2005年7月22日

●人生の旋律 神田昌典(著)

人生の旋律
人生の旋律

 2ヶ月ほど前の起業セミナーへ出席した時のことです。ホテル地下の居酒屋の座敷で行われた懇親会で、神田昌典先生は私の斜め前の席に座られました。千載一遇のチャンスとばかり、色々楽しい話が聞けるのではないかと思った私の予想と裏腹に、神田先生はそのまた斜め前に座ってらっしゃった70歳?近いセミナー受講生に対し、ご自身から積極的に質問され、その昔話を興味深そうに聞いてらっしゃいました。(私も、その受講生の方のお話には感銘を受けました)

 一夜明けたセミナー最終日の最後の Q&A で神田先生は、こんな事をおっしゃいました。今後の未来予想として、ニートが増えることで、社会的不安が助長され、犯罪や、うつ病患者も増えるだろう。それは、70年周期説からすると、これからの10年は戦後までの10年と同じような時代がやってくることを意味する。そんな不安定な世の中を変えて行くことが出来るのは、現在の団塊ジュニア世代であると。

 それから、60年前の戦後の話に触れ、朝鮮半島から日本へ帰ってきたトウタ氏の話をした頃には、感情の高ぶりで言葉が詰まってらっしゃいました。しかし、私は正直言って、その時はお話の内容があまり理解できていませんでした。

 当時、本の執筆が最終段階で、戦争を描いた物語であることは聞いていましたが、そこまで感情を掻き立てるのは何だったのか、そして、当日のセミナーでは理解できていなかった「戦後を知る」ということの意味が、今日この本を読んで少し分かった気がします。

 amazon.co.jp に載っていた神田先生のコメントから引用すると、このように書かれています。

今回、執筆致しました「人生の旋律」は、1400万人の団塊ジュニア層に、日本の戦中・戦後から、変化を乗り越える力を学んでいただきたいという気持ちで書きました。戦争自体に焦点を当てるのではなく、そこから、いま生きていくために何が学べるかに焦点を当てています。物語を読んでいただくと、いまの時代、戦争体験者たちの、変化を乗り越える力のなかに、いかに多くの生きるヒントがあるか分かってもらえると思います。


 この本はまさに団塊ジュニアに対するエールなのだと思います。(団塊ジュニア層に対するマーケティング本のご紹介はこちらに書きました。)

 もちろん、団塊ジュニアより5歳以上年上の、新人類世代と言われる私でも十分心に響きました。(残念ながら新人類は、99.9% 役に立たないそうですが。。。。)

 この本は最初から最後まで一気に読んでいただきたい本です。普通に読めば3~4時間かかりますが、それこそトイレに行く時間も忘れるほど引き込まれるでしょう。

 今週末は、また時間をとってもう1度読み直したいと思います。

Posted by ten at 00:52 | Comments [4] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月20日

●仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法 デビッド・アレン(著)

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

 以前のエントリーでもちょっとご紹介したのですが、Getting Things Done(略して GTD)の本が売れているようですね。今日のamazon.co.jpのランキングを見たらなんと2位になってました。その上、発送まで 4~6週間かかるとの事。どこかで大々的に取り上げられたのでしょうか?

 ちなみに、私は1年位前にこの本を買ったのですが、残念ながら非常に読みづらく、本を読むことは断念しました。

 フローの基本はとても簡単ですので、まずはフローチャートをご覧頂いたほうが良いと思います。英語ではありますが、こちらに簡易フローチャート(PDF)があります。もう少し詳細にしたものがこちら(PDF)です。

 またやってみようかな。

(7/26追記)
この記事が発端のようですね。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050719202.html

Posted by ten at 23:00 | Comments [0] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月13日

●こうすれば住宅ローンが10年で返済できる 西村伴之(著)

こうすれば住宅ローンが10年で返済できる
こうすれば住宅ローンが10年で返済できる

 ハウジングライター、簡単に言えば「住宅情報誌の記者」になって収入を得ましょうと言う本です。自分の住んでいる地域の情報とともに物件を評価し、不動産会社や、著者の会社に買い取ってもらう事が収入になります。

 これもひとつの情報起業と言えるかもしれません。

 ですので、節約生活をして住宅ローンを繰り上げ返済すると言う話ではありません。

 家自体が高い買い物ですので、少しくらい値段が張ってもその情報を買いたい人はいます。実際私がそうでしたから。

 面白い視点だと思います。

目的:ハウジングライターとは何か? どのようにして収入を得るのかを知りたい。
予習:1分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回)
復習:1分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:15分くらい

Posted by ten at 00:35 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月12日

●遊ぶ奴ほどよくデキる! 大前研一(著)

遊ぶ奴ほどよくデキる!
遊ぶ奴ほどよくデキる!

