2006年7月15日

●あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール 堀内伸浩(著)

あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール
あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール

 先日のamazonキャンペーンの時にもご紹介した堀内さんの本。 アマゾンでの最高順位は12位だったそうですが、かなりの健闘ぶりだったのではないでしょうか?

 当時は先に入手していたものの、ちゃんと読んでいなかったので、あらためて最初から読みました。

 この本で解説されている文章のルールは、基本から応用まで網羅されています。それこそ、句読点のうち方から始まり、相手の誉め方まで、押さえておくべき101のルールです。

 特に、私自身が気をつけなければと思った個所を以下にピックアップします。(これは個人的な覚書です)

23.修飾語は修飾される言葉の近くに置こう
38.なるべく肯定文で書こう
44.表記を統一しよう
51.慣用句は正しく使おう
55.「引用」してみよう
58.「頭痛が痛い」のような重言は避けよう

 先日の土井英司さんのセミナーでも、「これからは実務家が情報を発信していく時代である。そのためには、言葉や文章力を徹底的に磨く必要がある」とおっしゃっていました。そして、「文章力は才能ではなく、訓練で鍛えられる」とも。

 まさに文章力を上げるための基本知識が書かれているのが、この本です。堀内さんの文章は本当に読みやすいです。その読みやすくするために考慮しなければならない事がこの本の前半に書かれています。最初はチェックしながらなので時間がかかりますが、いつかはスラスラと上手な文章を書けるようになることを信じて、ブログへの書き込みを続けたいと思います。

目次はこちらのリンクから読めますが、追記に引用します。

 

目次
1.文章を難しく考えるのはやめよう
2.何のためにその文章を書かくのかハッキリさせよう
3.書くべきことを5W2Hでピックアップしよう
4.書きたいことを箇条書きでピックアップしよう
5.読む側の立場になって知りたいことを考えてみよう
6.ピックアップした項目の取捨選択をしよう
7.全体の構成を考えよう
8.導入部分のネタをストックしておこう
9.わかりやすい文章の順番を覚えよう
10.目的に合ったまとめの一言を書こう
11.追伸を入れよう
12.とにかく書けるところから書いていこう
13.基本的な文章作法は覚えておこう
14.カッコは正しく使い分けよう
15.常に主語を意識しよう
16.主語と述語の一致を意識しよう
17.同じ語尾が続かないように気をつけよう
18.体言止めや倒置法を使って文章にメリハリをつけよう
19.「の」「も」「に」が続かないように気をつけよう
20.「は」と「が」を正しく使い分けよう
21.接続詞を正しく使いこなそう
22.句読点の打ち方をマスターしよう
23.修飾語は修飾される言葉の近くに置こう
24.「です・ます調」と「だ・である調」の混在は避けよう
25.「あれ」「これ」「それ」を使うときは注意しよう
26.「れる」「られる」を使うときは注意しよう
27.「~たり」を使ったら、次も「~たり」を使おう
28.辞書を使いこなそう
29.ワープロの校正機能を使って文章チェックをしよう
30.文章を書き終えたら、必ず声に出して読み返そう
31.敬語の種類を知ろう
32.尊敬語を正しく使おう
33.謙譲語を正しく使おう
34.丁寧語を正しく使おう
35.二重敬語はなるべく使わないようにしよう
36.尊敬語と謙譲語を混同しないようにしよう
37.誰の行為なのかをよく考えて敬語を使い分けよう
38.なるべく肯定文で書こう
39.二重否定など誤解を招く表現は避けよう
40.専門用語や業界用語を使うときは注意しよう
41.むやみにカタカナ語を使うのはやめよう
42.カタカナにした方が効果的な場合もあることを知ろう
43.難しい漢字はひらがなにしよう
44.表記を統一しよう
45.一文の長さは60文字を目安とし、長い文章は2つに分けよう
46.適度に改行し、小見出しも入れよう
47.小見出しの付け方を覚えておこう
48.箇条書きを使いこなそう
49.「以下」と「未満」は正しく使い分けよう
50.係り受けをきちんと覚えておこう
51.慣用句は正しく使おう
52.文章をわかりやすくする5つの技法をマスターしよう
53.「例示」しよう
54.「比較」してみよう
55.「引用」してみよう
56.「比喩」を使ってみよう
57.「エピソード」を書こう
58.「頭痛が痛い」のような重言は避けよう
59.用件のみの、そっけないメールはやめよう
60.相手の宛名はきちんと書こう
61.自分の名前はきちんと名乗ろう
62.「拝啓」から始まる書き出しはやめよう
63.敬称は必ずつけよう
64.署名は必ず入れよう
65.適度に改行し、行間を空けよう
66.件名はわかりやすくしよう
67.送信者名を工夫しよう
68.相手のメールに返信するときは、相手に合わせよう
69.書き出しを工夫しよう
70.スピーディーに対応しよう
71.相手の質問にはすべてきちんと答えよう
72.文字化けに注意しよう
73.自分のメールスタイルを確立しよう
74.自分のキャラクターに合った文体を選ぼう
75.「笑い」を入れてみよう
76.メールの全体構成を決めておこう
77.メールをデザインしよう
78.感情的な文章はやめよう
79.マイナス言葉をプラス言葉に言い換えよう
80.相手のミスをやんわりと指摘したいときはこう書こう
81.名を捨ててでも実を取りたいときはこう書こう
82.感想を求められたときはこう書こう
83.希望の感想がほしいときはこう書こう
84.初めての人に仕事の依頼をするときはこう書こう
85.断られにくいお願い文はこう書こう
86.お願いした仕事が完成したときのお礼文はこう書こう
87.相手のモチベーションを上げたいときはこう書こう
88.やる気を引き出したいときはこう書こう
89.叱るときはここに注意しよう
90.実際に叱るときはこう書こう
91.断るときはここに注意しよう
92.上司の依頼を断りたいときはこう書こう
93.取引先からの要求を断るときはこう書こう
94.仕事の依頼を受けたいが、条件が合わないときはこう書こう
95.謝罪文はこう書こう
96.お願いしてある仕事の催促をしたいときはこう書こう
97.再三の催促にもかかわらず返事がないときはこう書こう
98.少し納期を延ばしてほしいときはこう書こう
99.印象に残る御礼メールはこう書こう
100.誉め方の5つのポイントを押さえておこう
101.誰かを誉めるときはこう書こう
 
