかの経営書を読みましたが、それらの本のエッセンスが詰まっているのがこの「プロフェッショナル・アントレプレナー」です。S曲線(Sカーブとか、S字曲線とも言いますね)、キャズム(ジェフリー・ムーアですね)イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン)などなど、よく知られている法則も実際の事例に基づいて、わかりやすく解説されています。

 若干、内容がテクノロジーやハイテクに寄っているので、その業界に勤めている方、特に理系思考の方には是非読んでいただきたい本です。起業をする予定の無い方でも知っておくべきマーケティングの基本知識でしょう。

 他の本を読む前にこれを読めば理解が早まったのにと思います。


目次

日本語版 監修者のまえがき
日本の読者の皆様へ
はじめに

第1の鉄則 有利な産業を選ぶ
第2の鉄則 価値あるビジネスチャンスを発見する
第3の鉄則 テクノロジーの進化を制する
第4の鉄則 本当の市場ニーズを発見し、それを満たす
第5の鉄則 購入者の意志決定と、市場の力学を理解する
第6の鉄則 既存企業の弱みにつけ込む
第7の鉄則 知的財産を管理する
第8の鉄則 イノベーションの利益を専有する
第9の鉄則 最適な事業体制をとる
第10の鉄則 リスクと不確実性に対処する

結び

Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月21日

●神田昌典さんの新作と言っても。。。。

 以前ご紹介していた、 [再掲] 神田 昌典さんの新作ですが、俺と100冊の成功本さんに詳細がご紹介されていました。
http://blog.zikokeihatu.com/archives/000898.html

 雑誌プレジデントの連載をまとめたもののようです。

 表紙には、神田昌典さんの名前しか載ってません。書店やアマゾンで手にとってもらうにはネームバリューのある方の名前を前面に出すのはわかるのですが、ちょっと違和感を感じますね。

1章: 「仕事を楽しむ」動機づけ
「心の固定費」と成果主義時代を生き抜く知恵/高橋俊介
「知的生産力」を高める三カ条/内田政志
「リスクを取る意思決定」を躊躇なくするには/吉田元彦
変化対応力を高める「インプロ・シンキング」とは/秋山桃里
なぜ人は困難から逃げようとするのか/松下信武

2章: 「キャリア不安」解消術
「役立つキャリア」を自然に身に付ける法/高橋俊介
「成果につながる能力」コンピテンシーの高め方/川上真史
「ローパフォーマー宣告」に負けない法/江村正記
自分のコンピテンシーを自己査定する法/松下信武
「仮面」をかぶらないキャリアのつくり方/小杉俊哉
ある日突然M&Aに遭ったらキャリアをどう変えるか/鳥谷陽一

3章: 顧客の心を掴む
すぐに買いたくなる文章の順番「PASONAの法則」とは/神田昌典
顧客をファンにする「存在をねぎらう」クレーム対応/神田昌典
デパ地下分析「行列ができる売り場」の秘密/松井賚夫
「無料貸し出し」に見る販売促進メカニズム/松井賚夫
交渉を有利に導く「沈黙」「あいづち」「ノー」の使い方/渋谷昌三

4章: 人に知られたくない深層心理
男同士の嫉妬のメカニズム/町沢静夫
タイプ別分析! あなた流「最適の保身」術/松下信武
禁煙と目標達成のメカニズム/松井賚夫
詐欺商法にひっかかる人の心のメカニズム/松井賚夫

5章: 「会社と家庭」のはざま
まじめ上司が「色仕掛けの罠」にはまる時/和田迪子
「仕事のストレス」と「夫婦の愛」の相関関係/遠山高史
認知行動科学で「妻との問題」を解決する/佐久間万夫
あなたの「潜在的セクハラ志向度」測ります/松井賚夫



Posted by ten at 14:29 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月18日

●出会いを生かせば、ブワッと道は開ける! 中村文昭(著)

出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!
出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!

 中村文昭さんによる3冊目です。

 中村さんは高校卒業後、実業家に弟子入りし果物と野菜の行商からはじめ、現在はレストランウェディング事業を展開する実業家です。

著者のお店はこちら。(リビングカフェ クロフネ
著者のブログはこちら。(中村文昭-旅日記- )

 中村さんは、だれからも「また会いたい!」と思わせる、”人たらし”術の名人と言われていますが、3冊の本を読めばその理由がわかります。
すべての本はコラム形式になっていて、1話4,5ページで気軽に、そして楽しく読めます。

 こんなエピソードがあります。電車でお年寄りに席を譲ってあげる場合、席を替わった後に、隣の車両に移って行ってあげること。これは、譲ってもらったおばあちゃんが、その後譲ってくれた相手に気兼ねすることなく、恐縮することもなく座ることができるから。これは、私も思っていたことなのですが、同じことを考えていた人がいたのだなぁと、嬉しくなりました。

 3作を通して感じたのは、人を感動させるには、その人の期待以上の事をさりげなくサプライズを演出してあげることであると。そのやり方は半端じゃないです。顧客思考というのは、まさにこの事を言うのでしょう。

 書かれているノウハウ自体は簡単です。(ができるかどうかは人次第)

 この本を読んでから、私は以下の2つを実践してみました。

 ・返事は0.2秒
 ・Noは言わない

 これから自分の首を絞めることになるかもしれませんが、とりあえずやってみることは簡単なので。

目次

●第1章――助走編
「ワクワク・ドキドキ」にこそ、人も金も愛も集まる
●第2章――覚悟編
「ちょっとの壁」を乗り越えれば新天地が広がる
●第3章――入門編
チャンネルを増やし、素早く場の波長を読め
●第4章――基本編
会話は最初の「つかみ」しだいで後はラク
●第5章――中級編
相手の胸を借り、よろこんで叱ってもらえ
●第6章――上級編
相手と同じ土俵に立ち、ハダカになれ
●第7章――応用救済編
不器用なら地のままのキャラを生かせ
●第8章――飛躍編
「口癖」を変えれば、とたんにデキる人間になれる
●第9章――極意編
あらゆる技に勝つ「人間力」の磨き方
●第10章――悟り編
すべての「経験」は、何一つ無駄のない「糧」


以下の2冊もお勧めです。

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!
お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!

目次

*東京での友だち第一号は、職務質問したおまわりさんだった
*オリジナルの「とんでもない引き出し」がご縁をつくる
*取り柄がなければ裸で踊れ!
*若いときには「モノ」ではなく脳みそに投資しろ
*坂本竜馬の命日には、喪服を着て一人旅をする
*お歳暮はひと箱3万円のミカンを家族の人数分直接届ける
*港で漁師を待ち伏せて、直接魚を仕入れる
*切花を生けるのは「商売人」、お花畑をつくるのが「事業人」
*ビラ配り、ティッシュ配りにも「ありがとう」
*人を元気づけるためなら、喜んで話をデカくする



お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)
お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)

目次

*出会いは十円玉よりたくさん転がっている
*「でもでも星人」より「ほら吹き善人」を目指せ!
*長者番付日本一になつく法
*親類縁者、一人もナシのサプライズ結婚式
*人生を学ぶ最高の仕事は「乞食」
*三千三十年ものの火鉢を、二百年後の子孫に贈る
*「また来ます」を「また来ました」にしろ!
*人情男がスピリチュアルにめぐり合う
*命とは、地球をつなぐでっかいご縁
*成功者より、成功の途中にいる人でありたい
*人を光らせている人こそ光る人

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月17日

●IT・サービス業編で転職したい方に

企業ミシュラン〈06年版〉IT・サービス業編―これが働きたい会社だ
企業ミシュラン〈06年版〉IT・サービス業編―これが働きたい会社だ

 表紙を拡大すると、この本で紹介されている会社がすべて載っています。計23社。(企業ミシュランの表紙

 ほんとによく調べています。社員にも直接インタビューしたそうですが、その中の1社に勤めている私でも知らないような情報が盛りだくさんです。年齢ごとの年収、職位、組織、会社の雰囲気まで、ふんだんに。

 「部長で○○○○万円の年収なんだ。ふ~ん」とか「そんな、権力闘争があったんだ。へぇ~」とか。自分が知ってる情報にしても、かなり当たってます。

 IT・サービス業界に転職、入社したい人は、たとえこの本に載っていない会社でも、この業界に入ると自分が将来どうなっていくのかが想像できるのではないかと。現在、IT業界に勤めている人も読んでみると面白いと思いますよ。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月16日

●iPod nanoのフラッシュメモリは600円だった

データでわかるモノの原価
データでわかるモノの原価

 iPod nano(2GB)のフラッシュメモリは 5ドル(約600円)だった。(フラッシュメモリは韓国サムソン製)

 あの薄さで2万1800円なんて、かなり安いと思っていた iPod nano の製造コストは、なんと1万円、粗利益1万2000円。サムソンは自社製品をアピールするために、こんな安さにしたと思われますが、アップル(というかiPod)の影響力はやっぱりすごい。

 他にも、化粧品の製造原価率は 0.001%。口紅なんて原材料自体は10円なんだとか。(製造原価は5%, 容器代 10%)

 逆に、ガソリンは半分は税金で、ガソリンスタンドの粗利は1リットルあたり 13.3円程度とか。これでは、30リットル入れても400円の利益にしかならない。

 100円ショップの場合、電化製品の原価率は60~90%、カップめんは80%などの原価率が高い品物を買うのが狙い目かも。コップなどは10~20%、文具は30%程度とか。それでも既製品と比べると安いけど。

 原価だけではなく、各業界の興味あるデータが載っています。

 いままで、知りたくても知りえなかった、各小売業界の内情を知ることができます。実際、価格なんて、原価や卸値に関係なく、逆に高くしたほうが売り上げも上がると言われる戦略的な手法もあるので、消費者にとっては何が高くて、何が安いかの判断も付け辛くなっています。この本を読めば(眺めるだけでも)何に基準を置けば良いのか分かります。

 まえがきからそのまま引用しますが、「原価を知れば、商売のカラクリはもちろん、社会の仕組みまで見えてくるのである。」は、この本を読むと納得します。

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月15日

●仕事の思想―なぜ我々は働くのか 田坂広志(著)

仕事の思想―なぜ我々は働くのかPHP文庫
仕事の思想―なぜ我々は働くのかPHP文庫

 田坂氏の本の4冊目です。ここまで連続して同じ著者の本を読むと、他の本と重複する箇所も出てくるのですが、逆にそれが復習となってより強く記憶に残りますし、読む速度も早くなります。

 「仕事の報酬は、仕事である」「仕事の報酬は、成長である」というのは田坂氏の他の書籍でも述べられている普遍的な言葉ですが、この本では「成長の方法」は「夢を語り、目標を定めることである」と結論付けます。

 「夢を語る」ことの大切さは誰もが理解していながら実践できないのは、本気で夢を語っていないからで、「理想家」と「夢想家」の違いもそこにあると言います。私のような「夢想家」は、こころのなかで夢らしきものを思い描きますが、人前で語ることも無く、単なる「願望」としてあるだけです。「理想家」は本気で夢を語り、その夢を実現するために目の前の現実を変えようとする。その「現実を変えようとしているか、否か」が2つの人物像の違いです。

 夢や目標を語ることを恐れず、人前で夢を語ることにより、発言に対する責任を持つ。そのことが重要であると。

 この本は、田坂氏が新入社員として仕事を始めた30年前から今までのエピソードを交えながら、私たちに仕事に対する心構え、成長の楽しさを教えてくれます。

 先日ご紹介した、「知的プロフェッショナルへの戦略」で書かれていた「師匠の技の背景を見よ」というのは、まさに田坂氏の本に適用すべき事で、言い換えれば、本の行間を読むことで田坂氏のディープ・ナレッジを少しでも感じることができるのではないかと思っています。まだまだ私はそのレベルには達していませんが。

 仕事に対して疑問を持ったとき、環境を変えようと思ったとき、是非読んでいただきたい本です。

■他にも読んだ田坂氏の本の感想

使える 弁証法

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得


目次

●第1話 思想/現実に流されないための錨
●第2話 成長/決して失われることのない報酬
●第3話 目標/成長していくための最高の方法
●第4話 顧客/こころの姿勢を映し出す鏡
●第5話 共感/相手の真実を感じとる力量
●第6話 格闘/人間力を磨くための唯一の道
●第7話 地位/部下の人生に責任を持つ覚悟
●第8話 友人/頂上での再会を約束した人々
●第9話 仲間/仕事が残すもうひとつの作品
●第10話 未来/後生を待ちて今日の務めを果たすとき


 ちなみに、毎回貼り付けている、本とポストイットの写真ですが、中を開けるとこのような感じです。写真だと分かりにくいですが、ポストイットは2/3が透明なので、中の文章を隠すことはありません。本から、ちょっと飛び出るくらいの位置に貼り付けるのは大分うまくなりました(笑)


Posted by ten at 02:40 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月14日

●バーバラミントのワークブック本

考える技術・書く技術ワークブック 上
考える技術・書く技術ワークブック 上

考える技術・書く技術ワークブック 下
考える技術・書く技術ワークブック 下

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

 ピラミッド原則を用いてわかりやすい文章を書くための解説で有名な、バーバラミントの「考える技術・書く技術」。コンサルティングファームで働く人は先輩や会社から必読とさえ言われる教科書。他の業界でも文章、とくに資料を作成する機会の多い方は皆さんご存知かと。

 そのバーバラミントの本のワークブックが上・下巻で発売されています。解説本はあまり簡単な例題が無いのですが、このワークブックには大量の例題が載っています。文章例を分解し、ピラミッドに当てはめていきます。分解された文章がシールになっていて、直接ピラミッドの空欄に貼っていくこともできるという親切さ。

 解説書を読んだことはあるけれど、もう忘れてしまったとか、最近ピラミッド化してないなぁという人にはよいトレーニングになるかと思います。

 ちなみに、この解説書自体は読むのにかなり苦労しますので、もうちょっと易しい本を読みたい方は以下の本もお勧めです。(って、これも有名ですね)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキルBest solution
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月13日

●知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得 田坂広志(著)

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得
知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

 田坂広志さんの本、3冊目です。今回は、「知的プロフェッショナルへの戦略」です。

 まず初めに、この本は2002年の3月に出版、つまり今から3年近く前に書かれているにもかかわらず、古臭さを感じません。逆に、3年前に今の世の中を予見していたという意味で説得力が増しています。

 知的プロフェッショナルの定義はナレッジ・ワーカーと対比することで、より明確になります。

ナレッジ・ワーカーは専門的な知識を使って仕事をしている人。
知的プロフェッショナルは、職業的な知恵を使って仕事をしている人。

 簡単に言えば、知識の深さの違いです。その深い知識とは、暗黙知の事です。これは、以前ご紹介した「なぜマネジメントが壁に突き当たるのか」にも書かれています。

 インターネットの普及によって、専門的な知識の価値は下がって行きます。それは誰しもが得られる知識だからです(専門知識の共有化)。単に知識を伝えているだけの人(知識の流通の中間業者)の価値も究極的にはゼロになるまで下がって行きます。

 深い知識を持つ人の価値は、今後も加速度的に高まってきます。まさに一人勝ちです。ブロードバンドの発達によって今まで制限があった場所の問題もなくなります。以前はその人が海外にいれば、仕方なく近くのそこその人に聞くこともあったでしょう。でもこれからは、その人が世界のどこにいようとも連絡が取れ、ビデオ会議で直接話ができるようになれば、なおさら集中化していきます。

 この本には知的プロフェッショナルになるためのキャリア戦略、自己投資の戦略が具体的に示されています。

 職業的な知恵(ディープ・ナレッジ)をどのように得て行くのか。特に 知恵は等価交換であるという考え方は私の意識に深く残りました。

 この本も田坂さん独特の書き方で、行間も広く取ってあり、ボリュームはそれほど多くないのですが、一つ一つの言葉が心に染みます。


■他にも読んだ田坂氏の本の感想

使える 弁証法

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

仕事の思想―なぜ我々は働くのか

目次
第1話 「ナレッジ・ワーカー」ではなく「知的プロフェッショナル」をめざせ
第2話 「知識の流通革命」が始まり「中抜き現象」が起こる
第3話 「知識資本主義」の時代は「勝者一人勝ち」の時代となる
第4話 「知識社会」では「収穫逓増」のキャリア戦略を取れ
第5話 「キャリア戦略」には「波乗り」の戦略思考が求められる
第6話 「自己投資の戦略」における「3つのポイント」を誤るな
第7話 「師匠」を見いだし「ディープ・ナレッジ」を学べ
第8話 「傾聴力」と「反省力」という「メタ・ナレッジ」を身につけよ
第9話 「智恵の等価交換」と「共感」のネットワークを築け
第10話 「個人カンパニー」の時代には「個人ブランド」を生み出せ
第11話 「パーソナリティ」こそが「最高の戦略」となる


Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

●[再掲] 神田 昌典さんの新作

楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学
楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学

 以前ご紹介していた、神田昌典さんの新作「楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか」の表紙が amazon.co.jp に掲載されました。

 著者は、神田昌典さんだけではなくて、神田昌典ほか になってました。

 ほか、ってどなたでしょう?

