2006年6月28日

●人生計画の立て方 本多静六(著)

人生計画の立て方
人生計画の立て方

 この本は、本多静六氏の3部作の中の1冊です。タイトルは人生計画の立て方。まず、人生計画について、本多氏は、以下のように述べています。

 「計画何々」なんて、近頃ははやらないよ、と言われるかもしれない。
 計画という言葉は、ともすると自由と相反するもののように聞こかれがちである。(略)人生計画は、決して人生の自由を束縛するものではなく、かえってその拡大充実をはかる自由の使徒だといっても誇張ではない。計画なくして、自由なしとも断ずべきである。

 ここでは、計画を立てることによって、窮屈になるのではなく、逆に自由度が増すと述べられているのです。

 では、氏の人生計画とはどういうものだったのでしょうか。実は、最初は70歳までの人生計画しかありませんでした。しかし幸いにして、85歳の生涯を送った本多氏は、途中で人生計画を立て直すことになります。ここでは、120歳を目標とし、その歳までどのように生きていくべきかが記されています。

 20歳までは働く為の準備とし勉学に励むこと。
 20歳から45年間は身のため国のために働くこと。
 66歳から20年は世のため人のために働くこと。
 そして86歳以降は改めて勉学や簡素な生活を楽しみつつ後進の相談に乗るというものです。

 また、この計画実現に望ましい生活態度として、9つの処世が示されています。
時間厳守。
功は人に譲り、責は自ら負うこと。
常に収入の4分の一を蓄えること。
受けた恩は必ず返すこと。
個人間に金銭貸借を行わぬこと。
などなど、分かっていてもなかなかできないその生活態度が本多氏の答えなのです。

この本を自分のバイブルとし、これからの人生計画を立てていきたいと思います。

 

 

と、締めれば良いのでしょうが、残念ながら今の私には無理です。なぜ、このような生活を選ぶべきかの判断基準が今の私にはありません。もう1度この本を読むか、私の財産告白を再読する必要があるのかもしれません。まだまだこの本のレベルには達していないようです。。。。

 ただ、私が大きく心に残ったのは氏が、「職業の道楽化」と呼ぶ考え方です。 ぜひとも、自分の仕事を道楽と考えられる局面を迎えたいものです。

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2006年6月26日

●ストレスフリーの仕事術 デビッドアレン(著), 田口元(監訳)

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

 こちらは、GTDで有名なデビッド・アレンの原作を、これまた日本では百式サイトで有名な田口元さんが翻訳した本です。

 GTDをご存じない方は、以前ご紹介したこちらのエントリーをご参照ください。

 この本を読む前にはまずGTDを理解する必要がありますが、ご存じない方も心配ありません。監訳の田口さんが、本の一番最初に解説していますので、まずはそちらを読んでから、本文へ進めばOKです。

 この本は52のエッセイからなっていますが、基本的にはGTDをベースとしています。そして、ありがちな日々の仕事や人生の課題をGTDでどう解決するかが解説されています。

 そして、田口さんのあとがきや、本文にも書いてある事ですが、GTDはあくまで「型」であり、型を会得した後は各自が好きなようにアレンジしていけばよいのです。

 それぞれが、独立したエッセイなので、最初から最後のページまでを簡単に読み進むことはできません。また、たとえが多いため、しっかり読まないと、大事な教えに気づかない可能性もあります。 それが、単に同じことを言い換えているような部分もたまにあったりして、それこそ、著者のデビッド・アレンが日々思っていること、コンサルの言葉をそのまま本に書いたという感じもします。(元々は、ウェブサイトに掲載した文章だそうです)エッセイはそれぞれ3~4ページくらいなのですが、短い分、1つ1つが著者の含蓄のある教えだと感じられます。

 いくつか、メモした個所を引用します

時々刻々と変化する現実に即して考えるための想像力を効果的に引き出し、利用しやすくするためには、まずは心のメモリの空き容量を増やしてやらなくてはならないのだ。
何かをうまくやることができる人はつねに整理をしている。考えてみよう。絵描きはつねに筆と絵の具をきれいに整理している。キャンバスに向かってから「さあ、絵の具を整えるぞ」などとは考えてはいない。
(略)
創造性を発揮できる人は「整理をする」。そしてそのための整理は意識せずに、自然になされていなければならない。
あなたは自分にとってうまくいく、仕事の「型」をもっているだろうか。そしてその「型」を意識しなくていいぐらいのレベルで習得できているだろうか。
GTDの手法である、収集・処理・整理・実行をしている時に気分が良くなる理由は、なにもそれによって仕事が減るからではない。その作業をすることで、自分が人生の運転席に座ることができるからなのだ。