 

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2006年7月13日

●「手帳ブログ」のススメ 大橋悦夫(著)

「手帳ブログ」のススメ
「手帳ブログ」のススメ

 シゴタノ!というLifeHack系ブログで有名な、大橋悦夫さんによる本。

 内容は簡単に言えば、「ブログというツールを使って、日々の生活を向上させましょう!」という感じでしょうか?

 「手帳ブログ」というのは、著者によると以下のように定義づけられています

「手帳ブログ」という名前の由来は、文字通りブログを手帳のように活用したい、という思いから来ています。

私は

ブログを手帳のように毎日書き続け、定期的に自分を振り返り、得意分野を見つけ、自分自身の成長と共に、その情報を読者と共有しましょう

というのが、この本の骨子だと理解しました。

 まずは、4行日記から始めてみる。その一歩から世界は大きく開けるでしょう。たとえ、人気のないブログになったとしても、その4行日記は必ず自分へのフィードバックとなるはずです。まさに、自分のためのブログです。

 この本の最後には、ブログを長く続けるためのコツが具体的に、わかりやすく書かれています。すでにブログを始めている人でも日々の更新がままならない人にも(私だ(笑))参考になります。

目次
1日目―ブログをはじめるには何が必要?~1週間―とにかく毎日書き続ける!
~2週間―書きっぱなしではもったいない!
~1ヶ月―スタート!マイブログ
~3ヶ月―視点を変え、可能性を掘り出す
~半年後―長く楽しく続けるには?

 

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2006年7月12日

●今日購入した本(7/12)

本日は会社から帰宅後、無性に本が欲しくなり、10時の閉店間際の書店で3冊、自宅へ戻ってからも、amazon, Rakuten,  BK1 の中で一番早く到着する会社を選びながら10冊ほど注文しました。

で、注文した本の一部がこちらです。

一倉定の経営心得
一倉定の経営心得

愛は脳を活性化する
愛は脳を活性化する

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか

デキる人の法則
デキる人の法則

何かお感じになりましたでしょうか?