Posted by ten at 03:49 | Comments [5] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月11日

●理系思考 エンジニアだからできること 大滝令嗣(著)

理系思考 エンジニアだからできること
理系思考 エンジニアだからできること

 この本は東芝を経て、現在は組織・人事コンサルティングの会長を務める大滝 令嗣さんが元エンジニアとして、今のエンジニアに対するアドバイスを書いたものです。

 今までのエンジニアは専門分野に特化しすぎたためにつぶしがきかず、同時に単純労働者的な社員を求める日本の大企業からいいように使われてきました。そのため、海外と比べても給与も低く、日本でも文系と比べて稼げていないという統計が出ています。その差は最大で5000万円!にもなると言います。また、70%が転職未経験者というのも驚きです

 そんなエンジニアに対し、視野を広げるための心構えやビジネススキルを参考書籍や学習の方法を示しながら説明しています。加えて、予測や選択の場面でも得意である理系思考を使って効率的に最適解を見つけ出す事ができるという事例も載っています。

 そのような得意分野を応用し、エンジニアではない全く別の分野へ転職することも可能であると言います。私も最初の会社ではエンジニアを目指していましたが、途中で売ることに興味を持ち、部署を移動、そして転職後はコンサルタントをしています。この本を読んで、もう少しエンジニアとして技術を高めておけばよかったな~と感じています。

 自分はエンジニアで、マネージメントなんか知らないよという方には、自分の価値を高めるために是非読んでいただきたい本です。


目次

はじめに
序章  つぶしのきかないサラリーマンになるという危機感
1   エンジニアは本当につぶしがきかない?
2   今も変わらぬエンジニアたちの苦悩
第1章 エンジニアを大切にしない日本
1   不安感が拭えない日本の行く末
2   エンジニアを飼い殺しにする大企業
3   エンジニアとして生き残るために
第2章 見方を変えれば、今の仕事もうまくいく
1   会社に自分の人生を決めさせない
2   自分なりのテーマを見つけよう
3   ビジネススクールの是非
4   エンジニアに役立つ勉強術
5   自分の未来を切り拓くために
第3章 いつか、人の上に立ったとき
1   プロジェクトリーダーになってしまった!
2   リーダーの三条件
3   日ごろのネットワークが君を救う
第4章 エンジニアを卒業するなら
1   理系思考はすべてに活かせる
2   理系だからこそ転身しやすい職業
3   起業という選択肢
4   経営学とは無縁の経営者たち
5   転んででもタダでは起きない精神
終章  エンジニアは錬金術師 
1   エンジニアは、価値創造の中心にいる
2   バラ色のエンジニア生活を送るために
3   宇宙へと広がるエンジニアの夢
4   エンジニアはつぶしがきく!
おわりに


Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年1月10日

●なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得 田坂広志(著)

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得
なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

先日、使える弁証法を読んでから、すっかり田坂広志氏のファンになり、メールマガジンや著書を何冊か読んでいます。田坂氏の著書はとても読み易いのですが、書いてある内容がとても意味深く、1度読んだだけで簡単に理解できるものではありません。また、簡単なノウハウでもありません。何度読んでも毎回新しい気付きと深い洞察力に感銘を受けます。

田坂氏は言います。「我々マネージャーが、日々のマネジメントにおいて突き当たる壁は、その深い世界に気がつくことによって、乗り越えていくことができるのではないか。その深い世界とは、暗黙知の世界である」と。
その暗黙知の欠如によって生じているさまざまな問題を取り上げ、その心得を説いていきます。

■なぜ「成功者」を模倣することができないのか?

部下が優秀なマネージャのスタイルを真似しても決してうまくいきません。どんなに模倣してもです。
「自分の能力と構成にあったバランスを掴み取る」しかないのです。

マネージャは、「何を身につけるべきか」ではなく「何を行えば身につくか」をアドバイスすべきなのです。

そのためには「言語知では決して伝えられない暗黙知が存在する」ことを認識し、「深い暗黙知は体験を通じてしか伝えられない」という厳しい覚悟が必要です。

■なぜ「動かそう」とすると部下は動かないのか?

「気配り」のマネージャは必ずしも部下から信望を集め、顧客から好印象で迎えられているとは限りません。

それはなぜか?

そのマネージャの「気配り」の奥に、密やかな「計算」があるのです。

この計算が感じられれば、部下はマネージャが期待するようには動いてくれません。部下からは上司のこころの深くが見えているからです。
ただし、以下のような場合には、「部下が動く」と感じることがあります。

  1. 部下がまだ若く、人間を見る目が浅い
  2. 部下がマネージャの人事権や決裁権などの権力を意識する
  3. 部下も同様に計算している

この状況では、この集団が徐々に弱体していくことは明らかです。
ではどうすればよいかという問いに、著者の田坂氏は「己のエゴを見つめること」そして、無条件に部下に共感することだと述べています。この共感を「聞き届け」と言い、必ずしも部下の意見に「賛同」することを意味していません。「正対」つまり、部下という1人の人間と正面から向き合うということです。

書物を読んだり、人から聞いても決して学ぶことができない暗黙知をどう得ることができるのか。すべては体験から得るしかない。その心構えを書いたすばらしい本です。
現在、マネージャではない方でも十分に応用できます。

■他にも読んだ田坂氏の本の感想

使える 弁証法

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

仕事の思想―なぜ我々は働くのか


目次
なぜマネジメントには「沈黙は金」の瞬間があるのか?
なぜ「論理的」な人間が社内を説得できないのか?
なぜマネジメントにおける「直観力」が身につかないのか?
なぜ「原因究明」によって問題を解決できないのか?
なぜ「矛盾」を安易に解決してはならないのか?
なぜ「多数」が賛成する案が成功を保証しないのか?
なぜ成功するマネジメントは「完璧主義」に見えるのか?
なぜ「成功者」を模倣することができないのか?
なぜ「経験」だけでは仕事に熟達できないのか?
なぜ「ベスト・チーム」が必ずしも成功しないのか?〔ほか〕


Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年12月21日

●神田昌典さんの新作 - 楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学

楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学
楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学

 また amazon で見つけました。

 神田 昌典さんの新作「楽しい職場 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学」です。2006/01/20 発売予定です。

 出版社は前回の「ザ・マインドマップ」とは異なり、おそらく初めてのプレジデント社です。(月刊誌のプレジデントには、よく記事が載っていますが)

 出たらまたすぐ買うんだろうなぁ、と思いながら、amazonのウィッシュリストへ入れておきました。

 月間文庫の「文蔵」での連載も抱えてらっしゃいますし、その体力、バイタリティには感服です。

Posted by ten at 00:01 | Comments [2] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年12月15日

●大富豪になる人の小さな習慣術 ブライアン・トレーシー(著) 金森重樹(監訳)

大富豪になる人の小さな習慣術
大富豪になる人の小さな習慣術

 「カエルを食べてしまえ!」で有名な著者、ブライアン・トレーシーと金森重樹さん監訳による成功本です。

 正直、内容に関しては他の成功哲学の本と、そう変わったところはありません。

 自分を信じ、目標を立て、ポジティブで、倹約家。家族と友人を大切にし、自分が成功するまで諦めない。

 そんなありがちな法則にも、私は1つ1つポストイットを貼っていきました。

 いままで、何冊成功本を読んだのだろうと書棚を見てみると
ユダヤ人大富豪の教え
イット・ワークス 夢をかなえる赤い本
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
チャンス―成功者がくれた運命の鍵
マーフィー 成功者の50のルール
成功の9ステップ
7つの習慣―成功には原則があった!
私の財産告白
星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-
ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」
7日間で人生を変えよう(CD付き)
そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか
はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マーフィーお金に好かれる50のルール―この法則で、あなたも幸せなお金持ちになれる
人生は数式で考えるとうまくいく
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ!
“儲け脳”のつくり方

 書棚の左上から順番に、ざっと関連しそうな本でもこれだけありました。ほぼ、この1年で読んだ本です。
全部で250~300冊くらいは書棚にありますので、10冊に1冊くらいは、この分野の本を買っていたことになります。

 自分でも正直言って驚きなのですが、よくよく考えてみると、自分にとって成功哲学の本はノウハウを求めているのでは無さそうです。逆に成功者の体験を読む事で癒しを求めているのかと感じています。

 そういう意味では、この「大富豪になる人の小さな習慣術」は癒しを求める方にも、成功ノウハウを求める方にも読みやすくてお勧めです。

目次
第1章 まずは習慣を見つける
第2章 成功のマスター・プログラム
第3章 値打ちのある人間になる
第4章 成功するための習慣
第5章 大富豪になる人の習慣
第6章 報酬を増やし、出世を速めるための習慣
第7章 個人の能力を強化する習慣
第8章 他人とうまくつき合うための習慣
第9章 健康で快適な生活習慣
第10章 人格とリーダーシップの習慣

(2005/12/12 読了)


Posted by ten at 06:57 | Comments [7] | Trackbacks [8] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年12月14日

●100億稼ぐ仕事術 堀江貴文(著)

100億稼ぐ仕事術
100億稼ぐ仕事術

 皆様良くご存知の堀江貴文社長、経営に関する内容はこの本が最初の同タイトルの文庫版です。

 今の堀江社長であれば、おそらくこんなハウツーは喋らないし、本にもしないと思いますが、やはり1冊目だけあって細かな Tips が満載です。

 Tips が満載と言いながら、ポストイットが少ないのは、今の私に必要がないこと、またITツールや方法に関しては単に情報が古くて今ではもっと効率的な方法があるというだけで、それ以外は今でも十分参考になる内容だと思います。

 今回、特に参考になったのは、堀江社長の思考です。傍から見ると東大出身(中退ですが)の天才と思われる堀江社長ですが、実際はセールストークのために、いつも「話のネタ」を考え、準備し、何度も頭の中でロールプレイングをする地道な努力も怠りません。そして常に「自分で考える」こと、そのための情報収集方法として、メールだけでなく、人と交わる事の重要性も説いています。

 今ほどストレートな書き方ではなく、文章も優しめ(今と比べると)ですが、その裏にある根本的な考え方を知るには有益な本です。

(2005/12/05 読了)


Posted by ten at 01:28 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年12月13日

●人生は数式で考えるとうまくいく 大村あつし(著)

人生は数式で考えるとうまくいく
人生は数式で考えるとうまくいく

 著者の大村あつし氏は累計100万部を超える IT専門書、特にExcelによるプログラミング(VBAといいます)に関する優れた本を多く出している方です。

 題名には、「人生は数式で考えるとうまくいく」とありますが、人生について理論的に解説した本ではありません。数式も思ったほど出てきません。ITライターとして実績がある以外は大成功を収めた方という感じもしませんし、本当に普通の人が、周りの方の意見を聞きながら過ごして来た人生そのもの、等身大の自分を書いているに過ぎないように見えます。(あとがきでも書いてらっしゃいますが、実際に本を読んでも普通の人のように感じるのです)

 しかしながら、amazon のレビューが 38もあり(今日現在)、かなり売れているのは、その等身大の内容が共感を呼ぶのでしょう。私たちの友人の中にいてもおかしくないように見える(もちろん、一番の有名人でしょうが)著者が、私たちの身の回りに起こりそうな出来事に対してどう対処してきたかが書かれています。

 とても身近な先輩から、アドバイスを受けているような、そんな癒しも与えてくれる本です。

(2005/12/8 読了)


Posted by ten at 07:00 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年12月12日

●使える 弁証法 田坂広志(著)

使える 弁証法
使える 弁証法

 弁証法って何?と言う方は多いと思います。私はこの本を読むまでは一度も聞いた事はありませんでした。本を読んだ後でも、「ヘーゲルの弁証法って何?」と聞かれて正確には答えられないです。それでも、本書では著者である田坂広志氏の解説として現代の事例が多量に紹介され、非常に分かりやすく書かれています。

  田坂広志氏は、「未来を予見するとき、特別な調査や分析は行っていません」それでも、未来が見えるのはこの弁証法を使っているからだと言います。

 弁証法において最も役に立つ法則は、「物事は、螺旋的に発展する」ということです。「世の中の全ての物事の進歩や発展は、右肩上がりに一直線に進歩・発展していくのではない。あたかも螺旋階段を上るようにして進歩・発展していく」のです。

 螺旋階段を上るとは、横から見ると上に上がっているが、上から見ると、ぐるりと回って元の場所に戻ってくるように見える。「すなわち、「進歩・発展」と、「復活・復古」が、同時に起こる。」ことを意味します。

 本書では、この法則について、電子メール、ナレッジ・コミュニティ、コンビニエンスストア、オンライン・トレーディングなどを例に詳しい説明がなされています。

 他にも弁証法の4つの法則の使い方について事例を交えながら、非常に納得のいく説明がされています。

 200ページ弱で、しかも、びっちり書かれていないので1時間半もあれば読める本ではあります。しかしながら、どこも冗長な記述はなく、何度も読んで方法を会得したいと思わせる非常に価値のある本です。

 (2005/12/11 読了)

 ■他にも読んだ田坂氏の本の感想

知的プロフェッショナルへの戦略―知識社会で成功するビジネスマン11の心得

なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

仕事の思想―なぜ我々は働くのか

 

P.S.  1週間以上ぶりの更新となりました。ちょっと仕事がバタバタしています。

Posted by ten at 00:26 | Comments [4] | Trackbacks [6] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月22日

●すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ! 岡崎太郎(著)

すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ!
すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ!

 amazon でも賛否両論のこの本。どちらの評価もうなづける内容です。

 自分の殻を破るためにはどうすればよいか。例えば、「最悪の想定を行い、その最悪に対処する方法を考える。」その最悪を分解し、その1つひとつをひっくり返していく事で「なぁーんだ、大したことはない」と思う。

 また、グレートクエスチョンの例として

・あなたは資産が10億あっても、今の仕事を続けますか?
・5年後あなたは、やりたい仕事が出来ているでしょうか?
・あなたが死んだら、どんな人だったと思われたいですか?
・もし余命が1年と宣告されたら、あなたは今の仕事を続けますか?

などがあり、自分を見つめる良いきっかけにはなります。

 今を悩んでいる人(私だ(笑))の背中を押してくれる本です。でも、ポジティブになるだけでは成功しないのも事実でしょう。

(2005/11/19 読了)


Posted by ten at 07:40 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月21日

●成功への「心の扉」 渡辺邦昭(著)

成功への「心の扉」
成功への「心の扉」

 IBM入社後、数社の会社を転職し(そのうち3社は社長)、現在キャリアクエストクラブを設立した渡辺邦昭氏による成功本です。(実際には成功に向かって旅立つところで物語は終わります)

 会社をレイオフされた主人公が、カウンセラーからの教えで仕事、会社、人生とは何かを考えていきます。新しいキャリアプランを作る作業では「自分自身の死亡記事を書く」ことで自分のビジョンや人生の目的を明確にしていきます。

 著者の渡辺氏は監訳者となっていますが、他のWebでの対談などによると実際には自分が書いたものだそうです。

(2005/11/19 読了)



Posted by ten at 07:30 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月18日

●仕事脳―成功する人の脳の使い方 吉田たかよし(著)

仕事脳―成功する人の脳の使い方
仕事脳―成功する人の脳の使い方

 著者である、吉田たかよしさんは、灘高→東大→アナウンサー→代議士秘書→医師と、普通では考えられないユニークな経歴・学歴をお持ちの方で、最強の勉強法という本も出版されています。(この本の勉強法も非常に面白いのですが、それは別の機会に)

 この「仕事脳」で紹介されている方法は著者自ら実践したもので、しかも医学的な根拠も合わせて納得いくまで解説されています。


■「科学的一夜漬け仕事術」
一夜漬けは、短期間に集中する事で能率を上げる。一夜漬けはストレスを脳に与えるため、スケジュールを立てる事、短期間に限定する事で人体に害を及ぼさないようにする。

■三時間睡眠+昼寝「ナポレオン睡眠法」
一夜漬けをする場合でも、完徹ではなく3時間の睡眠をとること。睡眠日記を付ける事で、自分に合った睡眠サイクルを知る事。

■「科学的記憶法」
夜寝る前30分は、暗記中心の時間に充てること。(これは、ドラゴン桜でも言ってましたね)

■「想起力」トレーニング
想起力とは記憶を思い出すことを意味し、社会人になると訓練する場が極端に少なくなる。そのトレーニング方法として、テレビを音を消して見ながら物の名前を当てる「サイレントテレビ法」、顧客の名前や、アメリカの州など7つ即答する訓練をする「即答7」などがある。


 どのように効率良く脳を使っていくかが具体的に書かれており、同時にNHKの先輩アナウンサーから習った方法や代議士秘書時代の経験を上げ、いかに原稿を覚えるか、出会った人に感動を与えるか、聴衆の質問にどう受け答えするかなど、実は地道な努力をしていた、その裏側を知る事ができます。


 読了後の本はこんな感じです。気になった箇所にポストイットを張っていくのですが、色はあまり関係ありません。最近読んだ本は全てこんな感じです。(ポストイットの数は上下しますが)


Posted by ten at 23:59 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月17日

●すらすら読める風姿花伝(世阿弥) 林望(著)

すらすら読める風姿花伝
すらすら読める風姿花伝

 世阿弥(ぜあみ)とされる著者ですが、正式には「世阿弥陀仏」というのが正確な法妙です。世阿弥は1363年(貞治2年)に父 観阿弥(かんあみ)の3男として出生されたと推定されています。その世阿弥が三十代後半に書いたであろう本がこの「風姿花伝」です。能楽が現代もその歴史を続け、生き延びているのは世阿弥がすばらしい作品と理論的到達を弟子たちに残しておいてくれたからであると現代語訳の著者である林望氏は述べています。