 書店でパラパラとめくった際に、共感を覚える箇所が多かったので購入しました。

 今までの、大前氏の本と比べて読みやすいというか、気楽に読めると思います。特に、前に読んだのが、 考える技術でしたので、なかなか継続することは難しいと感じていたのですが、こちらの本はもっとお気軽にやってみることが出来る内容だと思います。

 自宅の部屋を決める際の優先順位は、1)夫婦の寝室、2)夫と妻の書斎、3)子供部屋 と言うのは納得です。親が勉強している姿を子供に見せることへの効用ももちろんありますが、それより自宅に自分の居場所が無い父親を誰が尊敬するでしょうか? (現実は厳しいですが。。。。)

目的:大前研一氏のライフスタイルを知りたい
予習:3分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回+パラパラ3回)
復習:3分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい

Posted by ten at 06:01 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 9日

●資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法 丸山学(著)

資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法
資格で起業 ノーリスクで年収3000万円稼ぐ方法

 資格を取得することで、「信用」を安く買うことが出来る。世間にはマーケティングなど意識せずに士業を営んでいる市場がたくさんある。だから、資格を取得した上で起業し、マーケティングを持ち込み、その世界でのリーダーになりましょう。と言うのがこの本の骨子です。

 著者ご自身の経験を元に書かれているため、十分説得力のある内容になっています。ただ、残念ながら、ご自身の資格である行政書士の話が主体になっていますが、もう少し広い分野の情報があればもっと良かったと思います。

 こちらの本を購入した方は、出版記念イベント(9/13 19:00~ 池袋)へ無料ご招待だそうです。7/13締め切りです。私は申し込みましたが、抽選に当たるかどうか分かりません。

目的: 資格を取得することは起業に必要なのか? そのときの使えるノウハウは何か?
予習:1分くらい
フォトリーディング:5分くらい(3回)
復習:2分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:15分くらい

Posted by ten at 00:00 | Comments [1] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 8日

●自分の会社をつくるということ 経沢香保子(著)

自分の会社をつくるということ
自分の会社をつくるということ

 この本は経営者を目指す女性向けに書かれていると思いますが、男でも参考になるところはたくさんあります。

 企業したいと思った人が、最初にやるべきこと。それは、「今いる環境で認められること」。確かに会社で認められない人が社会で大きく飛躍できるとは思えないですよね。

 著者が会社を立ち上げ、ここまで成長させてきた上での経験を元に、飾りの無い率直な文章に、とても好感を覚えました。

 ただ、内容を詰め込みすぎたように思えるので、もう少し詳しいエピソードや深い意見が読みたかったかな。

目的:起業するためには何をしなければいけないのか?
予習:2分くらい
フォトリーディング:3分くらい(2回)
復習:3分くらい
スーパーリーディング&ディッピング:20分くらい

Posted by ten at 01:27 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 7日

●7日間で人生を変えよう(CD付き) ポール マッケンナ(著)

7日間で人生を変えよう(CD付き)
7日間で人生を変えよう(CD付き)

 Amazon.co.jpでの評価が高いので買ってみました。まだ1日しかやっていません。

 CDを聞いて驚いたのですが、右と左で違う言葉が入っていたり、催眠術に似た声の調子など、「イージーラーン・イングリッシュ・パラリミナル」の教材に似ています。本家はこちら

 どちらがマネだとかという言うつもりは全く無く、逆に様々な教材で同じやり方が使われていると言うことは、この手法は脳に効くのだという実感を持ちました。

 ちなみに、「イージーラーン・イングリッシュ・パラリミナル」は1年近く前に買いました。英語に対する恐怖心が薄れたのは事実ですが、このCDのおかげかどうかは分かりません。以前、ご紹介した「英会話ペラペラビジネス」の効果も大きいと思っています。

 今でもたまに聞いています。これを聞くと、本当にすぐ寝てしまうのです(目的が違う?????)

Posted by ten at 00:02 | Comments [4] | Trackbacks [2] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2005年7月 6日

●団塊世代の趣味市場は現状の1.7倍

 昨日、団塊の世代及び団塊ジュニアに関する本の紹介をしたばかりですが、ちょうど本日の日経MJにも同様な記事がありました。

団塊男性、趣味弾ける―定年後市場1.7倍

 2007年以降、団塊世代の旅行や教養・娯楽など趣味市場は現状の1.7倍、年間5兆円規模に広がる可能性がある。日経MJが実施した団塊とシニア世代男性を対象にした調査で、定年退職を目前に控えた団塊世代の旺盛な消費意欲が浮かび上がった。夫婦単位で行動し、ネットを情報収集に活用するなどシニアとは明らかに違う傾向もある。全体の消費への影響も大きいこの世代の今と近未来を解き明かす。

 ちなみに昨日の本で真性団塊ジュニア世代について書いていますが、こちらのwebも参考にしてください。ほぼ本に書いてある内容と同じです。

Posted by ten at 22:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加