実は、これらは鮒谷さんの仕事は、かけ算。の中で紹介されている本の全部です。

もともと、紹介されている本はそれほど多くないのですが、その中で私もすでに読んだ本が2冊ありました。

今回は、鮒谷さんがご紹介されているこれらの本を全て自分のフィルタを通さずに買ってみました。どういう本なのか、今から楽しみにしています。

最近、時間が無くて全然本が読めてないのですが、最近、本を購入するペースを落としていたこともあり、その反動が出ているのかもしれません。

良く数えてみると、未読の本が70冊くらいあるのですが、すでに読むことを放棄している本もあるような気がします。

先日、本の保管先を新しく作って、満杯だった書棚の本を30冊ほど移動しました。そのおかげで、書棚にはちょっとすき間ができたのでそこを埋めたい衝動に駆られているのかもしれません。

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2006年7月11日

●ある広告人の告白[新版] デイヴィッド・オグルヴィ(著)

ある広告人の告白[新版]
ある広告人の告白[新版]

 先日、土井英司さんのスパルタ読書塾で大絶賛だった本。

 表紙には「広告人のための教科書」とありますが、広告人でなくても読んでOKです。そうじゃないと、一般サラリーマンはフォレスト出版の本は読んではいけないことになります(意味不明)

 確かに、1度読むと、広告人に向けた本だと感じます。2回目は、経営者に対して書かれた本だと感じます。そして、3回目には、まさに自分に対して書かれた本のように感じます。

 読む立場を変えることによって、気づく点が異なってくる不思議な本です。

 この本には刺激的な言葉がたくさん書かれています。

「ピーナツしか撒かないようなところへ寄って来るのは、せいぜいサルくらいのものだ」
「犬を飼っているのに自分で吠える奴がいるか?」
「自分より能力のある人間を雇うべし」
「バントをするな。場外ホームランを狙え。不滅の会社を築き上げることを目標にせよ」

など、基本的に、書いてある事は誰もが「その通り!」と思うことです。にも関わらず「自分にはできないよね。」とか「取引先が悪いんだよね」って言いそうな教訓がちりばめられています。

 どんな視点で読んだとしても、最終的には「こんなかっこいいこと言ってみたいな」と思うことでしょう。経営者として、仕事や顧客に真正面で接している姿は見習いたいものです。

P.S.
smoothさん記事の方が詳しくご紹介されていてお勧めです。

目次

序文
本書の裏話新版のためのまえがき
まえがき
1 広告会社の経営手法
2 クライアント獲得の秘訣
3 クライアントとの関係を持続させるには
4 クライアントに贈る「15のルール」
5 成功する「広告キャンペーン」とは?
6 「強烈なコピー」作成法
7 人を惹きつけるイラストレート法
8 視聴者の心を動かすTV・CMの条件
9 「食品」「観光地」「医薬品」キャンペーンのポイント
10 一流の広告人への道案内
11 広告への批判に対する私の回答

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 6日

●最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと マーカスバッキンガム(著)

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

 たったひとつのことってなんだろう?と思ってずいぶん前に購入した本。 未読本が約40~50冊ある中で、やっと読む番が回ってきました。

 はじめに結論から言ってしまうと

・すぐれたリーダーは、「よりよい未来に向けて人々を一致団結させること」ができる。
・すぐれたマネージャーは「個人の特色を発見し、活用すること」ができる。

 まさに、正反対とも言うべき特性の違いが明確に示されています。マネージャは1対1で部下と向き合いますが、リーダーはメンバーを引っ張っていきます。

 このように、「たったひとつの」普遍的な法則を、本書は膨大なデータを元により具体的にわかりやすく解説しています。

 そして、「たったひとつのこと」を見極めるための3つの判断基準として書かれているのがこちらです。

  1. さまざまな状況に幅広く応用できなければならない。
  2. 乗数のような働きをしなければならない
  3. 行動の指針にならなければならない

 この3つの条件がそろってこそ、その「たったひとつのこと」は幅広く応用でき、効果が高いと言えるのだそうです。

 久しぶりに、とてもためになる自己啓発本を読みました。本書から「たったひとつのこと」を探し出すのも面白いですが、その「たったひとつのこと」を実行するための心構えや方法を探す方が、もっと参考になると思います。何度も繰り返し読みたくなる良い本です。

目次
第1章 「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと
第I部 組織の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと
 第2章 マネジャーとリーダー――どうちがうのか?
 第3章 すぐれたマネジャーはチェスをする
 第4章 すぐれたリーダーは未来を描く
第II部 個人の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと
 第5章 何をするかではなく、何をしないか
 第6章 3つの主張
 第7章 これで成功は継続しない
 エピローグ アンバランスであることをめざして
謝辞
訳者あとがき

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 5日

●会社の寿命10年時代の生き方 道幸武久(著)

会社の寿命10年時代の生き方
会社の寿命10年時代の生き方

 道幸武久さんの2冊目の本。今日書店で見かけて、パラパラとめくっただけですが、まさに私自身が感じていること、知りたいことがストレートに目に入ってきて、そのままレジへと進んでいました。