■「上手は下手の手本、下手は上手の手本なりと工夫すべし」
 上手な人ほど下手な人の良い所を学び、決してうぬぼれてはならない。下手な人も上手な人の悪いところを見つけたら自分はもっと欠点だらけである事を反省し、工夫をすること。

■「花」とは何かを知ること
 花といっても、所詮それは去年も同じ花が咲いていたのであるが、今年改めて咲けばやはり珍しいと見る。能もまた同じで、以前に演じた事のあるやり方であったとしても、「久しくして見れば、また珍しきなり」

■「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」
 能楽だけの事ではない。珍しい見所があると知られてしまう事で、見物衆は期待しつつ見ていることになり、感激は起こらなくなる。観客の心に、意外な、思いも寄らぬやり方だ、という感興を催させる方法、これがここで言う「花」と言う事である。秘事を公開しないのはもちろんの事として、なお、「そうした秘事を知っている人だな」と言う事すら知られてはいけない。それは、相手に用心させてしまうからである。


 こちらも、土井英司さんの「成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方」で紹介されていた古典です。

 一度、こちらの風姿花伝(文庫本)を読んだのですが、さっぱり分からず、脚注読んでも理解できなかったので、すらすら読める風姿花伝を改めて購入し読んでみました。こちらの方は、題名に嘘はなく、すらすら読めます。全ての漢字(原文部分)にルビも振ってありますし、字も大きいので、気になる文章は原文と現代語訳を比較しながら読めます。

 現在の本のように、ノウハウびっしり、事例や図も豊富で分かりやすいという事は無いのですが、古典はその一言一言が重いのだなぁと感じた次第です。まずは、現代語訳だけでも読んでみる事をお勧めします。

 また、それぞれの区切りごとに著者である林望氏の解説が現代に合わせて具体的に記述され、とても分かりやすいので、2回目はその解説も一緒に読むと、新しい見方、感じ方、深い思慮を得る事が出来ます。



画像追加しました

Posted by ten at 23:59 | Comments [8] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月16日

●ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」 本田健(翻訳)

ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」
ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」


 お金持ちになるための本は何冊も読んできました。成功法則の本も何冊も読んできました。それでも、何も変わらないのはマインドの違いである事がこの本を読んで実感できます。

 それは、子供の頃の体験であり、両親からの教えの影響が大きい事を意味しています。

両親がお金の事で口論していた思い出がある人は「お金イコール苦痛」であり、その苦痛を避けるために、無意識のうちにお金を手放そうとします。


母親に小銭をねだった時に「お金は全部お父さんが持っている」と言われて育った女の子は大人になると、夫にお金をねだり、「女性はお金を持たない」と言う先入観で「自分もお金を持つべきでない」と言う信条でお金を使いまくってしまいます。


 そんな17個の先入観(ミリオネア・マインド)をプログラミングしなおすのがこの本です。これらのミリオネア・マインドは単純なポジティブシンキングと言うレベルではなく、私にとっても、この先入観は結構奥深くにあるもので、なかなか変える事が出来そうにありません。1つ1つ時間を掛けて直していけば、きっと人生が変わるでしょう。

 本田健さん翻訳で、内容も分かりやすく、読みやすく、おすすめです。


Posted by ten at 23:59 | Comments [5] | Trackbacks [6] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月15日

●すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め! 中島孝志(著)

すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!
すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!


 毎日新しく生み出される記録をどうメモるか、どう整理するかは私もずっと試行錯誤しています。

 手帳を変え、方法を変え、道具を買い、それでも1つの方法に落ち着く事がありません。関連する書籍もかなり購入しました。現在日常的に使用しているツールだけでもこれだけありました。逆にツールが多すぎて、なかなか落ち着かないのかもしれません(笑)


■手帳、ツール
フランクリンプランナー
PocketPC
ポケット・アイデアマラソン手帳
ポスト・イットフラッグ プチ ハーフサイズ(大量)
四色ボールペン(大量)


■メモ関連ソフト
MindManager Pro 6 (マインドマップ作成)
Groove Virtual Office (特に会社と自宅のPCでのデータ同期 すごく便利!)
紙copi  (Webサイトのスクラップ用)


 と言う事で、本題に入ります(笑)

すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!は15人の達人のメモの技術を纏めたものです。この本を読めばいくつかは参考になるメモの取り方があるのではと思います。著者の中島 孝志さんとお話しすると、その引き出しの多さに驚きます。最近の話題だけではなく、何10年も前のテレビ番組や、人の名前もすらすら出てきます。その裏にはこのような技があるのです。


 1つ、私も同じようなメモを取っていた事に気づきました。それは、講演会やセミナーでは定期的に時刻と表題、内容、そして自分が今感じる事を4色ボールペンでメモって行きます。同じようなメモの取り方はこの本にも出てきますが、(私の方法よりも、ずっと高度ですが)時刻や今の感想を書くのは後から読み返すときにとても重宝しています。時刻を入れることで、当時の話の進み具合や、そのとき自分は何を思っていたのかを関連付ける事によって、より鮮明に思い出す事ができます。(でも、土井英司さんのセミナーは自分の感想を書いていると、追いつきません(涙)


 この本を読んで色々試してみるのも楽しいです。


P.S.
ちなみに、3年ほど前はこんな電子ペンも使ってました。専用の電子ペンと専用の紙を使うだけでパソコンに取り込めて、とても重宝したのですが、やっぱり珍しいのか「それなんですか?」と聞かれる事が多くて、いちいち説明するのが面倒くさくなって使うのを止めてしまいました。
Logitech io Personal Digital Pen


Posted by ten at 23:59 | Comments [1] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年11月 6日

●星の商人 犬飼ターボ(著)

星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-
星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-

 他人の成功を助ける事。それは、単に自己満足ではなくて、自分のことと相手の事2人分の情報に気づく事になる。そして、アイデアが加速され、結局は自分に返って来る事になる。

 共存の世界で生きるのか、競争の世界で生きるのか、それは自分で選ぶもの。どちらが正しいと言うものではない。

 内容はとてもシンプルです。

 著者の犬飼ターボさんのやさしさが伝わってきます。チャンスと合わせて読むとより倍増します。

 いまさらながらではありますが、連続した時間が取れたので読んでみました。手に取るのが遅くなったのは、今まで成功物語を何冊か読んできて途中で止められた試しがなく、この本でもおそらくそうなるであろう事が事前にわかっていたからです。でも、40~50分で読めると思います。


東京のセミナーも参加します。
幸せに成功する方法 (アフィリエイトではありません)
日時:2005年12月17日(土)18:30~
場所:すみだリバーサイドホール


-- 目次 --
1湾岸都市の賢者
2信じる者と疑う者
3羊皮紙に隠された秘密
4ソルフィ号の船出
5バティス
6レキネス
7魔物との対決
8星の商人

Posted by ten at 02:18 | Comments [10] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月28日

●大人のための読書法 和田秀樹(著)

大人のための読書法
大人のための読書法

 精神科医にして作家の和田秀樹氏は子供の頃は読書嫌いだったと言います。その和田氏が、読書を初めとした大量の情報をどう捌くか、忙しいビジネスマンのコストパフォーマンスも考慮に入れながら書いた本です。

 ハズレの少ない本を選ぶには、「新書を買う」(長期間置かれることを前提として作られているから)、「信頼できる著者を追いかける」。効率的に読む方法として「一部熟読法」(必要な部分だけを熟読する)が挙げられ、その必要な部分とは「著者の主張は第1章に書かれることが多い」といった、自らの著者の経験を生かしたノウ・ハウも書かれています。

 最近、フォトリーディングなどの読書法でも言われていますが、どうしても最初から読み始めて、途中で挫折してしまう完璧主義の方(1年前の私はまさにそうでした)にはお勧めの本です。あとがき入れても179ページの新書なので、気楽に読めると思います。


-- 目次 --
序章に代えて―大人に相応しい読書のすすめ
第1章 本を読む動機について
第2章 本は必要な部分だけを読めば良い
第3章 情報を自分の人生に生かすための知恵
第4章 知的生活を送る大人のための推薦図書
第5章 本以外の情報源をどう活用するか
第6章 インターネットという情報の化け物を捌く
終章に代えて―本を読む人が生き残る

Posted by ten at 23:39 | Comments [0] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月27日

●情報の文明学 梅棹忠夫(著)

情報の文明学
情報の文明学

 ご存知の通り、この本は土井英司さんの「成功読書術」からの1冊です。

 国立民族学博物館初代館長であり、理学博士である梅棹忠夫(うめさお ただお)氏による「情報産業論」(1962年)、「情報の文明学」(1988年)、「情報の考現学」(1988年)等の論稿を1冊の本に纏めたのがこの「情報の文明学」です。

 情報産業とは、梅棹氏の造語であり、現在も広く使われている言葉であることから、産業界、特に情報、知識、マスコミ界に対して広く影響を与えたことがうかがい知れます。

 現在の産業はこの情報の概念が重要であり、人は五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)によってものを買う時代になっています。繊維産業を例にとっても、消費者が買うのは布地、あるいは繊維ではなく、その布地の上にのせられた色彩、模様、デザインなどの感覚情報を買っているのです。

 今から20年近く前、「情報産業論」にいたっては40年以上前に書かれた論文であるにも関わらず、少しも古臭さを感じない、これからの未来を予見するために必要な著書であると感じます。




 と、ここまでは一般的な書評として書いたのですが、個人的には読むのが大変な本でした。産業界に対する予見は目を見張るものがあるのですが、「で、どうすればいいの?」という答えがありません。以前、「読書について」でショウペンハウエルが述べていた「読書は他人にものを考えてもらうことである。読書の際には、ものを考える苦労はほとんど無い」がまさに私の状態を的確にあらわしており「自分でものを考える力を失っていく」状況にあることを認識しました。

 安易なノウハウ本に依存するあまり、自ら考える力を無くしている今の自分を振り返るきっかけとなった意味でも、この本を読んだ意義はあると思います。


-- 目次 --
放送人の誕生と成長
情報産業論
精神産業時代への予察
情報産業論への補論
四半世紀のながれのなかで
情報産業論再説
人類の文明史的展望にたって
感覚情報の開発
『放送朝日』は死んだ
実践的情報産業論〔ほか〕

Posted by ten at 08:41 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月26日

●あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント 鴻上尚史(著)

あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント
あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント


 劇団「第三舞台」の主宰者であり演出家である鴻上尚史さんによる、自己表現を演出するための本です。顔、髪型、服装といった外見ではなく、感情、声、体、言葉をを魅力的にするためには何をしたら良いのか。「よりよい人生を生きるため」の工夫が具体的に書かれています。


 ここでは、特に面白かった「言葉のヒント」について書いてみます。


■三つの輪

あなたが、1つのことに集中して、周りに関心がない状態を第一の輪、
あなたの関心・集中が相手に向かっている状態を第二の輪、
相手が複数の場合は、第三の輪の状態と呼びます。

 例えば、本を読んでいる状態は、第一の輪ですが、隣に誰かいて、本に関して話している状態は第二の輪、本に集中できず、周りのことばかり気になっているような状態は第三の輪です。


■状況と言葉のずれ
 言葉が発せられているにも関わらず、違和感を感じる状態についていくつか例が挙げられています。

ファーストフードで

 「ポテトもいかがですか?」という言葉は「第二の輪」に対応していません。満面の笑みで言っているその言葉は、「相手と話す言葉」ではなく、「第一の輪」に対応する「自分に話す言葉」つまり、「ひとり言」なのです。つまり、状況と言葉がズレているのです。

 お店で「ありがとうございました」と言われて、少しも私個人に言っていると感じられない時、「ああ、この人はただ、つぶやいているだけだな」と感じたら、「第一の輪」、「ああ、私個人じゃなくて、お客さん全体に言っているんだな」と感じたら、「第三の輪」ということです。


■「言ったつもり」の言葉の悲劇
 「第一の輪」の言葉は、いくら目の前で言われても、言われたという実感がありません。

嫁姑の場合、

 お姑さんが、みそ汁を飲みながら「あら、また、このみそ汁、塩っからいわ。私を高血圧で殺す気かしら」と食卓で「第一の輪」で語ったとき、お姑さんは、お嫁さんに「言ったつもり」になっています。  が、「第一の輪」で言われた方は、「言われたつもり」にはなっていません。  お嫁さんも、また「第一の輪」で、「いつもと同じよ。ボケてきたんじゃないの」とつぶやくだけです。

 このように、「第一の輪」ひとり言だから、どんどん内容がエスカレートするのです。そして、本人は「言ったつもり」になっています。

 「第二の輪」で話し合うことにより、激烈なバトルが始まるとしても、「第一の輪」同士の陰湿な会話はなくなります。


■「みんなに話す言葉」は「誰にも言ってない言葉」
大切な情報を大勢に伝えるときには「みなさん」と言ってはいけません。

 「みなさん」と言ってしまうと、その「言葉」を聞く側は「あ、私個人のことじゃないんだ」と思って、集中を向けなくなる傾向があります。


 この本を読むことで、効果的に相手に伝えることが出来るようになると思います。高度なテクニックとして、わざとズラす方法もあります。三つの輪をちょっと意識し、と同時に心が伝わる言葉を話したいものです。

-- 目次 --
1 感情のヒント(感情は伝わる 感情は変わる ほか)
2 声のヒント(声の要素 声の大きさ ほか)
3 体のヒント(体の二つの方向 「体の外側へ」を意識する ほか)
4 言葉のヒント(三つの輪 三つの輪の言葉 ほか)

Posted by ten at 08:36 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月18日

●読書について ショウペンハウエル(著)

読書について 他二篇
読書について 他二篇

 この本も成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方の序章で紹介されており、土井さんが「今まで得てきた読書に関する考えの全て入っている」と言われている名著です。

 「読書について」は薄い文庫本なのですが、少し読み進めるだけで、何度も頭をガツン、ガツンと叩かれます。

 ここでは、最初にガツンと叩かれた箇所を引用します。(ちょっと編集しました。)

読書は他人にものを考えてもらうことである。読書の際には、ものを考える苦労はほとんど無い。

そのため、ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく


紙に書かれた思想は一般に、砂に残った歩行者の足跡以上のものではない。歩行者のたどった道は見える。

だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。


重要な書物はいかなるものでも、続けて二度読むべきである。

それというのも、二度目になると、その事項のつながりが良く理解されるし、既に結論を知っているので重要な発端の部分も正しく理解される。さらに、二度目には最初とは違った気分で読み、違った印象をうけるからである。


 「読書について」の部分は、文庫本でたった21ページ、それだけですが、読書に対するを改めて考えさせられる本です。是非一読をお勧めします。

 ちなみに他2編のうちの「思索」も同時に読むと、より理解が深まります。

Posted by ten at 01:34 | Comments [7] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月12日

●ポケット・アイデアマラソン手帳’06 とアイデアマラソンセミナー

ポケット・アイデアマラソン手帳’06
ポケット・アイデアマラソン手帳’06

 手帳の季節になりました。


■お勧めする方
 これは他の手帳はもちろん、PDAやパソコンなどのPIMソフトでスケジュール管理している人にも、同時に並行して使えるお勧めの手帳です。

この手帳はスケジュール管理が目的ではありませんが(スケジュールを書く欄は、ほんの少しです)そのため、サイズも小さめで、他の手帳と併用している方にもぴったりのサイズだと思います。(薄い文庫本のサイズです)


■アイデアマラソンとは?
 アイデアマラソンについてはご存知の方も多いと思いますが、毎日最低1つアイデアを出して、手帳に記録していくもので、特に私が面白いと感じるのは、自分のノルマと現在の進捗を比較できることです。

例えば、1日のノルマが2つとして、3つも4つもアイデアが出せた場合には未来の日の手帳に書いて行って良いのです。

 私もアイデアについては1つのノートに書き記していますが、3つも4つも書く日もあれば、全然書かない日もあって、強制的にアイデアを出すという習慣にはなっていません。でも、この手帳を使えば出せるようになる気がします。

 アイデアマラソンに関しては、発案者である樋口健夫さんのサイトか、文庫本の企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法が参考になります。


■アイデアマラソンセミナー
 ちょうどタイミングの良いことに、アイデアマラソンのセミナーも行われます。登録はこちらから行えます。(フォトリーディングのメーリングリストで告知されたもので、転載OKとのことです。ちなみに、アフィリエイトではありません)

私も参加したいのですが、最近の土日は殆ど予定で埋まってしまっていて、今のところ悩んでいます。
セミナーは終了しました。残念ながら私は出席できませんでした(2006/1/20追記)


■関連リンク
10倍効率化を目指すブログ: アイデアの作り方
10倍効率化を目指すブログ: アイデアのヒント

Posted by ten at 01:55 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月 6日

●ドラゴン桜 (1~3) 三田紀房(著)

ドラゴン桜 (1)モーニングKC (909)
ドラゴン桜 (1)モーニングKC (909)

 本日はマンガです。

 先日の土井さんのセミナーで心に残っていた「ベストセラーを読んで自分と価値観が違うところがあれば、それは金脈である」という言葉と、これも先日ブログにした記事はっちさんにコメントしていただいた「ドラゴン桜」が一瞬でシンクロして、速攻で買って来ました。