 私がお勧めする読み方は「飛ばしてもいいから、何度も読んで好きなところを取り入れる」です。何度読んでも新しい発見がある本です。私はかれこれ1週間持ち歩いています。

 

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2006年6月24日

●禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる 。。。か?

 最近誰にも宣言せずに、タバコを止めています。

 最後のタバコを吸ってから、かれこれ10日間くらいになります。でも、禁煙したとは思ってません。とりあえず、ストップしてみようかなと。いまのところ、特に大きな禁断症状もなく、毎日過ごしてます。

 ただ、タバコをやめるとお金が浮くというのは、私には逆です。念のため、毎日ガムやフリスクを売店で買うようになって、逆にタバコ代より高くなってます。(ガムやフリスク無くても過ごせるような気もするのですが)

  タバコはかれこれ20年以上吸ってました。しかも、今まで一度も禁煙しようと思ったことはありません。今回が初めてです。 そんなこともあって、いまのところ、私がタバコを吸わないことに気づいたのは、同じ会社のある1人だけです。実は家族も気づいてません。(毎日、自宅で10本くらいは吸ってたのに)

 そもそも、止めてみようと思ったのは、外出した時などにタバコを吸う場所を見つけるのに疲れたからです。最近のドトール(コーヒーショップ)とかは、殆ど喫煙者ばかりですよね? なんだかそんな真剣に灰皿を探す自分が惨めに思えて、とりあえずストップしてみました。

 ストップした翌日読んだのがこの本。「本を読み終わるまで、タバコはやめるな」と書いてあったので、また吸って、本を読んで、また止めました(笑)

禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられるムックセレクト
禁煙セラピー―読むだけで絶対やめられる

 それから、いままで約10日間、いまのところ禁断症状も出ず、といったところです。

 変わったところと言えば、寝つきが良くなったかも、という感じです。(同時期にコーヒーも夕方以降飲まなくなったので、それも原因としてあるかもしれません)

 とりあえず、家族にバレると変なプレッシャーをかけられるので、今のところ内緒で進めてます。。。。(笑)

 

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2006年6月23日

●「脳力」をのばす!快適睡眠術 吉田たかよし(著)

「脳力」をのばす!快適睡眠術PHP新書
「脳力」をのばす!快適睡眠術PHP新書

 この本は、元NHKアナウンサー、衆議院議員秘書、医師にして、現在は月曜日から金曜日までの朝6時30分から2時間のラジオ番組をもつ吉田たかよしさんによる、快適に睡眠をとる術を書いた本です。

 ご存じの方も多いと思いますが、著者である吉田さんは土井英司さんに言わせると「資格オタク」。灘高校、東京大学大学院卒業、2年連続国家公務員試験合格、NHKアナウンサー、衆議院議員秘書、そしてラジオパーソナリティーと、1つだけでも十分に自慢のネタになるほどすごい経歴の持ち主です。

 その吉田さんが医師の視点、学習者の視点で睡眠について書いた本がこの「快適睡眠術」です。

 この本ではそれほど突拍子もないことは書いてありません。非常にオーソドックというか、テレビや、雑誌、本で見て聞いた内容ではあります。とはいえ、私もうろ覚えだったり、間違って理解していたりで一度きちんと睡眠について整理して学ばないとと思っていました。

たとえば、こんな例が載っています

・朝食の取り方
・土日の寝だめを避ける方法
・ぐっすり寝る方法
・寝つきを良くする方法
・カフェインの効果は何時間?
・自分はショートスリーパーか、ロングスリーパーかを知る方法

などなど

 私がこの本の中から現在実施しているのは、今のところこれだけです。

・寝る6時間前からカフェインは取らない
・睡眠日記を付ける(睡眠時間と、その日の体調を記録する)