 読んで感じたのは、経営コンサルタントとしての道幸さんの鋭い視点が随所にあらわれているということです。
・会社の寿命は10年と考えて、そのための準備を今から始めなさい
・40代から50代の高所得者がリストラの対象となる
・今後の所得は山を描くカーブになる

今後の人生の設計図を描くために
・1000万円の貯め方を本気でシミュレーションすることで、人生を自分で設計できるようになる
・「お金」「能力」「人脈」の資産を棚卸しする
・大学を出てからの「履歴書」を休日に書きあげる
など、とてもためになりそうなワークも載っています。

 ただ、最後まで読んでみて感じたのは、私の浅い本の読み方では最初に感じたワクワク感や大いなる疑問を解消してくれる解を見つけることはできませんでした。本音を言えば、もう少し突っ込んで欲しかった。

 以下は、自分の年収が下がる前に、そして「負け組」になる前に、事前に手をつけておくべき仕事として挙げられていた方法でしたが、これも私には、しっくり来ませんでした。
1)インターネットオークション
2)情報起業
3)MLM
4)株式投資
5)不動産投資

 著者の未来予測は決して間違っていないと思いますし、鋭い視点は「その通り!」と膝を打つものではありますが、その解決策は自分で考えるべきなのでしょう。

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [6] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年7月 3日

●非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣 神田昌典(著)

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣

 何をいまさらと思われるほど古典的な名著。最近、また再読しています。 何度読んでも刺激があって、やる気が出る本です。

そういえば、

図解 成功ノート―非常識に儲ける人々が実践する
図解 成功ノート―非常識に儲ける人々が実践する

こちらも、薄いムック本にもかかわらず、かなり刺激を受けた本なのですが、最近文庫化されたそうで、これで簡単に持ち歩けます。

 「非常識に儲ける人々」が実践する図解 成功ノート 知的生きかた文庫

今ではかなり言い尽くされた感もありますが、現在でもそのエッセンスや考え方は十分使える内容です。 

 

Posted by ten at 23:59 | Comments [0] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
2006年6月29日

●ひらめき脳 茂木健一郎(著)

ひらめき脳
ひらめき脳

 最近テレビのコマーシャルで、アハ!体験なるゲームが、紹介されていて、今はやりの「大人のDSトレーニング」のパクリかと思ってました。

 実際この本を読んで、実はそうではないということに初めて気がつきました。

 アハ! 体験とは、簡単に言うと、脳のひらめきのことです。そのひらめきを脳に体験させることで、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が放出されます。そして、この一連の作用は脳にとってはとても重要なもので、「脳内の快楽の泉を刺激することでもある」と著者である茂木博士は述べています。

 では、このこのひらめきは、どのようなときに、起こりやすくなるのでしょうか。それは、リラックスできている環境、座っているときよりも歩いているとき、またスランプであるときに、ひらめきは生まれやすいそうです。それこそ、「アイデアの作り方」や「アイデアのヒント」で言われている、"ユーレカ!"状態のことを言うのでしょう。

 また、これはまさに、脳にとっての報酬であるドーパミンを放出している状況で、おそらく上のゲームは、そのアハ!体験をすることによって、脳にとっての栄養を与えるゲームではないかと想像しています。

 次に、ど忘れの状態に関しても、この本では詳しく脳の状態が解説されています。少なくともど忘れというのは、コンピュータやロボットには決して起こりません。 何かを思い出せないという感覚は、脳にとっても非常に良い状態であると言えるのです。

 最後に、ひらめきとは、若干話がずれますが、安全基地について、ここで引用しておきます。

 そうした探索を子供が自由に行うことができるようにするためには、1つの条件が必要です。その条件が「安全基地」なのです。

 「安全基地」とは、両親などの保護者が子供に対して与える安心感のようなものです。たとえば、子どもは、困ったときに、「どうしたらいいの」とでも言いたそうに、親の顔を見たりしますが、そのようなときに知らん顔をしないで、ちゃんと見かえしてあげる。あるいは、危ないことをしそうになったら注意する、トラブルになったら助けてあげるなど、子供が安心して探索できるような心理的インフラをつくってあげることが大切なのです。

 また、この安全基地がひらめきを生むとも書かれています。創造性は「体験x意欲」で決まる、その体験を自由にさせてあげるための安全基地を親として子供に与えてあげたいと思います。(安全基地と、過保護は紙一重なのですが。。。)

■参考資料

川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング

脳に快感 アハ体験!
脳に快感 アハ体験!

Posted by ten at 23:59 | Comments [2] | Trackbacks [0] このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加