 つぶれそうな高校を立て直すためにやってきた弁護士の桜木が、来年1人、5年後100人の東大合格者を出す戦略をぶち立てます。狙う学科は理科一類。受験者が苦手とする英語、国語で得点をしっかり取れば数学、理科は必死に点数を取らなくても良いと言う戦法です。

 とりあえず、第3巻まで読んだのですが、まだまだ序章でなかなか先に進みません。。。。うーむ

 現在10巻まで出ているようなので、2~3時間もあれば全巻読めそうです。
 BookOff にでも行けば、半額くらいで全巻一気に買えるかと思っていたのですが残念ながら在庫はありませんでした。インターネットでの買い取りも1冊300円位が相場らしいので(定価は540円)、普通に全巻買うことにしました。

 10数年から20年ぶりくらいにマンガを買ったのですが、たまに読むのも面白いです。

Posted by ten at 23:44 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月 5日

●社長の遺言―三度目に成功する人生論

社長の遺言―三度目に成功する人生論
社長の遺言―三度目に成功する人生論

 私個人として、今年読んだ本のベスト3に入る本です。

 ご存知の方も多いと思いますが、著者の高橋がなり氏はAVメーカー社長を今年の3月で退き、今後はカッコいい百姓を目指すそうです。ちなみに、がなり とは本名の雅也からとったものです。

 本といっても「サイゾー」という月刊誌の連載コラムからの転載なのですが、一つ一つのコラムから新しい気づきや、やる気を与えてもらえます。文章は一見稚拙に見えますが、それも計算ずくでパワーを伝える方法なのだと感じています。

 テレビや、本で見る強気な発言も実はプロとして、高橋がなりを演じているだけなのかもしれません。

 なかなかご紹介するのは難しい本なのですが、こういうストレートな人生も送ってみたいです。

 高橋がなりブログ 虎の声

Posted by ten at 01:45 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年10月 4日

●ミリオネアの教え、僕の気づき 河本隆行(著)

ミリオネアの教え、僕の気づき
ミリオネアの教え、僕の気づき

 こちらは、先日の土井さんのクリエイティブ講座で紹介され、私もすぐに読んでみたいと購入した本です。

 著者は、こちらのアンソニー・ロビンズの本も翻訳し、またロバート・キヨサキの通訳もされた方です。

 最近、私もセミナーづいていますが、著者のセミナーに欠ける情熱はすばらしいです。

 ロバート・キヨサキの通訳になったのも偶然ではありますが、著者の積極的な行動から得たものです。セミナーではみずから「億万長者の席」と呼ぶ一番前に座ります。そこで、偶然隣に座ったロバート・キヨサキの弟と仲良くなり、ついには同時通訳の座を射止めます。

 それぞれの有名人のセミナーに是非行ってみたいと感じさせる本です。


■ロバート・キヨサキの教え(ご存知「金持ち父さん貧乏父さん」の著者
www.richdad-jp.com

   ・金持ち父さん、貧乏父さんは全くのフィクションで、実在する父親は貧乏ではなかった

 ・この本は元々ボードゲームを売るための仕掛けであり、パンフレットやカタログ的なものだった

 ・自分がしなければならないアクションは1回だけにして、あとは機械や物にやらせる(セミナーCDや書籍にする)

 ・不調の時には逆の道を行く。(逆のことを最低1回は試してみる

 ・金持ちになりたかったら、何を知っているかより、誰を知っているかが重要(実際、ロバートは合法的に税金を一切払っていない。これは、優秀な公認会計士のおかげである。)


■ジョン・グレイの教え(「ベスト・パートナーになるために」の著者)
www.marsvenus.com

 ・パートナーとの関係がうまく言ってないなと感じたらまずは自分を疑うこと

 ・女性は<回数>を重要視する。1ダースのバラよりも、1輪のバラを12回プレゼントする

 ・男性が女性をとりこにする4つの秘訣は「話を聞いてあげる」「気づかう、特別視する」「褒める」「愛情をそそぐ」

 ・女性が男性に愛されるには、「美しくある」「感謝する」「受け入れてあげる」「信頼する」(男の立場から見ても納得です。)


■ジョン・フォッピの教え(生まれつき、両腕の無いモチベーショナルスピーカー)
www.johnfoppe.com

 ・ないものではなく、あるものに焦点を当てる


他にも有名人は出てくるのですが、URLだけ転記します。

■アンソニー・ロビンズ(「人生を変えた贈り物 」の著者)
www.anthonyrobbins.com


■アラン&バーバラ・ピーズ(「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者)
www.peaseinternational.com


 ちなみに、アンソニー・ロビンズ以外の本は全部読んでます。

 私もこれからは一番前に座ります。アンソニー・ロビンズのセミナーにも行ってみたいです(英語分からないけど(笑))



■フォトリーディング
目的: セミナーでの気付きは何か?
予習:1分
フォトリーディング:8分(3回)
復習:2分
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい
高速リーディング:10分くらい

Posted by ten at 01:06 | Comments [5] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月25日

●神田昌典さんの新作第2弾 - ザ・マインドマップ

ザ・マインドマップ
ザ・マインドマップ

 神田昌典さんの新作第2弾はマインドマップのようです。

 amazon に登録された情報を見ると

ザ・マインドマップ トニー・ブザン (著) 神田 昌典 (翻訳)

となっています。


 紹介文など今のところ一切無いので、どの本の翻訳かは分かりませんが、以下のどちらかでしょうか? 発売日が 2005/11/05 と、かなり先なのですが、とりあえずウィッシュリストに入れておきました(笑)


The Mind Map Book: How to Use Radiant Thinking to Maximize Your Brain's Untapped Potential
The Mind Map Book: How to Use Radiant Thinking to Maximize Your Brain's Untapped Potential

The Mind Map Book
The Mind Map Book

Posted by ten at 01:43 | Comments [4] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月22日

●「仕事のヒント 神田昌典(著)」読みました

 「仕事のヒント」本日の朝、書店で購入しました。

 すでに、メルマガ「神田昌典365日語録」は読んでおりましたが、改めて本で読むことで新しい気づきを頂く事ができました。

 本のまえがきにもありますが、書き込みでグチャグチャにすればするほど理解が深まり、行動も変わると思います。

 神田昌典先生はマーケティングの天才ではありますが、この本は物を売ることだけに特化していません。題名は「仕事のヒント」ですが、「人生を楽しむためのヒント」も多いです。

 次は第2弾、あるいは日めくりカレンダーでの出版を期待します。

 ちなみに、新しい「神田昌典365日語録」はこちらのサイトから登録できます。10月上旬から配信開始だそうですので、お早めにどうぞ。

Posted by ten at 23:59 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月18日

●神田昌典さんの新作 - 仕事のヒント

仕事のヒント
仕事のヒント

 神田昌典さんの新作です。amazon.co.jpの紹介文を転載します。

『あなたの会社が90日で儲かる!』発表から5年、多くの経営者、コンサルタントに絶大なる影響を与えてきたベストセラー著者・神田昌典の、ファン待望の新刊ビジネス書です。購読者からの成功事例も多数報告されているメルマガ「神田昌典365日語録」から選り抜かれ、あらたに解説が加えられた「ヒント」を、1ページ一言の構成で。ヒントから導き出されたアイデアを書き込んで、あなただけのネタ帳に、また、朝礼や会議でのテーマとして、存分にご活用ください。

私も365日語録を取っていますが、毎日マーケティング、組織、モチベーション向上などのためになる一言がメールで届きます。
本来ならば、こちらから、アドレス登録できるのですが、9/20 から登録が開始されるそうです。

今から楽しみな1冊です。

Posted by ten at 17:04 | Comments [4] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月16日

●LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」

LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」
LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」

 今日読んだのは、マインドマップビジネス書評のsmoothさんに薦めていただいた、この本です。

 以前ご紹介した“新富裕層”マーケティングにつながる部分が多いですが、この本はオヤジに絞っています。

 現在は、ちょい金持ちオヤジ向けの雑誌は多々ありますが、オヤジ向けの新しい領域を開拓した有名な雑誌であるLEONの編集長によるビジネス本です。


■LEONは販売収入を目的としていない

 広告で収入を上げるという観点では、総合誌や専門誌は向いていません。総合誌は広告を出す企業にとっては読者がつかみづらく、逆に専門誌はジャンルが絞りすぎているために、高い広告料を得ることは難しい。そこで、ライフスタイル誌、特に購買力の高い「ミドルエイジの男性」に絞り、雑誌の販売収入より広告収入を狙いました。

 今までの出版社の利益構造とは異なりますが、それでも、会社を説得して創刊にこぎつけたのは、編集長である岸田氏の強い信念があったからだと思います。


■ハッピー・トライアングル

 他人と差別化したいという欲求を持つ、オヤジの物欲をくすぐり、同時にその物欲を満たしてくれる、高いステータスを持つ企業の広告を載せることでトライアングル(雑誌、クライアント、読者)を意図的に作り出した編集長の手腕は唸るところ満載です。

 わたしも、LEONではないですが、Gentryに一時はまり、本気で紳士を目指そうと思ってました(笑)

■フォトリーディング

目的:LEONがオヤジに対して行った戦略とは何か?
予習:1分
フォトリーディング:3分(2回)
復習:2分
スーパーリーディング&ディッピング:40分

Posted by ten at 02:12 | Comments [2] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月 7日

●“新富裕層”マーケティング ポール・ヌーンズ(著)

“新富裕層”マーケティング
“新富裕層”マーケティング

 以前ご紹介した これからの10年 団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!に通じるものがあると思い購入しました。

 新富裕層と言っても、とんでもないお金持ちが対象ではなく、中の上の層を狙ったマーケティング戦略です。(でも、日本人の感覚では、自分がこの層だと感じる方は多いのではないでしょうか)

 この本はあくまでもアメリカの事例ではありますが、今後の日本のマーケットにも当てはまるのではないかと思います。

・高所得層が増えているにも関わらず、この層の支出は増えていない。 それは消費行動に合った贅沢財が作られていないから。そして、この層ののニーズにあった商品が無かったから。


現在手に入るサービスは新富裕層のニーズと予算の両方を満たすものではない(高すぎるか、ニーズを満たしていない)
逆にニーズに合うものであればもっとお金を払う気がある。


新富裕層は忙しく、時間の浪費を嫌う
→デルは89ドルの料金で、3年間優先的にテクニカルサポートで対応するサービスを提供した。
→ユニバーサル・スタジオは、1人あたり100ドル上乗せしたVIPチケットを販売している。このチケットを持っていれば、ほぼ専属のガイドがつき、いくつかのアトラクションに待たずに乗れ、好きな席を選べる。


所有する負担とそこにあるチャンス
モノが増えると保管だけでなく、メンテナンスが大変である。取得後の以下のステップで差別化を図ることができる
保管、メンテナンス、レストレーション(保管場所から出して使えるようにし、使用後元に戻す)、処分(廃棄)


 自分は決して富裕層ではないと思っているのですが、それでもちょっと背伸びをしてでもお金を払って楽をしよう、ステータスを手に入れようという思いは誰でも持っていますよね。

Posted by ten at 01:02 | Comments [8] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月 5日

●アイデアのヒント ジャック フォスター(著)

アイデアのヒント
アイデアのヒント

 前回に引き続き、アイデアに関する本を読んでみました。

 この「アイデアのヒント」でも「アイデアのつくり方」に書かれている『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』が引用されています。

基本的には、「アイデアのつくり方」にある5つのステップ

1)資料集め

2)資料に手を加える

3)なにもしない

4)アイデアの誕生

5)アイデアを試す

は変わりありませんが、より具体的な心構えや、やり方が書いてあります。

特に気になった部分は

・唯一の正解を探すのではなく、複数の正解を探すこと。

完璧に思える正解が見つからないと降参してしまう。


「もし、わたしが六歳だったら、どうやってこの問題を解決するだろう?」か考えてみる


型にはまった生活から抜け出してみる
例えば、
全く興味のない分野の本を月に最低一冊は読んでみる。
これまで一度も聞いたことのなかったラジオ番組を聴いてみる。
レストランでよく知らないメニューを注文してみる、など、など、など


・とにかくアイデアをたくさん考え出してみよう。
それでも、「これだ!」と言うアイデアが見つからないときは


・一旦全部忘れてみよう。
「あれ?」と、あなたは言うに違いない。「どうして前は気づかなかったんだろう?」


です。

 この「アイデアのヒント」は「アイデアのつくり方」より具体的で分かりやすく書かれています。文章も読みやすいです。

 特に心構えの事例が満載なので、しばらくはこの本を持ち歩いてたびたび読み返したいと思います。

Posted by ten at 23:58 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年9月 2日

●アイデアのつくり方 ジェームス W.ヤング(著)

アイデアのつくり方
アイデアのつくり方

 新しいアイデアを発想する必要性を感じて、amazonでも評価の高い、こちらの本を読んで見ました。いわゆる古典的な名著と言われる本です。

 パソコンソフトで作成したマインドマップを初めて公開します。

 マインドマップはこちらです


 失礼しました。


 マインドマップにすればこんな感じですぐに終わってしまいます。非常に薄い本なのですが、何度も読むと、ふと気づくことがあります。薄い本なのですが、いわゆるノウハウ本ではありません。

 ・1回目に読んだときは、「買って失敗した」と思いました。
 ・2回目に読んだときは、「ふ~ん」と思いました。
 ・3回目に読んだときは、「もう一度、この本を読んでみよう」と思いました。
 ・4回目に読んだときは、「実践してみよう」と思います。

 そして、もう1度最初から読んでみようと思います。
 
 はっきり言って、文章は読みやすいとは思いません。でも、何度か読んでしまう不思議な魅力がある本です。

Posted by ten at 00:01 | Comments [7] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月29日

●帰ってきました

 昨日南の島の休暇から戻ってきました。

 前回の「人とお金が集まるブログ作りの秘伝書―決定版」は私にとっては非常にインパクトがあったというか、このブログの問題を再認識したと言うか、反省しました。

問題点

・ブログの名前と内容が一致していない
・記事の内容がごちゃまぜ
・文章が読みにくい(長い、メリハリが無い、文字が小さい)
などなど


それ以外にもあるのですが、変更しなければならない箇所が多くて、大幅に構成を変えようと思ってました。

 これからどうするかを、南の島でゆっくり考えようと思っていたのですが、だめでした。。。。

 家族旅行なので、自分1人でゆっくり考える時間なんて無いんですよね。

 子供と海で泳いだり、観光に行ったり、一緒に食事している間にブログの構成を考える事など出来るはずもなく(笑)、そのまま帰ってきました。(^^;

 大幅変更はちょっと先にして、まずは自分のやりたいこと(ブログに書きたいこと)を再度考えたいと思います。

Posted by ten at 23:55 | Comments [5] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月19日

●面白いほど身につく論理力のドリルブック 野村るり子(著)

面白いほど身につく論理力のドリルブック
面白いほど身につく論理力のドリルブック


 この本は、例題が面白いです

  北海道への出張にコートを持っていく? 行かない?

 飛行機と新幹線、出張に使うならどちらにする?

 家庭の家電を買い換えるなら洗濯機、冷蔵庫、パソコン、液晶テレビのどれ? 

 なんていう課題をグルーピング、MECE、フレームワーク、ロジックツリー等を用いて実際に解いていきます。実在する生徒の回答を著者が講評していきます。SWOT分析、4P, 3C なんていうマーケティングのツールも織り交ぜて、それでも初心者にも分かりやすく書かれています。

 仕事モードにならないと、なかなかこういう技は使えなかったのですが、普段の生活の問題解決にも使えるのだと納得しました。

 MECE ってなんのこと? ロジックツリーってめんどくさくない?と思われる方には一度、書店で立ち読みでもしてみてください。特に「最近、子供の相手ばかりで、だんだん論理的に物事を考えられなくなってきた」(失礼)と思うお母さんにお勧めです。この本の内容を身につければ、理論派のだんなも怖くなくなるでしょう。

 軽くドリルもやって1時間くらいで読めます。(ちゃんとドリルをやっても3時間くらいでしょう)

 ちなみに、例題の考え方(回答例)ですが、

北海道への出張にコートを持っていく? 行かない?

まず、判断基準を考えます。交通機関は何を使うか? 北海道での滞在時間はどれくらいか? 荷物の量は多いか?
これらの基準を考慮して、最終決定をします。

飛行機と新幹線、出張に使うならどちらにする?

こちらはロジックツリーを用いて整理しています。様々な迷いを要素にし、時間と料金の観点にまとめ、最終結論を導き出しています。

家庭の家電を買い換えるなら洗濯機、冷蔵庫、パソコン、液晶テレビのどれ?