 それでも、夕方からカフェインを取らなくなったことによって、若干寝る時間は早まったように思います。

 現在の平均睡眠時間は3.5~4.5時間くらいです。

 最近寝起きは良いのですが、たまに昼の会議などでフッと寝てしまうことがあって(たぶん1分くらいだと思うのですが)、これを何とかしないとなぁと思ってます。寝不足なのかもしれませんが、それ以外は特に眠くなることもないので。。。。。。


 勉強と睡眠の関係については、同じく吉田たかよしさんの「仕事脳」もお勧めです。

 

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2006年6月22日

●そのまま使える起業の武器! 西村 和弘(著)

そのまま使える起業の武器!
そのまま使える起業の武器!

 この本は、これから起業する方、特に20代の若い方、会社を作るのに何が必要なのかの知識が少ない方にとっては非常に有用な本です。(私も同じ1人です。20代じゃないけど(笑))

 逆を言えば、難しいことはあまり書いていません。たとえば、資金計画表や、損益計算書は、たった2ページです。この本が他の起業本と違うのは、著書である西村さんの経験に基づいた事例が具体的に載っている点です。

 西村さんは、漢字をテーマにしたTシャツブランド「Anything」を脱サラで始められました。

 西村さん自体多くの方を読まれたのか、それともご経験あるいは他の経営者の方からのアドバイスなのか分かりませんが、有名な本に載っている定石も良く押さえられています。たとえば、自社の特徴をよりはっきりさせること、家族や知り合いからではなくお客様からのアドバイスをよく聞くこと、何らかでNo,1になることなどなど、ランチェスター経営もしっかりと。

 ちなみに、西村さんも、トム・ピーターズのブランド人になれ!をたまに読み返すそうです。鮒谷さんと同じですね。

 この本で気づかされたのは、会社の失敗とは自社の事業だけではなく、起業時の魑魅魍魎の中で足を救われることもあるということ。

 たとえば、大手企業との取引で振り回され大きな損失を出したり、異業種交流会参加してみたらセールスマンやネットワークビジネスの勧誘だったとか。

 他にも資金を狙った勧誘につかまったり、前の会社や知人から紹介された仕事を受けることになり、結局なんのために会社を辞めたのかわからなかったり、と確かにそういった障害もできるだけ事前に排除しておくことが必要でしょう。そんな等身大の目線で起業について優しく書かれています。

 すでに会社をお持ちの方、あるいは、十分勉強した方にとっては、簡単な内容かもしれませんが、もっと現実的な話も知りたい方にはお勧めの本です。

目次
第1章 「3年間1人で続ける」これが起業の“武器”となる!
第2章 これが実践で役立つ“起業の武器”だ!
第3章 起業のネタの見つけ方 成功キーワード編
第4章 自己資金だけは十分に用意しよう!
第5章 起業に面白いほど役立つインターネット活用術・仕事術
第6章 お金も名声もすべて自分に返ってくる!だから起業は面白い
第7章 起業に役立つビジネスセンスを磨く用語集
第8章 会社はこんなに簡単に作れる!

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2006年6月21日

●「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本 中山マコト(著)

「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本
「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本

 この本は、最初の数ページで衝撃を受けた、久しぶりの本です。(衝撃を受けた理由は文末に)

 本を読む前に裏表紙の著名な方の推薦文を見たのですが、正直言ってかなり持ち上げ過ぎているように見えて、本当っぽさが弱い気がしました。

 しかし、実際に本を読んでみると推薦文の一言はその通り! 嘘じゃなかった。

 推薦者の木戸さんが言われる「二度とキャッチコピー本は買う必要ないですね。」すらも納得です。

 この本は、キャッチコピーを考える立場にある人だけではなく、自分ブランドを作るすべてのビジネスマンにお勧めします。自分をどう磨くかも必要ですが 、どうブランド化するか、アピールするかも重要な事です。

 この本を読めば、人々の何気ない一言をネタに、どんなキャッチコピーが口コミを広げるのか、そして、どう自分をブランド化するのかも分かります。自分で考えるより、周りの人の言葉を使ってコピーを作るということは、それ自体がコアエッセンスであり、レッテルであり、ブランドであるということです。つまり、まわりの人が抱くイメージとコピー(自分の主張)を一致させることで、より強力なブランドになるのではと思います。