こちらはマトリックスです。予算、現在の状態(古い、壊れた、新機能をが使えない)、買いたい理由、などから総合的に判断します。

 著者も書いていますが、こういった課題に正解は無いので、色々な見方が出来て面白いです。

Posted by ten at 00:41 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月16日

●お客さまがまた来たくなる ブーメランの法則 ファーガル・クイン (著)

お客さまがまた来たくなる ブーメランの法則
お客さまがまた来たくなる ブーメランの法則

こちらも土井 英司さんの「成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方」で紹介されている本です。

 今回は読むのに非常に時間がかかりました。あとがきも入れて174ページの薄い本なのですが、どの章に書いてあることもすばらしく、何度も最初から最後まで目を通したからです。

 著者はスーパークインというスーパーマーケットの経営者であるファーガル・クイン氏で、ブーメランの法則とは、「リピートビジネスに注意を払っていれば、利益は自ずとついてくる。お客様に戻ってきてもらうことを最大の任務と考えよう。」という思想から来ています。新規開拓よりも、既存のお客様が何度も店に足を運んでもらうことに注力しています。

 この店ではお客様への対応についてすばらしい考え方、アイデアを実行し、業績を上げています。元々、著者であり経営者であるクインのアイデアもすばらしいと思うのですが、それ以上に、お客様の声をどのようにして引き出し、アイデアにつなげるか、お客様の立場に立った考え方をしているからでしょう。

 お客様からの意見も、受身ではなく、顧客モニター制度をつくり積極的に受けるようにしています。うまく実施するための方法としては以下のようなものがあります。

・謝礼を支払わない
 恩義を感じないので、自分たちの考えを手厳しく話す


・顧客モニターに話し合いの議題を決めてもらう
 自分たちが聞きたいことではなく、お客様の優先事項に合わせる


・会社側の出席者は少なくする
 会議の進行と議事のみ。10数人のモニターは、これが自分たちの会議であると感じる


・お世辞に気をつける
 経営者を前にすると、どうしても望んでいる回答をしてしまいがち。たまには、わざと5分遅れることも。事前に進行役が自分の不満を口にし、場を暖めておくことで、経営者が参加するころには、顧客はすでに飛び掛る準備ができている


・その場で答えを返さない
 そこで回答したからといって参加者のみにしか伝わらない。他の顧客へ伝える必要がある。


・組織全体に議事録を回覧する
 社内だけではなく、社外(広告代理店、渉外担当コンサルタントなど)へも回覧する。
 議事録へは、ほめ言葉ならば名前を記録し、苦情ならば名前は記録しないことを事前にモニターへ伝える。


・結果についてはすぐに行動を起こす


私がマインドマップにしたところは、あと、この倍くらいあるのですが、この辺でやめておきます。

最後に、私がこの本を読み、自分と照らし合わせてみて特に反省すべき点を書いておきます。

・ウェイター長症候群になっていないか?
 レストランで各テーブルを回るウェイター長に顧客は悪いことは言わない。「お食事をお楽しみいただいていますか?」と聞かれて「はい」といわない人はいない。


・お客様を客数として、とらえていないか?
たとえば、お客様から聞かれて、自分の店舗でその商品を扱っていない場合、「扱っていません」と、ちょっとうれしそうに答えていることはないか?そのうれしそうな顔は、事をすばやく終えたことへの満足感ではないか?
→お客様の名前を呼ぶことは重要。店舗であればクレジットカードを受け取った際の名前でもよいし、レストランであれば予約を受け付けた際に聞いた名前でもいい。
また、そのお客様を、たとえば著名な有名人であると自らが勝手に想像し、振舞うこともテクニックとしてある。


 この本は元々社員教育用のマニュアルでしたが、その内容は単にマニュアルレベルではなく、顧客サービスはどうあるべきか、自分の会社が成長するためにはお客様からのフィードバックがとても重要であり、それをどう引き出すかが書かれています。
ページ数も多くないし、見た目も価格も安っぽい(失礼)のですが、内容は非常に濃いです。

目的:スーパークインが行っている顧客聴取方法とは何か?それがどんな効果をもたらしているのか?
予習:1分
フォトリーディング:3分(3回)
復習:6分
スーパーリーディング&ディッピング:40分
マインドマップ:1時間(久しぶりに手が疲れるまで書きました)

初めて、マインドマップを載せます。

 ということで、初めてではありますが、フォトリーディングのノートとマインドマップを公開します。おそらく字が汚くて読めない箇所が多いと思いますが、こんな風にやっていると言う雰囲気だけ感じていただければ幸いです。

 こちらが私なりのフォトリーダーズノートです。本の題名と、フォトリーディングの復習の際に書くトリガーワード(後で読んだときに記憶を呼び起こすようにするものです)、質問(本を読む目的)、そして本を読んだ日にち、時刻とそれぞれのステップにかかった時間を書いています。復習までは前日の夜で、実際に読む(スーパーリーディング&ディッピングと言います)のは次の日に行っています。
(クリックすると大きくなります。)


こちらがマインドマップ(と言えるかどうかは?ですが)です。真ん中に本の題名、一番上にこの本を読む目的を書いています。本来ならば、もっと色や絵を使って書くのが良いです。
(クリックすると大きくなります。)

Posted by ten at 00:14 | Comments [4] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月15日

●かもめが翔んだ日 江副浩正(著)

かもめが翔んだ日
かもめが翔んだ日

 この本はリクルートの創業者である江副 浩正氏がご自身の生まれから、リクルートから離れるまでの半生を自ら記した書です。元リクルート出身者でご活躍されている社長さんが多いので、どんな会社なのかを知りたくて読んでみました。
 ちなみに、「かもめ」はリクルート社内報の事です。

 東大在学中、江副氏は東大新聞の広告取りのアルバイトをします。その東大新聞に会社説明会の告知広告を掲載することで広告料を飛躍的に伸ばすことに成功します。

 大学卒業後もそのままフリーランスで大学新聞広告代理業として活動し、他の大学新聞も扱うことになります。求人広告が増えすぎて新聞へ掲載することができなくなったとき、「就職特集号」と作ることを友人と思いつきます。それが大成功して、後に会社を作ることになります。

 会社のカラーですが、江副氏は、「視野を広めるために、心がけて、社外の人との会食などの機会を多く持つように」と社員に呼びかけています。リクルート出身の社長さんも同じようなことをおっしゃいますね。
そのほかに、江副氏が辞表を提出した人との面談時間を割くようにしたそうです。在籍社員はなかなか本音を言わないが、彼らは率直な意見を言ってくれるといいます。これらを参考に、人事マネジメントを改めることも行われています。

 知らなかったのですが、「就職情報」は広告料だけで十分なので卸値は0円で、書店は100%の利益を得ることができるそうです。(いまはどうかわかりませんが)なので、書店でも一番目立つところに就職情報がおいてあることが多いのです。逆に一般の雑誌は20%だそうです。

 この本では、失敗した事業についても数多く書かれています。全社員を対象に新規事業の提案を募集し、良いものは事業化していきます。それでも、経営者判断で、かなり早い段階で事業の撤退も早いようです。

 本の後半はリクルート株をダイエーに譲渡した本当の経緯、事実について書かれていますが、「家族よりもリクルートが大事」という経営者としての苦悩がよく伝わってくる話です。ちなみに、いまはその株もダイエーからは売却されています。

 本を読む目的は十分には果たせませんでしたが、文章からはとても誠実な人柄が分かります。また、リクルートの歴史を経営者の立場から克明につづった内容はじっくり読む価値はあると思います。

目的:普通の会社と違うリクルートの風土、江副氏の考え方とは何か?
予習:1分
フォトリーディング:8分(3回)
復習:6分
スーパーリーディング&ディッピング:40分くらい

Posted by ten at 00:44 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月14日

●ビジネスは人なり 投資は価値なり―ウォーレン・バフェット

ビジネスは人なり 投資は価値なり―ウォーレン・バフェット
ビジネスは人なり 投資は価値なり―ウォーレン・バフェット

 ご存知かとは思いますが、こちらも土井 英司さんの「成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方」で紹介されています。

 この本は、マイクロソフトのビルゲイツに並ぶ米国の大富豪であり、投資家として最も高い実績を収め続けている、ウォーレン・バフェット氏の半世紀です。(訳者あとがきより)

 まず、ジャーナリストである著者(バフェット氏ではありません)の取材能力や調査能力に驚嘆しました。特にこの本には数値が多く出てくるのですが、おそらく大量の資料を調査する必要があったのではないかと思います。そのおかげで、この本は非常に真実味を帯びた内容になっています。

 私自身、金融の世界に明るくないので、理解するのがなかなか辛かったのですが、それでもバフェット氏の考え方を知ることを目的に読み進めました。

 私が特に記憶に残ったのは以下の点です。

ウォーレンが12歳ごろのこと、大人から「なぜそんなにお金がほしいのか」と聞かれ「お金がほしいんじゃないんです。お金を稼いだり、それが増えていくのを見るのがすきなんです」と答えています。どこかで見たような成功法則ですね。

家族との生活はあまり得意ではなかったようですが、娘の記憶では父親はいつも本を読んでいたそうです。家族の友人や親戚などが来ても、バフェット氏は2階で仕事に没頭し、たまに出てくると、ペプシをもってすぐに書斎に戻るか、母親に「子供たちを静かにさせるよう」言いつけるだけだったそうです。

バフォット氏の投資哲学として「一億ドル投資して5パーセントの利益より1000万㌦投資して15パーセントの利益が上がる企業にしたい。そうでなければほかに投資したほうがよい」

ライフスタイルですが、氏は自分の給料である5万ドル内外の給料で生活しています。子供たちは、公立の学校に通い、将来の収入に関係なく、何でも好きなことをやるようにいわれています。息子は新聞を読んで初めて父親が莫大な財産を持っていることを知ります。その結果、家庭には普通の金銭感覚、フランクな雰囲気、そして平等主義が根付いていたそうです。

そして、「株主こそが企業の所有者である」ということです。資本は株主のものであり、CEOや社員のものではないと言っています。


 最後に、「株の価値を見抜くにはどうしたらいいのか」という質問に対するバフェット氏の回答を引用します。
・マクロ経済や経済予測を気にする必要はない。同時に、他人の株価予測も気にする必要はない。長期的な企業の価値の分析に集中し、将来の収益を予測すべきである。

・事情に詳しい業界に集中すべきである。どの業界にも必ず原理や原則がある。よく知らない業界には手を出すべきではない

・株主から預かった資本を自分の財産と同様に考え大切にする経営者を見つけるべきである。

・証券会社の分析ではなく、自ら、生のデータを細部にわたって分析すべきである。しかし細部にとらわれるのもよくない。自分を信じることである。



投資に関するいわゆる簡単なハウツーはありませんが、氏の考えには素人なりに非常に共感を覚えました。自分の愛する会社を成長させるために投資をする事が重要なのではないかと思います。


目的:ウォーレン・バフェット氏の投資に対する考え方とは何か?
予習:2分
フォトリーディング:5分(5回)
復習:2分
スーパーリーディング&ディッピング&高速リーディング 1.5時間
(フォトリーディングや復習に手を抜いたのと、投資に対する知識が浅いため、いつもより時間がかかりました。)

Posted by ten at 01:31 | Comments [1] | Trackbacks [5] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年8月12日

●チャンス―成功者がくれた運命の鍵 犬飼ターボ(著)

チャンス―成功者がくれた運命の鍵
チャンス―成功者がくれた運命の鍵

 先週1週間出張だったので、久しぶりの書き込みです。(いくつか、コメントの返信などはさせていただいておりましたが)

 今日はちょっと早く退社した(7時くらい)ので、そのまま帰りの書店で購入したのが、この「チャンス」です。電車の中、自宅の最寄り駅近くの喫茶店、閉店になってしまったので帰宅途中のベンチの合わせ技で一気に読み終えました。約2時間くらいです。

 あらすじを簡単に書くと、中古車販売業を営む主人公の卓也がメンターの弓池と偶然出会うところから物語は始まります。卓也は中古車販売業を辞め、新しい事業を弓池とともに始めます。失敗を重ねながらもその経験を元に次第に事業を軌道に乗せて行きます。物語の最後はありがちな結末になっていますが、それはまさに成功小説の型にはまっていると言えるでしょう。(これ以上書くと小説を読む楽しみが無くなりそうなのでやめておきます)

 既に何冊も成功本を読んでいらっしゃる方には、ビックリするような気付きは無いかもしれませんが、物語にすることでスーっと頭の中に落ちていきます。メンターの弓池の話の一つ一つが心に響きます。

  本のあとがきによると、この本は2003年の5月から12月ごろに書き上げた著者の処女作だそうです。著者は「ホワンの物語」(先日このブログでもご紹介しました)を読んで感動し、日本を舞台にした成功小説を書きたいと思ったのがこの本を書くきっかけだと言います。そのあとがきでも登場する、神田昌典さんの「成功者の告白」、本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」は既に私も読んでいましたが、これらの小説が好きな人はおそらく、この「チャンス」も楽しく読めると思います。(元々この小説は「成功者の告白」や「ユダヤ人大富豪の教え」以前に書かれていたものだそうです。)「成功者の告白」は5回ほど、「ホワンの物語」は2回ほど読んでいますが、「チャンス」も何度か読み返したいです。

 もし、既にこの本を読まれた方は、主人公の卓也がメンターの弓池からの教えを記録していた"成幸のカニミソ"が著者のサイトからダウンロードできます。(ここにあります)再度内容を思い出すにはとても良いです。まだ本を読んでない方は、読み終わった後にご覧頂くことをお勧めします。

 ちなみに、著者の犬飼ターボ氏のサイトはこちらです。

 次は「アルケミスト」を読もうと思います。

Posted by ten at 00:36 | Comments [4] | Trackbacks [7] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月27日

●ホワンの物語―成功するための50の秘密 ロバート・J. ペトロ (著)

ホワンの物語―成功するための50の秘密
ホワンの物語―成功するための50の秘密

 本日も他の方が推薦される本を読ませていただきました。この本は先日行われた 望月俊孝先生 主催の感動ライブ塾で講演頂いた銀座まるかんの柴村恵美子社長ご推薦の本です。

 amazon.co.jp の MARC データベースの記述を引用します。

内容(「MARC」データベースより)
両親が亡くなり、非情な地主に農場を追い出され、少年ホワンはロバとともに都会へと旅立つ…。本当の富とは、自分にとっての成功とは何か。アメリカンドリームを実現した起業家が、メキシコを舞台にしてその成功哲学を寓話化。

 この本を読むことで以下の事がわかります。
・利益を上げるためにはどのような方法があるのか?(いくつもの例が挙げられています)
・仕事の効率を上げ、スピードを上げるにはどうすればよいのか?
・成功の過程で必要な感情とは何か?
・そして、どうチャンスをつかむのか

 心優しく、普通の人にありがちな臆病さを持つホワンに感情移入せざるを得ません。    amazon.co.jpの評価でも書かれていますが、訳者の方の文章力もすばらしく、非常に読みやすくなっています。単なる寓話としての読み物ではなく、成功法則のみを書いた本でもなく、素直に感動できる本です。

 訳者のあとがきで紹介されていましたが、この本はアルケミスト―夢を旅した少年を読んだ作者が同じような本を自分の経験を元に書いたのだそうです。アルケミストも良さそうなので、また読んでみたいと思います。



目的:この本で書かれている成功法則とは何か?(途中から目的を忘れて読んでました)
予習:1分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回)
復習:1分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:1.5時間くらい(結局、途中から早い普通読みになってました)

P.S.
物語をフォトリーディングで読むのは初めてだったのですが、やはり普通読みになってました。この本は前に出てきた登場人物が何度も再登場するので、名前をしっかり頭に覚えておけば、早く読めると思います。

Posted by ten at 00:39 | Comments [0] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月26日

●影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか ロバート・B・チャルディーニ (著)

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか


 自分で本を選ぶとどうしても分野が偏ってしまうことに反省し、他の方が推薦する古い本も読んでみようと言うことで、今回は「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」です。

 最初は本の厚さに圧倒されたのですが、さすが多くの方が推薦するだけあって、最後まで引き込まれます。でも、非常に怖い本であると言う印象を持ちました。

 本の随所に「カチッ・サー」というキーワードが出てきますが、これは、カセットデッキを「カチッ」と押すと「サー」とテープが回るように、人間の標準的な行動、固定的行動パターンの比喩であり、このパターンに逆らうことは難しいことを表しています。

 以下の項目について個別に説明しています。

返報性

 他人がこちらに何か恩恵を施したら、そのお返しをしなければならない気持ちのことです。 逆に、こちらから先に何かを与えると、そのお返しが期待できると言うことです。

 同様に、相手が譲歩すると、こちらも譲歩せざるを得なくなります。

コミットメントと一貫性

 これは、自分の言葉、信念、態度を一貫したものにしたいという気持ちを表しています。

 ひとつの例として、フット・イン・ザ・ドア・テクニックがあります。

 例えば、家の近くに安全運動の看板を設置させることを住民に同意させたい場合、いきなりそのお願いをしても納得してもらう可能性は低いため、まずは家に交通安全の小さなシールを貼ることをお願いします。後日、交通安全の嘆願書へ署名してもらうことをお願いします。最後には看板を設置させることに同意してもらいます。住民は自分が交通安全を望む一貫した信念を持つと勝手に自分自身をだますことにより、最終的には同意せざるを得なくなります。

 もうひとつの例が、ローボールテクニックです。

 例えば、最初は安い値段を提示し、契約寸前まで行った所で、その値段が間違いであったことを言い、その約束を破棄します。それでも、その値段が他の店と同等であるならば顧客は購入してしまいます。最初は、値段で飛びついた顧客ですが、だんだんと、その商品を買う理由を自分で作っていくことで、最終的には最初に約束された条件が破棄されても買ってしまうと言うことです。まさに、ボールを転がして支柱を倒したとしても、他の柱(購入する理由)が出来ているためです。

社会的証明

 他者がもたらす力によって、影響される行動のことです。

 テレビのお笑い番組でよくある"録音笑い"が良い例です。他にも、チップの入れ物にあらかじめ店員がいくらかのお金入れておくと、顧客のチップの量が増えるとか、サクラで人を集めるのも同様です。

 また、危険な例として、自殺のニュースが放映されると、自殺した人と類似する関係ない人の自殺が増えると言う統計もあります。

 青少年に対する喫煙防止プログラムの講師として一番効果があるのは、同年代の生徒であることや、ある子供が泳げるようになったのは、水泳の上手な大学生コーチではなく、その子供が自分より小さな幼児が泳げているのを見たからでした。

好意

 好きな人からのの頼まれ事は受けてしまうと言うことです。

 「○○さんから言われてきた」というセールスマンを断るのは難しいのが良い例です。

 また、自分に似た相手を好きになる事から、相手が自分と出来るだけ似ていること、(例えば、経歴や趣味など)を探すのもセールスマンのテクニックです。

権威

 権威のある人から言われると逆らえないことです。

 例えば、肩書きや制服は、例えそれが偽者であっても人は信用してしまいます。

希少性

 手に入りにくいものを欲しがると言う感情です。

 これは、2歳の子供であっても既に持っています。例えば、1つの部屋の中に2つのおもちゃを置き、1つは簡単な障害を越えなければならない所に置いておくと、子供はその障害の先にあるおもちゃを取りに行きます。おもちゃ自体を逆にしても同様で、障害のあるほうを取りに行きます。また、障害が無い場合にはどちらのおもちゃも同じように興味を持ったそうです。

 この本には防衛策も書かれていますが、2歳、3歳の子供でも既に大人と同じ行動を起こすと言うことは、人間として生まれつき身についてしまっている行動であるため、なかなか回避することは難しいでしょう。

 すくなくとも、そういうテクニックがあると言うことは記憶にとどめたほうが良いと思います。

目的:人を動かす方法、例を知りたい
予習:1分
フォトリーディング:10分(3回)
復習:7分
スーパーリーディング&ディッピング:30分くらい
マインドマップ:40分くらい(久しぶりに書いて見ました)


2007年10月12日追記)

第2版が出版されていますので、もし買われるのでしたらそちらの方が良いと思います。第2版の方が安いです。お間違えの無いように。

影響力の武器[第二版]
影響力の武器[第二版]

Posted by ten at 03:03 | Comments [8] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月22日

●人生の旋律 神田昌典(著)

人生の旋律
人生の旋律

 2ヶ月ほど前の起業セミナーへ出席した時のことです。ホテル地下の居酒屋の座敷で行われた懇親会で、神田昌典先生は私の斜め前の席に座られました。千載一遇のチャンスとばかり、色々楽しい話が聞けるのではないかと思った私の予想と裏腹に、神田先生はそのまた斜め前に座ってらっしゃった70歳?近いセミナー受講生に対し、ご自身から積極的に質問され、その昔話を興味深そうに聞いてらっしゃいました。(私も、その受講生の方のお話には感銘を受けました)

 一夜明けたセミナー最終日の最後の Q&A で神田先生は、こんな事をおっしゃいました。今後の未来予想として、ニートが増えることで、社会的不安が助長され、犯罪や、うつ病患者も増えるだろう。それは、70年周期説からすると、これからの10年は戦後までの10年と同じような時代がやってくることを意味する。そんな不安定な世の中を変えて行くことが出来るのは、現在の団塊ジュニア世代であると。

 それから、60年前の戦後の話に触れ、朝鮮半島から日本へ帰ってきたトウタ氏の話をした頃には、感情の高ぶりで言葉が詰まってらっしゃいました。しかし、私は正直言って、その時はお話の内容があまり理解できていませんでした。

 当時、本の執筆が最終段階で、戦争を描いた物語であることは聞いていましたが、そこまで感情を掻き立てるのは何だったのか、そして、当日のセミナーでは理解できていなかった「戦後を知る」ということの意味が、今日この本を読んで少し分かった気がします。

 amazon.co.jp に載っていた神田先生のコメントから引用すると、このように書かれています。

今回、執筆致しました「人生の旋律」は、1400万人の団塊ジュニア層に、日本の戦中・戦後から、変化を乗り越える力を学んでいただきたいという気持ちで書きました。戦争自体に焦点を当てるのではなく、そこから、いま生きていくために何が学べるかに焦点を当てています。物語を読んでいただくと、いまの時代、戦争体験者たちの、変化を乗り越える力のなかに、いかに多くの生きるヒントがあるか分かってもらえると思います。


 この本はまさに団塊ジュニアに対するエールなのだと思います。(団塊ジュニア層に対するマーケティング本のご紹介はこちらに書きました。)

 もちろん、団塊ジュニアより5歳以上年上の、新人類世代と言われる私でも十分心に響きました。(残念ながら新人類は、99.9% 役に立たないそうですが。。。。)

 この本は最初から最後まで一気に読んでいただきたい本です。普通に読めば3~4時間かかりますが、それこそトイレに行く時間も忘れるほど引き込まれるでしょう。

 今週末は、また時間をとってもう1度読み直したいと思います。

Posted by ten at 00:52 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月20日

●仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法 デビッド・アレン(著)

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

 以前のエントリーでもちょっとご紹介したのですが、Getting Things Done(略して GTD)の本が売れているようですね。今日のamazon.co.jpのランキングを見たらなんと2位になってました。その上、発送まで 4~6週間かかるとの事。どこかで大々的に取り上げられたのでしょうか?

 ちなみに、私は1年位前にこの本を買ったのですが、残念ながら非常に読みづらく、本を読むことは断念しました。

 フローの基本はとても簡単ですので、まずはフローチャートをご覧頂いたほうが良いと思います。英語ではありますが、こちらに簡易フローチャート(PDF)があります。もう少し詳細にしたものがこちら(PDF)です。

 またやってみようかな。

(7/26追記)
この記事が発端のようですね。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050719202.html

Posted by ten at 23:00 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月13日

●こうすれば住宅ローンが10年で返済できる 西村伴之(著)

こうすれば住宅ローンが10年で返済できる
こうすれば住宅ローンが10年で返済できる

 ハウジングライター、簡単に言えば「住宅情報誌の記者」になって収入を得ましょうと言う本です。自分の住んでいる地域の情報とともに物件を評価し、不動産会社や、著者の会社に買い取ってもらう事が収入になります。

 これもひとつの情報起業と言えるかもしれません。

 ですので、節約生活をして住宅ローンを繰り上げ返済すると言う話ではありません。

 家自体が高い買い物ですので、少しくらい値段が張ってもその情報を買いたい人はいます。実際私がそうでしたから。

 面白い視点だと思います。

目的:ハウジングライターとは何か? どのようにして収入を得るのかを知りたい。
予習:1分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回)
復習:1分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:15分くらい

Posted by ten at 00:35 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月12日

●遊ぶ奴ほどよくデキる! 大前研一(著)

遊ぶ奴ほどよくデキる!
遊ぶ奴ほどよくデキる!

 書店でパラパラとめくった際に、共感を覚える箇所が多かったので購入しました。

 今までの、大前氏の本と比べて読みやすいというか、気楽に読めると思います。特に、前に読んだのが、 考える技術でしたので、なかなか継続することは難しいと感じていたのですが、こちらの本はもっとお気軽にやってみることが出来る内容だと思います。

 自宅の部屋を決める際の優先順位は、1)夫婦の寝室、2)夫と妻の書斎、3)子供部屋 と言うのは納得です。親が勉強している姿を子供に見せることへの効用ももちろんありますが、それより自宅に自分の居場所が無い父親を誰が尊敬するでしょうか? (現実は厳しいですが。。。。)

目的:大前研一氏のライフスタイルを知りたい
予習:3分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回+パラパラ3回)
復習:3分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい

Posted by ten at 06:01 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 9日

●資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法 丸山学(著)

資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法
資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法

 資格を取得することで、「信用」を安く買うことが出来る。世間にはマーケティングなど意識せずに士業を営んでいる市場がたくさんある。だから、資格を取得した上で起業し、マーケティングを持ち込み、その世界でのリーダーになりましょう。と言うのがこの本の骨子です。

 著者ご自身の経験を元に書かれているため、十分説得力のある内容になっています。ただ、残念ながら、ご自身の資格である行政書士の話が主体になっていますが、もう少し広い分野の情報があればもっと良かったと思います。

 こちらの本を購入した方は、出版記念イベント(9/13 19:00~ 池袋)へ無料ご招待だそうです。7/13締め切りです。私は申し込みましたが、抽選に当たるかどうか分かりません。

目的: 資格を取得することは起業に必要なのか? そのときの使えるノウハウは何か?
予習:1分くらい
フォトリーディング:5分くらい(3回)
復習:2分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:15分くらい

Posted by ten at 00:00 | Comments [1] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 8日

●自分の会社をつくるということ 経沢香保子(著)

自分の会社をつくるということ
自分の会社をつくるということ

 この本は経営者を目指す女性向けに書かれていると思いますが、男でも参考になるところはたくさんあります。

 企業したいと思った人が、最初にやるべきこと。それは、「今いる環境で認められること」。確かに会社で認められない人が社会で大きく飛躍できるとは思えないですよね。

 著者が会社を立ち上げ、ここまで成長させてきた上での経験を元に、飾りの無い率直な文章に、とても好感を覚えました。

 ただ、内容を詰め込みすぎたように思えるので、もう少し詳しいエピソードや深い意見が読みたかったかな。

目的:起業するためには何をしなければいけないのか?
予習:2分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回)
復習:3分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい

Posted by ten at 01:27 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 7日

●7日間で人生を変えよう(CD付き) ポール マッケンナ(著)

7日間で人生を変えよう(CD付き)
7日間で人生を変えよう(CD付き)

 Amazon.co.jpでの評価が高いので買ってみました。まだ1日しかやっていません。

 CDを聞いて驚いたのですが、右と左で違う言葉が入っていたり、催眠術に似た声の調子など、「イージーラーン・イングリッシュ・パラリミナル」の教材に似ています。本家はこちら

 どちらがマネだとかという言うつもりは全く無く、逆に様々な教材で同じやり方が使われていると言うことは、この手法は脳に効くのだという実感を持ちました。

 ちなみに、「イージーラーン・イングリッシュ・パラリミナル」は1年近く前に買いました。英語に対する恐怖心が薄れたのは事実ですが、このCDのおかげかどうかは分かりません。以前、ご紹介した「英会話ペラペラビジネス」の効果も大きいと思っています。

 今でもたまに聞いています。これを聞くと、本当にすぐ寝てしまうのです(目的が違う?????)

Posted by ten at 00:02 | Comments [4] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 6日

●団塊世代の趣味市場は現状の1.7倍

 昨日、団塊の世代及び団塊ジュニアに関する本の紹介をしたばかりですが、ちょうど本日の日経MJにも同様な記事がありました。

団塊男性、趣味弾ける―定年後市場1.7倍

 2007年以降、団塊世代の旅行や教養・娯楽など趣味市場は現状の1.7倍、年間5兆円規模に広がる可能性がある。日経MJが実施した団塊とシニア世代男性を対象にした調査で、定年退職を目前に控えた団塊世代の旺盛な消費意欲が浮かび上がった。夫婦単位で行動し、ネットを情報収集に活用するなどシニアとは明らかに違う傾向もある。全体の消費への影響も大きいこの世代の今と近未来を解き明かす。

 ちなみに昨日の本で真性団塊ジュニア世代について書いていますが、こちらのwebも参考にしてください。ほぼ本に書いてある内容と同じです。

Posted by ten at 22:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

●これからの10年 団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!―マーケティング戦略の狙い目はここだ! 三浦展(著)

これからの10年 団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!―マーケティング戦略の狙い目はここだ!
これからの10年 団塊ジュニア1400万人がコア市場になる! ― マーケティング戦略の狙い目はここだ!

 先日の「スピード起業・完全習得セミナー」で、必読とされている本です。既に絶版となっており、入手することは非常に困難です。私は近くの図書館で借りました。

 読んでみると、著者の分析のすごさに驚かされます。どの世代をターゲットにし、何を売っていけば良いのかが分かります。2年半前に出版された本ですが、現在のマーケットで、かなり当たっている箇所もあると思います。

 私がメモした部分を以下に書きます。こういった分析書を読むのも楽しいです。

日本の人口は2006年をピークに減り続けていく。

少子化が進んでいるので、家族の形態も変わっている。

今後は高齢の「夫婦のみの世帯」や「単独世帯」が増える。既に物を持っている世帯である。

これから伸びる市場は、まず高齢者。

今後、個人中心の社会になっていくと、誰もが常に自分をケアしてくれる人を持たなくなる。

したがって、今まで主婦が担っていたケアの機能を個人がお金を出して手に入れるようになる。

9つのケア市場が今後は伸びる

1)個人家庭向けコンシェルジュサービス

2)教育サービス

3)企業団体向けサービス

4)住宅関連サービス

5)子育てサービス

6)高齢者ケアサービス

7)医療サービス

8)リーガルサービス

9)環境サービス

今後、団塊の世代が退職を迎える。お金は持っていて、暇もある。

健康に気を使うため、健康食品やサプリメント、散歩や出かけたときに携帯したり使用する商品(ウォーキングシューズ、デジカメなど)の市場が活性化する。

中高年はクオリティの高い商品を好む。また、家が狭いため、家の外の様々な体験にお金を使う。

団塊ジュニア(78年生まれ前後)はこれまでに数々のブームを生み、新しい価値観を作ってきた(コギャル、プリクラ、たまごっち)。

団塊ジュニアはマイベストライフを思考する。

限定感、希少価値の高いものを買う。

家にすら自分の手を加えたいので、自分で設計するコーポラティブハウスが伸びる

今後、コンシェルジュ的なサービスが必要となる。自分のニーズに適した商品を選びたいと思ったときに、相談に乗ってくれる人がいれば、より納得がいく。その専門分野に詳しいアドバイザー的な役割が求められる。

などなど

Posted by ten at 00:05 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年6月15日

●すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! 大橋 禅太郎 (著)

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!

 読んだだけで「すごい」と思い、やってみようという気になります。いままで何冊もコーチングやファシリテーションに関する本を読んでいますが、これだけ簡潔に、また納得させられた本はありません。

 もともと厚くはない本ですが、著者が会社を興したときの話が3分の1以上あるので(それはそれで面白いです)、会議だけに絞れば60~70ページくらいです。15分~30分もあれば読めるでしょう。本は薄いし若干説明不足の間はありますが、やってみて初めてそのすごさを実感するのだと理解しました。

 まずは、出席者が勝手に意見を言うのではなく、全員が自分の考えを紙に書いてから発表する事だけでも始めてみたいと思います。


目的:すごい会議とは何か? 今後の仕事に使える方法はあるか?

予習:1分
フォトリーディング:2分(パラパラと5回くらい)
復習:1分
スーパーリーディング&ディッピング&高速リーディング:15分
(最後は普通に読んでました。どうもカタカナの登場人物が出てくると理解が遅れるんです)

P.S. 
 一昨日、書店で本を8冊買ってきました。昨日は2冊 + amazonからの配送が2冊。そして、現在発送中のが2冊。"すごい会議"は、その中の1冊です。

 また、以下の本も偶然書店で購入した1冊ですが、本をパラパラめくった時、"スピード読書法"に妙に納得したのが購入理由です。「本は買ってきた日が、一番早く読める」と書いてありますが、その通りだと実感します。最近は会社帰りに本を買っても、自宅へ着く前に1冊読み終わっています。

大人のスピード勉強法―時間がない人の66の具体例
大人のスピード勉強法―時間がない人の66の具体例

 マインドマップの呪縛(これは自分に対する呪縛だったわけですが)が解かれてからは、急に本が増えてきました。書籍代に気をつけないとまずいです。

Posted by ten at 23:44 | Comments [0] | Trackbacks [6] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年6月14日

●バッドラック 水野敬也(著)

バッドラック
バッドラック

 「ウケる技術」の著者 水野敬也氏による小説です。帯のコメントにはあの堀江貴文氏の推薦文が。「今年、一番買収したい本」

 何を書いてもネタばれになってしまうので、うまく紹介できませんが、私は勇気と元気と笑いをもらいました。それと、著者の非凡なる才能も。

 30分くらいで普通に読めます。

 amazon のレビューでは賛否両論ありますが、良い評価も、悪い評価も、どちらの書き込みも納得できる、不思議な本です。

Posted by ten at 22:53 | Comments [0] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年6月 7日

●「朝」日記の奇跡 佐藤伝(著)

「朝」日記の奇跡
「朝」日記の奇跡

 いままで、毎日、手帳や日記をつけようと苦労してきたのですが、なかなか継続しませんでした。

 まだはじめて1週間しか経っていないのですが、とりあえず、継続している日記をご紹介します。

 少なくとも、この本を読んで、毎朝 Excel シートに日記をつけるようになりました。いままで、1週間と続かなかった日記ですが、この方法はなぜか続けられます。

 「朝」日記がどんなものであるかは、まんだら日記のページをごらん頂ければイメージはつかめると思います。

 このページで売っているソフトは必ずしも買う必要はありません。本には手軽に自分でも作成できる方法が載っています。では、なぜこんな私でも続けられるのかを考えてみました。

 ・簡単(本当に毎朝3分くらいです)

 ・マスが空いていると埋めたくなる(お題目を与えられると、思い出すものです)

 ・朝は昨日のことが客観的に見ることが出来る(冷静に記入している自分がいます)

 日記やメモが続かない人は一度この本をご覧になることをお勧めします。著者の文面がとてもやさしくて、気持ちよく読めます。

 あと、本にも書いてあるのですが、最初の1週間くらいは悪い事は書かない方が良いです。私は関係なしに良いことも悪いことも、思い出すことは全部記録しようと思って書いていたのですが、3日目くらいから挫折しそうになりました。

目的:「朝」日記とは何か?