 うまいキャッチコピーを使うことは、より口コミをしやすくなりますし、口コミを誘発させる手助けをする方法なのだと、この本を読んで感じました。

P.S.
 衝撃を受けたのは、この本に書かれた10の法則です。(以下の目次にもその10の法則が書いてあります) すべて共感し、「自分にもできるかも?」と思わせてくれます。

 もし、書店で手に取ることがあれば、是非最初の25ページだけでも見てみてください。おそらく、その場で納得し、レジへと向かっているはずです。

目次
第1章 バカ売れキャッチコピーがみるみる書ける方法、教えます!
第2章 いい材料を30秒で集める方法、教えます!
第3章 バカ売れするキャッチコピーの書き方 10の法則
 ①いじらずに、訊き出したコトバをそのままコピーにする!
 ②「?」をつけてみる
  ③組み合わせてみる!  
 ④縮める!            
 ⑤言い切ってしまう!         
 ⑥独り言にする!          
 ⑦見てきたように書く!        
 ⑧ザックリまとめて言い換える!    
 ⑨いつも使うコトバで「シャレ」をつくる!
 ⑩買った後のストーリーを書く!    
第4章 実際に、キャッチコピーをつくるところをお見せします!
付録 文字の大きさ、飾り方、工夫してますか?
巻末付録 キャッチコピーの材料を集める魔法のシート

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2006年6月20日

●日本一やさしいネットの稼ぎ方 平賀正彦(著)

日本一やさしいネットの稼ぎ方―ネットで稼ぎ続ける人は何が違うのか
日本一やさしいネットの稼ぎ方―ネットで稼ぎ続ける人は何が違うのか

 正直に告白します(笑)。

 この本は、インターネットで稼ぐための技術的なテクニックというよりも、著者である平賀氏が、今では有名となった菅野氏、榮島氏をどのように育ててきたか、その一部始終に注目すべきであると思います。

 はっきり言って、技術的には今でも利用可能なテクニックはほとんどありませんし、そのような注意書きが所々に書かれています。たとえば「現在は○○が理由で、○○できない場合があります」あるいは「○○年上旬の時点では○○が○○していたため○○でもOKでした。」といった但し書きが多いことからもお分かりいただけるでしょう。

 それでもこの本がすごいのは、ほとんど素人のクライアント2人が先生の平賀さんといっしょになって、ともに成長し、現在は成功を収められているということです。このお2人の特長は何事も前向きであること、そして、言われたことを素直に実行することです。ここでは、売れそうなコンテンツや技術があれば、あとは前のめりになって倒れそうになってでも前に進むことで未来は開けることを教えてくれます。

 それこそ、最初の頃はお二人は本当に素人で(あるいは今の人からすればそれ以下かもしれません)逆にいえばそれくらいの人であっても、このインターネットの世界はまだまだ挑戦できる土壌があると思わせてくれます。

 これは、単に生徒(クライアント)の立場としてではなく、先生(コンサルタント)としても同様です。たとえばこんなくだりがあります。アドワーズの広告が、ストップした事例について広告が配信されない原因をアカウントやIPアドレスを疑ったうえで、最終的に、パソコン自体を認識している。というくだりがあります。以下引用します。

 その手のことに詳しい友人に聞いたところ、IPアドレスはリセットすれば変わるので、、あまり関係ないだろう、とのこと。そうなるとやっぱりドメインがブラックになっているのだろうか。

 あらゆる実験を繰り返した結果、パソコンを変えると広告が掲載されることが判明した。つまり、まったく別の人が、私のサイトを推薦のような形で、広告掲載すると問題がないのである。いずれは、これも何らかの方法で規制されると思うが。

 どういう仕組みになっているのか分からないが、、アカウントを開設する場合、パソコン自体を認識しているみたいだ。もちろん、いくつかのチェック項目があって、その中の1つにパソコンがあるのだろうと思う。

 これは、クライアントのお二人ではなくコンサルタントである著者の平賀氏の文章です。普通、「クッキーでは?」と真っ先に思い浮かべても良い内容ですが、この本はわざと難しい仕組みは言わないようにしているのか、それとも本当にご存じなかったのか。そこは謎のままですが、少なくともネットで稼ぐためには、インターネットに精通している必要はないと言うことだけで、技術的なハードルの高さに(勝手に)委縮している人の背中を強く押してくれます。

 これからネットの社会で稼いでいこうとする方には、成功の軌跡としてご覧になってはいかがでしょうか?