予習:3分くらい
フォトリーディング:3分くらい(3回)
復習:3分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい
(最近きちんと記録を取ってないので、時間があいまいです。詳細はP.S.で)

Excel 版 朝日記のテンプレート作成:30分くらい

P.S.
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

 こちらのムック本を読んだのですが、それからは、なんか、もっと気軽に読もうと思って、しばらくはマインドマップを書くのをやめました。

 マインドマップを書くと記録が残るので後で見返すのに良いのですが、どうしても時間がかかってしまうのでフォトリーディング自体が継続しない(やりたくなくなってしまう)のです。

 そんな気軽に考えるようになってからは、1日2冊くらいは本を読んでいます。フォトリーディングと復習は前日の夜にやって、活性化は通勤電車で片道1冊ずつ読んでいます。(片道30分程度です)

Posted by ten at 01:02 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年5月10日

●ホンモノの文章力―自分を売り込む技術 樋口裕一(著)

ホンモノの文章力―自分を売り込む技術
ホンモノの文章力―自分を売り込む技術

 この本は150万部を突破した頭がいい人、悪い人の話し方の著者 樋口 裕一氏が得意とする小論文指導に関する著書です。ちょうど、神田昌典氏の実践オーディオセミナーを聞いて興味を持ったので、読んでみました。テレビでも紹介されたそうで、店頭で山積みになっている書店もありますね。

 「文は自己演出」であって「頭の良さを演出するゲームである」という持論から、読者をどのように唸らせるかについて、具体的に演習問題を混ぜながら書かれています。

 小論文とは、意見文であって文章力は必要ない、イエス・ノーを答える文章である。また、文には「型」があって、まずはこの「型」さえ理解していれば論理的な文章になるということです。

 型とは以下の4部構成から成り立っています。

 I 問題提起 - イエス・ノーの問題提起
 II 意見提示 - イエス・ノーのどちらの立場を取るかを示す
 III 展開   - 根拠を示す。文章全体のの30~40%
 IV 結論 - 全体整理。イエス・ノーをはっきり述べる
 
 この「型」を理解するための演習問題も結構豊富にあって、回答自体も納得するものです。

 IIの意見提示で意見を全て書いてしまったり、「確かに」の後で逆説について説得力のありすぎる文章を書いてしまうと IIIの展開のインパクトが薄れるため、調整することが必要であるなど、細かな Tips も含まれています。

 さすが、小論文添削の権威である人の文章ですから、読みやすく説得力があります。また、以下のサイトには受講生の模範解答が載っていますが、小学生の文章ですら引き込まれる力があります。
http://homepage2.nifty.com/higuchi/index_all.htm

 添削指導もされているそうなので、一度申し込んでみようかとも思っています。
http://www.hakuranjuku.co.jp/


目的:型を利用した文章の書き方を知りたい。

予習:3分
フォトリーディング:6分(3回)
復習:3分
マインドマップ:30分

Posted by ten at 03:08 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年5月 8日

●手帳活用術

 最近また、手帳関係の本を買いました。以下の本なのですが、600円の文庫本にも関わらず、2色刷りで読みやすい本になっています。

手帳フル活用術―仕事の達人、27人の「手のうち」!
手帳フル活用術―仕事の達人、27人の「手のうち」!

この本では、

・毎日、定期的に手帳を活用する(見る、書く)
・目標を記述する

といった内容のことがノウハウも合わせて具体的に記述してあります。

 この本では、他の有名な参考文献を引用し、例を記述することで納得感があります。

 今までにも同じような本を定期的に読んでいるのですが、共通して言えるのは、手帳を、仕事に限らず、日々活用し、目標を記載し、そして個人の生活の羅針盤にするということだと思います。

 私はフランクリン・プランナーを使っていますが、時期によって使い方が異なっています。予定表はあくまでも Outlook + PDA を使っていますので、今現在は、フランクリンプランナーには、あった事を書いているだけですし、メモ欄も思いついた事を思いついた時に書いているだけです。

 以下の本は私が今まで読んだ関連本です。毎日続けることは難しいことではありますが、これらの本を参考に今後も活用していきたいと考えています。


一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法

とても有名な本ですね。私の手帳活用もここから始まったと言って良いと思います。


7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則
7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則

7つの習慣から、最優先事項に特化して記述した本です。定期的に読みたい本です。


TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究

こちらも、フランクリンプランナーを使用する際のバイブルとされる本です。この本を読んで、実践した後はタイトルどおり、心の安らぎというか、気持ちが楽になる感覚を受けました。


人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック
人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック

最近、フランクリン・コヴィー・ジャパンから出版された本です。初めての方はここから読み始めても良いと思います。とても分かりやすいです。


夢が見つからない人のためのシンプルな習慣 1日3分「夢」実現ノート
夢が見つからない人のためのシンプルな習慣 1日3分「夢」実現ノート

他の本とはちょっと違いますが、ノート(手帳)を、計画からはじめるのではなく、記録からはじめることを薦めています。私も、手帳の利用が進まないときには、記録だけでも取る様にしました。


三色ボールペン情報活用術
三色ボールペン情報活用術

私の手帳は全て三色ボールペンで記録されています。
「重要だと思うところ」に赤、「やや重要だと思うところ」に青、「自分が面白いと思ったところ」に緑ですね。


仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

フランクリン・プランナーの考え方とはちょっと異なる本です。仕事を受けてからシンプルで効率的な方法でどう処理するかの方法が書かれています。
ちなみに、この本の著者の方法もかなり有名で、関連ソフトも出されています。
著者のサイトはこちらです。 

 私もそのページで紹介されている Getting Things Done Outlook Add-In(略して GTD Add-in)を試用しましたが、会社組織の中で利用するにはちょっと難しいと思い、現在は使っていません。しかし、合う人にはとても有効な方法、ツールだと思います。

Posted by ten at 00:44 | Comments [1] | Trackbacks [4] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年4月14日

●<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] 山田真哉(著)

<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]
<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]

こちらにも書いたのですが、中小企業診断士の試験を受けようと思いまして、まずは一番自分と縁遠そうな会計に関する本を購入しました。

この本の作者は以前読んださおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学で知っていたのですが、やっぱり読みやすい本でした。

簿記とは「帳簿記入」の略であることすら知らなかった私ですから、何もかも殆ど初めてでしたが、「複式簿記」の感じはつかめたのではないかと思います。

物語は、たまごの国の2人の少年が店を始めて、帳簿を付けるところから始まります。そこにはちゃんと出資者がいて、たまごを売った利益をきちんと帳簿(複式簿記)に付けて行きます。

素人が疑問に思うことをきちんと説明してあって、すごく読みやすい本です。

これを読むことで、どれだけの知識になるのかは分かりませんが、少なくとも言葉の意味はある程度理解できるようになると思います。

こちらの本も評判が良いらしいので、機会を見て読んでみようと思います。
<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です
女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様
女子大生会計士の事件簿 (DX.2)

フォトリーディング: 物語だったのでしてません。1時間くらいで読めると思います。

Posted by ten at 00:20 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年4月13日

●男の服装術 落合正勝(著)

今回はちょっと趣を変えて、服装についてです。
服装といっても普段着ではなく、仕事で外出する際の服装で、スーツや靴のことです。

人の第一印象は数秒で決まるといわれています。その最初の印象が悪ければ、取り返すのは非常に時間がかかります。

逆に第一印象が良ければ、スムースに仕事を進められると思うのです。これも、仕事を効率的に進めるための知恵だと思います。

もちろん、服装だけではなく、話し方や仕草も重要なポイントです。

以前参考にした本は以下の通りです。

外見を考える、良いきっかけとなった本
男の仕事は外見力で決まる
男の仕事は外見力で決まる

次に読んだ本。上の本と結構かぶっているかも
魅せる技術―ビジネスでモテる、自己演出の教科書。
魅せる技術―ビジネスでモテる、自己演出の教科書。

男の目からも見ないと
[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

その後、私は

・安いけど、体に合わせたスーツを2着
それまでは、以前もっと太っていたこともあって、だぼだぼのスーツでした

・安いけど、オーダーして作ったワイシャツ
それまでは、楽だけど、首周りに余裕がありすぎるシャツばかりでした

・靴を3足(ちょっと高め)
それまでは、リーガルの靴ばかりで、履き捨てていました。

・靴磨きセット(ブラシを全色分、クリーム、リムーバー、靴用石鹸などなど)
それまでは、塗れば光る液体クリームを使うくらいでした。それらの靴は、呼吸が出来ないので1,2年でぼろぼろになってました。

・シューツリーを5セット
それまでは、プラスチックの安いシューキーパーを入れていただけでした

・ちゃんとした木製ハンガーをスーツ分
それまでは、肉厚はあるけれど、プラスチックのハンガーでした

・ちょっと高めのボールペン
それまでは、安い300円の4色ボールペンか、会社の備品の1本100円くらいのシャープペンでした

関係ないけど、

・歯科医で歯のヤニ取り(1回当たり3000円x3回(保険未適用))

などを購入しました。(ちょうどボーナス時期だったのですが、お金はすっかり無くなりました)

今でも靴はきちんと磨くようにしていますが、気合を入れると本当にきれいになって、気持ちの良いものです。

こちらのお店で靴の磨き方を教えてもらいました。ブラシやクリームもこちらで買いました。靴に関する知識もとても豊富です。
http://www.lifegear-tradingpost.com/index.htm

靴の手入れの仕方は、このページが参考になると思います。

私もまだまだ改善しなければならないところは多いのですが、外見や話し方で損をしている人は、本当に多いと思うのです。

あなたもシワだらけ、泥だらけの靴を履いていませんか?

Posted by ten at 03:01 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年4月 6日

●渋谷ではたらく社長の告白 藤田晋(著)

渋谷ではたらく社長の告白
渋谷ではたらく社長の告白

2時間半で一気に読みました。(フォトリーディングではなく普通に読むと遅いんです)

起業に関するノウハウ本ではありませんが、藤田社長の文才もあって最後まで一気に読ませる力があります。

2000年当時のインターネットバブル崩壊時に会社を売ろうとした話。それを多くの友人(社長)が救ってくれた話。
とてもリアリティがあります。うらやましいです。

インターネットバブルやその崩壊時の話は私も当時のことを思い出しました。

Posted by ten at 03:15 | Comments [1] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年4月 5日

●忙しい人の即効!勉強術 臼井由妃(著)

忙しい人の即効!勉強術
忙しい人の即効!勉強術

この本は今年の元旦になくなられたご主人から結婚して3ヵ月後、すぐに会社をバトンタッチされ、10年で年商を15億にまでされた社長さんの勉強法です。

5年間で博士号や、MBA、宅建、行政書士などなど忙しい中で取得されています。
自分の名刺をクリアファイルに貼り付け眺めることで、自分の勉強の目標を見誤らないことが私にとって初めてのきづきでした。

他にも同じような本を読んでいるせいか、これは!と思うアイデアは自分にとってありませんでしたが、本全体にちりばめられた著者の勉強に対するやる気がこちらにも伝わります。

特に、外国人のふりをして外人用バスツアーに潜入することなどは、なかなか普通の人には出来ることではありません。

あとがきとして、亡くなられたご主人に対する感謝の気持ちが書かれていますが、本文とは違う書き方で、感動してしまいました。

これは勉強に対してやる気を起こさせてくれる本だと思います。

目的:勉強法に対する新しい気付きを知りたい

予習:2分
フォトリーディング:3分(2回)
復習:2分
スーパーリーディング&ディッピング:20分
計27分を電車の中で。

Posted by ten at 23:17 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

●突然の海外出張前に読む英語の本

英語の勉強は「いつもやらなきゃ」と思っていながら、なかなか進みません。
そんなときに突然海外出張を命ぜられて、いまさら英単語や英作文の本を買って
やり直しても間に合いませんよね?

前回の海外出張のときに一番役立ったのはこの本です。
英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]
英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]

私は英語ができないので、どんな言葉で話して良いのか分からなく、以前は殆ど黙っていたことが多かったのですが、この本を読んで、少なくとも出ているフレーズは安心して話すことができました。
一生懸命考えて話すより、瞬発力が大事であることはこの本を読んで、実践して実感しました。

これだけ覚えていても、ある程度は話ができるようになると思います。
といっても、実際に相手の目を見ると頭から覚えたフレーズが殆ど飛んでしまって、なかなか思い出せないので、何度も繰り返しやってみることが重要ですよね。

また、海外出張の機会を得たのですがとりあえず、10日間以下の本を読んで備えようと思います。

ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100―誰もここまで教えてくれなかった使える裏技
ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100―誰もここまで教えてくれなかった使える裏技

これは、基本のフレーズです。中を読むとかなり基本的な文章(というより一言)ばかりなのですが、いざやってみるとなかなか思い出せません。結構英語ができる方でも使っているらしく、amazon のレビューでもかなり評判が高いです。

50のフレーズで500通りの表現をモノにする英会話ペラペラ練習帳
50のフレーズで500通りの表現をモノにする英会話ペラペラ練習帳

英会話なるほど練習帳―50のフレーズで500通りの表現をモノにする
英会話なるほど練習帳―50のフレーズで500通りの表現をモノにする

上記の練習帳は「なるほどフレーズ100」を基本にして、例文が大量に載っています。

新装版 英会話8秒エクササイズ
新装版 英会話8秒エクササイズ

こちらの本は、本というよりCDが3枚入っていてエクササイズが大量に入っています。これは通勤時や時間のあるときに頭を使いながら聞くのにピッタリです。

それぞれ特徴があるので、どれが良いとはいえないのですが、電車の中で聞くには「英会話8秒エクササイズ」が良いと思います。CD1枚聞くとエクササイズで結構疲れるので、息抜きにその他の3冊を読もうと思っています。(CDも付いているのですが、発音の確認用と思っていただいた方がよいでしょう)

わたしはとりあえず、全部買いました。

さて、あと1週間。しばらくは blog の更新も滞りそうです。

Posted by ten at 01:43 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月31日

●通勤電車で座る技術! 万大(著)

通勤電車で座る技術!
通勤電車で座る技術!

京王線沿線の本屋で平積みになっていたのですが、書名に引かれてつい買ってしまいました。

この本は京王線を利用する著者が通勤電車を楽しむために発想した内容をメールマガジンで配信したのがきっかけです。
これは予断ですが、私も以前は京王線を利用していましたが、いつ乗っても混む上に沿線も住宅ばかりで景色も悪く、いつかは引っ越そうと思っていました。(今は全く逆の方向へ引っ越しました)

ここでは、日ごろ私たちも考えそうな座る方法を、「シット・ダウン・テクニック」として理論的に紹介しています。
他にも、車内のマナー向上に役立つ内容(席の譲り合い)も書かれています。

この本のすごいところは、通勤電車に座ることだけで1冊にしたことだと思います。座る以外のことは書かれていません。それでも、かなり楽しめます。

通勤電車を立ちながらカバーをせずに、この本を読むのは恥ずかしいかもです。

単に楽しめるだけでなく、テクニックを利用することで座れる確率を増やし、ゆっくり本を読むことができるようになるかもしれません。

これから、このようなテクニック本が増えてくるかもしれません。企画の勝利ですね。

フォトリーディング:してません。普通に30分くらいで読めます。

Posted by ten at 00:22 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月29日

●ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 カレン・キングストン(著)

ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門

この本は、うちの奥さんに「読みなさい」と薦められて読みました。
つまり、「部屋をきれいにしなさい」ということです。(笑)

実際には1ヶ月程前、フォトリーディングで読んだものですが、あらためてマインドマップを見ながら要点を書いてみます。

この本は風水に関連付けてスペース・クリアリング(要は片づけなのですが)を解いています。

ガラクタをそのままにしておくことによって、エネルギーの渋滞が起きます。渋滞することで、どんどん同じ場所にガラクタが溜まって行きます。これを放置することで、様々な影響が出てきます。

・疲労感を覚え、無気力になる
・過去の呪縛を溜め込み、新しいものが入り込む隙間が無くなる
・混乱の元になる
・何事も延期しがちになる
・自分を恥じるようになる
・気分が鬱になる。
などがあります。

なぜ、ガラクタをためてしまうのでしょうか?

・いつか必要になるかもしれない
・安心感
・縄張り意識
などが原因として考えられます。

わたしも、いつか必要になるかもと、ガラクタを溜め込む方です。
ガラクタの値段と、その場所をキープするための値段を比較するのも良い方法ですね。

この本には定位盤といって、これに家の見取り図とガラクタの場所を当てはめることによって、何に影響しているかがわかります。
私の場合、「知識、向上心」「繁栄」「人間関係」に影響が出るようです。

私の場合、この本を読んで早速部屋の片づけを始めましたが、そのほかにも片付けるタイミングについても書かれています。

・朝起きてすぐ
・旅行の後
なども良いそうです。

うちにも小さな子供がいるのですが、1日で散らかし放題、ガラクタだらけになります。子供に注意する前に、自分のガラクタを片付けることで、自然に子供も片付けることを覚えるそうです。確かにそうですね。

他にも、ガラクタを買わないようにするコツや、「ガラクタ」用引き出しを作ってガラクタをためないようにするコツなど、ためになるアイデアがふんだんに書かれています。

私のように、ガラクタを捨てられない人にはお勧めです。
(といっても、1ヵ月後の今はまたもとの状態なのですが(笑)また、本を見直してみようと思います)

目的:ガラクタを捨てる理由と処分の仕方を知りたい

予習:3分
フォトリーディング:8分(3回)
復習:6分
マインドマップ:30分

Posted by ten at 01:23 | Comments [2] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月25日

●大人の仕事術 中島孝志(著)

大人の仕事術
大人の仕事術

「大人の仕事術」とは何でしょうか?

著者は、大人の仕事は成果、スピード、生産性で人の2倍以上になることだと述べています。また、付加価値の高い仕事であるとも言っています。

例えば、他の社員の2倍仕事をしても、会社にとっては2人雇っているのと同じなので、2倍以上の給料は貰えないでしょう。

それ以上稼ぐためには、成果、スピードもさることながら付加価値の高い仕事、他人にはできない仕事をすることが条件になるでしょう。

あるいは、自分は一切稼がなくても、他の社員の何人もが生産性を上げる手助けをすれば、必然的に自分の価値も上がるわけです。

そんな思いで、この本を読んでみました。

仕事には3種類あります

こなす仕事
さばく仕事
つくる仕事

こなす仕事とは、自分の力で処理する仕事、さばく仕事とは、適材適所他人に任せる仕事、つくる仕事は創意工夫する仕事のことです。仕事の効率化を考えることも、つくる仕事の1つです。
大人の仕事とは、さばく仕事つくる仕事に重点が置かれます。こなす仕事であれば、人を追加で雇えばよいだけなのです。

大人の仕事ができるようになれば、自分で仕事を選ぶことができるようになります。相性の良い相手、自分にとって勉強になる仕事、面白い仕事ができるようになります。

この本に書かれていることを実践すれば、確かに人にも認められ、自分にとっても楽しく仕事ができるようになると思います。

ちなみに私は75%くらいはできているかなと、勝手に満足していますが、まだまだ改善すべき点は多いと反省しました。

がんばっているのに人に認められていないと思っている方は、読まれることをお勧めします。

目的:大人の仕事とは何か?達成するにはどうすればよいのか?

予習:3分
フォトリーディング:6分(2回)
復習:5分
マインドマップ:30分

Posted by ten at 01:49 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月19日

●7つの習慣 ファミリー スティーブン・R. コヴィー(著)

新刊!『7つの習慣 ファミリー 新訳』発送は28日より順次行ないます

以前ご紹介した「7つの習慣 ファミリー」ですが、新訳版が出るそうです。

ちなみに、まだ amazon へは載っていません。

FranklinCovey の Rakuten サイトから申し込めば 3/24 まで送料無料です。

7つの習慣ファミリー―新訳
7つの習慣ファミリー―新訳

Amazon でも注文が可能になったようですので、リンクを張りました。(3/29)

Posted by ten at 16:27 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月17日

●幸せな宝地図であなたの夢がかなう 望月俊孝(著)

幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる

いろいろな自己啓発の本を読んでみると、目標の明確化の重要性はどの本にでも書いてあります。

この本は、自分の目標を写真や文字でカラフルにボードに貼り付けて、毎日見ることで、その夢が叶うというものです。

家族持ちの身としては、自室に飾るのはかなり恥ずかしかったのですが、家族話をし、同意を得ることで、楽しく宝地図を作成できました。

(良い写真をインターネットから探すのに3時間くらいかけてしまいました)

結構無茶な夢かもしれませんが、家族と話をすることで、夢に向かって楽しく進むことができると思います。

前にお話した 7つの習慣 - ファミリー についても話をしました。前向きな話を家族とするのはとても良いことだと思います。

コルクボードは、家の近くで無印良品のを買いました。
 
コルクボード L(アフィリエイトではありません)

A2 位のサイズのコルクボードで、ちょうど良い大きさです。

宝地図を作るのは恥ずかしいと良く聞くのですが、一度家族に話をしてみるのも良いと思いますよ。

目的:宝地図の作り方を知りたい

予習:4分
フォトリーディング:3分(2回)
復習:5分
マインドマップ:なし

Posted by ten at 23:05 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月11日

●ファミリー7つの習慣 家族実践編〈上〉家族にも原則があった!"

ファミリー7つの習慣 家族実践編〈上〉家族にも原則があった!
ファミリー7つの習慣 家族実践編〈上〉家族にも原則があった!

残念ながら Amazon にはずいぶん前から在庫が無いので(下巻はあるのですが)、Franklin Covey 社へのリンクです。

主な方法は「7つの習慣」と変わりありません。でも、本の中にあるエピソードが心温まり、また考えさせられる内容になっています。

家族でミッションステートメントを作り、週に1度は1対1で話し合える時間を作ることがとても重要であることを考えさせられました。

一時停止ボタンの考えは参考になります。事前に一時停止のボタンを決めておいて、家族の中で討論になったとき、一時停止ボタンの合図をします(言葉でも構いません)。この状態を続けていれば、今後どうなってしまうかを一人ひとりが考えます。

そして、自分が悪いと思ったときにきちんと誤ることが必要で、もちろん子供に対してもそうです。他にも、親切にすること、その場にいない人に対しても誠実になること、約束しそれを守ること、許すことで信頼残高を貯めていくことが重要であると述べています。

数ヶ月前、家族が楽しく暮らせるための本は無いか、かなり探し回った記憶がありますが、これこそ探していた本でした。

この本を読んで「家族のミッションステートメントを作ろう! そして、毎週結果について話し合おう!」と決めました。

私は上巻を図書館で見つけましたが、ご家庭をお持ちの方は是非読まれることをお勧めします。下巻もすぐに読む予定です。

目的:家族が幸せに暮らすための方法を知りたい

予習:4分
フォトリーディング:10分(2回)
復習:7分
マインドマップ:40分

Posted by ten at 01:18 | Comments [1] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月 8日

●ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある マイク マクマナス(著)

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。

「ワクワクする事を見つけて小さな一歩を踏み出そう!」

これが、私がこの本を読んで一言でまとめた言葉です。

はじめに、誰もが信じているウソが書かれていますが、妙に納得してしまいます。

・責任感とは、自分のしたい事をするのであって、心が落ち着いていれば、家族や社会にも貢献できる。

・適性が無くてもワクワクする事ならやろう! 適性があってもやる必要は無い

・下手でも心を燃やせるならやり続けよう! 自然にやる気が出て上手になるし、幸せで満足できる。

・決断は必要ない。最善はぐずぐず先に延ばすこと。情報を集め、消化し、明確になるまで時間を稼いでいるのだ。

・優先順位はつけない。リストの一番最後にあるのが実際は一番楽しいものかもしれない。全て実現しよう。


文面は全然違いますが、こんな感じです。


次にやりかたとして

1)自分のワクワクする事を全部書き出そう!

2)ワクワクする事は全てすぐに実行しよう!

3)同じ量の情熱を傾けよう! (同じ量の時間ではなく、それをしている間はそのことだけに一生懸命になろう)

4)小さな一歩を踏み出そう!(50のやりたいことがあれば、50の一歩を踏み出そう)

この順番でやって行こうと書かれています。

好きなことをやっていれば、仕事は向こうからやってくる。
小さな一歩として、好きなことの周りをうろつけば、仕事は必ず見つかるそうです。

うまく感じたことを表現できないのですが、まずは楽しいことを見つけて整理することからはじめたいと思います。

目的:どうすればワクワクする人生を送れるのか

予習:4分
フォトリーディング:6分(2回)
復習:5分
マインドマップ:40分

Posted by ten at 03:32 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月 4日

●ハイパワー・マーケティング ジェイ・エイブラハム(著), 金森重樹(翻訳)

ハイパワー・マーケティング
ハイパワー・マーケティング


自分は企業家でもなんでもないのですが、この本を読んで良い意味で「やられた!」と思いました。

・この本に書かれている手法によって購入させられた製品や商品が数多くあること

・他のマーケティング本でも同じような内容が書かれているものが多いこと


社長さんやマーケティングが仕事でない方にも楽しく読める本だと思います。

以下私の気づきのさわりを


世界で最初じゃなくてもかまわない。こんなことでブレークスルーは生まれる。

・ドミノピザは30分以内に届けられなければ返金するとしただけで圧倒的なシェアを取った

・3Mは偶然開発されたポストイットの使い方(目的)をはっきりさせることでヒット商品を作った

・スターバックスはヨーロッパ風カプチーノをアメリカへ持ち込んだ


他の人が限界だと思っていることを利用し、新しいことを考えればよい


USP(ユニークセリングプロポジション:独自の売り)を作る

・クライアントに対する大きな売りを見つける

・USPは絶対に果たすことが重要。実行できなさそうな場合には他のUSPを考える。

・全ての場面(広告、セールスレター、販売員)でUSPを表現する

リスクリバーサル(購入する際の障害を取り除く)

・保証制度の拡充(返金制度、2倍の返金、ライバル会社製品を購入してあげるなど)

・きちんと実行できるものを選ぶのが必要である

選択肢を増やす

1) 製品とサービスの追加

2) ボリュームを増やす

3) 組み合わせを増やす

テストマーケティングを繰り返す。例えば

・キャッチコピーの違い

・どの雑誌への広告か?

・どのメーリングリストへの広告か?

・ラジオ広告であれば、どの時間か?

・価格は?

・保証制度は?


など、変化を加えて小さなテストを繰り返す。これらを比較してベストな選択肢を探す。
クライアントがどのテストから応募したかを判断するために、クーポン番号や、係名、担当者(仮名でも可)などでトラッキングできるようにする。


そのほか、ジョイントベンチャー制度や、紹介制度などまだまだ書き足りない話はあるのですが、ひとまずここまでにします。

繰り返しになりますが、販売に関わっていない方でも、楽しく読める本です。
本も厚く、ボリュームもあるのですが、非常に読みやすい文章なので最後まで読み続けられると思います。
私も今度は楽しく読むために高速リーディングするかもしれません。


目的:マーケティング、Salesに関する新しい考え方を知りたい。自分がやるとして、まず手始めに行えることは何か?

予習:5分
フォトリーディング:7分(2回)
復習:8分
マインドマップ:35分

Posted by ten at 03:20 | Comments [5] | Trackbacks [3] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

●わらし仙人の30倍速読術

わらし仙人の30倍速読術―往復の通勤時間で、年間600冊読めたら、人生が変わります!
わらし仙人の30倍速読術―往復の通勤時間で、年間600冊読めたら、人生が変わります!

悪い言葉で言うと、この本はフォトリーディングのパクリと思われてしまうかもしれません。

例えば、

・右脳で本を読む

・時間を区切って読む

・ページをパラパラめくる(=フォトリーディングのステップ3)

・3D読み(=フォトリーディングのフォトフォーカス)

・呼吸法

なんていうのは、フォトリーディングとかなり似ています。でも、逆にこの本を読むことで、自分にも速読ができるという気になるのではないかと思います。できると思うことが重要で、アファメーション(肯定的暗示)になります。

文字を高速に読む方法はフォトリーディングには無い(と思うので)二行読み、三行読み、五行読み、ブロック読みなどの読み方は参考になります。特に私の場合、高速リーディングをやるときはどうしても文字を頭の中で読んで、頭の中で聞いてしまうために遅くなってしまうのですが、(私はおそらくエブリデイ・ジーニアスで書かれている5つの学習パターンの聴覚型です)ぜひ、この読み方は実践してみたいと思います。

ひとつだけ気になったのは、本にボールペンでチェックするというところなのですが、これをやると二度と線を引いていない箇所には目が行かないと思います。フォトリーディングで活性化を行う際の目的(質問)が変われば当然ディッピングする箇所も変わってくるわけで、線を引いてあれば、どうしてもそこへ目が行ってしまいます。
私も以前は三色ボールペンで本に線を引いていたのですが、今は本には使っていません。(ノートには使っています)

フォトリーディングをやった人なら、内容もすんなり頭に入るし、読みやすいのでおそらく10分もあれば十分読めると思います。

目的:(目的を作る前に読めてしまった)

予習:5分
フォトリーディング:0分
復習:0分
マインドマップ:0分

予習をしようと思ったら5分で読めたのでフォトリーディングはやってません。
あとは実践あるのみですね。

Posted by ten at 00:47 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年3月 1日

●週末起業を超える成功のやみつき法則 藤井孝一(著)

週末起業を超える成功のやみつき法則
週末起業を超える成功のやみつき法則

この本はまさに納得する時間の使い方の本です。ただ、実際には同じようなことを思っていても、なかなか実践に移せずにいます。時間を有効に利用することで、もっと勉強する時間を作りましょうということです。

まず、「忙しい」「時間が無い」と言うけれど本当にそうなのかを考えます。余った時間で何かをしようとしてもそれは無理で、明確な目標を立てることが重要であると書かれています。

生活パターンや時間の使い方を変える内容としては

・始発電車で通勤する 何時に起きても起きるときはつらいのです。

・早朝の喫茶店に行ってみよう
目標を持った人たちが勉強していて刺激になります。

・退社後にひと仕事やる場所を見つけましょう
混んでいる電車で帰るより、ひと仕事(ひと勉強)してから空いた電車で帰りましょう。
漫画喫茶やレンタルオフィスなどもあります。

・飛行機に乗るより、新幹線
自分の時間をしっかり取る方法を選びましょう

などがあります。


考え方の気付きとして

・自分の仕事は生きがいであるか? 自分のやりたいことをビジネスに結びつけよう

・人付き合いを替える
人と合うことは勉強すること。

・期限を区切る
目標を自ら宣言し、時間を管理しましょう。
目標達成までの時間を逆算しましょう

・別の視点に立ってみよう
東京タワーの展望台に乗るのも良いかも

・重要度の高いことを放置しない
最初に重要度の高い仕事の時間を確保する

といった内容が私の気付きです。

まだまだ書ききれない Tips がふんだんに書かれています。
時間をどう作り、何をやればよいかが明確に書かれている本です。生活パターンを変えるきっかけになると思います。
残念ながらフォトリーディングで読むにはあまり向いてないと思います。(質問が明確化されていれば良かったのですが)

目的:生活パターンを変えるための気付きを知りたい

予習:2分
フォトリーディング:10分(3回)
復習:8分
マインドマップ:37分

Posted by ten at 02:09 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年2月26日

●「仕事ごころ」にスイッチを! 小阪裕司(著)

「仕事ごころ」にスイッチを!―リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術
「仕事ごころ」にスイッチを!―リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術

「人にはスイッチが入る瞬間がある」
これは皆さんも感じることと思います。

スイッチが入ることで、「その人が持つ資源や才能、秘めたる力を発動させ、見違えるほどの人間になる。」のだそうです。
確かに!

スイッチを入れる方法として3つのステップがあります

1) 快と結びつける
魂のごちそうによって、人は快になり、脳が活性化します。魂のごちそうとは、他人からのねぎらいのことで、「ほめられる」との違いは、相手に対する敬意があるかないかです。

2) 意味を与える
「なにをやるか」ではなく「なぜやるか」を伝えないといけません

3) 演じさせる
相手の役割を思い切り期待し、あとはただそのように接することで、相手も期待した役割を担ってくれます。

そして、不可能といわれるプロジェクトを乗り越えることで、誰もがヒーローになれます。

ヒーローを加速させる方法として
1) 環境を快にする - 好きな物を近くに並べるとか、心地よいBGMを流す例が載っています
2) コスチュームを作る
3) シンボルを作る
4) お客様の声を貼る
5) 合宿
があげられていますが、私は特に合宿は効果的であると感じました。プロジェクトスタート時の結団式の意味で少し遠いホテルや旅館を借りて合宿を行うことで、効果的なスタートが切れるのではないかと思います。

これらの方法は、別に社長やマネージャでなくても、一般社員のレベルでも始められる事が多いと感じました。
「魂のごちそう」とは、いい言葉ですね。私も実践します。

目的:どうすればスイッチが入るのか具体的な方法を知りたい

予習:3分
フォトリーディング:8分(3回)
復習:5分
マインドマップ:25分

Posted by ten at 04:31 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年2月25日

●メール道 久米信行(著)

メール道
メール道

もう電子メールを使い始めてから15年くらいになります。
もちろん最初はインターネットにつながっているお客様も少なくて、もっぱら社内メールとして使用していましたが、それでもメールのエチケットは心得てきたつもりです。

この本では、そんなエチケットのレベルではなく、メールによって、どうファンを増やすのか、人と深いコミュニケーションが図れるのか、信奉が深まるのかを具体的に説明しています。

例えば、
・お礼メールは、直後に届ける
・短くても心配りのある一行を加える
・お怒りメールには言い訳メールを出さない。電話か面談で少なくとも30分は否定せずに聞き続ける
など、自分にとってあらためて思い出させてくれる内容でした。

特に相手の顔、名前を思い浮かべながら、にこやかな気持ちで、「微笑みながら書く」というのは新しい気付きでした。

もちろん、短文登録(「こ」と入れたら「こんにちは」へ変換)や文例集を予め準備するなどTipsも参考になりました。


目的:メールの作法を知ることによって相手に気持ちの良いメールを出す方法を知りたい

予習:2分
フォトリーディング:7分(3回)
復習:5分
マインドマップ:40分

Posted by ten at 01:12 | Comments [3] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加