目次
1 ゼロからのスタートは1本の電話から始まった
2 お金をほとんど使わずに月収40~80万円稼ぐ
3 マーケティングを仕掛けて月収100~150万円稼ぐ
4 必ずくる落とし穴を克服して月収100万円を確保する
5 最終ステージで月収500~1000万円稼ぐ
6 最低10年は月収500~1000万円稼ぐ
7 もしもあなたがゼロからスタートするのなら…

 

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2006年6月10日

●ダメな自分を救う本 石井 裕之 (著)

ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック
ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック

 2か月前に購入した本ですが、先週ふと目に入って読みました。ダメな自分とは全然思っていないのですけど(笑)、苦手なところは数々ある私には使えるテクニックや考え方が満載です。Amazonでも好評価な理由もわかります。私も今まで読んだ3冊の石井さんの本の中で一番好きな本ですね。

 この本の骨子は表紙にもあるように、自分へのアファメーション(自己暗示)テクニックです。テレビで見る催眠術のように、「あなたはつよくな~る。つよくな~る」といった言葉ではなく、考え方です。

 特に私が気に入ったのは、真ん中の緑のページに書かれている「自己コントロール篇」です。
たとえば、対人関係において自分をリラックスさせたい場合、向かい合う相手に対し想像で自分の手をのばし、相手の両肩においてみたり、ついカッとなってしまったときには、第3者の視点から自分と相手をみてみたり、苦手な人と接するときには相手に「ハゲづら」をかぶせてみたりと、即効性のありそうな技がいくつも載っています。まさに、本の帯に書いてあるとおり、「まずは"緑のページ"を開いてみてください!」と自信をもって書いてあるだけあります。

 もちろん、ためになるのはそれだけではありません。この本に書いてある事は他の自己啓発書の内容とかぶる部分もありますが、より具体的に、そして石井さん特有の優しい文章で書かれているため、素直に意見を受け入れることができます。

 最後のワークは、自分の前に立ちふさがるハードルを越えるためのアファメーション(これは、TVで良く見る催眠術に似ているかも)ですが、著者の石井 裕之さんが吹き込まれた音声が出版社のサイトからダウンロードできます。サイトには期限は書いてありませんが、本には 6/15 までと書いてありますので、もし気になる方はお早めに購入されたらいかがでしょう?(パスワードは本の裏にあるバーコード番号です)
大きなハードルが自分の前に立ちふさがったときには何度も聞いてみたい自己暗示の音声です。

P.S.
 しばらく、出張などでまた更新が滞っておりました。とりあえず、今週末まではこんな状況が続くと思います。

目次
●第1章 ダメな自分からスタートしよう  
・キミは真珠だ  
・潜在意識は倍倍ゲームで成長する  
●第2章 なりたい自分が入るポケットを作る!
・ダイエットしてもすぐにリバウンドしてしまう本当の理由 
・本気で成功するための潜在意識活用テクニック   
●第3章 なりたい自分にふさわしい行動をとろう  
・催眠術のカラクリ  
・潜在意識を萎縮させてしまう最大の原因  
●第4章 スグに効果が出る!ダメな自分を救う21のテクニック   
・モチベーションが湧かない   
・嫌な思い出が浮かんできて消えない      
・恋愛運が悪い      
・対人関係で緊張してしまう   
・相手の警戒心を解きたい  
・相手の好きな異性のタイプを探りたい          
・どうしても苦手な人と接するとき       
●第5章 好きな自分になるための処方箋   
・他人の期待に応えるな! 
・自分を愛せない人は、他の誰をも愛せない  
●第6章 人間関係をスムーズにするテクニック 
・初対面の相手を味方にするテクニック 
・親しい人との関係がこじれたときの処方箋   
●第7章 キミはデカいか? 恐怖心を克服せよ!    
・一〇〇人の前でも緊張しないで話せるようになるテクニック 
・人生の悩みにつぶされないために 

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [1] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加